まだ家にいない。どこか旅路の途中。そんな感じ。でも物語の結末はすぐそばまで来ている。そんな気がする。気がするだけ。すごく嫌な感覚。ずっと忘れていた感覚。まだ小さい頃。何も分からないまま進んでいく世界に不安ばかり感じてた。何だか気持ち悪い感覚。最近ずっとこんな感覚が続いてる。ふと我に帰ると。この世界にいるんだ。この感覚が本当に私のものなのか分からない。

一定の音と共に流れて行く日常。すごく嫌い。この世界が嫌い。壊れればいい。跡形もなく消えればいい。接し方が分からない。私は浮ついて地に足が付かない。気持ち悪い。早くどうにかなってしまえよ。この星。孤独のすえに。輝きもせず。消えてしまえばいい。

夢を忘れた。

何故生きなくてはならないのか。なぜ皆は死んだら駄目と。まるで馬鹿の一つ覚えのように言って来るものだから。問わずにはいられない。何故、生きなくてはならないのか。私にはさっぱり分からない。何故苦しい世界で、気に入らない世界で。わざわざ生き続けなければならないのか。何一つとして生きなくてはならない理由などないのに。何故生きなくてはならないのか。分からない。

もう、全てが嫌になりそうだ…