5/30〜6/8、今年4回目の帰省。
母の認知症の度合いが一人暮らしには限界と判断。1月の転居で生活環境が変わった事での影響は大きかったのだろう。
1週間前乗りで弟が帰省して老人ホームの入所手続き。これもひと悶着あり、当初予定していた施設の対応に新しいケアマネさんが疑問を感じ、急遽別の施設を探してくれて直前で入所先変更。 かなり有能でやり手のケアマネさんに当ってラッキーだった。
僕は到着当日は夜遅い時間になったので、ホテルに直行し翌日実家へ。
入所日まで2日の猶予しかないので、急いで入所のための準備をする。
入所日には先に母と弟がタクシーで施設に向かい、大急ぎで母に必要な物をまとめ赤帽さんに来てもらい車に便乗させてもらい施設に向かう。
その施設を訪れるのは、母も僕も初めて。かなりのどかな環境。母が幼い頃過ごした土地にもほど近いので、母に土地名を言うと懐かしがっているのが唯一の救いだった。
荷物の配置を終えて弟と主不在の母の住宅へ戻る。 次はこの住宅退去のための整理が待っている。 ふと、運ぶべき物で忘れていたものがあり、施設の部屋も実際訊ねてみると意外と広く、運んだ家具では閑散としていたので家具の追加運搬としてレンタカーを借り、入所の翌々日にレンタカーで追加家具搬入。 その老人ホームでは前例の無い見守りカメラとアレクサ・エコーでのTV電話システムを設置許可をもらい設置。 ついでにテレビと電気スタンドも遠隔操作できるように設定してきた。
見守りカメラとテレビ電話に関して、施設の人やケアマネさんも興味津々。今後活用できる部分で考えてみたいとの事だった。
その後はもう住む事のない母の住宅の家財整理。 まさか半年で2度も家財整理するとは思ってもなかったが、そんなに遠くない時期には必要な事だとは思っていた。 冷蔵庫等の家電製品を一括で廃棄。長年母の生活を支えてくれた家具たちに深々と感謝を述べお別れをした。
部屋も5か月足らずの短い間だったが、弟にも自分にも寝泊まりした回数は、34年母が暮らした前の住宅より多かったかもしれない。
その部屋にも別れとお礼を告げて弟より2日早い6/8に札幌に戻ってきた。
札幌の我が家の鍵がかけられたフックには、今まで当然のようにかかっていた実家の鍵が無くなり、母にも自分にももう帰る場所が無い寂しさに打ちひしがれる。
当面は母が新しい環境に慣れるまで、里心がつかないように面会は控えた方が良いと言われたので、しばし母とは会えない。