御殿場市民会館にて
「司馬遼太郎記念館」
関西旅行の1日目は大阪府東大阪市、昔の布施市に建つ「司馬遼太郎記念館」を訪れた。10年前に安藤忠雄の設計で開館した記念館は吹き抜け3階の天井に届く高い本棚に囲まれそこに5万冊の著書が納められていたよ。司馬の作品はどれも傑作で、NHKテレビの大河ドラマになった「飛ぶが如く」(1990)「功名が辻」(2006)や大作「坂の上の雲」(2009)を見たというご家族も多いでしょう。今年が生誕100年なので司馬の「街道をゆく」のドキュメンタリーが再放送されてるね。「関ケ原」(1966)は沼津市出身の原田正人監督が2017年に映画化したので私も三島の映画館で見た。別所広司が演ずる家康の本陣「桃配山」が我が家の近所の「二の岡神社」の本堂を借りて撮影されたので、いっそう身近に感じたものだ。
最近楽しんでいるのはAMAZONの「オーディブル」audibleで、眼で文字を追うことなく司馬の短編小説がネットでいくつも聞けるんだ。ラジオで放送された「傑作選」から「桜田門外の変」「人斬り以蔵」「金吾中納言」など、読み手の絶妙な語り口で眼をつぶったままイメージを膨らませながら聞いて楽しんでいる。随筆「歴史の中の日本」(1974)も御殿場図書館で見つけ読みふけっている。司馬は1923年大阪に生まれ「大阪外語大」のモンゴル科に学んで新聞記者になった。直木賞作家として文壇にデビューしてからも終生大阪の庶民の街「布施」に住み続けたことでもユニークだ。1996年、4万冊もの蔵書を残し73才で逝去。その時のままの書斎も保存され庭を一回りしてガラス越しに見ることができた・・・
今日のUG会は生徒が2人とも学校の模試が24日(日)にあったので変更したものです。
MUさんは文法問題で「関係詞」をやったらすべて正解が出せた。特殊な関係詞but、as、thanもわかってる、すごいなあ!長文読解は「東工大」の「観光業の衰退」をやった。Fears of terrorism and the safety of air travel may have lessened interest in some international travel for the time being.ではandが次のthe safetyと何を並列させているかが難しかった。助動詞may+完了形で「〜がしばらくの間外国旅行の関心を引き下げたかもしれない。」だから、主語はfears(恐怖)だけで、「テロへの恐怖と空の旅の安全性への恐怖が」とすればよかったね。「A and A’のルール」がここでも強調できる。
OK君も「関係詞what」の特殊な用法を勉強した。whatはsomething whichを一語で表した関係詞だから具体的なら「もの」抽象的なら「こと」と訳せばいい。しかしbe動詞の場合は困るからWhat Japan used to beなら「昔の日本の姿」と訳せばいいね。The vanity of desiring to make yourself look far better than what you really are is one of the bad characteristics of the Japanese.では動詞isの主語がかなり長いね。同格のof(〜という)には気づいたから「〜という虚栄心は日本人の悪い特性のひとつだ」の〜を埋めるには、「自分を実際の自分の姿よりずっと良く見せたいという・・・」となるね。 尾上
