チャンカーはマリオン


 ●●●  38回目の月命日
38回目の月命日
もう38ヶ月毬音と会ってないのか。
今月の月命日はオムライス。 仕事があったのでチキンライスは冷凍物で勘弁してもらう。季節的に花もお盆向けが多く、仏花は毬音は喜ばないだろうから限りある種類から選んできた。僕は野暮な男なので花の名は知らない。 巨峰は特別毬音の好物だったわけではないが、入院してた時、固形物がまだ食べられなくて梨やブドウを潰して汁を飲ませた。梨はまだ甘くなさそうだったので、糖度15度と書いてあった巨峰にした。 こうやって写真で見ると、今回は華やかさに欠けるなぁ。後でメロンでも買ってこようか!
札幌の今の住居には毬音の記憶はすり込まれてない。 一昨日の珊内訪問でも毬音の残像が残る場所が失われつつあった。毬音だけでなく、僕自身が珊内に溶け込む存在から離れているように感じた。
時間の流れはあらゆるものを変化させて行く。 記憶はおぼろげになり、毬音から遠のくように思えるが、確実に僕を毬音に近付けてくれている。
僕はただ待人でいればいいのだ。
2008/08/16 (Sat) 18:28

 ●●●  毬音と珊内
毬音と珊内
珊内の我が家にあったボロボロなふる〜いソファー。毬音は、このソファーで寝るのが大好きだった。現在このソファーは、元々あった珊内のユースホステルに収まっている。久々にお気に入りのソファーで毬音は安らいでいるようだ。
しばし僕もボロソファーで、毬音の夢が見れたらと期待しつつ転た寝するも、現れず。
天気予報は「曇りのち雨」だが、珊内は蒸し暑さをはらんだ日差しに包まれている。札幌ではまだ聞かぬ蝉の声が時々響き、ようやく夏らしさを感じた。
久々に珊内でユースの仲間と再会。
マリオンの窮地に沢山の人が手を差延べてくれたが、今日の彼等はその中の人達。毬音にとっても僕にとっても感謝しきれない人達なのだ。毬音にも楽しい再会であっただろう。
珊内は相変わらず静かだ。木曜で温泉施設が休館という事もあり、いつもなら時折響くボイラーの音も無い。
夕暮前、みんなで浜にてドンドン焼き(焚火でイカや何やら竹串に刺して焼く)をする。まったりと過ぎる珊内の時間は居心地が良く、ついつい過ぎる時を忘れる。しかし明日は仕事なので、みんなに見送られ、少ない漁火を眺めながら海岸沿いに札幌へ戻った。
2008/08/15 (Fri) 0:12

 ●●●  小樽・海音シティーミュージックフェス
小樽・海音シティーミュージックフェス
雨もようの小樽。リハーサルのために朝9時半に「オを入れればマリオンだなぁ」 等と思いながらマリンホールに入る。
複数バンドが出演するコンサートではありがちだが、リハと本番では状況がガラリと変わる事を計算の上でリハに当たるが、それにしても凄いドラムセットが用意されていた。(他がロックバンドなのでロック仕様)今回はまるっきりのジャズでは無いので、なんとかなりそうであるが、30年ほど昔に流行った透明なドラムセットを入念にチューニングするも、後発バンドのリハでセッティングからチューニングから変えられてしまう。まぁこの類のステージでは仕方ないのだ。
リハの後、時間があったので、少し街を歩く。結構テナント店舗が入れ替ってたり撤退してる様に、小樽の現状を垣間見る。 でも僕も毬音も小樽は哀愁漂う街といイメージを持っていたので寂しい気持ちにはならず、むしろ小樽らしさとして映った。
さてコンサートだが、天気のせいか400人ほど入るホールに100人に満たない数しか見受けられない。出演バンドが多種に渡るので、出演バンドの度に入れ替わる事も考えられる。
我々の幾つか前のバンドが、カルメンマキ&OZのナンバーを演っていた。僕が10代の頃、リアルタイムで聴いていたバンドだ。懐しいと思いにしばし馳せるが、そのコピーバンド、元々の持ち時間枠を越えているにもかかわらず、呼んだサクラにアンコールをさせて応じる。おかげで後の出演者が時間を削られ、スタッフにも迷惑がかかる。しかし、彼等は演奏を終えてスタッフにも後の出演者にも申し訳ない顔ひとつ見せず、セッティング替えも手伝う事なく楽屋に戻り高揚した気分にタレント顔をしている。平均年齢は40歳と言っていた。アマチュアではそこそこ上手いのかもしれないが、僕はこうゆう思い上がった輩が大嫌いである。しかもいい大人の齢である。ひとつ説教たれてやろうと思ったが、出番前にモメると演奏に影響すると思いやめた。
そして我々の出番!
お客さんの数は・・・ まぁどーでもいい。
ただ大いに楽しんだ、楽しもうとした。久々のホールでの演奏。力が入り過ぎて握力ボロボロでグリップが甘くなり正確なショットが打てなくなった自分が悲しかったが。まぁ毬音が喜びそうなソロを叩けたからいいだろう!
2008/08/03 (Sun) 19:10

 ●●●  ライブ@ロンド
ライブ@ロンド
折しも今日は札幌の花火大会だった。
それを言い訳にするにしても、開演時間になった現在お客さんはゼロ。それどころか、またまたベースが来ていない。
先月、ロンドのマスターが入院した。8月までには退院してるよ!とマスターは言ってたが、まだ入院してるらしくて、今日はマスターの息子さんが店を切盛りしている。切盛りと言っても、我々バンドが集客できないからには、張り切りようもないだろうし、コチラとしても申し訳ない気持ちで肩身が狭い。
しかしベースの本間君はどーしたのだろう?連絡も無い。
ギターの佐々木伸彦と選曲しながら待つ。

20分ほど遅れて、一人のお客さんに向けて演奏を開始。
昨日から、左頬から首にかけて痛みがあり、昼に病院に行った結果、ばい菌が入ったらしく、抗生剤を点滴された。最初のステージは痛み止めのせいか、今いち頭がハッキリしない中での演奏だった。
インターバルで、もう一人お客さんが入ってくれた。あと一人入れば、バンドとマンツーマンだ。 たとえお客さんがゼロであっても毬音はドラムの横で聴いていてくれるのだ。2ステージ目は気合を入れよう。
と言うわけで、2ステージ目は気合を入れて演奏した。途中で一人お客さんが増えてマンツーマンの体制を取れた。
しかし いつも僕がMCを入れる所を、喉の痛みから声が出し難い事で、曲目もメンバー紹介も無いライブになってしまった。でもお客さんはいつもの人達だから、了解してくれてるのであった。
2008/08/01 (Fri) 23:34

 ●●●  ライブ@Vir旭川
ライブ@Vir旭川
久々に列車に乗った。流れる車窓に昔の旅人気分を思い出す。しかし車両は昔とは比べものにならないくらい快適で、昔と変わらない牧歌的景色とのギャップに自分が何者なのか不明瞭な気分にさせられる。
考えてみると、毬音と周った北海道は函館しかない。もっと一緒に旅すれば良かったと後悔の念に駆られる。
旭川に到着してホテルに入る。僕が到着する少し前まで土砂降りだったらしい。
ホテルで小一時間ほど過ごし、リハのためにお店に向かう。道路に面してガラス張りで通行人からシースルーの洒落たお店である。ミニスケールだがグランドピアノがあり、ドラムセットはグレッチ!店備え付けの楽器としてのレベル高い。なかなか雰囲気も良い事で嬉しくなる。今まで何度か、外行く人を眺められるお店で演奏した時はあるが、ストーリー演奏的で僕は好きなのだ。
大方リハが終り、居酒屋で飯を喰い、演奏前に一杯引っ掛ける。
日本では珍しく、演奏開始は21時から 短めのステージを3セットやる。 開演間近に店に戻るとお客さんは3名。寂しいが、知合いの居ない旭川では、僕もお客さんを呼ぶ事もできない。まぁ札幌であっても、僕の集客力では結果は同じだったと思う。
初めてのお店で、慣れない土地での演奏。バンド業界で言うところの「ビータ=旅」になるのだが、お客さんが少ない事で少々モチベーションが上がり辛かったが、毬音と初めて訪ねた旭川で音を楽しんだ。
演奏後もお店でウダウダとだべり、ホテルに戻ったのは2時を過ぎていた。
また毬音連れてビータに行きたいなぁ。
2008/07/23 (Wed) 2:50

 ●●●  大野智子トリオ@くう
大野智子トリオ@くう
昨日の小樽に続き大野智子トリオ2日目の札幌・くうでのライブ。開演前には土砂降りの雨。これではお客さんは来ないのではと思うほどの雨足に不安がつのったが、どうにか10人少々入っていただいた。
疲れ気味な自分ではあったが、演奏を始めて曲数を重ねると次第にモチベーションが上がる。 しかしスイッチが入ったのはセカンドステージの途中からだった。
ファーストステージでは、あろう事か毬音をバッグに入れたままだったからモチベーションが上がらなかったのだろう。セカンドステージではしっかりドラム横に陣取る。

今日も昨日と同じくアンコールをいただいた。 MCは結構重要なのだと感じる。

演奏を終えて打ち上げ。その頃になれば、雨も小降り。

やはり大野智子の音は良いねえ。旧知の間柄からか、安心して音を出せる。
来年も再会できる事を毬音と共に期待しよう。
2008/07/18 (Fri) 9:49

 ●●●  37回目の月命日はライブ
37回目の月命日はライブ
毬音との思い出の店フリーランスで旧友・大野智子トリオでのライブ。今年はベースに本間洋佑を入れた。 今日は17時までの仕事を終えて小樽まで走り、楽器のセッティング等で忙しく、月命日の毬音へのご馳走は昨日の生ウニちらしで勘弁してもらう。
去年、大野との札幌での2日間のライブは来客数が夏にも関わらず寒々し数だった。 まして大野にとって小樽でのライブは初めて。お客さんが来てくれるのか心配をしていた。 毬音父から「友人3人で行きます」とメールを頂いてたし、演奏させていただいたりとお世話になっている余市・テラスのマスターも来てくれる事は確認済みだったので、4人は来てくれるだろうと思っていた。すると、去年札幌ジャムジカまで聴きに来ていただいた大野ファンの小樽の方や、先月毬音命日ライブを観てくださった方が友人を連れ立って来店くださったりで、10数人のお客さんに入ってもらえたのだった。
毬音37回目の月命日のフリーランスでは、大野智子にとって、20数年来の友人ドラマーと今日が初対面のベーシストとの競演が繰り広げられたのだった。
毬音もワクワクしながらドラムの横で聴いてくれただろう。
2008/07/16 (Wed) 23:58

 ●●●  毬音と生ウニちらし
毬音と生ウニちらし
明日・明後日とライブを共にする、ニューヨークから一時帰国中のピアニスト大野智子と彼女の息子を連れてウニを食べに積丹・美国へ行く。
先ずは、海中展望船に乗る。 海底のウニを覗き見て、船上ではパンくずをカモメに投げ与えてみんな大はしゃぎ。帰国中の親子は大喜び。

今朝のニュースで気になる事実を知ったのだが、本日は日本全国で漁業関係の船は原油高騰で出漁を中止したらしい。 気になってたので、海中展望船のキップ売り場の人に「今日はウニ漁出ました?」と聞いてみた。やはり出漁しなかったらしい。しかし、塩水保存のウニはあるだろう、と言う。 まぁ 札幌で食べウニよりは、塩水保存のウニの方がはるかに美味い。 と言う事で、寿司屋へ行き 生ウニちらしを注文。毬音も御満悦と思う。
ウニに満足して、毬音のお墓のある余市に戻り、去年同様墓参りに付合ってもらう。 明日の月命日に向けての意味もある。 墓前に行くとすでに誰かが花を供えてくれていた。まぁお墓に入っているのは毬音だけでは無いので、毬音に向けた花かはわからないが、有り難いと感謝!

そして何度か演奏させていただいたお店、余市・テラスに寄り、札幌に戻る。 なかなか有意義なデイオフだった。
2008/07/15 (Tue) 23:00

 ●●●  ライブ@ロンド
ライブ@ロンド
ライブが少なかった事と、仕事が忙しく、毬音を何処かに連れ出す暇もなかったので、久々の更新になった。しかし我が家ではちゃんと毬音への花は枯らさないように供えていた。
我が家でひとつ大きな変化! 暑さに弱い僕は在宅仕事で日中も日当たり良好な我が家にこもるわけで、思い切ってウィンドエアコンを購入!
家電屋でなんとなく目星を付けてたが、ある日、2〜3日前から比べて一万も安くなっているセールに遭遇!即購入に踏切った。 なんと言っても29800円の代物。一夏持てば御の字である。 ただ北海道ではウィンドエアコンを冬期間設置したままでは過ごせないので、外す手間が面倒ではあるが、快適に仕事をこなすには必要だ!
あとドラムの練習時にも活用できる。

さて、本日のロンドでのライブ。先月は久々に沢山のお客さんに来ていただいたが、今日はいつも通りの閑散とした入りであった。
しかしながら毎回来ていただけるお客さんやたまたま来店されたお客さんで、バンドメンバーよりはかろうじて多い客入りだった。
来店された方々、ありがとうございます。
演奏は決して悪くない。どちらかと言えば、演奏を楽しめた。
この楽しさを多くの人と共有したい欲求だけが、寂しい思いを抱く。でも毬音には楽しめた音だったらそれでいい。

次回のロンドは8月1日金曜です。
2008/07/06 (Sun) 1:31

 ●●●  毬音からの伝言
毬音からの伝言
毬音の入院承諾書が入った封筒を見つけた。それは札幌の婦人科ではなくて、倶知安の精神科での入院時のものだった。何気に中を見ていると、折りたたんだ紙を発見。広げると、僕が以前に詠んだ俳句をプリントアウトしたものにマリオンが手書きでコメントを入れてあった。僕は初めてそれを発見した。そのコメント一つ一つが、まるで今現在の毬音が僕に当てたコメントのようだった。ここでの写真では小さくて読めないかもしれないが、毬音が書き足したコメントには「もう死んでいるから」といった文字が幾つかある。
やはり現在の毬音からのメッセージなのかもしれない。 いま、僕に伝えたい事が綴られているのだろう。

今日僕はただただ泣くしかない。
2008/06/19 (Thu) 17:51

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