今夜UG会の帰りは雨になって今もしきりに降っている。今日は昼食後一人で「金時山」に登った。足柄峠の登山口はもう紅葉の季節も終わり寒々とした冬枯れの山道になっていた。山頂の山小屋に着いて122回目の登山記録を書いた。神奈川側のもう1軒の山小屋は閉店して人影もまばら。「この3連休中は久々の大賑わいで疲れたわ。」と金時娘・妙子さん。「イタリア人のグループが来て、イタリア民謡の大合唱を聞かせてくれたよ。」12月13日(日)には恒例の「もちつき大会」があるそうだ。標高1213mにちなんで・・・。
TAYさんが難関・上智大に合格した。TEAPという新しい英語検定の成績や学校の推薦が評価されたとのこと。おめでとうございます。昨年も同じ高校のYAさんが合格している。UG会2年連続の快挙だ。やはり「英文和訳」と「和文英訳」を根気よく地道に学んだ人の勝利だね。今日も沼津から電車で来てしっかり勉強していったよ。
TAYさんに前回の添削の残りを解説した。比較級のイディオムでas good as〜(〜も同然)、no less〜than・・(・・とおなじくらい〜)が難しかったね。後者はno more〜than・・という否定表現の逆だ。no lessが二重に否定だから「肯定」の意味になる。和訳でも「比較」がテーマで、「京都教育大」のOne can no more write good English than one can compose good music merely by keeping the rules.もあの「鯨の公式」を知っていればカンタンだね。「規則を守るだけではよい英文が書けないことはよい曲をつくれないのと同じことだ。」と美味く訳せたね。しかしその前文でrules of harmony とあるから「調和のルール」じゃなくて「和音の規則」と訳せるとよかったね。吹奏楽部員だったから知っているはず。ドミソとかファラドの和音のことで作曲の基本だ。
TACさんは先週カゼでお休みした。前回の総合問題では仮定法の選択問題が不完全だったね。「今」の仮定と「昔」の仮定を表す動詞の形をもう一度復習して欲しい。Ifがあっても動詞が仮定法の形でなければ、それはただの「条件文」で「事実の裏返し」の意味を持たない。関係代名詞の用法もThe man who I thought was my friend deceived me.(友達だと思っていた人が私をだました。)はThe man deceived me. とI thought he was my friend.が一文になった。代名詞heが関係代名詞who(whomではない)に入れ替わってI thoughtの前に移動するわけ。今日は「基本時制」の文法・作文をやった。関西学院大の「私たちは光は音よりもずっと速く空間を進むことを知った。」はWe learned light travels much faster through space than sound. と書くといいね。knowは「知っている」という状態動詞だからダメ。「学習する」という動作動詞learnを用いる。light、sound、spaceは無冠詞にする。「(光が)〜の中を進む」はtravel through〜という。
TU君は「受動態」に関する整序問題はとてもよくできた。英訳問題は骨格はできているのだけど、少しずつミスがあったね。関西学院大の「英語ほど世界で広く使われている言語はありません。」はきっと君も持っている「暗誦例文集」にありそうな例文だね。「健康ほど大切なものはない」なら、Nothing is more important than health. だから、そのマネをして No language is used more widely in the world than English. と書けるでしょ。自信がないときは、最上級でかいても差し支えないよ。English is used most widely in the world. 確実を期して上手に逃げるのも方法だ。
2年生NIさんは前回、「助動詞」の単元で英作文をやった。並べ替えはほぼ完璧だったけど、和文英訳となるとなかなか難しい。「徳島文理大」の「このデパートの8階は食堂街になってます。」こういう日本語の「〜になります」はbecomeではない。「〜にあなたは気づきますよ。」の意味だ。だから動詞findを使ってYou'll find a lot of restaurants on the eighth floor of this department store. 今日は「比較級」の重要構文で、最上級の文を比較級で書き換える練習をやった。「千葉商科大」の「人間と動物」の話では Animals, left to themselves, do not disturb the balance of nature.が訳しにくかったね。「カンマ・カンマはカッコ」に入れる、のだけどそれはあの「受身の分詞構文」だと気づけばよかった。「動物たちは、一人に放っておけば自然のバランスを壊すようなことはしない。」の意味。 尾上
(追記)ツタヤで借りたDVDで「ビヨンド・ザ・エッジ」を見た。「山稜の刃先を越えて」の意味か、2013年にニュージーランドが製作した「山岳映画」だ。「なぜエベレストに登るの?」の問にマロリーの「そこにその山があるからさ・・」は有名なやりとり。エリザベス女王の即位式を目前に、30年もの長い宿願を果たそうとイギリスが国の名誉をかけて派遣したのだが、その大登山隊でなぜ友邦国のニュージーランド人・ヒラリーとチベット人シェルパ・テンジンが初登頂の栄誉を手にしたのか実に興味は尽きない。
ちょうど60年前の1953年、ヒマラヤの最高峰「エベレスト」はすでに13人もの犠牲者を出していた。下山中に滑落死したマロリーも有名だね。ヒラリーよりも先に初登頂したのかどうかも謎のままだ。ヒラリーとテンジンは最高部のルート発掘にも功績があり、巨大な氷壁を登り、氷河の割れ目「クレバス」をハシゴで渡ったりして登頂を果たした。その記録を再現し映画化したのがこれだ。スタントマンも使ったがほとんどが実写だから見応え十分だ。撮影隊も重いカメラなどを持ってよく登ったねえ。
現在までに登頂に成功した人は5000人にも上る。しかし200人以上が酸素不足や低体温、そして滑落のために犠牲になっている。その遺体の大半が回収の困難さからそのまま放置されているという。いわば「墓場」の遺骸を乗り越えて登って行かなくてはならない。なかでも緑の登山靴を履いた遺体「グリーン・ブーツ」が有名らしく、ルートのランドマークになっているらしい。恐ろしい。
その後のネパール政府の観光政策と酸素ボンベなど装備の開発、より正確な天気予報の進歩と共に、エベレスト登頂はかなり身近なものとなり、「北極点」「南極点」征服の次の極地として「世界の屋根」8848mが冒険家たちの「垂涎の的」になってきた。ヘリコプターなどを使って6000mくらいまでは楽に到達でき、ロープやハシゴを随所に設置したからますますツアーによる「商業登山」も増えて、場所によっては渋滞もおきるらしい。
70年に登山家・植村直己も登頂に成功した。しかし84年には冬のアラスカ・マッキンリー山で遭難した。その前年、御殿場南高校の秋の「講演会」の講師に来校しお会いしたのになあ。女性では75年にTVの登山番組にもよく登場する田部井順子が世界初。河口湖町の渡辺玉枝は2012年に73歳の高齢で成功。翌年スキーヤーの三浦雄一郎が最高齢80歳で登ったのは記憶に新しい。ヘリコプターで下山したとか費用に1億円以上かけたとかいわれているが。









