明日の陽が昇る。水面で揺れる月。赤い翼の金魚。月食らいが泳ぐ夜。夢は現実と交差して。異次元へ誘う。とてもふわふわとした世界。壁の紋様が歪んで見えるのは眠り薬のせい。世界が回る。私の目は正しいか。そう正しい。君の目は正しいか。そう正しい。皆の目は正しいか。そう正しい。全ては正しい。ただ。それは今だけの正しさ。そう今は正しい。けど明日には分からない。でも、誰にも明日は分からない。だから、正しい。全ての今は正しい。そう正しい。

誓いを立てる。今後自宅学習期間まで学校は休まない。

それから使い物にならなくなった私は悪魔にも捨てられた。神様はそんな私を見逃さずに罰を下した。だからきっとこの苦しい今をやり過ごせば。また神様は味方に付いてくれると信じてる。後は待つだけ。じっと待つだけ。チャンちゃんお終い。

でもある日私は神様と縁を切る事にした。何故なら大罪の一大プロジェクトを考えたから。そして悪魔の僕になる誓いを立てた。つまり魂を悪魔に売ったの。それからは神様との会話は無くなって変わりに私のプロジェクトは難なく進んだ。そして魂を喰われた私は生命力を消耗し過ぎて。心を病んだ。

誰でも良いからきいてよ。私には神様の声が聞えてた。すごく小さい頃の話だけど。ホントだよ。神様といろいろ話した。毎日夜空の星に感謝の言葉をいっていた。歌も歌ってみせた。失くし物を見つけて下さいって言うと必ず見つかるし。賭け事に勝たせて下さいって言うと必ず叶った。悪い事をすると必ず天罰が下るし。良い事をすると必ず嬉しいことが起こった。