父と一緒に浜松の祖父母を訪ねました。おばあちゃんは横になっていたのですが、おじいちゃんは背は曲がったものの、頭はしっかりしていました。母方の祖父母ですが、母の兄であるおじちゃんが、「俺の方が先に行くかもしれない。」と弱音を吐くほど、しっかりしています。会いに行くといつもおじいちゃんにエネルギーを感じますもん!!
「俺より七ツも下なのに、ばあさんは耳も目も弱くなったから、心細くなっちゃって。俺は心配であいつを残して先には行けねえなぁ。」と。強さの秘密はまさに優しさにあり!って感じでした。
草木が好きで俳句が好きでお酒が好きで。余った紙を切って、針がねで袋とじにしてはお手製のメモ帳を作り、介護してくれるヘルパーさんやお見舞いに来た人々に配っています。
好きなものがたくさんあって、人との関わり合いを楽しめていると、いつくになってもイキイキできるんだなあ〜〜〜って思いました。
おばあちゃんが90歳、おじいちゃんが現在97歳。
昔はおしゃべりなおばあちゃんと対称的で、物静かだったおじいちゃんですが、今はおばあちゃんが少しボケてるので、おじいちゃんの方が会うとよくしゃべる。こんなポジティブな人だったんだと驚きます。戦時中、捕虜になってシベリアにも行った人ですが、その時の話も、おもしろおかしく話してくれます。
普段は、高校に入れなかった中学生に、予備校で国語を教えていたおじいちゃん。退職後も「俳句は生涯の友」とし、俳句をやっていたのですが、語彙が半端じゃない。智恵がつまったインディアンみたいな歳のとり方がかっこいいなと思うよ。
おじいちゃんの最近の俳句です。
「隠し酒も底をつきたり老の春」
「編笠ゆ莞爾と笑まふ寒牡丹」
「ゆ」は「から」と言う意味で使うらしい。莞爾はすごい笑顔のことだそう。
一句目が気に入って、載せていい? って聞いて許可もらって来ました。
大丈夫。隠し酒の追加はおじさんが持って来てくれたそうです。(笑)
富田 彩水香
♪YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE♪
TYRONE WASHINGTON
RETURN OF JAZZ FUNK より
スティービーの歌詞の訳と意訳ページを拝借して載せときます♪ (そのうち消すかも)
http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/3012#sunshinehttp://blueinjpn.exblog.jp/5434997/