チャンカーはマリオン


 ●●●  ライブ@くう
ライブ@くう
春めいてきたと思いきや、夜中に一時的な吹雪。雪の好きな僕には好景色ではあるが、この時期の雪は悪あがきな感じが否めない。一説には地球は氷河期に入ったとのうわさもあるが、2012年に入ったからには何があっても不思議は無いと思っている。
さて、今夜はギター・池田伊陽 テナーサックス・田中雄大 ベース・大久保太郎での初取り合わせのライブ。鬼の選曲と言われるほどの難曲ばかりのライブだったが、無難にこなす演奏は、マリオンもそうだったが僕の趣では無いので、一か八か的な内容にはなるが刺激的で好みなのだ。 おかげでメンバーには苦労を強いるのであった ><
しかし重ねた齢が瞬発力を鈍らせてきた感もあり、そろそろ刺激的演奏は減らす方がいいのかも・・・

この日は今まで行ってきたライブの中でも唯一と思える、来客女性率100%!!!
とは言え5人の来客だったのだが、100%には違いない。
MCコメントはすべるのを恐れ少なめのMCにした。

2日ほど前から、坐骨神経痛が再発。脚までしびれる酷い症状ではあるが、演奏中はそれを忘れてしまう。演奏後に思い出したように痛みが酷くなったりするのだった。
2012/03/27 (Tue) 23:59

 ●●●  81回目の月命日
81回目の月命日
今年は全国的に春が遅いようだが、先日行った長崎では早咲きの桜が咲いていて良い香りを放っていた。
長崎に比べると未だ雪が覆う札幌は見た目冬景色だが、日差しは確実に春めいてきている。
今回の帰省で母が僕に見せてくれた数枚のハガキ。 生前まだ元気だった頃のマリオンから母に宛てたハガキだった。 実のところ僕はそんなハガキを出していたのを知らなかった。  この気遣いが僕には意外に思えたと同時に、マリオンの深淵まで至らなかった自分が恥ずかしかった。

人と出会い、人を知り、交流を持つ。そこにはよく「妥協」が必要と言われるが、「妥協」ではなく「協調」だということをマリオンは実感させてくれた。
その「協調」にはお互いの自我が主ではなく、お互いの間に共同意識が生まれるとでも表現したらいいのか、今まで気づかなかった意識空間を知ることができた。 それがあったからこそ、現在の彼女との同居も可能になったと思える。 多くの大切なことをマリオン・毬音は僕に植え付けてくれた。

今夜のオムライスはどんなオムライスにしようか・・・
2012/03/16 (Fri) 11:24

 ●●●  ここ数日のライブ
ここ数日のライブ
帰省で立ち寄った3月10日長崎での岩田けいこ氏、岩田雅弘氏、遊人氏とのライブは、前回のライブにも来てくれたお客さんも含め結構な人数が聴きに来てくれたのは嬉しかった。しっかりと「想」のアルバム2枚販売!! 同居人の奥山文子氏も2曲参加。ライブ終了後のセッションタイムも盛り上がり、大変楽しい時間を過ごさせて頂いた。ベースの遊人氏は初めてお会いしたが、この春大学を卒業して就職という若さでありながら人柄もベースも素晴らしかった! 毬音も楽しんでくれただろうか?

3月11日に札幌に戻り、13日のJAMUSICAでのライブは、ギター古舘賢治氏リーダーによるギター小郷正彦氏、ベース北山雅之氏のメンバーでの久々のライブ。僕個人としてはJAMUSICA出演は3年ぶりくらいだろうか、久々の出演だった。 少々帰省での疲れも残りながらの演奏だったが、楽しませて頂いた。 JAMUSICAには以前はデンマークのビール「カールスバーグ」が置いてあったのだが、残念ながら今は置いてないらしい。美味しかったオムライスもなくなっていたが、ピザは美味かった!
以前JAMUSICAで買ったカールスバーグは未だに毬音の祭壇にお供えしてあるのだった。

2012/03/14 (Wed) 8:53

 ●●●  帰省
帰省
父の33回忌法要のため帰省中なり。
2004年の2月、北九州は記録的な大雪になり、主要幹線道路ですら圧雪アイスバーン状態になり、まったく北海道と違わないような状況に、やはり父の法要のため帰省した。それがマリオンには初の九州上陸だった。
その帰省の時、僕が通っていた千葉の中学の同級生が数名北九州に在住していた事もあり、プチ同窓会として集まった。そこにマリオンを同伴した。
プチ同窓会に集まった中に、一人お寺に嫁いだ同級生(Nちゃん)が居て、なんだかんだでプチ同窓会以降、うちの法要等はそこのお寺にお世話になるようになった。
毬音の3回忌など、母がNちゃんのお寺で法要を行なったりしたので、Nちゃんはマリオンが急逝したことは知ってはいた。
今回久々にNちゃんと会話できた。しょっぱな「彼女が出来たらしいね。よかったねぇ!」と声をかけてくれたが、生前のマリオンと会っているNちゃん、刹那的会話から懐かしい話まで展開した。

今日9日は長崎に移動。札幌から同居人がやってきて長崎で合流。好物の皿うどんを本場で味わう。10日は長崎でライブをやって11日に帰札となる。
2012/03/09 (Fri) 3:16

 ●●●  想のCD
想のCD
2月25日は「想」のCDリリース記念ライブ。
「想」のメンバー古舘賢治(g)中島弘恵(p)本間洋佑(b)松橋めぐむ(vo)の全員がそろった1年ぶりくらいのライブだった。お客さんもCDを求めるために来店くださった方がほとんどでありがたい限りである。
このCDはジャケットデザインから盤の焼きから全て手作り。
ジャケット製作には同居の彼女の助けを得て、まるで昭和の内職風景を見るかのような状況の中完成した。CD盤は増産が間に合わず、ライブ当日お店に持ち込んだPCで焼き、メンバー全員で焼きたての盤をジャケットと共にケースに収めるといったホームメイドぶり。
このCDは3月中頃にはアマゾンでお求めいただけるかと・・・

翌16日は生前のマリオンがお気に入りだったお店ジェリコで菅原実(ts)小郷正彦(g)矢木章(b)の初組み合わせのライブ。
小郷氏矢木氏は結構一緒にやる機会もあったが、菅原氏との共演は4年ぶりくらいか。前日の「想」とは演奏曲目の色がガラリと違うので、これまた演奏を楽しませてもらった。
ジェリコでのライブは毬音も楽しんでくれただろう。
2012/02/27 (Mon) 8:38

 ●●●  80回目の月命日
80回目の月命日
札幌から程近い岩見沢では記録を更新するほど連日の大雪でありながら、札幌では晴れ間が多い。
珊内で暮らしていた時実感したのだが、トンネルをひとつ越えると天候はガラリと変化する。 距離ではなく地形で大きく天候が変化するのだ。
先日終わった札幌雪祭りでは、期間の前までとても冷え込んだ日が続いたのだが、期間中暖気が入り、雪像が壊れて怪我人が出てしまった事故が起こった。
皮肉なことに雪祭りが終わると真冬日が続いている。まぁ真冬日が続く事は冬好きな僕にとっては幸いでもある。

毬音が逝って80ヶ月が経った。マリオンと一緒に過ごした時間は4年ほどだったから、すでに毬音を喪ってからの時間の方が多くなったのだが、さすがに悲壮感は薄らいだものの記憶は時間が止まった分薄らぐ事はない。 特に冬は精神科から退院して不安の中だったり、癌の手術からやっと帰宅して残った癌細胞と逃病中だったマリオンが鮮明に思い出される。彼女にとって冬は辛かったのかもしれない。
珊内で暮らしていた間に僕は3枚の自主制作CDを作った。そのアルバムを僻地レコードというインディーズと言えるほどのものではないが、シャレで僻地レコードからのリリースとして発表したが、今月自分がプロデュースしているバンド「想」のCDをリリースする。それを僻地レコードからのリリースにしてみた。今までの僻地レコードものは曲があるわけでも無い、まったくの即興ものだったが、今回はしっかりした曲を演奏してるので、リリースに向けて現在ジャスラックへの認可手続きに奔走中。
ついでにスケジュールのサイトに僻地レコードレーベルの宣伝も作ってみた。 http://67.xmbs.jp/ginghiro-278598-ch.php?guid=on 
毬音もまさかこんなまともなCDを僕が作るとは思っていなかっただろうww

本日のオムライスは、先月に続きデミグラソース味の炒めご飯に玉子。
毬音他今の彼女のご両親の仏前にもお供えさせてもらってみんなでいただいた。
2012/02/16 (Thu) 21:31

 ●●●  Pat Metheny with Larry Grenadier@ニトリホール
Pat Metheny with Larry Grenadier@ニトリホール
パット・メセニーの出演したコンサートやライブは今まで何度見ただろう。 大阪で2回、東京で3回、ニューヨークで2回、札幌では何年か前のゲーリーバートンのユニットで来た時以来の2回目。
残念な事にマリオンと一緒に聴く機会はなかったけれど、今回は同居人の彼女と聴いた。
ギターとベースのデュオということで、大きな盛り上がりも期待していなかったのだが、ことのほか素晴らしいステージだった。
早くも今夜のセットリストを載せたHPを見つけたので拝借してみよう。
1. Improvisation -- Make Peace (Solo) 2. Unrequited 3. James 4. Always and Forever 5. The Good Life 6. Question and Answer --MC-- 7. Find Me in Your Dreams 8. The Sound of Water --Solo, on 42-string Pikasso Guitar 9. The Orchestrion Sequencer Improvisation (in A minor) (encore) And I Love Her (Solo)
9曲目にオーケストレーションが登場した時には驚いた!! まぁ、本来の4分の1程度の規模だと思うが、ショー的にも効果があったかと思う。
帰路に感じた充実感からして、近年見たコンサートではかなりの満足度だった。

毬音はメセニーはそんなに興味なかったのだが、有無を言わせず連れて行ったのだった。
2012/01/30 (Mon) 23:48

 ●●●  ライブ@レージーバード
ライブ@レージーバード
昨夜は奥山文子・ピアノ、大久保太郎・ベースでのトリオライブだった。連日冷え込む中、リーダー奥山さん関係の方々が集まってくれた。  スネアのヘッドを張り替えたばかりだった事で、スネアの音が定まらず苦戦したが、初共演のベース大久保氏の好演は楽しかった。
演奏後、大久保氏が一緒に飲みましょうと誘ってくれたので、0時過ぎまで飲んだ。久々に焼酎なんぞ飲んだので後から酔いが来て、帰宅時はかなりクラクラ状態でそのままソファーで寝てしまう。 あんなに酔ったのはホントに久しぶりだった。とは言え僕は酩酊状態まで酔う事は無いので、記憶・意識・ろれつまで影響する事は無く、あくまで自分の意識できる範囲での酔いなのだが。

マリオンもちょくちょく飲んでは酔っていた。酔っては「よーこは酔う子なの!」と言っていた。(よーこ=マリオン) 当時ははたはた困ったものだと思っていたが、今となっては愛おしい記憶となっている。 でも、人には酔う必要のある場合もある事を実感した。

今日は一時的に凄い降雪になり、出かける予定のない僕は軽い二日酔いの頭でボンヤリと雪景色を観賞した。
2012/01/29 (Sun) 21:11

 ●●●  79回目の月命日
79回目の月命日
最高気温がマイナス4度前後の真冬日が連日続く。しかし予報に反して荒れた天気は多くなく晴れ間が多い。南西に面した僕の仕事&練習部屋は日差しが入ると暖かい。 そんな僕の部屋には毬音と一緒にサイレンと小樽の小倉氏と師匠・古澤良治郎の写真が並んでいる。

年頭にひいた風邪は治まったものの僅かに尾を引きくすぶった感じが抜けない。これも老いのひとつなのだろうか・・・
36歳で亡くなった毬音には老いを感じる事もなく、生前の病も肉体離脱状態で、煩わされる事無く健やかな中、僕を哀れんでいるのかもしれない。

3月に父の法事があるので、帰省することにした。 それに合わせて再び長崎でライブを行う事になった。
今まで帰省は多くても年に1度だったが、思うところあってできる限り帰省しようと思っている。
北海道生まれのマリオンが僕と一緒に福岡入りしたのは、彼女にとって最初で最後の僕の実家への帰省となった2004年1月、福岡でも記録的な大雪で道路は北海道同様に圧雪アイスバーン。あの環境では九州と北海道の違いは実感できなかっただろうと思うと残念だ。
今夜はデミグラスソースを使ったオムライスを作る予定。
2012/01/16 (Mon) 7:49

 ●●●  ライブ@くう
ライブ@くう
昨夜は奥山文子ピアノ、関口健太サックス、秋田祐二ベースでの今年最初のライブだった。
先週頭ごろから軽い風邪症状が始まり、週末には酷い咳と発熱で散々だったところに、深夜 仕事で長い時間椅子に座った状態で急に激しい腰痛に襲われ、一時歩行も困難な状態に・・・
風邪の症状は軽減されたものの、この腰痛から9日のライブはどーなるものやら心配だった。 腰痛からの右脚の動きの緩慢さは避けようがないが、どうにか演奏を勤めた。  出演メンバーのおかげで毬音もビックリするほどのかなりのお客さんに来場いただけた。 情けないことに集客力の無い僕は常に共演者に頼りっぱなしである。

いつもは終演後ビールを飲むのだが、病み上がりの昨夜は飲まずに本日の共演ピアニストであり、現在同居の彼女の運転で早々に帰宅。 帰宅すると猛烈な降雪になった。聴きに来てくれたお客さんたちはこの降雪を免れたか少々気になりながらも、帰宅のタイミングが良かった事に安堵した。

今日の画像は珊内時代から使っている古いパソコンの待ちうけ画像のアラスカのオーロラ。これはマリオンと行く予定だったチェナホットスプリングスリゾートに予約を入れたものの、マリオン緊急入院でアラスカ行きが叶わなくなり、チェナの方が「僭越ですが自分が撮った写真をお見舞いに」と添付して送ってくれた1枚。 まぁあの時もしアラスカに行ったとしたら、僕は入国審査で入国拒否を受けてマリオンは路頭に迷った羽目に合ったことだろうww
2012/01/10 (Tue) 7:37

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