幸せです、もう幸せです。ああ人間いっぱい私は死にます。神様見てます、神々に叫びます。何故生きるのか？何故生かすのか？何故殺さなかった、どうして姿を見せた？知っています、神を知っています。私知っています、神を知っています。ああ幸せ

私と君、多分今、真逆に向かって歩いてる。君はいつか私の引き戻した道をあとを追うことになるのかな。分からないけど、私は死に行く。君は若葉のように四方へ手を伸ばす。私の戦いは終わった。君はまだ戦っている。私の手の及ばない心の中で。私は桃源郷のような今をただただ絵描くだけ。沢山の悲しみは影を残し蓋をされている天性の明るさによって。誰も気付かない私の奥底にどんな鋭い針、暗闇と恐怖が潜んでいること。発病して10年間のうちに出来上がった病を隠す自我。君には触れて欲しくない地獄だった。君には経験してほしくなかった地獄。君は今、見てる。私が病を理由に休学しなかったのと同じように君は働き続けて。早期発見休養が必要なのに。私と同じ道を歩んでる。ただひとつ、君は運がよかった、病名が早く見つかって適切な治療を受けている。違うのは私は病名が付くまで10年も費やした。精神病は発症から放置されただけ同じ期間治療しなければ治らない。臨界期というのがあって、その前に治療しないと予後が悪いこと‥。大分君より戻れないとこまで行ってしまった気がしてる。臨界期、に間に合わなかった。一人で生き延びれるだ
けの力が残されていない。

私は何時も覚悟してる。君が成長し私を必要としなくなる時を。そうなるのを覚悟してるってのはその悲しみが多大だから今から準備。いつか来るよきっと。でも私たちは切れないんだ。好きとか嫌いじゃない次元で透き通る独りだった証。安心して違う道を歩むよ。だって切れない。喧嘩しても好き合っていても関係無いんだ。私は成長を止めている、可能性の中にいる。君は選択する可能性を捨てて、白と黒の世界へ歩いてる。私はもう見てきた。白と黒の世界。逃げてきた必死にグレーの世界へ。私は子供になり胎児になり還る。私の精神論何か参考にしなくとも、君は答えに向かってる。私は答えを知ってなあんだこんな事かありふれていると興味を無くした。成れの果てなのだ一周した成れの果て。もう二度と声を交わせないかもしれない相手に嫉妬してる。「赦す」何かを前にしたとき浮かぶ言葉。恋愛は縛るものそれが嫌。恋愛の形なんていくらでも作ればいい。常識なんか知らなくても振り返ることが出来れば道は外さない。君は人間関係に溺れがちなのかな。

空の向こう。ずっとずっと向こう。宝箱のなかで紫の水晶が光を集めてる。透き通る暗闇に鳴き声が響く。なんの意味も持たない鳴き声。失った暖かさを再び手にすることはない。受け取った沢山の生は出番をまってる。立ち止まった。空をみた、ずっと向こう、まだ向こう。届かない空。風がつめたくて‥それでも裸足で駆けていく。白い身体夢を見る朝日が昇る夢。それが夢であるかは知らない。ただ見ていた、空のずっと向こう。薄暗い世界に目を閉じる‥

落としてきた‥。失った。物が余りに多くて。でもねそれ以上に受け取った誰かから、受け継がれた力。振り返って戻りたい道を見る。でも出来ない。もう私には‥。前を見ていながら目には何も映してはいない。確実に進んでいる、確実に選べる道は少なくなった‥。昔を懐かしむ感傷も連れて、踏み出す勇気をくれる。楽しかった、幸せだったそれなりに。夢を見ていたみたい。夢だったら良かったのにね。