朝から街の方で花火を打ち上げる音。富士山の山開きを告げるのか、浅間神社の「わらじ祭」を祝ってか。玄関に日光が差しこんで何日ぶりかの青空がうれしい。金曜は畑仲間の例会日なので6人全員集まってポテトの収穫をやった。
4日ぶりに田んぼを見てみたらシカに食われた苗が10〜15株も。やられた!「中干し」期間なので足跡もくっきりと残っている。今春にはコムギも4畝全部きれいに食われた。すぐ隣の森の中に親子で住みついていて、昼間は寝ていて夜になると鉄条網を破ってエサ場に進入してくるらしい。
今夜、注文しておいた防水ラジオが裾野のUG会に行っている間に届いていたので、もう深夜だけどさっそく7キロ離れた田んぼまで車を飛ばして今帰ってきたところ。周囲には200m先まで人家がないので田んぼのあぜ道に設置してONにしてきた。深夜放送のDJなどの音声がきっとシカたちに危険を察知させるはず。問題は明日朝OFFにするために7キロ、こうして毎日通うのが大変だあ・・
EC君は「不定詞(2)」をやった。並べ替え問題に少々苦労した。「使役動詞」make, let, have, help と「感覚動詞」see, watch, hear, feel は補語にto のない不定詞(原形不定詞)をとることを忘れてはいけない。help も「人に手を貸して〜させてあげる」の意味で「使役動詞」のなかまなのだ。
but を用いるイディオムにも精通しなくちゃいけない。nothing but〜(〜にすぎない)や anything but〜(決して〜ではない)、仮定法で勉強したBut for〜(〜がなければ)などの前置詞や、特殊な関係詞but も、みな「〜を除いて」の意味なのだ。There is no rule but has exceptions. (例外のない規則はない。)も「例外を持つことを除くような規則・・」と考えられるよね。
KI君は「不定詞(1)」をやった。文法問題や並べ替えはほぼ正解だった。英作文では構文が出来ていても語彙の選択に苦労していた。「その国の言語」をthe country’s languageではまずい。所有格のアポストロフィS('s)は「人」のあとにだけつけるのだから、「国の」ならofを用いて〜of the countryと書かなきゃ。前に名詞があれば its countryとやるのが一番いい。部活を引退してずいぶん早めに出席できるようになったね。スピ−ドアップを心がけて是非残りの2枚も仕上げて欲しいな。 尾上
(追記)昨日の朝、富士宮口5合目に行って花の様子を見てきた。予想通り「高嶺グンナイフウロ」の紫の花が草むらに一杯ちりばめられて美しかった。実は今日10日から富士山の山開き。マイカー規制が始まり1合目「水ケ塚」のバスターミナルまで行き、そこでシャトルバスに乗り換えないと5合目には行けないので自由に行ける最後のチャンスだった。
降りしきる雨の中を走って2400mまで行けば、雨雲の上に出て青空が見えるかな、と期待していたが無理だった。終点の登山口でも霧が降っていて山頂も下界も全く見えない。いつもの長靴とビニール傘のスタイルで6合目の「宝永山荘」を目指した。下りも登りもほとんど出会う人はいない。
登山道では火山灰とガレキの中でもたくさんの花が雨に濡れてけなげに咲く。白の「富士ハタザオ」「岩ツメクサ」ピンクの「コケモモ」、クリーム色の「オンタデ」「男ヨモギ」「岩オウギ」や紫色の「深山ハンショウヅル」などお目当ての花を発見して嬉しかった。天候が良くても悪くてもこういう花にはこの時期にしか出会えない。一期一会だ。
たった100mの標高差だから30分足らずで山荘に到着。この小屋の裏に登山道が続いているがまだゲートが閉ざされている。ここからは「宝永山」の火口に向かって下っていくことになるがこの雨空では人の姿がない。山荘の中では雨に濡れた髪を拭きながら若いヤマガールが二人、懐かしの関西弁で話していた。昨日御殿場口8合目の「赤岩八合館」に宿泊して、今朝頂上の「剣が峰」に登頂してこの6合目まで下ってきたところだそうだ。
「ご来光が見れなくて残念だったね。昨日と一昨日は午前中だけ御殿場から富士がくっきり見えたのにねえ。ここに登る途中で撮ったこの花は深山ハンショウヅルといって、クレマチスの仲間で高山ではとても珍しい。下る時に探してみるといいよ。」といってカメラに撮った自慢の花を見せたけど、三重県と滋賀県からきたという2人はクレマチスも知らないし、花には興味なさそうだったよ。女の子なのにねえ。
