チャンカーはマリオン


 ●●●  28回目の月命日
土曜日に毬音の好きなオムライスは頂いたので、今日はカッパ巻と好物だったインスタント焼きそばのやきっぺを作った。僕はやきっぺを作るのが下手で、生前のマリオンが作ったやきっぺが好きだった。マリオン曰く「水分をあまり吸い込ませないうちに仕上げる」のだそうだ。今日はその通りに作ってみた。なるほど、硬めの麺が美味い!  デザートにはやはり好物のひとつシュークリームと乳酸飲料ソフトカツゲン。ほぼパーフェクトなメニューと思われる。しかし料理しながら頭がフラフラしている。食後に検温したら7度3分。微熱ありだ! 昨日に比べ喉の痛みも薄らいだから治りかけと思っていたが、そうでもなさそうだ。そして風邪との因果関係は不明だが、また舌がしびれて軽い味覚障害をおこしている。物の味がうまく味わえない。そのうち治るとは思うのだが、すでにステロイドの投与はしてないので、前回の味覚障害は薬の副作用だろうとの予測は間違っていたのかもしれない。だとしたら何だ??  最近投げやりな気持ちになることが多いが、突き詰めて精神を病むより投げやる事も必要なのかもしれないと自分に言い訳してみる。
あぁ悪寒がする。鼻水鼻づまり。咳。めまいが・・・バイトを休むのも死活問題だから、今日は早く寝た方がよさそうだ。
2007/10/16 (Tue) 20:14

 ●●●  ギグ@Bar SAGARA
ギグ@Bar SAGARA
2〜3日前から急に冷え込んだ。我家も急遽トイレ用の小さな温風ヒーターをつけて暖を取るも、昨日辺りから頭がふらつき喉も痛く咳が出るようになった。風邪だ! 近所の公園に夏前半あたりからホームレスの男性が住み着いていた。僕は旅人と呼んでいた。その彼もついに寒さに耐えられなくなったのか、居なくなった。たぶん南へと旅立ったのだろう。
さて、ロンドまでしばらく演奏の無い寂しい日々と思っていたが、一昨日急遽今日のギグが舞い込んだ。ギグの場合、毬音が喜ぶと言うより僕の生活が大変助かるわけである。サックスの蛇池さんとは幾度か顔を合せてはいるが、共演は初めて。なんとも綺麗な音色のアルトサック奏者でフレーズも僕好みの音使い。おかげで実に楽しいギグになった。
風邪で熱があったのか、演奏中目を開けているのが辛く目を閉じて演奏してると頭がボヤ〜っとしてしまう場面が少々あったが、集中力は大きな空白を生むことなく演奏できた。ただ、ドラムスペースが狭く何度かピアノに手をぶつけてしまい動きに制限があった事が残念だった。しかしお客さんのウケもヨシ!演って楽しかった事でこの面子での演奏は、また機会があるだろう。
昨夜、僕のライブをよく聴きにきてくれる小樽の方がわざわざウチまでお米10キロ・風邪薬、毬音にお花・手作りのオムライスを持ってきて頂いた。まったくもって皆さんに支えられて暮らさせてもらっている自分である。
明日は風邪を治すために一日グータラと寝て過ごす予定。
演奏は楽しく、ギャラも入って助かった、何も文句の無い一日だったのだが、帰宅途中とてつもない虚しさに襲われた。帰宅して即頭に浮かんだのは、昔僕が作った俳句「こんなに寂しい夜もあるのか」だった。 なんだか自分に負けそうな夜だ。風邪のせいだと思うけど・・・・
もう何も当てに出来ない世の中を知らねばならない。

明日16日は毬音の月命日。僕の命持ってくか?毬音。
2007/10/15 (Mon) 0:48

 ●●●  インソムニア
寝むれない。
いや、寝てしまえば寝るのだが、寝付けない。考える事が多すぎるのかな? 眠気を感じながらも寝ようとしない自分が居て、寝かせてくれない。
これが「秋」というものなのか。
諦めない事の難しさ、周りの流れとのバランスを取る難しさ、自分を位置付ける曖昧さ、信頼という迷信への疑心、、 生きてるのも気怠い。
とか言いながら明日も笑う事のある一日を過ごすんだろうなぁ。

こりゃ ライブ増やさなきゃいかんな!

これじゃ毬音が心配するよなぁ。
2007/10/10 (Wed) 2:45

 ●●●  音座なまらいぶvol9
音座なまらいぶvol9
9回目を迎えた小樽の音楽イベント・音座なまらいぶ。生前のマリオンも楽しみにしていたイベントなだけに、僕も参加する意味は大きい。ましてマリオンとの出会いの店、フリーランスでの演奏。今回はリーダー・アルトサック島谷かよ、ギター小谷宗且、ベース北山雅之での出演。わずか40分ほどの一回ステージと短いが、昨日からの落ち込み気分を晴すかのように叩いた。自分自身の評価としては十分な点数をつけられないが、やはりドラムを叩く事は僕には欠かせない事と思い知る。祈りであり、自己解放と研磨であり、伝達。
ここ数日珍しくライブが続いたが、これでしばらく間が空く。そうなると自分の精神バランスを取る手段を他に考えなければ。
毬音よ!今日は楽しかったか!?
2007/10/08 (Mon) 1:05

 ●●●  ギグ@和音
ギグ@和音
今月の和音は先月よりお客さんが少なかったようだが、相変わらずユニークな客層だった。ステージ途中、店のママさんが「札幌ブルース」(ブルースと名はつけど内容は演歌)やタンゴ調の曲を歌う生オケ状態もあり。なんだか昔 神戸のキャバレーで演歌のバック演奏してた時を思い出して苦笑いがもれたね。でもこれもシノギにつながるわけである。ここ和音でのバンドリーダー・バンコック(仮名)の選曲は僕好みであり楽しめる。

ネットのとあるサイトで知り合った九州の女性と一年以上メールや電話を交わしていた。知り合ったきっかけは彼女がジャズミュージシャンの彼氏との離別の苦しみの相談を受けた事から。自殺を考えてたり自暴自棄になり酒に酔い潰れ道端で寝たとかの話を聞く度に叱咤したり励ましてきた。僕は僕で時折激しい孤独感や絶望感に襲われた時、タイミングよく彼女からメールや電話をくれて幾度も救われた。
しかしここ最近絶縁状態となる。 彼女が寂しさから好きでもない手みぢかな男性と不倫関係になった。もし彼女がその男性に真剣な気持ちを持っているのなら応援するつもりだったが、あまりにも彼女の身勝手な態度に僕は呆れてしまい怒ってしまったのだ。 彼女の寂しい気持ちは解るが、人の気持ちを考えない彼女に悲しくなり、ちょっとキビシイ事を言ってしまった。以来連絡が無くなった。 また一人数少ない知り合いが消えたのかもしれないが、それはそれで仕方ない。 人の気持ちをもてあそぶ奴は許せないが、自分の気持ちまでももてあそぶ奴は大嫌いだ! その点、僕は自分自身も大嫌いな部類になってしまうが・・・・

和音の帰り道、慣れない道を車で走っていたら、知らないうちにマリオンが手術をした病院の前に出てしまった。とたんに涙が溢れ出した。 マリオンが余命わずかでもまだ元気だった頃、「よーこは死ぬのかなぁ」と口にしていた。嘘がつけない僕はその度に「よーこが居なきゃ俺はダメなんだよ!」と直接の返答を回避していた。が、今 本当にそう思う。
やっぱり僕には毬音しか居ないのか!と。生涯を孤独に過ごすしかないのなら、もうこの辺で勘弁して欲しいものだ。
2007/10/07 (Sun) 0:48

 ●●●  ユニット「想」@くう
古舘賢治ギター、中島弘惠ピアノ、本間洋祐ベースの初顔合わせのバンドでのライブ。テーマは「美しく爽やか」。いつもの破壊的な演奏と趣向を変えた内容にした。要は、演りたいモノより聴いていたいモノを優先させたわけだ。僕の性格上弾けてしまう部分や選曲は少々あったものの、おおむね美しいナンバーを演った。決して自分を抑えたわけでもなく、美しさを表現する事に集中した。 それにユニット名の「想」を込めた心情もあったのである。
初ユニットにしては、そこそこのお客さんの入りだった。中には幾度か僕のいつもの演奏スタイルを聴いているお客さんからは、意外とも思われたが、ある意味これも僕の一面なのだ。
そして、僕にとっての新たな価値を追う門出になるのかもしれない。毬音の導きは僕にはまだ暗中ではあるが、確実に僕は変化しつつあるようだ。
本日も 一緒に演奏してくれた皆と出演させていただいたお店と来てくださったお客さんに心から感謝いたします。 特に『乗換えが苦手』なのにわざわざ乗換えして来てくれた御方! ありがと!

日が変わって10月5日。僕の育ての父の命日だ。 沢山の人に助けられ、守られて生きています。 そのすべてに感謝します。
2007/10/05 (Fri) 0:59

 ●●●  リーダーユニットでのライブ告知
リーダーユニットでのライブ告知
札幌・「くう」札幌市中央区南1西20(南大通沿い 北向き)LOGビルB1
tel 011-616-7713
(地下鉄「西18丁目」駅、出口1より徒歩2分) 不定休
ユニット名「想」
古館賢治(g)中島弘惠(p)本間洋佑(b)大村吟弘(ds)
19:30開場、20:00開演
予約1800円1飲物付(当日2300円)
今回も初の取り合わせです。

前回のくうでは日本の民謡・童謡をおどろおどろしく演奏しましたが、今回は秋空の如く美しく爽やかな音をお届けする予定です。


最近よーやく札幌も平年並みの気温になり、夜は肌寒くなってきました。 今夜なんて火の気が欲しいくらい。
ここしばらく眠れないでいる。昨夜もたいして寝てないのに、今夜も眠いのに眠れない。 まっそのうち眠るだろうけど。
2007/09/29 (Sat) 0:35

 ●●●  午後の陽射し
2日ほど前から札幌も平年並の気温になった。夜は肌寒く、昼でも陽が当たらず風を受ける野外は肌寒い。
今日バイトも休みで、本来なら来月小樽でのイベント「音座なまらいぶ」に出演するバンドのリハーサルがあったのだが、給料1日前の今日、僕の経済状態は小樽まで行く交通費もガソリン代も無い状態。結局リハーサルには行かなった。まぁ明日になって給料入ったところで状況は大して変わらないのだが。
そんな休日、近所の発寒川の河川公園で木もれ陽に当たりながら、10月4日の自分のリーダーバンドでの曲構成を考える。これなら金もかからず、部屋にひきこもらずに過ごせる。しかし15分ほどベンチに座っていると日差しより吹く風の冷たさが勝ってくる。でもこの快適な時間から離れ難く堪えてみる。夕暮れ前に家に帰り、ご飯を炊いてインスタントラーメン作ってラーメンライスにしよう。
2007/09/24 (Mon) 16:31

 ●●●  やっぱり海だね
やっぱり海だね
昨日に比べて今日の海は穏やかで、僕としては景観と音に物足りなさを覚えるが、やっぱり海はいい! 朝のうちここそこで小舟が浮かんでいる。とっくにウニの時期は終わっているからアワビ漁だろうか。今年の夏は結局毬音にウニをご馳走できなかったなぁ
昨夜も2時間ほどしか眠れなかったが、天気がイマイチで海に輝きも無いので朝のうちに帰ろうとした。古平に差し掛かった時、小樽の知り合いの方から電話があり京極町まで車を運転して欲しいとバイトを頼まれた。今の僕の経済状態からして有難い申し出だったので即受けた。
一旦小樽へ行き車を乗り換え、いろいろと寄り道をしてはご馳走になりながら京極町を目指す。しかし睡眠不足から、途中睡魔に襲われた。結局帰り道はその方が運転して僕は助手席で寝ていた。まったく役立たずのバイトだ! 申し訳なく思うと同時に何から何までお世話になった事に感謝しながら夕方に帰宅した。 真狩村で朝もぎトウキビ2本150円を買った。それは生でも食えるというものだったので、家でかぶりついた。美味い!生食のトウキビは高いのだが、流石直売!!
2007/09/17 (Mon) 18:54

 ●●●  27回目の月命日
前日の雨模様から今日の墓参りは無理かと思ったが、厚い雲が流れながらも晴れ間もあったので、昼もかなり過ぎた時間から余市へ走った。いよいよおぼつかなくなった我が家の家計。しかしせめて花は供えたいと安い花を探した。夕暮れ前に墓前に着き線香を手向け最近の自分の不甲斐なさをわびる。今日明日はバイトが休みなので部屋で独り暇を持て余し暗黒思考世界に入り込む恐れから、珊内に行くつもりにしていた。しかしガソリンは持つのか? 財布の中身にかなりの不安を感じながらも生まれ持った脳天気から珊内を目指す。
前回の珊内はニューヨーク(正確にはニュージャージー在住)からの旧友ピアニスト大野智子と彼女の息子と三人で訪れた。 実はそれ以外にも一度、雨降る夜中にひっそり来ている。
今回は久々に幽霊が出る事で有名な当丸峠を通った。 世間も連休とあって行き交う車が多いが当丸峠は爽快に走れた。その運転中「テレビもなく、携帯も圏外の珊内で独りどうやって夜を過ごすか? 途中岡田商店で発砲酒買って帰ろう」と呟く。僕は笑ってしまった。買って帰ろうと言ってしまったのだ。馴染みある道を走っていた事で、つい口をついたのだろうが、「帰ろう」と声にしたのだ。珊内はすでに帰る場所ではないのに・・ ひょっとしたら助手席には毬音が乗っていたのかも。だから珊内に帰る気持ちになっていたのか。
静かすぎる僻地・珊内で、何もない環境で独り過ごす夜。ゆっくり本でも読もうと思っていたが、本を忘れて来た。
珊内の夜を独りで過ごす上で今ならもう喪失感からの自殺は無いだろうと来てみたが、現在の自分の状況を考えてみると実に危ういと気がついた。だから今夜はアルコールは中止にした。何故なら、危うい精神状態になった時、すぐに脱出できるようにとの考えからだ。 まぁ、対処策を考えるだけまた余裕があるのだろう。僕の見た死後のビジョンは今日ではないと信じている。
2007/09/16 (Sun) 20:13

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