弟の経営する「佐野川温泉」から帰る途中、富士宮市内の世界遺産「富士山・浅間神社」に立ち寄ったらサクラの古木がちょうど満開で、大鳥居と橋の欄干の赤色が川面に映えて美しく、ガラケーで写真を撮りまくったよ。中国人のグループも日本語で「キ・レ・イ・・」を連発していた。例年より2日遅れの満開だそうだけど入学式のシーズンにピッタリだね。
新2年生のMIさんは前々回、1年文法の締めくくりに「強調・倒置・省略」の書き換え問題や整序問題をやってみた。なかなか正解が出なかったけれど、一気に理解するのは難しいね。「仮定法」はとても良く理解できていた。前回は2年生の第1回で、「不定詞」の構文を勉強した。疑問詞+不定詞、be to〜の働き。今日は第2回で seem to〜が助動詞のように「話者の判断」を表す文、不定詞が「〜するために」(目的)の意味のほかに、「原因」「根拠」「結果」などを表す場合を整理して勉強した。「助動詞」ってなに?「動詞を助けるもの」じゃなかったね。Auxiliary Verbといって「補助的な動詞」という意味だよ。文の「命題」に対して,話者が自分の判断を付け加える働きだ、と説明したね。
御殿場教室のSEさんが裾野教室に戻ってきた。人数が少なくてたっぷり教えられる。前々回「倒置・強調」の問題はほぼ正しかったけど、英作文では「彼の驚きはたいへんなものだったので、口もきけなかった。」が難しかったね。His surprise was so great that he couldn’t speak a word. とso 〜 that の構文を使えば素直に書けるけど、so great をsuch1語に置きかえて、Such was his surprise that・・・という「倒置構文」も覚えておくといいよ。前回はMIさんと同じように「重要構文101」を始めて第1課・第2課で「不定詞」の構文を勉強した。入試の易しめの英文もいざ和訳してみるとミスをいくつも発見する。接続詞+S+V+O+〜の語順をいつも念頭に置いて、「このVのSは何?Oは何?」と問い続けることが大切なんだ。 尾上
(追記)1988年、12月のシカゴは冷凍庫の中のようだった。外気温マイナス10℃以下の通りからバンド・クリニック会場のホテルに入った途端、室温が20℃以上に跳ね上がりその温度差にガーンと視界が消える。Windy City (風の町)と呼ばれるシカゴは「ミシガン湖」を渡ってきた強風が吹きつける湖岸の町。美しいデザインの高層ビルが林立する大都会だ。
この町の有名ホテルを借り切って毎年、全米とカナダの吹奏楽関係者が一同に会するバンド・クリニックが5日間にわたって開催される。日本からもヤマハやパールなど管楽器・打楽器のメーカーが地下の展示会場にブースを開設して売り込みを図る。楽譜出版社のヤマハやレコード関係の担当者もここに出入りする。プロの指揮者や作曲家も個人で渡米してくる。
今回、東京の小さな楽譜出版社「ミュージック・エイト」が全国の中学、高校などの指導者に呼びかけて「シカゴ・クリニック視察ツアー」を企画した。静岡県内ではほとんどだれもまだ参加したことのないクリニックに参加するチャンスが来た。三重県「合歓の郷」での日本版クリニックに何度も参加して,一度本場のものを見たかったからね。
成田空港で集合したこのツアーに私たち夫婦はシカゴのホテルで合流した。英語教師としては長らく気になっていた巨大都市NYと古都ボストンを訪問しておきたかったから。NYマンハッタンを一通り観光してからボストンに移動するには横断鉄道アムトラックを利用した。4時間の予定が6時間もかかった。乗客はまばらで誰も騒がない。全くアバウトな国だったよ。
この会場には写真で見たことのあるようなアメリカの作曲家もおうぜい参加していた。ここで作曲家同盟の会合も開かれたのかもしれない。その中でE・デル・ボルゴは小柄で丸顔の好人物で、ホールの中で見つけてすぐに仲良くなった。私は彼のバッハ風の深みのある曲が大好きでそれまで発表されるたびに何曲も購入しては演奏会やコンクールに利用していたから。
「パッサカリア」「シンフォニック・スケッチ」「バービー・ヤール」など500曲以上を作曲していた。どれも古典的な構成でバッハの和音を多用してその背景に現代風のパーカッション(打楽器)で色づけする。フィラデルフィア音楽大学では有名なパーシケッティの直弟子だったそうだ。このイタリア系の陽気な作曲家に12年後もう一度NYの片田舎で再会することになろうとは・・・。(つづく)
(おわび)きのうは「UG会」をクリックすると、Not Foundが標示されて驚いた?ブログ日記のサーバー「Alfoo」が24時間以上「点検修理中」だったから投稿もできなかったよ。1年に1回くらいこんなことがある。8日の13時に開通するとのことです。
