ホテルをチェックアウトして目の前の網走駅へ。イベント列車の少し前に一本列車があったのでそれに乗る。網走から20分ほどで、日本で一番海に近いとか、映画のロケで使われた北浜駅に到着。 かつては北浜近くのユースホステルをちょくちょく利用してたので、わりと馴染みのある駅だが、当時は単なる田舎の駅だった。 しかし今は観光バスが止まり団体客が押し寄せる観光スポットになってるようで、到着時4〜5人しか居なかったのに、あれよあれよと観光バスが次々とやって来て、人の渦に巻き込まれた。
ちょっとした隙を狙い駅を出て、少し歩き浜に出た。砂浜に微かに流氷の残骸が打ち上げられてるが、水平線まで海原で波音が轟き、目的の景色とはかけ離れている。 毬音に申し訳ない気持ちで浜を歩く。 しかし波音を聞いているうちに、オホーツクの波音に聞き入ってしまい、離れられなくなる。これはこれで毬音も納得なのだと共感を感じる。 日差しは春めいたと言っても風が冷たい。今朝の網走の気温はマイナス9度だったから、まだ気温はマイナスだろう。 今、小屋を見つけ風をよけながら波音を聞いている。