昨日の「なんでもレポート」は、この7月にコンサートでお邪魔した高知市内の要法寺から生放送させていただいた。
ラジオを通して秋の寺院の趣を伝えたくて要法寺に行ってみようと思い立ったのは、墓参のために帰郷する車中だった。
このタイミングが、後でただならぬ縁を感じる一助になったのは事実だろう。
ラジオカーで要法寺に到着したのは午後1時過ぎ。
ご住職(日蓮宗ではお上人(おしょうにん)とも呼ばれるらしい)は「今日は小雨模様で少し蒸せます」と言われたが、境内に流れる風はあの時のように柔らかで優しかった。
スタッフが放送機材などの準備をする間、お上人のお母様が親しく話をしてくださった。
「お里は宿毛とおっしゃいましたか??」
「はい、両親は父の里である宿毛の平田に住まいを構えましたが、僕が生まれたのは中村です。」
「そうですか…実は私達は一昨日有岡に行ってきたんですよ!!」
「へ〜! で有岡には何かご用がお有りだったのですか??」
「はい、お上人が住職を兼務するお寺が有りましてね」
幼い頃「日蓮上人」と亡母が言っていた声を突然鮮明に思い出した。
嫁ぎ先は曹洞宗だけど、里は日蓮宗だったと母が言っていたような気がする!!
「それは何というお寺ですか??」
「真静寺(しんじょうじ)と申します」
「え? 真静寺…ですか??」!!
その名前にも聞き覚えがある。
「ご住職が亡くなられてから家のお上人が兼務させていただいてるんですけど、普段は佐田さんという方が留守を守ってくださっております。」
母方には佐田という親戚も多い。
「もしかしたら母方の菩提寺かもしれません!!」
「そうですか…ご縁ですね!!」
お母様は静かに言われた。
今日訪ねてきた姉に確認すると、確かに真静寺は母方の菩提寺で、母の実妹の法事に訪れたことがあるという!!
「ご縁」という言葉をよく使われる要法寺のお上人やご家族の皆さんのお話を思い出すにつけ、墓参の帰途で要法寺に行こうと思い立ったこと、遡って7月にコンサートをさせていただいたこと、さらに遡れば、この要法寺を菩提寺とするテルと巡り会い、大切なスタッフとして仲間として一緒に歩いていることなどETC.
特定の宗教には帰依しない僕だけど、世の中の事象の全ては偶然ではなく必然なのだと、そしてそれぞれの出来事とその繋がりには極めて奥深い意味が有るのだと改めて強く実感する。
いや、すくなくとも自身の人生においては、全ての事象には必ず意味が有ると信じて、その意味を深く考えながら一つ一つ片付けながら生きていかなければと思う。
筆山から吹き下ろす優しい風の中で、深いご縁に感謝しながら「実家」を心を込めて唄った。
なお、四万十市有岡の<B><A HREF="http://www.kochinet.ed.jp/nakasuji-e/database/11.htm" TARGET="_blank">真静寺についてはこちら</A></B>をご覧ください。