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☆今日のつぶやき☆


もう踊らないで
最近ライブ告知的日記ばかり書いてる気がするので(ってか最近更新すらできてない気がするので)、今日は久々、軽く世相にでも切り込んでみよう。

「聖域無き構造改革」「改革無くして成長無し」「民間(地方)にできることは民間(地方)に」「骨太の方針」などETC.、小泉前首相はシンボリックでインパクトのあるフレーズを次々と乱発し、国民は見事にその一見心地良いリズミカルな響きに乗せられて踊り狂った。
そういえば米大統領のジョージブッシュも「テロとの戦い」「悪の枢軸」など、各地に派兵する度にその手のフレーズを強い口調で発してきた。
英語力も無く、和訳テロップも見えない僕だけど、あのしわがれ声で"terrorism""terrorist"と繰り返していたのは今でも耳にこびりつくほど印象的に残ってる。

確かにこの手法は、多くの人を或方向に向かわせる「号令」という意味で極めて有効で、それが証拠に戦時体制や独裁体制下の国では、よく用いられているようだ。
例えば戦前戦中の日本でも「ほしがりません勝つまでは」「鬼畜米英」「お国のため」など、国民の戦意を高揚させるためのフレーズが沢山有ったと聞く。
そんなこんなで、多くの人を或1つの方向に向かわせるということが、大変な危険をはらんでいるってことくらいは誰が考えても解るだろう。
ただ、総論的には理解していても、今正に自分達がそういう状況に置かれているということを自覚するのは時に難しい。
それは、フレーズが極めてリズミカルで、まるで歌詞でも覚えるように耳に残ることと、各フレーズを構成する言葉達も力強く、一見正義に満ちた素晴らしいことのように思えてしまうからだろう。

例えば、前首相が傷の付いたレコードみたいに繰り返していた「民間(地方)にできることは民間(地方)に」というフレーズ1つを取っても、「そりゃぁ国がやってる業務をできるだけ民間企業や地方自治体に委譲すれば国の負担は減り企業や自治体の活性化にも繋がるだろう!!」って考えてしまっても不思議は無いだろう。
ここで注意すべきは「できる」という言葉!!
いったい誰が「できる」と「できない」を判断するんだろう??
介護保険制度や「障害者自立支援法」、そして教育改革という名の下に、憲法にも唄われている「健康で文化的な最低限度の生活」を保証するための福祉や教育の現場にまで市場原理を導入するなんて、どう考えても馴染まないと思うのは僕だけではないはず。
もちろん「介護」も「教育」も民間企業にできないことではない。
それどころか、もしかすると公的機関のそれよりもユニークで画期的なノウハウが生まれる場合も少なくないだろう。
ただどう転んでも、企業の最大の目的は収益を上げること。
そのためには極力人件費等を抑えて合理化しようとするのは当然で、そうなると1人1人のスタッフの負担は増え、サービスを受ける側へのしわ寄せも大きくなることは想像に難くない。
そもそも介護や福祉というものは、国の予算を投じてでも、誰もが等しく安心して暮らせるようにサポートするものであって、何処かの国の軍隊のために使ってる膨大な金を削ってでも、国として最も力を入れるべき施策だろう。
どちらかといえば「国にできることは国で」という方が、一国のリーダーには相応しい言葉だと思う。

更に「障害者自立支援法」の場合、名前だけ見れば「障害者が自立することを支援する法律」という解釈の下に「なんて素晴らしい法律なんだろう!」と思われる人も少なくないだろう。
長くなるので一々詳細は書かないけど、この法律によって自殺に追い込まれた障害者や家族は決して少なくない。

「地方分権」という言葉も、ずいぶんねじ曲げられてきてるように感じる。
「高レベル放射性廃棄物の処分地としての調査を受け入れたら多額の交付金を出す」「期日までに自治体合併をすれば財政的に優遇する」等、これでは「地方分権」どころか、国の意向通りに金で縛り付けてることに他ならない。
富める自治体は益々富み、貧しい自治体は、住民1人1人が長年の間に作り上げてきたアイデンティティーを踏みにじるような合併を強いられ、更に不幸なことには、合併後も住民の生活は何ら向上していないケースも少なくないと聞く。

「コムスン」に象徴される介護や福祉の問題、年金問題、そしてあらゆる格差の問題など、即座に解決すべき問題は山積みなのに、現首相が憲法(特に9条)を変えてまで必死に目指す「美しい国」とは、いったいどんな国なんだろう??
1人1人が「関係ない」ではなく、もうそろそろ本気で考えていかないと本当に取り返しがつかないことになる。
少なくとも選挙には必ず行こう。
そして表面的なキャッチフレーズやマスコミが演出する雰囲気に騙されるのではなく、そこに隠れてる本質をしっかり見抜く目と、関心を持って情報を集める積極性だけは常に持っていたいと改めて思う。

なお原発について、どうしても読んでもらいたい文章が有るので以下にリンクを貼っておきます。
<B><A HREF="http://segz11.blog90.fc2.com/blog-date-200704.html" TARGET="_blank">「原発の不都合な真実」知らなかった事実!</A></B>
2007/06/09 (Sat) 23:13


【Ree】 恥ずかしながらほとんど世相に無関心で流されているだけの私です。平井さんの文章を我が高知県東洋町のことを思い出しながら、胸が締め付けられる思いで読みました。佳さんのつぶやきから考える時間を頂きありがとうございます。
2007/06/10 (Sun) 13:58



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