今日のユニットは、美しい音系の「想」
メンバーはギター・古舘賢二、ピアノ・中島ヒロエ、ベース・本間陽佑のカルテット。
選曲はビートルズナンバーやサイモン&ガーファンクルナンバーを取り入れ、ジャズナンバーは僅か。考えるとパットメセニーのナンバーが多い。 やはり「美しい」を意識した選曲と自負する。
さて、開演時間になると予想以上のお客さんが入ってくれた。とは言えひと桁なのだが、初めて見掛けるお客さんもいて、これは大切にしなければと腹積りする。が、しかし、開演時間30分過ぎてもベースが来ない。 まずい状況である。 そこでギターとピアノのデュオで場をとりつくろう事にしてもらう。それにしても、ドラムがリーダーのユニットでドラムレスの演奏に頼るのも悲しい。という事で、ベース抜きで2曲演奏。その途中やっとベースが到着。 急いで準備をしてもらい、カルテットでの演奏を開始。2曲ほどでインターバルを取り、2セット目? 3セット目?を開始した。終えてみると結局予定していた曲は元気な1曲を除いてすべて演奏できたのである。この点では良かったと思えた。
演奏曲:1セット ステラ(P&G) ウェーブ、Can we still be friends(P・G&Ds) 2セット(ベースが入って全員揃っての演奏) Bkack Bird、Milestone 3セット Scarboroug Fair、NIPPON、ノルウェーの森、Last Train Home
今回僕のオリジナル曲NIPPON。今までやってきた中で一番良い演奏だった。ピアノが実に美しく導いてくれた!僕は単調なリズムを刻みながら聴き入ってしまった。
今回は毬音が大喜びするようなハチャメチャな演奏内容ではなく、あくまで美しい音を目指したのであるが、これは僕の毬音への想いを音にしたのだ。 エキサイティングな破壊的音は僕の本性なのかもしれないが、PLAY=PRAYとの僕の信念から「祈り」の静なる部分を表現するこのユニット。毬音を喜ばせる音(破壊的な音)と、今回のような僕の毬音への思慕の表現を両立させ続けて行きたいと思う。






