まずは18日の誕生日に際し、祝福の気持ちを寄せてくださった皆さん、一纏めで大変申し訳無いのですが、本当にありがとうございました<m(__)m>
そういえば、昨年の誕生日は、Keiを「あんちゃん」と呼んで応援してくれてる山根浩という熱い男が、地元島根県出雲市のホールで「しあわせコンサート」っていうステージを企画してくれて、ヤツの太鼓とのバトルセッションなど、ほんとに思い出に残る1日を過ごさせてもらった♪
さて今年はどうだったかというと……!!
とりあえずボイトレ→ジャズピアノのレッスン→番組収録→年末のディナーショーに向けての素材作りと、ほんとにもういっぱいいっぱいのスケジュールをこなした後、同級生のS宅で、久々の飲み会が予定されてた。
元々サプライズを仕掛けるのが大好きなKeiは、学生時代にいつもつるんでいた(笑)もう1人の同級生Iを、Sに内緒で連れて行こうと、収録の合間を見つけて、Iが勤務する病院に電話を入れた。
学生時代を過ごした高知県立盲学校は、小中高合わせた全校生徒数が、当時で100人前後(確か今は30人前後まで激減してる)で、クラスの人数は多くて10人、中には一クラス1人とか二人っていうケースも少なくなかった。
盲学校の性格上増減は有ったものの、高校時代のクラスは、中3の夏に転校してきたIと、高1から転校してきたS、そして幼稚の頃から在籍するKeiという、男子ばかり3人の恵まれないメンツ構成だった(/_;)
好奇心旺盛で我が儘な目立ちたがり屋の全盲生のKei、口べたで不器用ながらひょうきん者の弱視生のi、そして沈着冷静で大人の弱視生のSの3人は、何度となく一緒に職員室に呼ばれたし、反省文も3枚まとめて提出すること屡々だった!!
自転車で夜中の町を徘徊したり、寮の部屋で消灯後に3人でタバコを吸ってる最中に抜き打ちの火災避難訓練があって、「5室がほんとに煙っています!」と大騒ぎになり、翌日から1週間外出禁止処分を受けたりと、エピソードを挙げてると本当に果てがない( ・o・)
卒業後も、Sとはバンド活動やグラウンドソフトボール等で頻繁に会うし、酒席を共にする機会も多いけど、口べたで照れ屋のIは、自分から積極的に連絡もしなかったし、「おらぁ電話は嫌いじゃき(嫌いだから)」と携帯も持たなかったこともあり、全く音信不通になっていた。
だけどSと飲む度に「Iは元気やろうか」「Iに会いたいなぁ!」って、決まって二人でため息をついた。
そんなIの職場に、思い切って電話をしたのは2時過ぎだったか。
「お〜‥Iか〜? 俺じゃ俺じゃ〜!!♪ ひっさしぶり〜!!♪」
「あー……」
相変わらずぶっきらぼうなIだった♪
「今晩S宅で飲むんやけど、やっぱりおまえがおらんといかんがよ!!」
「別に俺がおらんでもえぇやないか」
「まぁまぁ‥‥6時に迎えに行くとしたら何処に行ったらえい??」
「お〜のめんどくさいの〜!!」
昔の様々な思い出と共に、電話の向こうにIの微かな笑顔を見た♪
「最寄りの電停は何処や??」
「桟橋通3丁目やけど〜…… お〜のめんどいの〜!!」
「はいはい、解った解った!! そしたら電停の近くで待ちよれよ」
「お〜の‥‥なんで仕事で疲れちゅうのにわざわざ行かんといかんがなや〜!!」
「はいはい……ほんじゃの〜!!」
まだ電話の向こうでブツブツ言ってるIの言葉に耳を貸さずに、携帯の『切り』ボタンを押した♪
スタジオでの一連の録音作業を終えて、ディレクターのテルにお願いしてIを拾い、S宅に着いたのは6時半過ぎだったか(テルごめんよ&ありがとうでした)。
ところが、道路まで迎えに出てきたSがIを見つけたら、きっと驚きながら大喜びするだろうとの予想は見事に裏切られた!!
「あっそこを左です」!!
なっなんと、SはIに向かって敬語をしゃべってやがる( ・o・)
「おまえ‥‥ほんまにこいつが誰か解らんか??」
「解らんよ!! 俺の知っちゅう人かや??」
そこでいきなりIのI節が炸裂!!
「どうせおらぁそればぁのもんよや!!」
「あっ‥‥そのしゃべりかたを聴いて分かったぞ!! おまえIやないか〜!! おっまえ…お爺になったの〜!!!」( ・o・)
そして3人で大笑いしながら家に入り、S婦人(彼女も同じ寮の仲間)の手料理で、子供達も交えての会食が始まった♪
さすがに20数年というブランクは長く、最初はややぎこちなさも有ったけど、一通り腹を満たしてから、教室でよくやったトランプゲームをするうちに、いつの間にか昔の俺らに戻っていた♪
「実はな、おまえらぁが嫌うていじめよったEのこと、俺は普通校でいじめられよった中学生の頃の自分とダブって、可愛そうで、いっつも話を聞いちゃりよったがぞ!!」
Iがいつになく真面目な強い口調で攻めるように言った。
そういえば、改めて振り返ってみると、一見ちゃらんぽらんに見えるIだったけど、確かに弱い者いじめなど大嫌いっていう毅然とした部分をかいま見せる場面が間々有ったっけ。
なんとなく涙があふれてきた。
そして焼酎のロックグラスを重ねる程に、いい感じに酔いが回ってきたIもまた涙ぐみながら、らしくもないことをしゃべり始めた。
「俺は口べたで、電話でもまともにようしゃべらんし、なかなかこんな機会がなかったけど、おまえが強引に誘うてくれてよかった。
20年ぶりに会うてもこうやって気も遣わずにおれる。
こういうがを無二の親友って言うがやろうか??」
それを聴いていた感激屋のSは、一通り大笑いした後で「俺もおまえに会えてほんっまに嬉しいぞ」って声を潤ませた!!
良い年をした男3人が、何やら感涙に噎びながら酒を飲んでる図なんて滑稽に映るかもしれないけど、Keiにとっては、去年とはまた違う、思い出に残る誕生日になった。
今週は火曜日のテレビCMのコメント録りに始まって、週後半のコンサート、そして来週はラジオの生放送や収録の他、高知市内や滋賀県でのコンサートと、有り難いことに忙しいスケジュールが続く。
そんな激しい時間の流れの中で、きっと元気の元となる心の栄養剤になったはず♪
最後はまともに歩けないくらい酔っぱらった佐伯、そして結局焼酎を一本空けてしまった稲内、ほんまにありがとうぞ(^_^)V