私のお気に入り、花の名刹「長安寺」をゆっくり歩いて回った。あの見事な紅葉もすっかり散って全くさびしい冬景色。しかし、斜面にずらっと居並ぶ五百羅漢の石像たちをみると思わず顔がほころぶ。お花をもってお参りにきた女性に聞いてみると「このお寺の檀家さんたちが寄進したんですよ・・」
早春はフクジュソウや猩々バカマに始まる。愛子さまのお印・白ヤシオや初夏のカタクリ、クマガイソウ、黄レンゲショウマ、岩タバコ、セッコクなどなど。秋にはイワシャジンともみじの見事なこと。1年中珍しい野の花が絶えることがない「花の寺」だ。
三重県の伊賀上野市にある尾上家の墓地をこんな所に移せたらいいな、と思い社務所の和尚さんをお尋ねした。「仙石原の住民のための菩提寺ですが、御殿場の新橋の方ならすぐ近くだからいいですよ。ここから御殿場に移住した檀家さんも大勢いますから・・」とのご返事。山梨の弟や叔父たちに相談してみよう・・・。
EC君は、「分詞」の整序問題をやった。いくつか間違えてしまったのはすべて同じ項目。つまり have+物+―ed が「@〜してもらう(依頼)、A〜させる(命令)、B〜される(被害)」の意味になることだ。have the money stolen (金を盗まれる)、have this film developed (このフィルムを現像してもらう)、have the bad tooth pulled out (その虫歯を抜いてもらう)などなど。
MIさんは前回、「信州大」の和訳をやった。ほぼ適切な表現になっているから、欲を言えば文と文のつながり方に注意できるともっと内容理解が進んだことになるね。カンマとセミコロンは、音声で聞いている限りはただのポーズ(間)で抑揚も関係するけどそれが長いか短いかだ。しかしそのポーズに「すなわち、つまりそれはね・・」とか「なぜならばね・・」のような「説明」や「理由」を感じ取って、それをはっきり日本語で表現できるととても良い和訳になるのだ。今日は「動名詞」をやって整序問題は完璧だったけど、和訳でミスが目立ったね。「〜に気をつける」は be careful of (about)〜が普通。 care for は「世話する」もあるけど、否定文、疑問文で「〜を好む」の意味。
三島教室のOH君がこちらに参加した。新たなシリーズで第1回「基本時制」の整序問題をやった。「青山学院大」が少々難しかったね。「彼の髪は良く洗う必要がある。」は His hair was much in need of a good wash. もしneed が動詞なら His hair needs washing well. とも言えるけど、ここでは名詞と考えるしかない。washも名詞だね。副詞much(大いに)が次のin need of という「副詞句」を修飾しているんだ。
2年生のTA君は前回、「分詞構文」の慣用語法をつかう英文を和訳した。 Anthropology, broadly speaking, is the comparative study of the beliefs and practices of all human societies, past and present. ではbroadly speaking がSとVの間に割り込んでいるけど、文頭に移動すれば「おおざっぱに言えば、・・」の意味の「独立分詞構文」だ。カンマカンマはカッコに入れる、だね。後のandは直前の語句を修飾して「過去のでも現在のでも」と訳す。前のandはせっかく「三角マーク」で囲ったけどbeliefs と practices を繋ぐことに気づかなかったね。「人類学とはあらゆる人間社会相互の信条と慣習の比較研究なのだ。」 尾上
(追記)今日も家内を乗せて箱根のリハビリ病院に出かけた。お昼を箱根で食べたいなと思いつき、小涌谷の「千条の滝」近くに住むKA老人に電話して、「先週のケーキのお礼にラーメンをご馳走するので、箱根湯本のTVで評判の「日清亭」にいきましょう。」と誘った。一人暮らしの老人はもう門の前にちょこんと腰掛けて待っていた。さっそく老人を乗せて、宮ノ下・大平台・出山の鉄橋・塔ケ沢と山を下っていった。
12月6日のブログに「大学仲間とのハイキング例会」で出会った老人のことを書いたのを覚えてる?「千条の滝」のちかくで通りがかりのおじいさんに挨拶したら、気に入られたらしく話し込んでしまってなかなか離してもらえず、「あらためてお邪魔しますから」と約束してほうほうのていで逃げ出したのだった。元銀行員で北アルプスのあの魔の山「剣岳」にも登ったという老人が自慢する庭先の「浅間山」を見ながら、お茶を頂くのもいいなと思い、3日後に「川根茶」を手土産に家内も誘ってお宅を訪問した。
4年前に奥様をガンで亡くしてずっと一人暮らし。洗濯機の操作もお湯を沸かすのも不自由をしておられた。まだお互いに正体も知れない私たちなのに、意外に始めから旧知のような雰囲気だった。小涌園ホテルのショートケーキを用意していてくれてなかなか風流なおじいさん。隣室からBOSEが低音を響かせて「大河ドラマ」のテーマ曲を聴きながら山の話、絵画や音楽の話に夢中になった。84歳というから「ひつじ」年の私と同じ。ろれつがまわらない所もあってせっかくの熱弁が半分意味不明だったけど、なんとか相づちを打っておいたよ。
今日のKA老人は、先週訪問した時と同じくジーパンとカウボーイ・ハットというウェスタンスタイル。「おしゃれしてるね」と褒めたら、ジャンパーのなかをちらっと見せて、「これ、ライオンの毛皮よ。動物保護団体からクレームがつくから秘密だけど、大騒ぎする以前にアフリカで買った物だからね・・」と得意げ。さわってみると滑らかな手触りの金色の毛皮だった。「尾上さんもハンチングが良くにあうよ・・」だって。
湯本に着いてみるとあいにく本日休業だった。「では小田原に出よう・・」と。6日のブログで「頭取」と書いたのは聞き間違いだったが、老人がかつて勤めていた「スルガ銀行」小田原支店のすぐ隣にパーキングを見つけた。小田原城の城下町は駅前を中心に活気に溢れていた。むかし何回か訪れた大きな魚屋「魚国」のある繁華街で、満席状態の「中華・日高屋」を発見。らーめん・ギョウザのセットが600円で食べられるから、大人気の店のようだ。
KA老人の「リクルート」時代、「スルガ銀行」時代を通じて長い人生に出あった人々。西武デパートの堤社長、作詞家の北原白秋、三井銀行頭取、スルガ銀行の創始者・岡野さん、などなどの話。兄弟と登った北アルプスの「剣岳」や「槍ケ岳」。第2位の「北岳」には一日で往復したよ、山小屋一泊はしなかったと、けろっとして言う自慢話。興味を持った音楽、絵画、染色など自分と同じ趣味の老人に出会って家内も感動することしきり。
お年寄りの「昔話」はおもしろいよ。きみにもおじいさん、おばあさんがいたら是非是非、得意話や苦労話を聞き出してみるといいよ。









