Que Sera Sera |
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いつもとは逆向きの電車に乗り込む。そうすると実家近くの駅まで行けるけどその手前で降りる。見知らぬ駅の目の前で独りぽつんと降り立つ。そして迷子になる。そういう計画だ。つまり学校から逃げて。逆向きの電車に乗り。独り旅をしようという計画だ。計画だ。計画。現実は逆向きの電車なんかに乗らなかったし。ちゃんと学校へ向ってる。旅なんかくだらないと自分に言い聞かせて。結局学校もくだらないのだけど…。こんなしてまた憂鬱な一日が始まった。
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2009/01/21 (Wed) 7:43
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疲れた顔したおじさんたち。眠そうな目付きの高中学生。遊びに行くように着飾った大学生に、笛を吹いて手をあげた車掌さん。すれ違う列車の見知らぬ顔顔顔顔…。ダルそうに静まり返った車内の放送。これが毎朝の始まり。始まったものは終わらねばならぬ。
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2009/01/20 (Tue) 7:44
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空は―青い。青黒い。黒い。ぐろい。ハハッ。そらそそそそら。青い。くくくくろい。ろいろいろいろいろい。白い。ひかり。ひかり―…。星。ひかり。白く―ひかり星。が、が、が、が。空にひかり―。夜。夜空に―。そらに―。光る。
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2009/01/16 (Fri) 23:52
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人は皆終わらない夢を覚えてる。夢の閲覧途中に覚醒した時だけその夢は今さっきの記憶として残る。実は夢とは無意識の領域に記録された昔の記憶の寄合わせであって。理解不能な夢とは、昔の記憶が断片的なイメージ、しかも時間のめちゃめちゃに交差したものとなって再び夢に見ることだ。夢には皆その終りに終止符があり。終止符を見終わらずに覚醒した物が夢の記憶としてのこる。
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2009/01/15 (Thu) 7:45
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嗚呼死んでいく。鳥たちが。幸せそうに死んでいく。なぁその翼を分けてはくれないか。地面を這う害虫のごときこの無意味な身体にその翼を。その幸せな死を。どうか少し分けて下さい。
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2009/01/12 (Mon) 21:31
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