高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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センター試験は3,4番をとばして後回しにすべし
センター試験は3,4番をとばして後回しにすべし
2015年11月1日(日)森の腰中央公民館にて 「生ビール」
 もう11月だ。ずいぶん寒くなったね。温かな熱海へ行こう!とネットで調べたら「熱海さかなフェスティバル」を開催中だ。箱根の山を越えて熱海港の突堤に行ったら、おおぜいのグループが懐かしの「七輪」の炭火で魚を焼き生ビールでゴキゲン!私もアワビと金目の干物を焼いてもらった。熱海の海岸は南仏のコートダジュールに比肩できるほど美しいと言われるが、対岸の斜面に林立する白いビルの群れをみながら鼻でも舌でも海を味わったよ。ビールなしだけど・・・。

 YAさんは前回「人生は次への準備も大切。」を読んだ。A as well as B(BだけでなくAも)は前の方のAを強調するが、書き換えるとnot only B but also A と逆になることに注意しよう。A balance between what is due to the present and what is due to the future is seldom easy・・は3つ目のisの前までがずいぶん長い主語だね。「現在に関わることと将来に関わることとのバランスをとるのが簡単だなんてことはめったにないよ。」否定のseldomがeasyという単語ではなく「文否定」であることに注意しよう。
 一年SEさんは前回、「日本人は本当に礼儀正しいか?・・電車の優先席やゴミ問題を見ると否定的だ。」という内容が少々難しかったね。英作文は学校でも時間が設定されていないからなかなか難しい。特に「動詞の時制」の扱いにもっと注意が払えるといいね。今日も「英作文によく出題される表現T」で和文英訳をやってみた。「彼は日本へ来て初めて刺身を食べた。」は He didn't eat sashimi until he came to Japan.(来るまでは食べなかった)でもいいが、後半を強調した構文にして、It was not until he came to Japan that he ate sashimi. と書けてとてもよかったね。
 MOさんは明日試験があるのでお休み。お母様にプリントを受け取りに来て頂いた。試験が終わったら解答して来週見せてね。 尾上

(追記)箱根・仙石原の「小塚山」859mに登った。「箱根リハビリテーション病院」に駐車して「小塚山別荘地」の急坂を30分くらい登っただけだけどね。「芦ノ湖」を発した「早川」が「ルネ・ラリック美術館」の前の橋をくぐり、このあたりで深い渓谷を削って流れを速めていく。「箱根の山は天下の険・・万丈の山、千尋の谷・・」と歌われるのはここから湯本に至る「旧鎌倉街道」のあたりかもしれない。いまは国道138号線だ。
 「早川橋」の上から見下ろすともう川岸の木々が色づいて、ふりかえると「金時山」から「明神岳」へとなだらかに連なる箱根外輪山の稜線もすっかり紅葉して美しい。「小塚山」と「台ケ岳」の峠を抜けて「強羅」に至る道も私の大好きな道だ。10数年前「ポーラ美術館」が建ったあたりは昔から「ヒメシャラ」(姫沙羅)の原生林で、その太くツルツルと光沢のある赤い幹と早くも紅葉した葉がとても美しい。「ナツツバキ」の仲間の高木だから夏には真っ白な花を一杯につけて幹の色によく映える木だ。
 「早川橋」のたもとに別荘地の案内図が立っていて、「明治大学」「美白の館」「日動画廊」などが標示されている。急坂の途中に「京都外語大」のセミナーハウスがあり、そこを左折してぐんぐん登っていく。ダイモンジソウや長い軸の先に白い穂をつけたサラシナショウマがこんなところにも。ずいぶん古くからある別荘地のようだ。苔むした石垣にはイワタバコの葉がビッシリと。初夏にはきっと白や紫の花が咲いて美しいだろうな。
 別荘地の舗装道路が途絶えたところで登山道がきえかけている。もう頂上に近いと思われる。コンクリートの小屋を見ると「温泉の加熱施設」で、ここの別荘地の各戸に配給するものらしい。竹やぶがうっそうと生い茂ってとても先には進めないので今日はここまで。頂上近くの別荘の敷地には巨大なヒメシャラが天にむかって聳え、ブナの巨木も大枝を四方に広げて実に見事な原生林だ。
 週末の紅葉の季節というのに,ここでは別荘住民の人影も車も全く見えない。しかしこの急坂をひっきりなしに登ってくるミキサー車がうるさい。工事現場まで来ると、立て札に「発注、静岡市鈴木郷史(個人住宅)」と書いてある。去年から2年がかりで鉄筋で2棟も同時に建設中。「別荘ばなれ」のこのご時世にこんな大きな建物を個人で新たに建設するなんて、よほどの金持ちなのかなあ・・・。
 帰宅してから人名で検索してみたら、なんとポ−ラ化粧品の社長だったよ。ピカソ、ゴッホ、ルノアールなどの名画を所蔵する「ポーラ美術館」の創始者一族なのだった。別荘の窓から自分の美術館を見下ろそうという趣向なんだね。
2015/11/01 (Sun) 22:35


疑問詞は文頭にだす。英語は移動の言語だ。
疑問詞は文頭にだす。英語は移動の言語だ。
2015年10月29日(木)裾野市民文化センターにて 「イルミネーション」
 塾への行き帰りに「時の栖」の横を通って、しばらくやっていた「サーカス」の大テントを片付けているな、とながめていたら、数日の内に今度は恒例の「イルミネーション」が完成したようだ。年末年始にかけては、これが冬の風物詩になっておおぜいの観光客を呼び込むはずだ。今日帰り際に車をとめて少し歩いてみると、真っ暗闇の中にこのサクラ並木だけが発電機の光で強烈に明るい。それはいつもと変わらないけど今年のテーマが何かはっきりしないね。まだ未完成なのかな・・・。
 KI君は前回「受動態」でいくつか失敗したね。たとえばLet us do away with all ceremony.(儀式をすべて廃止しましょう)を受動態に書き換えるには「目的語」が存在しないといけない。ここではall ceremony に着目してdo away withをひとまとまりの動詞とみなすことだ。Let で始まる命令文は維持しなくちゃいけないから、 Let all ceremony be done away with (by us). となる。今日は「疑問」を復習したが、語句並べ替えで予想外にてこずったね。「あとどれくらい経てば」はHow soon・・・?「〜がどんなものであるか」は ・・・what 〜 is like。
 EC君も今日「疑問」の文法・作文問題に取り組んだ。How come her French is so bad?(なぜ彼女のフランス語はあんなにひどいの?)冒頭のHow comeは How does it come that・・・(どうしてそうなるの?)の省略形だと考えれば理解しやすいでしょ。Why とちがってSVの語順であることに注意。
 MIさんは前回、「疑問」の構文を勉強した。ほぼ完璧だったけど、間接疑問文で What time did you say he was coming here? の並べ替えに苦労したようだ。動詞がthink, believe, imagineの時に従節の疑問詞が文頭に移動する理由は何だろう?それは Yes, No-Question ではないからだ。その意味で動詞sayも同じ扱いをするよ。日本語で言い換えれば「彼がここに来るのは何時だって言ったっけ?」ということで、knowやrememberなら「何時にここに来ると言ったか覚えてる?」との違いで区別できそうだね。入試の和訳もとてもよく理解できていた。ただし、カンマやダッシュなどの句読点は、「間」を開けることで前述の説明をする働きだから、飛び越えて前方を「修飾させない」ことが肝心。「カンマはキル!」だ。
 2年生のTA君は前回、「不定詞構文」の和訳でかなり難問にぶつかったね。東洋大では主語がとても長くて述語動詞が見つからないほどだった。tends to〜、make possible〜の前までが全部主語だったのだ。今日は「仮定法現在」というむずかしい構文を勉強した。「要求・提案・主張」などの動詞があるとその内容文には動詞の「原形」を用いて、まだ実行されてないけど・・、の意味を込める。だから「仮定法」という「仮の気持ち」を動詞で表すのだ。
 1年生SEさんは前回、「仮定法」の文法・作文をやってみたが初めての項目で難しかったね。「今〜ならば〜だろうに、」と「昔〜だったなら、〜だっただろうに、」の2つの典型を区別して、動詞の語形をしっかり判別できるよう頑張ってね。今日は「不定詞」を勉強して、接続詞+SVの節を不定詞句に書き換える問題をやって苦労したね。 尾上

(追記)「同窓会」の幹事として、進行というのは事前の準備と工夫が必要だ。4日前に東京・荻窪で開催した母校オーケストラの第2回同窓会では、直前のメール連絡で「50年前の思い出を中心に5分以内でスピーチをお願いします・・」と、書いて送った。当日の司会は私がやらずに、共同発起人のHI先輩にお願いしたのも正解だった。
 2年前の第1回目には「自由に近況報告をして・・」といったら、先輩の某氏が自分の長い音楽生活を資料片手に得意になってとうとうとしゃべり始めてなかなか止まらない。3,4年も後輩で彼とは面識のなかった人には何も面白くなかった。その苦い経験をふまえて今回は「近況報告」を思い切ってやめた。結果は2年前よりずっとうまくいった、と私は思う。すくなくとも気分良く散会できた。、次は3年後に会いましょう、と。
 東京外語大を卒業後、それぞれが専門の外国語を生かして商社、銀行、出版界、NHK,大学教授など世界を股にかけたような人がほとんどだから、定年までの数10年間には手柄話、失敗談、自慢ばなしには事欠かないはず。しかしそれを10分で語るには短かすぎる。「あの頃〜君とは〜をして遊んだ。」とか、「〜の曲が難しくて〜さんに教えてもらったなあ・・」という話が共通の話題になったほうが楽しいね。「50年前にタイムスリップして思い出を確かめ合う会」になったよ。
 開催の通知は20〜30人くらいが対象だったがそのうち12人も参加してくれたから大盛況だ。50年ぶりに出現した人は「紅顔の美少年・美少女」からずいぶん風貌も変わっていて、それぞれの「おじいさん、おばあさん」の顔になっているから、なかかなかイメージをダブらせるのが難しい。現役学生たちの「定期演奏会」が始まる前の2時間だけにしぼって、各自かってにお茶と軽食をとりよせて、実になごやかなパーティが開催できた。うまくいったよ。
2015/10/30 (Fri) 0:29


比較構文は理屈が大切
比較構文は理屈が大切
2015年10月26日(月)ゆうゆうホールにて 「河口湖の夕陽」
 カギを受け取りに行ったら事務室受付で「宝塚歌劇のステージがこのホールで11月にあります。会館利用者はチケット半額ですけどどうですか?」と。私が宝塚中学の出身だと知って薦めたのかな?私のブログを読んでいるらしいから。先日ブログに書いたように、私が仲人をやった元同僚の長女が「宝塚歌劇」というタイトルの単行本を出版したばかりで、なにか因縁を感じる。皆さんもここの利用者だから、ご希望があったら私を通して半額で買えますよ・・・。
 TACさんは「時・条件」を勉強して、たくさんの接続詞を再確認した。「条件」だと if の意味で、providedと providing(〜ということであれば)、on condition that(〜という条件で)などに注意。as long as(〜の限り)も if の代わりになるが、 as long as I live(私の生きている限り)のように「時間的」に限定する場合に使い、as far as I know(私の知る限りでは)が「空間的」に限定する特別の働きであるのとは対称的な関係だ。
 TAYさんは前回「比較」の文法・作文をやった。as much as が次の30 kilograms を強調して「なんと30キロも」となるように、 as early as the eighth century も「早くも8世紀には」となる副詞の働きだ。as soon as(〜するとすぐに)やas far as、as long as (〜である限り)のような接続詞と区別しよう。早稲田大の英作文「以前より暮らしが楽でない人もいる。」が難しかったね。使用語句と語数が指定さているから一層難しい。 Some people aren’t better off than they used to be. はbe well offのイディオムを知らないといけない。今日は「仮定法」の項目で入試の英作文をやった。特に「未来」については助動詞の should(万一そういうことがあれば・・)やwere to (あり得ないけど、かりにそういうことだとしたら・・)を使うことで「仮定」の気持ちを表す。「助動詞」とは話し手の気持ち(ムード)を表すものだからね。
 TU君は前回、「受動態」への書き換え問題が難しかったね。They have long done away with this practice.(彼らはこういう習慣をずっと前にやめてしまった。)は動詞の done だけを受け身にしてもダメで、this practiceを目的語にみなして主語の位置に据えること。だからdone away with をひとまとまりの動詞と考えるのです。答えは、 This practice has long been done away with (by them)。今日は「疑問文」をやった。間接疑問文が SV〜+「疑問詞」SV の語順になることをついつい忘れてしまいそう。理科大の What time did you say he was coming here? は正解だった。Think、suppose、imagine、believe、sayなどは「疑問詞」がとび越えて文頭に移動することが大切なのだ。なぜだかわかるかな?
 OH君は今日「譲歩」を勉強した。「〜だけど・・」「どんなに〜しても・・」のような「逆接」の文のつなぎかたを言う。「譲歩文」の代表は However much he eats,・・・(どんなにたくさん食べても・・)と同じ意味でno matter how much he eats,・・だ。疑問詞がないときはEven though や even if のような接続詞を文頭に出すのだ。語句並べ替え問題では正解がたくさん出せるようになったね。
 2年生NIさんは「仮定法」の単元の最後の項目、「仮定法現在」を勉強した。suggest、demand、insist、it's necessary など「要求・提案・主張・必要」を表す主文の後の節には、「今はまだそうでないが、そうあったらいいのに・・」の気持ち(ムード)を込めて「原形」を用いる。この動詞を「仮定法」の動詞と呼ぶのです。
 1年生YO君は『とっさの機知を働かす俳優の話』を読んだ。上演中ステージに現れたネコに、「今モノローグ中だよ、キャットローグじゃないよ・・」とウイットを聞かせて聴衆を大笑いさせた若い役者が高い評価を受けた話。「落ち」はどこですか?の質問には、ちょっとつかみきれなかったね。モノローグ(一人芝居)のモノ(一人)に「キャット」にかけたダジャレなんだね・・・。今日の「発音問題」では「小さなオウ」と「大きなオー」の区別が難しかったね。coatやownが「オウ」で caught や tallが「オー」だ。スペルでも判別出来るので特徴を覚えてしまうといい。 尾上

(追記)今月はじめに収穫したコシヒカリのモミを4袋に分けて、それぞれ仲間に天日乾燥をお願いしておいた。3週間経って十分乾燥できたようなので回収した。藁くずをしっかり手作業で取り除いた人は几帳面な性格だが私やYAさんの袋はゴミが一杯。しかし精米機をうまくだませば働いてくれるだろう。
 山中湖周辺にも忍野の集落にもコイン精米機はおいてない。結局「篭坂峠」をこえて富士吉田の農協まで行った。山梨・長野県は静岡県とは食習慣が違い「コイン精米機」も異なるのです。静岡県東部の農協やスーパーにおいてある機械は「玄米」から精米するものだけど、長野や山梨県人は「モミ」のまま家庭保存してその都度精米機にかけるらしい。たぶんその方が美味しいのだろうね。
 昨年はまだ小さな実験田んぼのようなもので、20uでわずか1.2キロの白米しか採れなかった。しかし、耕耘機や脱穀機までも導入して少し機械化の進んだ今年は「田んぼ」面積を拡張し「田植え」や「イネカリ」に仲間も参加してくれて、楽しい農作業の機会が増えた。
 面積が8倍の160uになったから、収穫もピッタリ10キロになった。昔の米1俵は4斗で60キロあった。つまり1斗が15キロ。収穫を仲間6人でわければひとり1.5キロくらいかな。精米機の精度が少しわるくてモミが混ざってしまったので、明日御殿場の農協でさらに精米機にかけてみよう。
 東京や横浜に住む大学同窓の山登り仲間たちにも分けてあげよう。彼らも富士山・太郎坊からの帰り際、稲刈りにちょっぴり参加したから、自分の刈り取ったコメに愛着を感じるだろうなあ。
2015/10/27 (Tue) 0:51


無生物主語の文、本当は「結果構文」のこと
無生物主語の文、本当は「結果構文」のこと
2015年10月25日(日)森の腰中央公民館にて 「山中湖もみじ祭」
 河口湖は来週から「紅葉まつり」が予定されているが、昨日ドライブがてら行ってみたらもう見頃だった。行きつけの和菓子屋さん「金だるま」では「10日ほど早くて、祭り期間が始まる頃にはみな散ってしまうわね。」と心配していた。帰りがけに立ち寄った「山中湖」は標高1000mもあるからすでに「もみじ祭」は開催されていて、湖岸のもみじがライトアップされて息を呑む美しさだった・・・。
 YAさんは「無生物主語」構文をやった。なかなかやっかいな単元で、文法・語彙の4択問題はどれもむずかしい入試問題だから半分しかマルがつかなかったね。Kindness sometimes does not pay. のように「支払う」のは普通「人」なのに「親切」が主語、つまり原因になって後半の結果を導くのだ。「親切にしても割に合わないことがある。」の意味になる。
 MOさんは「程度、目的、結果」の構文を勉強した。語句並べ替えで so careless a student as not to 〜「〜しないほど不注意な学生・・」(程度の強調)とso as to 〜(〜するために:目的)と混乱していたね。such a brilliant student that ・・・「それほどできの良い学生だったので・・・」なら結果の強調になる。尾上

(追記)今日は母校・東京外語大のサークルの同窓会に出席のため久しぶりに東京に出た。私は入学時「ボート部」に所属したが体力不足から半年で落伍して「オーケストラ」に入った。わずか20人余りの小さな管弦楽団だったがとても仲良しで、互いに自宅に招きあったりして合奏したこともある。
 数人の友人とは卒業後も親しくつきあって、1976年の「ヨーロッパ一人旅」ではロンドン駐在中の銀行員の後輩SA君と、ドイツ人と結婚してフランクフルトに住むNA先輩のお宅にお世話になった。
 オーケストラの後輩の現役学生たちから年に2回、定期演奏会の案内がずっと届いていたので、「たまには応援がてら聞きに行ってあげようよ、」と昔の親しい団員を誘ったのが一昨年の話。2013年春の「第85回定演」には10名も集まって、開演前の「お茶飲み会」がとても楽しかった。
 それで今回「第90回定演」にも集まろうよ、と呼びかけたら12人も参加した。2年半ぶりの再会だった。50年ぶりに初めて会えた先輩や後輩もいる。消えかけていた記憶を互いに呼び覚まして、2時間のパーティがあっという間に終わった。懐かしかったよ。
2015/10/26 (Mon) 0:04


and、or、but の後を見よ(標語・改訂版)
and、or、but の後を見よ(標語・改訂版)
2015年10月22日(木)裾野市民文化センターにて 「カラマツ林」
 裾野教室から帰ってくるとき、「高原ビール・時の栖」の前の「農免道路」を通ると、大きな角が2本とびだした巨大なテント小屋がライトアップされて目を引く。これは今巡業中の「POPサーカス」。海外からの芸人たちがおおぜい腕を競っているらしい。小学生の頃東京で見たなあ。バイクの空中回転、ブランコの曲乗り、などなど。なつかしい・・・。
 KI君は「時・条件」を勉強した。とくに「時間構文」という名の「・・・するとすぐに〜した」についてもう一度しっかり確認したい。No sooner had S –ed・・・than S V とか、Hardly/Scarcely had S –ed・・・when/before S V
の構文はじっくり復習して欲しい。和訳で苦労したのは「奈良学芸大」He was , so far as I could judge, as free from ambition in the ordinary sense of the word as any man who ever lived. カンマカンマをカッコでくくると、「私の判断できる範囲では」と注釈をつけて、「彼はいままでのどんな人よりも野心のない人でした。野心という単語の普通の意味において。」 as 〜 as any 〜の構文は「どんな〜とくらべても負けないくらい〜」だし、free from〜は「〜を持っていない」の意味。
 MIさんは前回、「時・条件」の表現をたくさん復習した。条件の ifに代わる
接続詞がいくつかあって、 provided(that)や providing〜は「〜という条件を与えられれば、(与えれば)」という意味で、分詞なのに接続詞の働きだ。上智大の Suppose (that) we don't say a word? は「ひとこともしゃべらなかったとしてみよう」の意味で、命令文の動詞が「〜と仮定しよう」というからやはり if の働きに近いね。いわゆる「時間構文」の No sooner 〜than 〜などはよく理解していたね。今日は愛知教育大の自由作文で「一番好きな季節は?」の題で100語の英文を書いた。エッセイを短くまとめるのはなかなか難しいね。まず「結論」を書いてからその理由をのべる。「その季節だから可能なこと」に絞って、深くしつこく書けばいいので「部活で剣道ができるから・・」では夏との関連が薄かったね。
 2年生のTA君は前回「準動詞」の和訳をやった。準動詞とは動詞の性質を保ちながら他の品詞、「名詞・形容詞・副詞」の働きをするもの。つまり不定詞、分詞、動名詞の総称だ。to ―、―ing、―edのこと。日本女子大の It needs considerable imagination today to realize how difficult it was for anyone interested in music at the beginning of the century to follow up that interest. (今世紀の初めに音楽に興味をもった人が、その興味を持ち続けることがいかに難しかったか、理解するには今日かなりの想像力を必要とする。)にはたくさんの準動詞が含まれているね。ここではI t needs 〜to・・(・・するには〜が必要)とか、It is 〜for 人to ・・(人が・・することは〜だ。)の構文が複雑に絡み合っていることが見抜ければしめたもの。今日は「仮定法・未来」を勉強した。東海大の和訳では、接続詞の or が頻出して困ったね。and の場合と同様に、A or A' となっている部分に着目しよう。すぐ後の A' と同じ形のものを前方にみつけてつなげればいいのです。ここでは that と that、its culture とits life style、less Japanese と more Western が並列していることがわかるでしょ。
 1年生SEさんが今週はこちらに出席した。前回、助動詞の項目の
並べ替え問題で 「今夜彼に電話するのを忘れるなよ。」はYou had better not forget to call him tonight.が正解だけど、 Tou had better call him not to forget.(忘れないために彼に電話したほうがいい。)と書いてしまった。forgetは他動詞だから「〜を」が必要。今日は「分詞」を復習した。to〜不定詞の用法に「名詞的、〜すること」「形容詞的、〜するための」「副詞的、〜するために」の3通りがあるように、―ING形にも3つある。「名詞的用法、〜すること」を「動名詞」とよび、「形容詞的、〜している」。さらに「副詞的、〜しながら」を現在分詞と呼ぶ。一方、過去分詞は「形容詞的、〜された」と「副詞的、〜されたので」(別名、分詞構文)の2つがある。
 最後に三島教室のOH君が登場して「やっと終わりました・・」と。サッカー部が強すぎて、ここでやっと引退できるらしい。今日は「仮定法」を勉強した。動詞の形に「仮定」の気持ちを込める。「本当は違うんだけど」という気持ちで、「もし今・・なら、〜するのになあ」というか、「あの時・・だったなら、〜したのになあ」というかどちらか。「要求・提案」の内容には動詞の「原形」を使うことで、「まだやってないけどね、もうやった方がいいよ・・」の気持ちを込めた「仮定法」の動詞なのだ。 尾上

(追記)須走口5合目に行って「富士山」のマツタケを食べた。ラッキー!なんというシアワセ。この秋は中国の輸入物を一口食べたきりで、一本1万円もする国産のものはとても口に入らないなあ、と諦めていた。山小屋「東富士山荘」は小山町議をやっている米山さんの家族経営のお店。もう何度も立ち寄って顔なじみ。2000mの終点まで上って車から降りると霧が込めてきてさすがにぶるると寒い!
 料理上手の奥さん・裕子さんが遠くからめざとく見つけて「お久しぶり!」と。家内の手を引いてくれて店内へ。家内は「きのこそば」、私がいつもの「きのこクリームパスタ」を注文したら、「もうじき店じまいだから特別サービスよ・・」といって、真っ白なマツタケの薄切りを何枚も入れてくれた。やはりこの歯ごたえとふくよかな香りが本物だ!
 前回も書いたように、私が中学時代住んでいた「宝塚」の家は背後が「マツタケ山」でロープで仕切ってあった。まだ子供だから特別ウマイとは思ってなかったけれど、食卓では「炊き込みご飯」にして普通によく食べた。駅前の八百屋の店先にはシイタケと同じように、「マッタケ」(関西なまりではツをはねてタを高く発音する、)をザルに山盛りにして売っていたのを思い出す。こんなに宝石のような扱いになったのはいつ頃からだろう?
 NHKの朝番組「あさイチ」で「富士登山」ならぬ「富士下山」のタイトルで、この5合目の先にある「小富士」から「グランドキャニョン」を通って1合目まで、林の中の登山道をゆったりと下っていく楽しみ方を紹介していた。その番組に刺激されてさっそくここに来たのだった。「小富士」までの山道はきのこの宝庫といわれていて、わたしも何度か「きのこ」をいろいろ見つけてきてはこの山小屋で収穫物を広げ、「キノコ図鑑」の著者でもある米山さんに判定してもらった。5「すごくおいしい」、4「おいしい」3「おいしくない」2「食用不適」1「有毒・猛毒」と。
 「きのこそば」や「きのこパスタ」には10種類くらいのきのこがふんだんに盛られている。ひとり息子さんが経営者で、お店の看板メニューの「きのこ」はいつも付近の山で採集してくるのだ。数年前にもちょっぴり見つけたマツタケを味見させてくれた。「ことしは豊作だって聞いたけど、20も30も採れたの?」と(秘密にしたいだろうから)そっと聞くと、ニコニコして「100!」といって自慢げにスマホの写真を見せてくれた。「スゴイ!」並べたタバコの箱の2倍もの長さだ。「ここには赤松がないからコメツガ(米栂)の林にでるよ。」といって惜しみなく発見場所を教えてくれた。
 この登山口はカラマツの林が山頂に向かってずうっと広がり、黄金色に輝く木々が何とも美しい。針金のような落ち葉が一面に敷き詰めて明るく華やかな舞台を作っている。が、間もなくここも雪に閉ざされる。思わず口ずさむ北原白秋の詩「落葉松」。「からまつの林を過ぎて、からまつをしみじみと見き。からまつはさびしかりけり。たびゆくはさびしかりけり。・・・」中学時代に暗誦させられたなあ。
2015/10/22 (Thu) 23:54


ドライブの原義は「運転」じゃないよ
ドライブの原義は「運転」じゃないよ
2015年10月19日(月)三島商工会議所にて 「ツチアケビ」
 我が家の裏側は高い杉の木が何本も立って視界を遮り、2階の書斎から富士山が見えないし西陽も入らない。その林の中に今年はじめてツチアケビの真っ赤な実が鈴なりについた。今まで「二の岡神社」の静かな森でしか見れなかったのに。夏、ラン科の黄色い花を咲かせて秋にアケビのような、というより赤いソーセージのような楕円形の実をつける。1階の裏の戸を開けるとすぐに目に入る。少々不気味・・・。
 TACさんは前回「程度・目的・結果」の英作文をやった。かなり良い解答だったけど、学習院大の「徐々にではあるが、数学がわかり始めてきた。」で失敗した。Little by littleを文頭に出したのはいいのだけど「が」につられて本文の前に but とつけてしまったね。これは「全文修飾の副詞」だから、Fortunately he succeeded in the project. 「幸運なことだが、・・」と同じように「注釈」のような働きの「が」なんだね。
 今日は「無生物主語構文」をやった。「物」が「人」に〜させる、という表現なので日本語にはあまりなじまない。「物」のせいで「人」が〜することになる、と和訳したほうがいい。「原因・結果」を意味しているから本当は英語学では「結果構文」というんだ。動詞のmake(〜させる)の他にもenable(可能にさせる)、prevent(不可能にさせる)remind(思い出させる)など「結果」を導くような動詞が使われる。聖心女子大の問題では Despair drove him into crime. の動詞が難しかったね。「絶望が彼を犯罪へと駆り立てた。」と直訳でもいいけど、「絶望したので、彼は犯罪を犯すことになった。」のほうが日本語としてはベター。driverは「前進させる人、もの」の原義から「(車を)運転する人」「(ねじを)打ち込む器具」「(ゴルフボールを)遠くへとばすクラブ」のような意味に「拡張」したのだ。
 TAYさんは前回「否定」の英作文を堅実に解答したね。 It is true・・・,but 〜「なるほど・・・だけど、〜」は決まり文句。「比較表現」の和訳もかなり頑張った。駒澤大の「世界の言語に優劣などない。」が難しかったね。・・people working in linguistics have studied a great proportion of the world’s languages ― although not as many of them nor in such detail as they would like. 「言語学の研究者たちは世界の言語のかなりの部分を研究してきた。それは、彼らが望むほどたくさんの言語ではなかったし、望むほど詳細に研究した訳でもないが。」 ここではas〜 as と such 〜as を掛け合わせていることに気づかないと。not 〜 nor 〜もneither A nor Bと同じことで、両方否定するんだね。
 TU君は英訳で「人生は各段階が次への準備」を読んだ。接続詞のA as well as B は「BだけでなくAまでも」と訳す。「Bは当然だけどなんとAまでも」となる。not only A but also Bなら、後を強調して「・・Bまでも」となるからちょうど逆なんだ。勘違いしていたね。
 2年生NIさんは前回も「準動詞」で入試の難しい和訳に取り組んだ。日本女子大の This is why all children were expected to learn the piano. は「こういうわけで、〜の子供たちは皆ピアノを学ぶことになった。」と訳す。This とは「前文」の内容で「理由」を表し、why 以下がその「結果」を表す文なんだ。Because の逆であるのを勘違いして、文意が不明の訳になってしまった。
 1年生YO君は「比較」を勉強した。学校ではまだやってないが、解説を読みながら問題に取り組んだら結構正解だった。英作文で「若い間にできるだけ多くの本を読みなさい。」は Read as many books as you can while you are young. と書く。Read books as many as 〜ではいけない。とかくas many asをイディオムのように扱うのは間違い。前のasはmany booksを修飾する。後のasはSVの前の接続詞で「〜とくらべると」の意味なのだ。もう一枚「助動詞」のプリントはとてもよくできた。 尾上

(追記)私事だけど、東京の中野区立桃園第三小学校を卒業後、父の転勤でわが家は兵庫県宝塚市に転居した。私は「市立宝塚中学校」に入学し、2年生まで終点「宝塚」の2つ手前の「売布(メフ)神社」に住んでいた。父は大阪の佐渡島軽金属という商社に再就職し、「阪急宝塚線」で終点の「梅田」まで通勤していた。「梅田駅」が阪急・阪神電車の終点で大阪市のど真ん中だ。私たちの新居は阪急電鉄が開発した新興住宅地で、マツタケ山の斜面を切り開いたところだった。母が好きで「宝塚歌劇」を見になんどか連れて行かれたなあ。
 3年生の時に父が自分の会社を立ち上げることになり西宮市夙川(しゅくがわ)に転居した。わたしは転校することなく「宝塚中学」に電車通となった。ここでも「阪急電車」の「神戸線」で「西宮北口」に行き、「今津線」に乗り継いで「宝塚」まで通った。宝塚駅からは武庫川の土手に沿って中学まで歩いた。その途中「大劇場」と「音楽学校」の前を通るのが日課だった。今の天皇陛下が美智子妃殿下と共にご成婚記念に巡幸された時、私たちもこの「大劇場」の前の「花道」に動員されて日の丸の旗を振ったなあ。
 「阪急電車・今津線」というのは「武庫川」の上流「宝塚」から「六甲山」の東側を南下して海辺の「今津」に至る住宅街の中を走る路線だ。「阪神工業地帯」の海岸を走る「阪神電車」とは「今津」で交差する。沿線にある「関西学院」「神戸女学院」「小林・聖心女学院」などの裕福な家庭の学生たちが利用していた。真っ黒な学生服を着ている中学生は私だけ。この電車通のメリットの一つは「英単語」を完璧に覚えたこと。一人きりの車内の30分間で「単語集」を2冊しあげて「甲陽学院高校」の入試にすごく役だった。
 大阪から神戸までは鉄道が3本並行しているのを知っていた?私が転居した西宮市の「夙川」から高校に通学するには、阪急電車の「夙川駅」を素通りし、夙川の堤の公園のような散歩道を通り、国鉄(今のJR)の鉄橋をくぐり抜けて「阪神電車」の「香櫨園(こうろえん)」まで歩いた。甲陽学院の中等部はここにあるのだが、高校はこの「阪神電車」に乗って「今津」の先の「甲子園」の駅前にあった。つまり「甲子園球場」と隣り合わせだった。今は移転して夙川から分岐している阪急電車の支線「甲陽線」の「甲陽園駅」の山の上にある。
 最近レンタルで見た映画「阪急電車」はこの「今津線」に乗る人々のふくよかな人情と複雑な人情関係がたっぷりと描かれた秀作だった。「有川浩」の90万部ベストセラーの映画化だ。4年前の6月公開だから、当時は「3・11東日本大震災」と「福島の原発事故」で打ちのめされていた日本人にはおおきな励み、オアシスになったと思う。あの時はだれもが「家族のいるありがたさ」を痛感したよね。
 「片道15分の奇跡」の副題も魅力だね。「宝塚駅」から「西宮北口」までの各駅で乗り降りする人たちを、オムニバス形式でそれぞれの家庭や職場・学校で起こる幸不幸や悩みを描いていく。ふられたOLの西谷美紀も好演だし、宮本信子と芦田愛菜の祖母と孫役がとてもいい雰囲気を醸し出している。私の中高時代の思い出では、「阪急電車」に乗ると平和な家庭の団らんが静かに聞こえてきたよ。関西人はおしゃべりだから。東京なら「井の頭線」の雰囲気に近いかなあ。
2015/10/19 (Mon) 23:55


「結果」を表す「不定詞」
「結果」を表す「不定詞」
2015年10月18日(日)御殿場市民会館にて 「山中湖の紅葉」
 山中湖に行ってレイチェルをすこし走らせた。こんなに走りやすい専用のサイクルロードが一周15キロすべてに整備されたところは他に知らない。「ヤマボウシ」「サクラ」などの紅葉も今年はもう見頃になって真っ青な空に映えて美しい。
 お気に入りのPICAというレストランの前をKABA・BUSが何度も通る。水陸両用のバスのこと。湖岸を一走りしたら、今度は湖にドッボーンと飛び込んで湖上を半周するそうだよ。バスの運転手から船の船長に操縦を代わってもらうのが規則だ。
 これにはまだ乗ってないけどニューヨークでは私も経験済みだよ。タイムズスクエアから出発した水陸両用バスのDUCK号がハドソン川にドッボーン。ここでは90分で19ドルだった。山中湖は30分で2200円とはずいぶん割高だね。大河の中からNYの摩天楼を俯瞰するのはまさにHow exciting!・・・
 今日は良い天気で町内の秋祭り。「子供みこし」や青いハッピを着た子供たちを見かけた。それでいつもの公民館が使用できず市民会館に変更した。
 YAさんは前回、比較構文のイディオムで the same〜 as(と同じ〜)や as good as〜(〜も同然)に気づかなかったね。今日は「程度・目的・結果」の構文をやった。入試の文法問題は70%正解だったね。「結果」を表す不定詞は、live to be 100(長生きして100までになった)や grow up to be a doctor(大きくなって医者になった)、left home never to return(家を出て決し戻ってこなかった)などと共に 〜,only to find that S V (〜だけど・・がわかった)も覚えておこう。
 MOさんは「原因・理由」の表現をいくつも勉強した。Becauseはsinceやasのように接続詞+SVとなるが、because of は前置詞で名詞や動名詞だけが続く。Now thatも「今はもう〜なので」と「理由」を表す接続詞だ。英作文で「クリスマスカードを収集しています・・」はI collect Christmas cards ・・がいい。日本語の動詞「テイル形」はなんでも進行形で書いてはいけない。@いつもやっている、なら「習慣」だから英語では「現在形」A今だけやっている、なら「現在進行形」Bもうすでにやっている、なら「現在完了形」で書かないと。英作文は、学校でも勉強量をもっと増やしたいね。
 1年生のSEさんは22日(木)にふりかえて今日はお休みした。 尾上


(追記)「長女のサキが本を出しましたの・・」といって、同じ市内で家族ぐるみで親しくしている元同僚NA先生の奥さんが「献本」を携えて訪ねてきた。スゴイね!須走小学校の教員になって2年目、まだ23歳くらいで240ページの単行本を出版したなんてね。題名はなんと「宝塚歌劇」・・・。静岡大学での卒業論文がとてもよく書けていたので、担当教官が平凡社からの出版を薦めてくれたという。昨年が「宝塚歌劇・創立100年」に当たりタイミングもよかった。アマゾン・コムで買えるのでよかったらどうぞ。
 4年前のあの3・11「東日本大震災」のときサキさんは東京の有楽町にいて、子供の頃から大好きな宝塚歌劇のステージを観劇している最中のことだった。「ロミオとジュリエット」上演中の幕間だったそうだ。その日は御殿場の実家に帰宅する方法もなくてそのまま会場で一夜を明かしたそうだ。その衝撃的な体験が卒論のテーマ決定につながった。
 「宝塚少女歌劇」が始まって10年目の1923年9月1日、あの「関東大震災」があって「帝国劇場」で東京公演をしていた頃の状況を中心にサキさんは考察を広げている。民衆文化や芸能の歴史、創設者「小林一三」の業績にもふれて学部生にしてはかなり高度な内容に食い込んでいるから、大学院の修士論文に匹敵するなあ、と私は感心している。
 小林一三は京都・大阪・神戸と宝塚に「阪急電鉄」のネットワ−クを築いた人でもある。NHKのテレビで先月放映したドラマ「経世済民の男・小林一三」は面白かったよ。阪急電車、阪急デパート、宝塚大劇場、宝塚音楽学校、東京宝塚劇場、東宝映画など、一代でこれだけの事業を興し成功させた例はほかにない。
 小林一三はもとは山梨県韮崎の出身だから先日のノーベル医学・生理学賞にきまった北里研究所の「大村智博士」と同郷なんだね。「慶応大学」を卒業後「三井銀行」に就職して大阪支店勤務になってから人生がぐるぐる変転していく。最後は戦時中、近衛内閣の「商工大臣」まで勤めた。小林一三の「記念碑」を私はどこか田舎で見つけたことあるなあ、と思ったら韮崎に行った時のことだったんだね。
 私の大学同窓にもSU君という「韮崎高校」出身者がいて、「東京三菱銀行」で活躍し、退職後は「みちのく銀行」設立に貢献してロシアに支店を開設した。今も「月刊・ロシア通信」に登場するロシア経済研究者の一人だ。戦国武将・武田信玄の血脈かなあ。(なつかしい阪急電車の話は明日に続きます。)
2015/10/18 (Sun) 22:53


大学卒業後の進路は?
大学卒業後の進路は?
2015年10月15日(木)裾野市民文化センターにて 「ふじあざみライン」
 紅葉を探しに「富士山」の「ふじあざみライン」に行ってみた。世界遺産の一つになった「須走浅間神社」から5合目の登山口2000mにある「古御岳神社」に向かう登山道は今も一部残っていて、それと並行して13キロの県道がつづく。このラインの3キロ地点「一里塚」に駐車してゆっくりと歩いて上っていった。
 2日前に初冠雪があって白い帽子をかぶった富士が真っ青な空に映えて、紅葉した落葉樹がそこかしこに美しかった。温かな陽射しをたっぷり受けて道際にはリンドウがあちこちに2つ3つと寄り添うように咲いて、ピンクのアザミや白ヤマギクの群落もあちこちに。4キロほどのトレッキングを楽しんだ。
 下りは「いろは坂」のような車道の七曲がりをはしょって直線的に林間を抜けていくと気分が良いよ。「きのこ」の季節はすぎたようだけど、清楚な薄緑の「アケボノソウ」も3本見つけて嬉しい気分。しばらくすればここも雪で埋まってしまうけど、ゆるやかな斜面の車道がすばらしいスキーゲレンデになるんだ。また子供のソリをもってきて下りは滑っていけるぞ・・・。
 EC君は not only A but also B(AだけでなくてBまでも・・)がB as well as A と言い換えできることはわかっていた。しかし、The matter is of great importance. が The matter is very important.と同じ意味になるとは忘れていたね。今日は明日の中間テスト・英文法が気になるけど、プリントの「時・条件」の構文に取り組んだ。 接続詞 if の意味で suppose(〜と仮定しよう)、provided とproviding(〜という条件ならば)、as long as(〜する限り)、 on condition that(〜という条件で)などなどを覚えなくてはいけない。大変だね。
 KI君は下線部和訳で、 All you have to do is to cultivate the ability to put yourself in the other fellow's place. が難しかったね。前文で「自己中心の考えを克服するのは簡単にできる。」と言っているから、その説明として、すなわち、「相手の立場に自分の身を置けるような能力を鍛えさえすればそれでいいのだ。」と訳せばいい。接続詞なしでつながった文は前文の「説明」や「理由」になるのが普通だから。
 MIさんは自由作文で聖心女子大の問題をやってみた。身の上相談の手紙に返事を書け、という課題だ。60語以内だから文を3つ4つ書けば回答欄は埋まってしまうから内容を1本に絞れるかどうか。ずばり結論を書いてから、その理由を丁寧に述べるという書き方が出来るといいね。今日の和訳で一つ難しかったのは「金沢大」で、比較構文の as 〜 as に注意すれば The benefit of these meetings is due as much to the differences as to the resemblances; ・・「このように人と出会うことの利点は類似点に依存するもの、であるのと同程度に相違点に依存するものだ。すなわち・・」となって、「敵」との出会いも幸運だ、と結んでいる。 尾上

(追記)将来得意な英語力を生かした職業につきたいMIさんには、たとえばTV局のアナウンサーなんかいいね、と今夜の雑談のなかで話した。私の母校・東京外語大は20以上の言語に分かれていているが、すべて英語プラスであって、どの言語を専攻していてもやはり英語の世界で活躍している人が大半だ。NHKのBS1でキャスターをやっている野田順子さんは私の後輩でロシア語専攻だったし、TBSで「朝チャン」の司会をしている夏目三久さんはたしかベトナム語だった。それぞれが何らかの動機で専門言語を選んでいる。
 私がロシア語を選んだのは商社マンの父のアドバイスだった。得意な英語のほかにもう一つ身につけるなら、との問にずばり「ロシア語だよ、」と答えた。その当時も今も英語が通じない大国はソ連、今のロシアだったから。ベトナム戦争の泥沼にいたアメリカよりもロシアの未来に希望を求めた。
 大学での専攻を就職先や人生の中でどう生かせるかは人様々で、私の同級生のように一流の商社マンになってロシアだけでなく世界中に活躍した人もいれば、「露和辞典」「和露辞典」の編集長として歴史に名を残した友もいる。ロシア語をきわめて大学教授になった人や、私のように英語の高校教師になってすっかりロシア語とは縁遠くなった者もいる。でも、世界の言語をいくつか知っていることの強みが長い人生で生きてくるんだ。
2015/10/16 (Fri) 0:54


鯨の公式って?
鯨の公式って?
2015年10月12日(月)ゆうゆうホールにて 「初冠雪の富士」
 2日前に仲間と登ったばかりの富士山が8合目まで真っ白な雪をかぶった。「体育の日」の頃にはたいてい初冠雪になるね。3連休の最終日は穏やかな秋晴れの行楽日和。イネカリのおわった北郷地区を車で通ると、脱穀したモミを積み上げた「トンガリ山」が富士山と相似形をして面白かった。日本の原風景だね・・・。
 TACさんは「程度・目的・結果」を勉強した。 They kept watch all night lest robbers should come. (泥棒が入らないように一晩中見張りを続けた。lestは古い語で見慣れない接続詞だね。助動詞に should を用いるから注意しよう。「目的」を意味するから現代では〜so that robbers might not come. のほうが普通だ。〜for fear that robbers might come. (泥棒が入るのを恐れて、の意味)ともいう。その節を句で表したのが青山学院の問題 She studied hard for fear of dropping out. (落第しないようにがんばって勉強した。)で、〜for fear that she might drop out. ともいえる。
 TAYさんは総合問題でいわゆる「鯨の公式」を勉強した。 A whale is no more a fish than a horse. (鯨は馬と同様魚ではない。)は「鯨が魚である可能性は馬が魚である可能性とくらべてもまったくない。」と直訳出来ることから、理解できるよ。後半は〜than a horse is a fish. の一部を省略したものと考える。 I have nothing to eat. は I don’t have anything to eat. と同じだよね。つまり no=not〜any と置き換えられるから「鯨の公式」は A whale is not a fish any more than a horse. ということもあるよ。
 TU君は前回、「程度・目的・結果」の構文を勉強した。文法と語句並べ替えは80%正解だった。英作文は基本例文にもっと結びつけないといけない。2枚目の総合問題では「比較構文」の書き換えが要求されたけど、すっかり忘れていたね。今日は「無生物主語」の文を勉強した。この構文で使う動詞の代表は make だ、「S(物)がO(人)に〜させる」となるけど、日本語では「SのためにOは〜となる」と訳す方が良い。他の動詞でも causeやleadも「人に〜させる」の意味だし、「〜できるようにさせる」なら enableやallowも使いたいね。逆に「〜できないようにさせる」なら prevent 人 from –ing の構文がとても大切だ。
 OH君は「比較」の項目で10の重要例文をきちんと復習してから文法問題に取り組んだ。「多い」ことを強調するには as much as 30 kilograms(30キロも)と原級で表せるけど、比較級でも no less than〜は「少ないなんてことは全くない」から、「なんとたくさんに」の意味に使う。それが「12室もの寝室」となれば「量」ではなく「数」だから no fewer than a dozen bedroooms となる。後の時間は中間テスト対策に集中した。
 2年生NIさんは前回はテストでお休みしたけど、前々回は長崎大の和訳が難しかった。This taught me a lesson.(このことで、つまり犬はほめる方がしつけられる、ということで、私はひとつの教訓を得た。)「無生物主語の構文」と呼ばれる文で、目的語のme が主語になるように和訳しよう。主語の This は原因や理由・手段を表すから。今日は1時間早めに帰宅するので、かなりすっ飛ばして問題を片付けた。「疑問」に関する様々な問題に取り組んだが、予想外に苦戦したね。
 1年生YO君は長文問題を2枚仕上げてから「It 中心の構文」を勉強した。「関係詞」のプリントは時間不足でやりきれなかった。学校ではまだやっていない項目だけど、先回りして勉強しておくといいよ、問題点は来週説明しよう。尾上

(追記)大学のように前期・後期の二期制はどうも具合が悪いらしく、10年くらいやってみたけれど結局三学期制にもどした高校が多い。始業式、終業式や成績評価を3回から2回に減らしたところで、たいして授業時間が確保できるわけではないことがわかったんだね。定期テストが5回から4回に減ってしまうから、試験範囲も広くなって指導上難しい。土曜日を登校日にしている私立高校も多いし、公立校でも半日特別授業にしている。
 日本の気候や慣習にあわせて、夏休みまでに一区切り、年末年始で一区切りの3学期制がいちばんいい。今も二期制を続けている高校は前期の期末テストが終わったところだから、この時期は定期テストが各校それぞれ時期がずれて「UG会」の出席率も悪くなる。プリントも進度が違ってくるから、私も毎回人数分の別々の内容を添削して解説することになる。
 個別対応の英語塾としては人数の限界かもしれないね。以前にお手伝いに行った沼津駅前「ヒトスギ塾」の塾長は「8人までできますよ、」と言っていたが、大学進学の指導となるとどうも6人が限界に感じる。3時間の講座を人数で割れば、解説指導が一人当たり最長でも30分となるから。
 2・3人の少人数ではまた困る。生徒がプリントに取り組む時間と私の解説指導の時間のバランスがちょうど具合が良いのが5・6人かもしれない。ご父兄の皆さんの「口コミ」のおかげで新加入も増えて、三島教室は1・2・3年生で6人、裾野は2・3年生で4人、御殿場は1・3年生で4人。大学2年生のSUさんもいれると15名もの生徒が集まってくれて私も教師冥利に尽きます。
 大手予備校の「短時間つめこみ」とはひと味違った「ゆっくり考える塾」を目指しています。断片の記憶だけではその場しのぎで消えてしまう。「急がば回れ」のように自己に根付いた思考力や判断力こそ大切で、大学受験でも将来の入社試験、大学院入試にも役立つはずです。
2015/10/13 (Tue) 0:12


比較級・最上級も強調して文頭に
比較級・最上級も強調して文頭に
2015年10月11日(日)森の腰中央公民館にて 「脱穀機」
 これがわれら農作仲間の文明の利器です。久しぶりに御殿場に集まった大学時代の友達3人にも、富士登山の帰りに私の畑に寄って体験してもらった。「子供の頃実家で親の手伝いをしたことがあるなあ。これがイネカリで指を切ってしまった傷跡だよ。」と皆ニコニコ顔。回転ドラムに無数の釘が打ち付けてあって、それでモミをむしり取る仕組み。モミが飛び散らないように大きなビニールシートをスッポリかぶせて足踏み式で回転させる。江戸時代には「千歯こき」といって、櫛のお化けのようなものに挟んで引き抜いていたというからこれ自体たいした「文明開化」だね・・・。
 YAさんは前回パラグラフ問題で、 More than ever do we need goals or leading ideas that will give purpose to whatever we are doing.(私たちには今まで以上に、自分のやっているどんなことにも目的を与えてくれるような目標や前向きの考えが必要だ。)が「倒置構文」になっていることに気づかなかったね。本来文尾におくべき修飾語more than ever が、強調されて文頭に出たためにdo we needのようにSVが倒置されているね。「比較級」や「最上級」の語句が強調されてこのように文頭に出ることがよくあるよ。今日は「原因・理由」を勉強した。同じ意味の接続詞と前置詞がうまく使いこなせるように練習した。日本語の「〜のために」は「目的」と「理由」の両方に使うから要注意だね。
 1年生SEさんは前回語句並べ替えが3問とも正解だったが、長文問題「フェミニズムの歴史」はとても語彙のレベルが高くて内容が読み切れなかったね。フェミニズムの概念は単に女性解放運動のための現代用語ではなくて、2500年前のプラトンから始まっているという。今日はもう一度解説しながら読み返してみた。もう一枚の「スモール・トークの役割」の方が読みやすかったね。今日は文法問題で「比較」をやってみた。学校でもちょうど終わったところで、プリントも正解が多かったね。原級のasと比較級のthanがともに「〜とくらべて」の意味の接続詞であることを確認した。 尾上

(追記)連休の初日、大学時代の仲間と「富士山」5合目の「双子山」に登って、一足早い紅葉の時期を楽しんだ。今日はうっすら曇天だけど富士山頂も下界も大パノラマが楽しめたよ。
 今回は御殿場ルートの「太郎坊」から出発だ。登山口の鳥居の先はバリケードで閉鎖されて頂上登山は禁止されているけど、自己責任で裾野を散策するなら問題ない。 自然観察のグループ男女20人ほどと同時に出発。ガイド役の男性が火山灰地に咲いている巨大な「フジアザミ」や「ツルリンドウ」を教えるとみんなカメラを向けている。
 新5合目の「大石茶屋」はもう閉店していたが、そこから見上げるとだれもがふだん見慣れない光景に接する。山頂に向かって眼前に山が3つも聳えているよ。双子山の下峰1800mと上峰2000m。その上に「宝永山」と火口壁。そしてそのずっと右上空にそびえ立つのが我らが富士山。ふりかえれば「御殿場」の市街地と「仏舎利塔」、三国連山を越えて「山中湖」から「三つ峠」方面まで見渡せる。
 若い男女4人組がもう下山してきて小屋のベンチで休憩した。麦わら帽子をかぶった女の子に話しかけると英語がだめで、かたことの日本語で「ベトナム、ハノイから」と。現地の日本語学校で勉強しているグループらしい。友人のAO君は海外旅行の経験が豊かで、ハノイの思い出やハロン湾の美しさを称えると和やかな国際交流の輪ができてニコニコ顔。みんなで記念撮影したよ。
 富士山は初めて、という一人歩きの女性にも追い越され、われら老人4人組はかなりの傾斜地を登ってやっと「双子山」別名「二つ塚」の下峰に到着した。ここで1804mある。昼食休憩にして体を休めるとさすが強風が吹きつけて薄着では体温を奪われる。やはりダウンのコートが必要だったなあ。10月10日といえば例年なら山頂に初冠雪があってもいい頃だから。
 さらに200m上空に聳える「上峰」に登るのをやめ「四辻」から下山コースに入った。美しい黄色に色づきだしたカラマツの林の中をくねくね下っていく。黄金色の針のような葉が一杯に敷きつめている楽しいハイキングコース。急坂から景勝地「幕岩」に下るとそこは溶岩流が冷えて固まった巨大な岸壁と岩の河原だ。白い野菊が咲きダイモンジソウも岩場に1本。
 ここからはこのコースのもう一つの楽しみ。富士の自然樹林のなかの散策の道だ。「ヒバ」「ミズキ」「カラマツ」などの明るい林間を歩く。「真っ赤に紅葉した「カエデ」も真っ白な「シラカバ」も美しい。仲間たちの感動がことばになる。こんな楽しい樹林のハイキングは初めて、と高い評価がもらえたよ。地元民としても嬉しいね。ゆるやかに下りながら周遊してスタート地点の「太郎坊」に戻っていった。
2015/10/11 (Sun) 23:14


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