花咲き風かおる5月だね。今日は本当の「五月晴れ」になった。でも雨の日も多いね。先日「秩父宮公園」に行ったら雨のせいか人影が全くなくて私一人。ところが草花は天気とは関係なしに次々と咲き出していたよ。ラン科でも大型の白い「クマガイソウ」が30本も群生していて見事だし、赤でなく黄緑色の「アツモリソウ」も一杯に咲いていて興奮した。
この花は風船のように大きく膨らむから武将が馬上で背負う母衣(ほろ)に似ていて、白いのを背負った源氏の武将「熊谷直実」と,赤い母衣の若武者「平敦盛」の一騎打ちに因んだ名称なのだ。昔、礼文島ツアーに参加した時にはクリーム色の「レブンアツモリソウ」が見れず残念だったが色合いがこれとよく似ている。
この旧宮邸では故妃殿下のお好きだったエビネも咲き始めて、我が家にも咲いている白・紫2色のものだけでなく、「キエビネ」や交配種の「タカネエビネ」など珍しい種類にたくさん出会えた。ラン科の花はどれも首を垂れて花を下に向けて咲くのがユニーク。写真を撮るのに苦労するけど・・・。
1年生MU君は前回、笑い話「次の列車って?」を和訳してみた。過去完了形の had waited が過去形の動詞came より以前のこと、というのはまだ学校では出てきてないようだね。もう少し時間があれば、さいごの「オチ」まで訳してやっと「笑えた」のに。今日は文法で「代名詞」と「形容詞・副詞」を勉強した。日本語の「それ」に相当する英語には3つあって、普通は it だけれど、「〜なそれ」と前に修飾語がつく時には 〜one となるし、「〜のそれ」と後に修飾語がつくときには that of 〜となる。それぞれが複数の場合も注意しよう。 theyと 〜ones とthose of〜だ。今日の「小話」は「最初の感謝祭」だった。イギリスから清教徒たち(ピルグリム)が大西洋を渡って、東海岸のボストン付近に移住してきた時代の話し。最初の収穫物を原住民のインディアンたちに捧げた。
2年生YAさんは前回、入試の和訳でミスをやった。和訳で一番難しいのは何か?それはなんと and です。A and A' というルールをその都度じっくり勉強していこう。People may get homesick and miss their families, friends and the comfort of their home. で接続詞の and は並列だから日本語でも逆戻りしてはいけない。「人はホームシックにかかったり、家族や友人や家庭の安らぎを恋しがったりするかもしれない。」A and A' というルールは、andを見つけたら△マークで囲って、直後の単語と同じ仲間の単語を探し出し、並列させて和訳するというもの。ここでは、最初の and は動詞の原形get〜とmiss〜をつないでいるし、後のand はfamiliesと friends とthe comfort〜の3つの名詞をつないでいる、とわかるね。
新加入のKAさんは2年の「重要構文101」シリーズの第1課と第2課をやった。1年生でやった「不定詞」の文法事項を復習しながら、入試問題に挑戦するから、日頃学校でもやらないが、長めの英文の和訳に毎回挑戦するのだ。せめて1パラグラフ全体を和訳して用紙に書いてみると、日本語の難しさを思い知る。きちんとつじつまが合うように言葉を選ばないといけない。
大学生のYAさんはTOEICでリーディングの模試問題をやった。今日の空所補充の問題では冒頭の他動詞 outwigh(〜より重要だ) surpass(〜より勝っている)や 形容詞unrivaled(敵なしの)が目新しく難しかったね。基本的な動詞の使い方はよく知っていて、今日も80%以上の正解率が出せたね。後半はいつもの和文英訳をやった。日本語をそのまま英語に置きかえると、つまり直訳するとおかしな英文になる場合がよくあるね。詩的表現になっている場合も多いので、それをいかに平易な短めの英文で表現するか、に少しずつ慣れていこう。 尾上
(追記)雨の一日になってしまったので傘をさして「仏舎利塔」のある「平和公園」まで歩いた。ここはもう何年も前から日本人の姿は皆無で、中国人のツアー客専用の見学地になっている。お寺の山門をくぐると池をめぐって小さな日本庭園があって、真っ赤なシャクナゲの大木を背景に記念写真を撮っている観光客が数人。20代くらいの若いペアに英語で「中国から?」と話しかけたら、「上海からです!」といい発音でニコニコと。
群馬ナンバーの観光バスが止まっていたので、一人っきりのドライバーにいろいろ質問してみたら、「ガイドも向こうの人で日本人は私だけ。一日中ことばが全く通じないよ。」「会社の貸し切りバスの60%は中国人の団体専用だね。どこの出身なんて興味ないけど、台湾からは少なくてほとんどが中国本土らしい。バブルもはじけたからこのブームももうじき終わるよ。」
「昔はマナーがひどかったよ。座席の下にゴミは捨てるわ、つばをはくわ。だから最後まで掃除なんかしてやらなかった。それでしだいに自分たちで気づくようになって、いまではずいぶん良くなったね。」「今では富裕層のツアーが減って買い物ツアーも少なくなった。」「御殿場アウトレットなんか行ってもなにも買わないね。」「富士山がお目当てで、いつもは眺めのよいこの平和公園にきた。天気が良ければ富士山の中腹まで登っていくよ。」
「成田から出発して大阪の関西空港でおろすことになっている。」と聞いているうちにバスガイドの中国人女性がひとり戻ってきたので、「ニーハオ」と挨拶。しかしそこまで。もうすこし会話が成り立つように中国語会話を勉強しようかな。この4月から外語大の「中国語科」に入学した裾野教室のMIさんも、今頃は四声で「マー、マー、マー、マー」なんて発音を勉強しているかな。
