チャンカーはマリオン


 ●●●  毬音@紋別・オホーツク その3
毬音@紋別・オホーツク その3
前回紋別に来た時にはまだ無かった、オホーツクタワーなるものが存在する。海に突き立ったタワーで、海底から海を眺められるのだ。 これは以前から訪れたいと思っていたので、入館した。海上6〜7メートルが1階になり、そこから海底までエレベーターで降りるのだが、宿から徒歩で来た勢いが余ったのか階段で海底に降りた。途中で、ここから「海面下」などと表示があったりするのだが、なかなか海底にたどり着かない。 やっとの思いで到着したら、「海底までの階段数○○○段、ビルの6〜7階に相当します」と看板が出ていた・・・ 僕の膝がワラッタのは言うまでも無い。
ここでの客は波がある。ガリンコ号から下船した団体が一気に押し寄せるが、ガリンコ号が海上を回っている間はわりと静かに過ごせる。 海底から波に揺れる流氷を覗いたり、飼いならされた水槽のクリオネを眺めたり、毬音は僕のダウンジャケットのポケットから観賞してた。
ひとしきり見て回ったので、宿に帰ろうと思うのだが、腰痛がぶり返しそうだったので、巡回バスを待つ。そに間に外は吹雪になってしまった。
明日は予約制の網走行きバスを予約してあるのだが、レンタカーで網走まで気の向く場所で流氷ハントしながら走ろうかとも考えている。しかし吹雪だったら素直にバスに乗ろうかなと。毬音「吟ちゃん、軟弱者なんだから!」と言われそうだが、僕が冬道の運転が嫌いなのは毬音も重々承知のはずである。 明日の天気次第だな。
2010/02/20 (Sat) 19:40

 ●●●  毬音@紋別・オホーツク その2
毬音@紋別・オホーツク その2
早朝に思いついたのは、紋別行きのバスを早めるだけでは済まなかった。帰りのバスは22日網走から夕方発、札幌23時着を予約してたのだが、紋別行きの切符を買う際に、22日22:30知床ウトロ発、23日6:00札幌着の夜行バスに変更までしてしまった。 せっかくなので、毬音にオーロララインとも言える、紋別〜知床間を毬音と網羅しようと思ったのだった。これは今まで何度も訪れた僕にも経験の無い事だから、毬音との新たな思い出になれば良いのだ。  それにしても、今日見る限りの(残)流氷はなんとも情けない。 なので、ガリンコ号には乗らなかった。 僕が前回紋別を訪れた頃、確かちょうどガリンコ号が就航したてだったと思う。 写真は展示されてる僕が乗ったガリンコ号1代目。現在就航してるのは大振りになったガリンコ2号。 ガリンコ号の切符売り場にも「本日は流氷帯まで運行できないので割引料金になります」と看板が出ている。それでも週末とあって観光バスが20台以上停まっている。日本人の団体だけではなさそうだ。団体客はツアーのルートに入っているからには乗るしかないのだろうが、これでは流氷のインパクトを持てずに帰るのだろう。 毬音にはそんな貧弱なインパクトを持って欲しくないが、こればかりは僕の力ではどうにもならない。 なんだかこの状況、スウェーデンにオーロラを見に行った時と似てるなぁ・・・・
2010/02/20 (Sat) 19:20

 ●●●  毬音@紋別・オホーツク
毬音@紋別・オホーツク
生前のマリオンが、いつか行ってみたいと言っていたオホーツク。僕にとってもオホーツクは10年ぶりくらいか? かつては毎冬、夜行列車で網走に到着してから流氷の状態を見て、知床方面か紋別方面かを決めて流氷ウォッチングをしていた。しかも10年連続して。
前回僕が紋別を訪問した時は、国鉄の線路があった頃だから、もう20年以上前。
今では網走行きの夜行列車も紋別までの線路もなくなり、札幌から紋別行きの直行バスを利用したのだが、午前9時台の予約をしてたのを早朝に思い立ち1便早いバスに変更。しかしこれは結果として良い判断だった。 晴天の札幌を出発して、5時間弱、紋別手前から少し雲が出てきたが、日差しもあり、最高気温もプラス1度だったらしく温かかった。 予定より早く到着したので、宿に荷を預け、徒歩でオーロラタワーを目指す。約3キロちょっとの距離で汗ばむほどの気温だった。 残念なことに接岸した流氷は2日ほど前に離れてしまったらしい。 わずかに残った流氷でも、初めて見る観光客にはれっきとした流氷なのだ。 
2010/02/20 (Sat) 18:57

 ●●●  想ライブ @くう2日目
想ライブ @くう2日目
今日は天気も良く、徒歩15分ほどの税務署まで確定申告に出かけたが、日差しが雪に反射して眩しいので、サングラスをして歩いた。 始まったばかりの確定申告だからそんなに混んでないと思いきや、かなり待たされ、作成にも1時間近くかかってしまう。しかし、確定申告を終えて帰る頃には、待つ人は倍以上に膨れ上がっていた。 それから腰痛に耐えながら眼科まで歩いて定期検診を受ける。今回は1年ぶりの視野検査を受ける。視野には問題はなかったが、ここしばらくサボっていた目薬投薬で眼圧が上がっていた。
そうこうして帰宅すると夕方4時。ライブに向けてイメージを膨らませる。 今日は天気もいいから、昨日よりはお客さんが入るかなと思っていたのだが・・・・ 結局、開園前に入店いただいた、想での常連になりつつあるお客さん1名のまま、1・2ステージを終演 (´;ω;`)
メンバーにもお店のマスターにもお客さんにも毬音にも申し訳ない気持ちでいっぱいで泣きたい気分だった。 継続は力なりとは言えど、この状況を乗り切るには相当な鈍感力が必要だ。 何度ももうやめようかと思うのであるが、進化する想サウンドが自分でも楽しみであり、毬音への祈りという部分でも乗り切るしかない。
演奏後、メンバーと歓談していると、マスターから「次はいつにします?」とのお声をいただく。 こんなに集客が悪いにも関わらず、次回のスケジュールを打診してもらえる事に嬉しくもあり、辛くもある。 メンバーやマスターに甘えさせていただき、次回は4月12日に決定。
決して想の音が悪いのではない。想は素敵な音を奏でると自信がある。 ただ僕がリーダーだから集客できないだけなのだ。 今日は特に僕のオリジナル曲「字 珊内」での演奏中に毬音との記憶に満たされ、かなり想いが入ったものになり、演奏していることが幸せだった。
マスター、メンバーのみんな、ごめんね。 もうしばらくお付き合いください。
2010/02/17 (Wed) 23:59

 ●●●  56回目の月命日・EXPLOSION@くう
56回目の月命日・EXPLOSION@くう
先月も月命日にはライブだった。今月も月命日にライブが重なった。これはきっと毬音が音を求めているのだろう。今月は僕のリーダーユニットEXPLOSIONでのライブだったが、オリジナルメンバーの池田伊陽(g) 小田島茂(eb)に加えゲスト三上紘子(p) 菅原実(ts)を初めて加えてみた。 本来ぶっ飛び系のこのバンドではあるが、ゲストを加えた事で、飛び方は控えめにしたのだが、相変わらず何が飛び出すかわからない形態は面白い。まさしく毬音大喜びの内容だ。
月命日での約束のオムライスは忘れるわけも無く、ちゃんと午前中に作った。とは言ってもまたもや手抜き品で容赦願った。 後は昨日買ったシュークリームを供え、今回の花は黄色いバラにしてみた。

今日の札幌は昼から大雪模様で、おまけに冬季オリンピックの最中。こりゃーお客さんは来ないな!と諦めていたのだが、僕の知り合いが一人とゲストの三上紘子ちゃんの彼氏とお姉さんが来てくれた。 計3名ではあるが、このバンドでは平均的集客だ。 そして、なんと三上紘子ちゃんのお姉さんの名前が毬音の本名と同じ名前だった。これは人にはなかなか理解してもらえないかもしれないが、毬音の名を口にできるだけで、僕には幸せな気分になるのだ。つーても、お姉さんと会話したわけではないので、名を呼ぶことは無かったが、その名の人が聴いているという現実だけでモチベーションは上がるのであった。以前、毬音の1周忌のライブの時、会場には2名毬音と同名の人が居てメチャメチャ嬉しかった事を思い出す。
そんな音を捧げられた56回目の月命日だった。

明日は、仕事を休んで、確定申告と眼科検診、そして夜は、これまた僕のリーダーバンド「想」のライブ。 明日は3人以上入るかなぁ・・・
2010/02/16 (Tue) 23:59

 ●●●  チョコ
チョコ
毬音が逝ってからはバレンタインデーとは無縁に過ごしているが、毎年 毬音の代理で僕がチョコを買い、自分で食べる。 チョコと言っても、普通の既製品で特別なものではない。この点は毬音が健在時と何ら変わりは無い。 バレンタインデーだからといってお互いの気持ちを確認する必要は無かったし、僕自身がバレンタインデーの企業策略に興味が無かったから、シャレとしてチョコを買ってもらっていた程度だった。
来週は2日連日のライブを控えてるというのに、今日 腰をやってしまった(>_<) これでは楽器搬出・搬入も厳しいかも・・・・ 今夜は風呂で温めてみるか!
2010/02/14 (Sun) 22:54

 ●●●  ライブ@ロンド
ライブ@ロンド
札幌雪まつりも昨日で終わり、今日は惜しげも無く大型重機で壊し、単なる雪山になっている頃だろう。結局今年も雪まつりは見なかった。このロンドで、ギター古舘賢治 ベース北山雅之のトリオで演奏を始めて今回で6回目くらいか? お互いの息が合う頃であるが、しかし、今日は僕の音が良くなかった。その原因は新しいスネアドラムが良い音で鳴ってくれない事で演奏に集中できなかったのだった。思う音が出る時は、次から次へと閃きが身体を動かしてくれるのだが、思う音が響かない時は辛いのだ。それでもドラムのすぐ横のカウンタの上に毬音が鎮座しているから凹むことなく演奏を繰り広げられた。
やっぱりこの新しいスネアはハズレだったのかなぁ・・ 少々手をかけてみるしかないな。  さて今日も寒い中いつもお客さんに来ていただけたので、寂しい思いはしなくて済んだ。ありがたい事である。 演奏後には飲み物を御馳走していただき、おかげで毬音にビールを供えられた。

来月のロンドは3月19日!

来週のEXPLOSIONと想での2日連続のライブでは古いスネアを持って行くのが無難かもしれないな。
2010/02/12 (Fri) 23:59

 ●●●  オ―ロラ
オ―ロラ
去年の今頃、来年はオ―ロラを見に行くつもりでいたが、結局行けずに、今こうして窓の外の吹雪を眺めて過ごしている。
マリオンと行ったスウェーデンではオ―ロラが見れなかったリベンジの約束は、毬音は遺骨となったが、カナダで果たした。
しかし やはりスウェーデン・キ―ルナでのオ―ロラ観賞を叶えたいものだ。それは2012年12月21日のXディを彼の地de向かえるのが夢なのだが、去年少しずつ準備してたオ―ロラ見物用の靴や機材を手にすると、来年にも行きたい衝動が湧き立つのだ。節約生活して、来年のオ―ロラを目指してみるか!
その前に、生前の毬音はオホーツク海の流氷も見てみたいとこぼしていた。それなら現状でも何とかなると、再来週にオホーツク訪問を予定している。
二十数年前、僕は毎冬流氷を見にオホーツクを訪問してたが、最近ではかつての規模の流氷は望めないのが残念。
こないだ届いた新しいモバイルpcに、スウェーデンのリベンジで行く予定だったアラスカの宿のスタッフから送ってもらったオ―ロラの写真をシールにして貼り付けた。もう自分の中ではオーロラブームが盛り上がっているのだ!
2010/02/06 (Sat) 17:58

 ●●●  最高気温マイナス6度
最高気温マイナス6度
昨日の最高気温はマイナス10度くらいだったらしい。しかし昼間は日差しがある晴天なので家の中に居るとそれほど極寒を感じない。 昨夜は家電屋まで出かけたのだが、身の引き締まるような寒気と、片栗粉を踏みしめたような足音で懐かしい気持ちになった。何年前だったか、最高気温がマイナス10度以下の日がかなり続いた年があったが、北海道での暮らしはこうでなければ!と喜んでいた珊内村での暮らしと、マリオンと行ったスウェーデンでの記憶を張り詰めた冷気を顔に受けながら思い起こしていた。

マリオンが珊内で僕と暮しだした頃、僕が使っていたパソコンはwin98のHDD12Gという、今考えるとなんとも心細いスペックのノートパソコンだったが、僻地暮らしでは重宝な情報源であり娯楽だった。それをマリオンと共用して使っていたが、HDDがイカれてマリオンと一緒に小樽の家電屋で選んで購入したのが、写真左上のオーロラの画面が出てる機種。その後win98のHDD入れ替えて復活し、今でも使用可能ではあるが、出番はほぼ無い。
マリオンと一緒に買ったオーロラ画面のパソコンが先日いきなり電源が落ちた。メーカーに修理の問い合わせをしたが、もう型が古いので部品が無いと言われた。しかしこのパソコンはマリオンにとっても自分のサイトを更新したり馴染みのあるパソコンなので、何としても維持したかったので、後日PCのボディーを開けて埃を払い掃除してみたら復活したのだが、仕事上の都合や諸々を考えて、焦ってネットでモバイルPCを見つけ発注してしまっていたのだった。それが、写真一番手前の珊内の夕日が映っている一品。 まぁ価格もスペックも納得のwin7であるし、持ち出すには楽でありながらモバイルにしてはワンサイズ大きいから使い勝手はあるだろう。
とにかくマリオンとの思い出の品が復活したのは良かった良かった。なんつっても、マリオンはこの画面に向い、このキーボードを打って作ったファイルが詰まったPCはいつまでも維持したいからね。
2010/02/04 (Thu) 17:20

 ●●●  ライブ@B-flat
ライブ@B-flat
今日の日中は+4度くらいまで気温が上がったらしい。降る雪も重たそうなぼた雪だったし、部屋にこもっていてもストーブの火力がいつものままでは熱かったことでも気温が高かったのがうかがえる。しかし予報通り、午後から気温はグングン下がった。
本日のライブは、札幌ジャズ勉強会という社会人のサークルからの選抜バンドのお手伝い。ミュージックチャージ無料ということと、サークルの組織力とでも言おうか、お客さんは結構な人数入っていた。
メンバーの力量から、ちょっと無謀かと思える選曲もあったが、どーにかこーにかこなした。 いつもは自分のバンドや、馴染みの人とのライブでは、1ステージ4曲ほどで収まるのだが、今日は6曲! 2ステージで計12曲!! その分1曲の長さが短く、僕には1曲の演奏に物足りなさを感じた。
お客さんはほとんどが顔見知りなので、新鮮な気分はないが他のメンバーにとっては、身内だらけの状況は緊張がほぐれるかなと思ったが、結構ガチガチだったようだ。それが音にも出てしまうのが、演奏の面白いとことだ。選曲的には毬音の喜びそうなものは無かったが、ドラムのフリーソロでは毬音のワクワク感を感じ、それがモチベーションになった。
このB-flatという店は以前スモールアワーズと言う店だった頃、ドラムソロのライブを2度やらせていただいた店だが、現在は店主は違う。
今日も新しいスネアを使ってみたが、やっぱりうまく音が響かない。ひょっとしたらスカを掴んでしまったか・・・・
演奏が終えて、ギャラもチャージバックも無い事に気遣ってくれたのか、お客で来ていた勉強会の人がビールをガンガン御馳走してくれた。生ビールを3〜4杯飲んでほろ酔い気分で帰路へつく。 帰り道は道路の雪が「ギュギュ」と締まった音がしていた。気温がかなり下がっているのだろう。明日の予想最高気温は−6度。今日より10度低い。今夜はほろ酔いのまま、温かくして寝るとしよう。
毬音、肉まん食い終わったか? じゃー俺が食うかな。
2010/01/25 (Mon) 23:59

total : 155363


<<PREV   HOME   NEXT>>