チャンカーはマリオン


 ●●●  バースデー
バースデー
またひとつ毬音と歳の差が開いた。
昨日のギグのギャラが思ったより多かった事もあり、思い切ってバタークリームのデコレーションケーキを買った。これを独りで平らげるのだ。自分への誕生日プレゼントは、ドラムスティック(英語の俗語で、チキンの骨付きモモ肉の意味もあるが、これはホントのスティック)一組と、もうボロボロになって使いものにならないのに無理に使ってたマレット一組(マレットは先っぽにフェルトが付いたスティックで結構値がはるのでなかなか買う勇気がなかった)を買替えた。スティックとマレットで5千円ちょっとナリ!

人によって誕生日への想いはまちまちだと思う。まったく気にして無い人も居れば、大切な日と思う人も居る。僕は後者である。人の誕生日であっても大切な特別な日と考える。
中学を卒業した年の一年間、同級生全員にバースデーカードを出した。親しい友達はもちろんだが、たいして話した事の無いクラスメイトにも出していた。それほど僕には誕生日は特別な日と認識されているのだ。誰かの誕生日となれば祝福せずにはいられない。
だが、自分の誕生日では、祝福してもらった記憶は、自分の親とマリオンくらいしかない。 だから物心ついて以来、自分の誕生日には自分でケーキを買い自分にプレゼントを買ってきた。
考えてみると、本来誕生会を開くとすれば、誕生日の本人が主催するものなのだろう。少なくとも西洋ではそーである。まぁ僕のように友達が居ない者はパーティー開くとしても誘える相手も居ないわけで、結局独りでケーキ喰いながら、親へ感謝して終わるわけである。
今年の誕生日には、マリオンと僕共々お世話になった、僕の中学時代の同級生からプレゼントが届いた。涙がでるくらいに有り難かった。
2007/12/23 (Sun) 0:52

 ●●●  ギグ@ファッジ
ギグ@ファッジ
初めてのお店「ファッジ」での演奏。そしてベーシスト釜鈴氏と初めての共演。ストーブのすぐ横にセッティングされたドラムセット。演奏中、暑い! で、プレイもヒートアップ!
なんと演奏曲にハードロックのディープパープルのナンバー「ハイウェースター」!!!を緩いスウィングで演る。これは面白かった!
このファッジというお店.僕のお気に入りゾーンにハマるいい感じのお店だ。ピアニストKENとのギグでは珍しく、中央区・狸小路の近く。ここなら、たまに街に出た時にでも立ち寄れる。このお店の雰囲気、きっと毬音も気に入っただろう。
お店のママさんは僕のホームページを見てくれたらしく「泣いてしまいました」と言われ恐縮する。実はピアニストKENはメンバー紹介をする時、必ず僕のホームページを紹介してくれる。おかげで毬音も知れ渡る。有り難い事だ。
僕の知らない所で毬音を知ってもらえるのは本当に嬉しい。

愛しても愛しても報われないと悲観にくれる事がしばしばあったりする。でもホントはわかっているのだ。
『愛せる事』が喜びだと。報われないと思ってるうちには、愛ではないのだと。
でもごく最近、それを僅かながら感じられるよいになった。愛せる喜びを。

ここで話題を現実に戻す。
ウチの近所に3DKの二階建て一軒家が月6万で借り手を探している。 二人でシェアすれば、月3万だ! しかも一間余裕もある。僕の理想では、ジャズミュージシャンのルームメイトとシェアして、余った一間はスタジオにできたら。。。と考えるわけだ。

と言う事で、
ルームメイト募集します! マジです。
2007/12/21 (Fri) 23:39

 ●●●  チューリップ
マリオンと、貧しいながら(現在の方が数倍貧しいが)平和に安穏に暮らしていた僻地・珊内の家の庭に、球根を植えた覚えもないのに毎春黄色いチューリップが咲いていた。今日のリハーサルの帰り花屋でチューリップを見掛ける。昨日のギグのギャラも入り買い物ができる事から。こんな時期からもう売られてるのかとの感嘆の気持ちと、一日遅れの月命日をとの思いで一輪購入。カッパ巻も購入。毬音の好物だったか、単に僕が好きだっただけか定かでは無いが、我が家の定番だったおやつ「ポリコーン」と「ピーナッツ揚げ」も買って帰りお供えする。毬音の祭壇は賑々しくなる。

昨夜は流石に気を失うように、いつの間にか眠っていた。今朝は八時前に目覚め、洗濯。ベランダに干すと、また湯気がたちこめる。予報では最高気温は〇℃。一昨日夜降って雪で、道はツルツル。危険な足取りで、座骨神経痛と肘あたりの痛みのため午前中病院へ。ここ二週間飲んできた薬の効き目がイマイチなので左腕肘附近に注射してもらった。現代西洋医学もあなどれないかな、今腕の痛みかなりら楽。ただ激しい睡眠に何度も襲われる。今夜は早く寝るか。
2007/12/17 (Mon) 18:44

 ●●●  30回目の月命日
今日はバイトが隔週日曜出勤に当たり、夜はbarサガラでの2回目のギグ。なので毬音に手作り料理を供えられず、家への帰り道にコンビニで毬音の好物の焼きソバとシュークリームを買って来た。しかしお供えできたのは、月命日の16日も終る5分前だった。
金曜から続いたバイトAND演奏のハードな三日間を乗り切った! まぁ演奏は楽しいから辛くはないが、体力的にちょっとキツかったかな!? 特に昨夜は3時間しか寝てないので、今日の演奏で最初のステージは集中力を欠いてしまったが、セカンドステージは楽しんだ。と言うか、毬音への祈りとして気を吐いた。本日のメンバーは、昨日に続きピアノ・KEN(ケニー)。ベースは北山。クリスマスソングを混ぜながらも今日は演歌無しでジャズを演れた。毬音へ手作り料理の無い月命日ではあれど、演奏で挽回できたと思う。
近頃またウツ気味である。信頼について考えたりするが、社会でも、僕個人の周囲でも信頼は希薄であり、希望を持つ事が罪悪のような日々に絶望しているようだ。その原因は、僕にあるのだろう。
来月からbarサガラでのギグが毎週入りそうだ。これは実にありがたい話である。
あと1週間で僕の誕生日。バイトは休みに当たるが、夜はギグが入っている。一人で部屋にこもって過ごす誕生日より演奏できる方が、心は落ち着けるだろう。前夜にバタークリームの小さなケーキでも買ってきて毬音と食べようか。

明日は今月30日にやる僕のリーダーバンド「想」のリハーサル。本日のベース北山も参加。さ〜て、どんな仕上がりにしようかな?
2007/12/17 (Mon) 1:35

 ●●●  ギグ@スワン
初めての店での演奏。実のところ本来カラオケとダンスホールをミックスしたようなお店で、我々(キーボード・日本人のケニー、突然来れなくなったギターの及川に代わり、急遽駆付けてもらったベース・小田島茂、と僕がメンバー)の演奏の合間にはカラオケが響く。むしろ、カラオケの合間にジャズを演奏、の方が言い得てるかも。 結局セカンドステージでは演歌やクリスマスソングをヨーロピアンジャズ風(笑)に演る。するとファーストステージとは打って変わり、お客さんが踊る踊る!
なんとか今日のギグをこなしたが、これはこれで別のスイッチが入って面白かった。基本的に、僕は人が喜ぶ姿を見るのが大好きらしいのだ。 今日は特にベースの小田島茂と久々に一緒に演れたのが楽しかった。彼は僕がロンドに出演するきっかけを作ってくれたバンドのリーダーで、僕のリーダーバンド「爆発」でのメンバーでもあり、頼もしいベーシスト。
今日の演奏内容は毬音には不服だったかもしれないが、どんな状況でも僕らしい音を出すあたりを楽しんでくれたと思う。
人が喜ぶのは、実に楽しいね。例えば、僕の存在が人を憂鬱や不快にするのなら、僕は消えるべきである、と考える。
さて、明日もケニーとギグだ! 明日はジャズが演れる・・・と思う。
2007/12/16 (Sun) 1:22

 ●●●  ライブ@ロンド
ライブ@ロンド
考えたら今年最後のロンドでのライブだ。しかし今日の天気は最悪。雪ならまだマシだっただろうが、冷たい雨に時々雪が混り、冬の北海道には有り得ない傘が必要な天候。これじゃ もともと少ないお客さんがますます遠ざかりそうだ。
いざ演奏時間になると、一人お客さんが。。。 そして二人三人と。計四人ものお客さんが入りました。バンドはギター小倉義満、ベース本間陽祐と僕の三人。バンドの人数を超えた〜!しかもこんな天気の中来店くださった事に感謝! まぁ たまたま来たら我々が演奏してたというのが正しい見解でしょうが、それでも聴いていただき、楽しんでもらえた事が嬉しいのです。初めて見掛けた方からビールまでご馳走になり、おかげで毬音にビールを供える事ができました。ありがとうございました。
今週は明日土曜、明後日日曜と、いろんな場所でいろんなメンバーとのライブがあるので楽しい週末です。それは毬音にとっても同じだろう。
次回のロンドは、同じメンバーで1月19日土曜です。お待ちしてます。
2007/12/15 (Sat) 1:22

 ●●●  グラタン
グラタン
以前にも書いたが、生前のマリオンが何故か買い溜めていた、カレールー、クリームシチュー、グラタンがとっくに賞味期限が切れたままあえて残しているのだが、今日は僕の好物のグラタンが食べたくなって、2箱残っているグラタンのうち2006年1月に賞味期限切れのひと箱を作って食べた。もうひとつは2006年6月で期限切れになっている。これでカレーもシチューもグラタンも一箱ずつ残ったことになったわけだ。この3つは永久保存にする。僕が死んだ時棺に入れてもらおう。とは言っても、僕の臨終時に付き添ってくれる人も居ないわけだから遺言として書き残しておかなければならないか。
昨日の土曜日(日付からすると一昨日になるが)どうにもイライラする一日だった。苛立つ自分に更に苛立つ悪循環。こんな日はサッサと家に帰り引きこもるに限るのだが、仕事帰りに買い物があって近所のスーパーで買い物をしていた。するとどーゆーわけか行き交う人が僕に突進してくる事が多くて何度も身をかわすシーンの連続。買い物を終えて、雪降る道を歩いていると、向こうから一人の人間がこちらに向かって歩いてきた。わりと広めの歩道だったのだが、どうしたことか僕が避けた方に相手も向かって来るのだった。僕はてっきり因縁つけられるのか、はたまた通り魔に刺されるのかと思った。イラついていたこともあり、ケンカ売られるのならちょうどいい!買ってやろうと思っていた。 結局相手は僕の避けた方にわざとぶつかってくるように突っ込んできてぶつかったのだった。雪が降っていたので相手はフードをかぶっていて男とばかり思ってたのだが、まだ10代くらいの女の子だった。最近は携帯でメールをしながら歩くばか者が多いのでぶつかりそうになる事も多く遭遇するが、この子の場合は携帯を手に持っていたわけでもなく、前を見て歩いているように見えたのだが、引力か何かに引き寄せられたように僕に向かってぶつかってきたのだ。 ひょっとしてその日の僕の姿は人には見えなかったのかもしれないとも思えた。帰宅して「俺は生きてるのか? まさか死んでしまって皆から見えてないのか?」と真剣に悩んだくらいだ。その夜、風邪が治りかけという友達から電話があり会話してやっと自分がまだ生きている事を確認した。しかしその電話での会話が終わったとたんにクシャミが止まらなくなり、咳き込み熱っぽくなった。電話でも風邪はうつる事を初めて知った。とにかく妙な一日だった。
なので今日の日曜はまたまたまる一日家で寝たり起きたりで引きこもっていた。
近い将来に来るアセンションで、淘汰されてもいいと思っていたが、それをクリアすれば毬音と同じ次元に居られると直感したから、今後しっかりと魂を磨かなければと反省しているところだ。
2007/12/10 (Mon) 4:00

 ●●●  居ないんだなぁ
居ないんだなぁ
毬音のサイト「NO-RUN」の北欧旅行記を久々に読み入ったら、泣けてきた。本当に楽しかったんだなぁ・・・・・ そんな喜んでいる毬音に会いたくて、会いたくて、会いたくて、魂を口から吐き出しそうになる。まるで駄々をこねる子供のように泣いてしまう。
僕が死ぬまでにもう一度、あの時と同じコースで北欧を周りたいと思うのだが、いかんせん収入がまったくおぼつかない。

僕の腰痛もついに右肢から足先までしびれてきた。先日病院へ行ったのだが、典型的な坐骨神経痛。このまま放っておくと歩けなくなる可能性もあると医師から言われたが、貧民は致し方ない。歩けなくなるより、ドラムが叩けなくなるのが辛い。
死に物狂いで働いて、せめて最後に北欧旅行を・・と思えど、こんな体では稼ぐに稼げない。 旅行どころか、健康保険の督促を受ける始末だ。
山頭火が望んで叶った「苦しまずにポックリ往生」を待つ心境が解る。

最近 毬音に「これから幸せにしてやるからな!」と誓っているのだが、即ち自分が幸せになることが、毬音を幸せにできる道と思うから。しかしあまりに幸福とは疎遠の自分を見ると毬音が不憫に思える。 
でも あと5年頑張らねば・・・・・・・・・・

まぁたまには泣いてもいいよな!毬音。


写真は2002年に行った、スウェーデンの氷でできたアイスホテルの入り口。扉にはトナカイの毛皮が張られている。
2007/12/06 (Thu) 0:28

 ●●●  ギグ@和音
昨日のアガルタ通信はトラだったが、本日の和音のギグも実はトラで入っている。(トラとは、いわゆる臨時加入みたいなもの)
いつもは和音ではジャズを演るのだが、今日は歌入り。しかもジェームスブラウンもののファンク系やなんとたまたま毬音の好きなサニー!そのボーカル男性とは初対面であり、僕の事情を知る由も無いわけで、まったく奇遇としか言い様がない。毬音も喜んでくれただろう。僕も思わず演奏に気持ちが入ったのは言うまでもない。
ギターには久々の及川君。
音楽のジャンルはどうあれ、ドラムを叩けるのは幸せだ。でも演歌とかは別だが・・
あくまで毬音が楽しめて喜ぶ音であれば、体が動く限り叩く。毬音への愛の証なのだから。
2007/11/25 (Sun) 0:26

 ●●●  トラでアガルタ通信@くう
今日のバイトは多忙でヘトヘトだった。就業後、速攻で家に帰りスネアとシンバル抱えてくうへ急いだ。アガルタ通信に参加させてもらうのは、これが4回目か5回目。最後の参加から4年経っている。その4年前のアガルタ通信のライブの時もくうでやった。その時は客席に毬音が居た。だから毬音にとっても懐かしくもあり、楽しみだと思う。何年か前の小樽・フリーランスでのアガルタ通信に参加した時以来、僕は耳鳴りに悩まされて現在に至る。そのくらい爆音のバンドで、演奏には体力も必須!4年前の自分と今の自分、心身共に衰退していると思えるわけで、しかもバイトでヘトヘト状態で務まるのか不安だったが、なんとか乗り切った。一応ジャズとカテゴライズしていいのだろうが、実質ハードロックに近いくらいに体力が要る。そしてスティックの減り具合がハードロックを演奏した時のようにささくれる痛む。新品のスティックでも1回のライブで消耗してしまうような演奏内容である。
久々にスティックを握る指の皮がめくれてしまった。腰痛からくる右脚のしびれのせいで、バスドラのコントロールが上手く行かなかったし、左腕の腱を傷めたのか、力が入り辛いし、もうロック系統の音は僕には厳しいのかもしれない。 そのうちドラムを叩けない身体になってしまうのかも・・・もしそうなれば、僕には生きる意味がまったく無くなるわけだ。そんな不安を抱きながら、ライブからの帰り道コンビニで飯でも買おうと思いきや、「ここはグッと節約」と真っ直ぐ帰り、家でスパゲッティーを茹でて食べた。資本主義の底辺で喘ぐしかないのだね。
今日のライブで「楽しそうに演奏してますね!」と言われた。よく言われる事なのだが、本当に楽しいのだ。ドラムを叩く時は、孤独や貧困や失望や心の傷をすべて忘れて音の世界に浸っていられる。そして何よりも毬音が喜んでくれているだろうと思えば、心から楽しい。 明日もバイトの後演奏だ!嬉しいなぁ。
2007/11/24 (Sat) 1:10

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