なんとか。。。7月24日MANDA−LA2でのLIVEを終了いたしました。
今回、本番当日までの間運営にあたって,(いつものことですが)
様々な問題があり、最後の余力を振り絞っての本番だったように思います。
今だからいえますが、舞台上の私は歴代LIVE中でワースト3に入るほどの、最悪なコンディションだったように思います。。
この前のdiaryでも触れている内容と被りますが、今回は本筋における取り組み、考え方相違により急遽、Drumsが変わりました。
5月のLIVEが終了してからすぐ、次回にまたメンバーがチェンジする事態になるとは正直、誰も思っていなかったですし、Tail’z サウンドにとってDrums のやっていることは、サウンドの輪郭の特徴を作る重要ポイントです。そのポイントがなくなったことで、今までのサウンドを1から作り上げていかなければならない「振り出し」に戻ったこと、新たなる挑戦とともに相当のプレッシャーでした。
(この事態に関しては、LIVE終了後、マン2の中野店長さまからも、あまりの交代劇に?とうとう笑われてしまいました・・)
先月のBogalooが終了する前に、今回のメンバーでたった一回スタジオに入りましたが、実質上新譜作成&アレンジも含め取り掛かったのは7月1週目入ってからのことです。
新譜アレンジ含めて、準備期間が少なかったのは、今回が史上初でした。
しかも、メンバーが違う。。。
最後は「あたってくだけろ!」でした。
でも、そんな私の不安は、どんな状況下でも前向きに捉えてくださる壬菜嬢&海老ちゃんの支えがあり、そしてPiano愛さんの安定した演奏によって緩むことなく乗り切れたような気がします。そして、今回ピンチヒッターを担当してくださった伊藤こずえさんの、Drumsに取り組む姿勢とのみ込みの早さが、私の不安を完全に消し去ってくださいました。
こういった緊急事態時だったからこそ、普段あまり注目しているようでしていない各個人、精神力の強さ&力量の大きさに触れることもでき、別な視点から見た場合、とても学ぶことが多かったです。
ただ、今回本番前に、精神的にも肉体的にも抱えるものが多すぎて、1週間切った状態で声帯炎症、2日後には全身蕁麻疹になってしまいました。これは歌う誰もが落ち込むところで、私の精神も相当落ち込んでいたことは確かです。
ここ2〜3年間の経緯からみて、声帯に何かしらのトラブルが生じる時は、「歌いすぎ」というよりは精神面の負担が大きいと思います。睡眠不足もたたっていたので、悪条件が一片にきた状況だったように思います。
当日になっても声がかすれる中、本番ギリギリまで医者に通い、吸入器をもらい、少しでもかすれたときは迷わず吸入しまくりでした。
「本番に声でるかな」といった不安がぬぐいきれぬまま会場へ行けば、今度はリハ直前での楽器、モニターの配置の変更、それによる中音のバランスの最悪さが、気合だけで立っていた私の精神にとどめの1打撃を加えられたようでした。
本番まで散々悩んだあげく、PA担当者の提示した配置を全部変更し、またまたブッツケ本番での音確認しながらの演奏になってしまいました。
今だからいえますが、一曲目で中音のGuitarが馬鹿デカく、他の音を消す勢いの音量と地響きになった時、崩れているかもしれない外音を想定しながら私の身体は、本当に倒れそうな勢いでした。
でも、そんな最悪な状況下でも冷静に流れを止めずに演奏しているメンバーの表情を見て「今更やり直すわけにもいかないし、やるか!」という気にならせてくださいました。
やはり、アコースティックサウンドにとって、舞台上の中音は当たり前ですが、その日の出来具合いを7割以上決める重要な問題です。たまたま普段の担当者がお休みされていたこともあり仕方ない状況ではありますが、プロ・アマ関係なく、懸命に取り組んでいるアーティストの気持ちをもっと大事にした段取りがほしかったように正直おもいました。
ただ、同時にどんな緊急事態でも、本番があってオーディエンスがいる以上、いざとなったら「やるんだ!」という度胸と覚悟を私自身、強く意識していかなければならないのだなと、自身の振り回される弱さに反省心がつのりました。
とにかく、なんだかんだ言っても蓋を開けてみたら本番を乗り越えた感が、私のふらつく精神面を元のスジに戻らせてくれたような気がしています。
今回は、本サイト管理人・シュトウ様の愛娘様・マドカちゃん&大事な友達夫妻・マッチ-&せこなおさんの愛息子・スハルちゃん&全国のご誕生されたお子様のために勝手に作らせていただいた「ラクガキ」を、大好きな友人、仲間に見守られながら発表できたことに、最高の幸せを感じながら、起こったトラブルとはまた違ったところで、充実した本番だったように思います。
内容的にも古い作品中心のセレクトでしたので、常連の方にとってはあまり発見が多くない内容だったかもしれません。
新規のお客様、1年ぶりの方にとっては、メンバー交代もこの1年で数回あったことで、「発展ぶり」というよりは「変貌振り」と楽しんでいただけたかもしれません!
壬菜嬢もTail‘zへ加入してめでたく1年、海老ちゃんがはじめてTail‘zLiveに来たのはその壬菜嬢のデビュー日でした。。
私にとって2006年大殺界真っ只中7月24日は、いろんな意味で思い出深い日になりました。。。
最後に、この度、貴重な時間を割いてお越しくださった、全てのお客様、親愛なる友人、音楽仲間、母親にこの場を借りまして深く感謝いたします。
そして、Tail‘z参加メンバーの皆様…壬菜嬢&海老ちゃん&愛さん&こずえちゃん&奈緒ちゃんに感謝
と敬意をこの場において伝えさせてください。本当に有難うございました!
2006年7月24日(月)Tail‘z]W MANDA−LA2曲目
@Try me!
A見失った影
Bオルゴール
CSky Park
DPendulum
E帰り道の途中で
Fラクガキ(フィーチェリング・スハル&マドカちゃん&その他全国ご誕生のお子様達へ)
GMontage
All Songs 泉田理歌
Arrange & Sound Play By Tail‘z
Tail‘z are…泉田理歌 壬菜 海老根伸明 小川愛 伊藤こずえ(from ほにゃらら) 斎藤奈緒