たとえ「マザコン」って言われようが何と言われようが、辛いものは辛い、寂しいものは寂しいとしか言えないタイプみたいで・・・・・
-- 実家 --
せせらぎに木漏れ日
小鳥たちのさえずり
母が大切に育てた花の香りを
優しい風がそっと届けてくれる
心の扉を開けるような気持ちで
引き戸の隅の鍵穴に刺した鍵
やけに小さくて頼りない手応えで
心の鍵穴までカチャッと回った
そっと閉ざしてた思い出の小部屋が
懐かしい匂いで満たされてゆく
いつも母の優しさがあふれていた
台所に足を運ぶ
さびた流し台をなぜか触りつづける僕の耳に
確かに優しい母の声が聞こえた
帰ってきたよ
久しぶりやねお母ちゃん
僕のこと見守ってくれてますか?
幼い日から離れて暮らしたこと
寂しいと思ったこともあったけど
今思えば僕よりもあなたの方が
大人だった分辛かったはず
父が亡くなってからは
出来るだけ時間を作って帰るようにしてた僕を
タンスの引き出しを無理矢理一つ空けて
嬉しそうに待っていてくれた
そんな優しく穏やかな日々が
たった一年足らずで終わりを告げた
引き出し一つ分の幸せを
あなたにあげられたのだろうか?
紙を筒にして輪ゴムで留めてあるのを見つけても
絞ったままでひからびた雑巾を見つけても
その時のあなたの言葉を探すよお母ちゃん
もう一言だけでも話したかった
線香の香がそこまで届いているのですか?
お鈴の音があなたに聞こえているのですか?
手を合わせたらあなたに思いが届くのですか?
会いたいよ
会いたいよお母ちゃん
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まあこんな日もあるってことで・・・・・(/_;)