チャンカーはマリオン


 ●●●  大野智子トリオ@くう
大野智子トリオ@くう
昨日の小樽に続き大野智子トリオ2日目の札幌・くうでのライブ。開演前には土砂降りの雨。これではお客さんは来ないのではと思うほどの雨足に不安がつのったが、どうにか10人少々入っていただいた。
疲れ気味な自分ではあったが、演奏を始めて曲数を重ねると次第にモチベーションが上がる。 しかしスイッチが入ったのはセカンドステージの途中からだった。
ファーストステージでは、あろう事か毬音をバッグに入れたままだったからモチベーションが上がらなかったのだろう。セカンドステージではしっかりドラム横に陣取る。

今日も昨日と同じくアンコールをいただいた。 MCは結構重要なのだと感じる。

演奏を終えて打ち上げ。その頃になれば、雨も小降り。

やはり大野智子の音は良いねえ。旧知の間柄からか、安心して音を出せる。
来年も再会できる事を毬音と共に期待しよう。
2008/07/18 (Fri) 9:49

 ●●●  37回目の月命日はライブ
37回目の月命日はライブ
毬音との思い出の店フリーランスで旧友・大野智子トリオでのライブ。今年はベースに本間洋佑を入れた。 今日は17時までの仕事を終えて小樽まで走り、楽器のセッティング等で忙しく、月命日の毬音へのご馳走は昨日の生ウニちらしで勘弁してもらう。
去年、大野との札幌での2日間のライブは来客数が夏にも関わらず寒々し数だった。 まして大野にとって小樽でのライブは初めて。お客さんが来てくれるのか心配をしていた。 毬音父から「友人3人で行きます」とメールを頂いてたし、演奏させていただいたりとお世話になっている余市・テラスのマスターも来てくれる事は確認済みだったので、4人は来てくれるだろうと思っていた。すると、去年札幌ジャムジカまで聴きに来ていただいた大野ファンの小樽の方や、先月毬音命日ライブを観てくださった方が友人を連れ立って来店くださったりで、10数人のお客さんに入ってもらえたのだった。
毬音37回目の月命日のフリーランスでは、大野智子にとって、20数年来の友人ドラマーと今日が初対面のベーシストとの競演が繰り広げられたのだった。
毬音もワクワクしながらドラムの横で聴いてくれただろう。
2008/07/16 (Wed) 23:58

 ●●●  毬音と生ウニちらし
毬音と生ウニちらし
明日・明後日とライブを共にする、ニューヨークから一時帰国中のピアニスト大野智子と彼女の息子を連れてウニを食べに積丹・美国へ行く。
先ずは、海中展望船に乗る。 海底のウニを覗き見て、船上ではパンくずをカモメに投げ与えてみんな大はしゃぎ。帰国中の親子は大喜び。

今朝のニュースで気になる事実を知ったのだが、本日は日本全国で漁業関係の船は原油高騰で出漁を中止したらしい。 気になってたので、海中展望船のキップ売り場の人に「今日はウニ漁出ました?」と聞いてみた。やはり出漁しなかったらしい。しかし、塩水保存のウニはあるだろう、と言う。 まぁ 札幌で食べウニよりは、塩水保存のウニの方がはるかに美味い。 と言う事で、寿司屋へ行き 生ウニちらしを注文。毬音も御満悦と思う。
ウニに満足して、毬音のお墓のある余市に戻り、去年同様墓参りに付合ってもらう。 明日の月命日に向けての意味もある。 墓前に行くとすでに誰かが花を供えてくれていた。まぁお墓に入っているのは毬音だけでは無いので、毬音に向けた花かはわからないが、有り難いと感謝!

そして何度か演奏させていただいたお店、余市・テラスに寄り、札幌に戻る。 なかなか有意義なデイオフだった。
2008/07/15 (Tue) 23:00

 ●●●  ライブ@ロンド
ライブ@ロンド
ライブが少なかった事と、仕事が忙しく、毬音を何処かに連れ出す暇もなかったので、久々の更新になった。しかし我が家ではちゃんと毬音への花は枯らさないように供えていた。
我が家でひとつ大きな変化! 暑さに弱い僕は在宅仕事で日中も日当たり良好な我が家にこもるわけで、思い切ってウィンドエアコンを購入!
家電屋でなんとなく目星を付けてたが、ある日、2〜3日前から比べて一万も安くなっているセールに遭遇!即購入に踏切った。 なんと言っても29800円の代物。一夏持てば御の字である。 ただ北海道ではウィンドエアコンを冬期間設置したままでは過ごせないので、外す手間が面倒ではあるが、快適に仕事をこなすには必要だ!
あとドラムの練習時にも活用できる。

さて、本日のロンドでのライブ。先月は久々に沢山のお客さんに来ていただいたが、今日はいつも通りの閑散とした入りであった。
しかしながら毎回来ていただけるお客さんやたまたま来店されたお客さんで、バンドメンバーよりはかろうじて多い客入りだった。
来店された方々、ありがとうございます。
演奏は決して悪くない。どちらかと言えば、演奏を楽しめた。
この楽しさを多くの人と共有したい欲求だけが、寂しい思いを抱く。でも毬音には楽しめた音だったらそれでいい。

次回のロンドは8月1日金曜です。
2008/07/06 (Sun) 1:31

 ●●●  毬音からの伝言
毬音からの伝言
毬音の入院承諾書が入った封筒を見つけた。それは札幌の婦人科ではなくて、倶知安の精神科での入院時のものだった。何気に中を見ていると、折りたたんだ紙を発見。広げると、僕が以前に詠んだ俳句をプリントアウトしたものにマリオンが手書きでコメントを入れてあった。僕は初めてそれを発見した。そのコメント一つ一つが、まるで今現在の毬音が僕に当てたコメントのようだった。ここでの写真では小さくて読めないかもしれないが、毬音が書き足したコメントには「もう死んでいるから」といった文字が幾つかある。
やはり現在の毬音からのメッセージなのかもしれない。 いま、僕に伝えたい事が綴られているのだろう。

今日僕はただただ泣くしかない。
2008/06/19 (Thu) 17:51

 ●●●  MARIYOON@小樽フリーランス
MARIYOON@小樽フリーランス
毬音が旅立ってまる3年になった。 今年もマリオンとの出会いのきっかけになったフリーランスで命日ライブを演らせてもらう。バンド名はマリオンが使っていた携帯アドレスから抜粋した。
メンバーは小倉義満(g)ピーチ金子(p)ポール横山(eb)
今日は仕事明けで小樽まで急ぐ必要があったので、僕の手料理は昨夜カッパ巻とサーモン巻を作り、好物のメロンとミルクプリンを供えた。

仕事を終えてフリーランスに急ぐ。セッティングを済ませ、開演時間が迫るが入っているお客さんは、わざわざ駆け付けてくれた毬音父ともう一人去年も来ていただいた方の二名だけ。 なんだか毬音が気の毒に思えた。 やはり3年の月日は世間ではかなり昔の事なのだとズレを感じた。自分に於いても、よくマリオン無しで3年も生きてこれたものだと感心してしまう。
演奏を始めて少しずつお客さんが入ってくれた。毎年来てくれるお客さんの顔にまじり、初めてみ見る方もおられた。
毬音追悼ライブは、もはや僕自身が祈りを手向けるものでしかないと思い知る。
来年からはMCに毬音を出す事なく、自分の中で消化する事にしょう。 毬音ゴメンな!
今日来て下さったお客さん、共演してくれたメンバーに感謝。
僕は生涯 毬音と共にある。それは変わらない。
2008/06/17 (Tue) 0:08

 ●●●  毬音を珊内へ
毬音を珊内へ
毬音の命日6月16日は夜は命日ライブを演るものの、昼は仕事で墓参りはできないので、14日ぶりの休みに車を走らせた。
昼過ぎまで、岩手・宮城の地震のニュースに見入り、外出が億劫になっていたが、考えると昨日まで3日間外に出てなかったので引きこもり打破する上でも今日の外出は重要だった。
昨日の天気予報では、今日一日曇天のはずだったが、札幌は良い天気。小樽から余市は曇天。余市に着き花を買い、先月ライブを演らせていただいたお店テラスに立ち寄り、墓参りへ。
余市から珊内までの道順をいつも悩むのだが、今日は峠を越える事にした。

僕とマリオンは出会って一か月半で入籍したから、婚前デートはそんなに回数は無いのだが、マリオンがバスで珊内に遊びに来ては帰りに車で送る事は何度かあり、マリオンを送届けた後、僕は一人で一時間の道程を帰っていた。
結婚して(正確には一緒に暮らしだして)一番喜びを感じのは、マリオンの実家から家に帰る時、横にはマリオンが乗っている事だった。 寂しかった帰り道が、満された気持ちで溢れていた。
そんな気持ちが記憶から一瞬、今日珊内へ向かう僕によみがえり、また悲観に導くのだった。もう行きも帰りも僕一人なのだ。

珊内は晴れていたが、水平線には雲が横たわっている。
頃合をみて札幌に戻ろう。
2008/06/14 (Sat) 20:29

 ●●●  ライブ@ロンド
ライブ@ロンド
今 札幌の街中では「よさこい・ソーラン」祭りで賑わっている。
僕もマリオンもこの行事と言うか、yosakoi・ソーランに付随する全てが大嫌いだった。 この共通点が出会ったばかりのお互いの心を強く惹き合った一因でもあったのだ。
そんな街の騒ぎに歯向うように、札幌の下町と言われる琴似で熱い演奏をする。

いつものロンドは、寂しいことにお客さんがほとんど入らず、演奏開始も遅くなる。 メンバーの一人から「到着がギリギリになりそう」とメールが入った。 いつものロンドなら全く問題ないのだが、今日に限って僕が店に入る前から待っているお客さんが居たり、以前よく聴きに来て頂いてた夫婦の方が久々に来てくれたり。
開演時間まで後3分の現在ギタリストはまだ来ていない。
先週のくうでの焦燥感をまた味わっている。
開演時間15分遅れで演奏開始。
終わってみると10人ほどのお客さんが入っていた。この入客数はロンドでは満員状態だ。
お客さんからビールをおごってもらったり、焼き鳥の差し入れをいただいたり、なんだか琴似が我町になりつつあるように感じた夜だった。
と言う事は毬音も琴似に馴染んでくれたか。
琴似は珊内に住んでた頃、マリオンと一緒に札幌に出てくる時JRから地下鉄に乗り越える時よく寄った町なのだ。
2008/06/07 (Sat) 23:47

 ●●●  自己責任として、宣伝します
今週土曜は
[2008年6月7日土曜]
札幌・琴似 「ロンド」
札幌市西区琴似1条5丁目細川ビルB1
Tel 011-621-5611
佐々木伸彦(g) 本間洋佑(b) 大村吟弘(ds)
チャージ2000円(ワンドリンク付) 20:30〜

そして、いよいよ毬音逝去からまる3年
[2008年6月16日月曜]
場所:小樽・JAZZ喫茶 フリーランス
TEL・FAX:0134-27-3646
小樽市色内2-9-5
ユニット:MARIYOON
メンバー:大村吟弘(ds)・小倉義満(g)・横山利幸(eb)・金子もも(p)
時間:20時から2ステージ チャージ1000円(ワンドリンク付)


2008/06/03 (Tue) 18:13

 ●●●  MARIYOONリハーサル
MARIYOONリハーサル
昨日は6月16日の毬音命日ライブのため小樽までリハーサルに出かけた。毬音との思い出多い小樽、しっかりと毬音を連れ立ったのはいいが、高速に乗って携帯を忘れた事に気づく。お陰で小樽での写真は撮れなかった。
リハの時間より早めに小樽に到着、まずウィングベイ小樽(旧マイカル小樽)へ行く。目的はHMVでCDを買う、そして本日の写真にある、南博氏のエッセイ本を買う予定。  毬音とそぞろ歩いたのは、もう3年以上前になる。それから1〜2度は一人で来てはいるが、やはり毬音と歩いた記憶に触れるとやりきれない気持ちになる。 いつもは平日に来ていた事もあり、土曜は流石に人が多い。 以前HMVがあった場所に行こうとしたが、フロアー全体の入り口でシャッターが下りていた。すっかり成れの果ての様相だ。なのでCDは諦めて本屋を目指し「白鍵と黒鍵の間に」をゲット。 ファストフード店で読もうと思うが、人が多いので車に戻り車内で読む事にした。しばらく読み進んでいると雨粒がフロントガラスに落ちてきた。と同時に毬音の思い出が一気に押し寄せ辛い気持ちになった。
リハの時間が迫ったので、MARIYOONライブをやる店であり、本日公開リハーサルをやるフリーランスに向かう。 この時点で僕はとても気分がダウンしてしまっていた。気分というより体がだるくて仕方なかった。 そんな体調でリハをなんとかこなす。選曲は毬音の好みに合わせた。本番まではまだ日にちがあるが、リハはこの1回だけ。
リハを終えると外は本格的な雨。強い風を受けながら高速を走って家路を目指す。頭がボンヤリとして自分が運転している気になれない、運転には危険な状態と思えたので、早く家に帰りつかなければと焦っていた。 
帰宅したらシャワーも浴びずにベッドに横になりそのまま5月が終わってしまった。
2008/06/01 (Sun) 11:42

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