今日も共通テーマはA and A’ になった。一番乗りはTAYさん。前回の和訳を解説した。andには@「と」、「そして」の他にA「そうすれば」、「だから」と訳さねばならない場合もある。It is probably a mistake to assume that whatever little children touch, they will destroy, and that we must therefore keep them from touching anything that is not hers.「小さな子供は触るものは何でも壊してしまう。だから自分のものでないものは触らないように注意していなきゃいけない、と考えるのは多分間違いだ。」ここのandはAだろうね。
TACさんは27課「目的の節」28課「時間構文」を勉強した。ともに既習でよく理解できていた。名古屋学院の過去問で In Europe, during a short Sunday afternoon’s drive, one might cross a border and need to use a second language.「ヨーロッパでは日曜午後の短時間のドライブの間に、人は国境を越えてもう一つ言語を使う必要がでるかもしれない。」ここではandが後のneed to use〜と前のcross〜を並列していることがわかる。
3年MA君は高知大の問題でやはりA but A’ の並列を読み取れなかったね。What is wrong in this respect is not that such forms of competition are bad, but that they form too small a part of the lives of ordinary men and women. 「この点で間違っていることは、そのような形式の競争が悪いということではなくて、そういう競争が普通の人々の生活の内のほんのわずかな一部しか形成していないという点である。」いわゆるnot〜 but〜の構文だ。
NU君は第4課「不定詞」を復習した。All you have to do is press the button.「君はそのボタンを押すだけでいいんだ。」つまりYou have only to press the button.と同じ。文法の4択問題や語句並べ替えはとてもよく出来たね。
T年のTAMさんは「態」つまり「受け身」の勉強。かなりよく理解出来ていたが、初めての項目がいくつかあったね。cut well (よく切れる)wash well(よく洗える)cut easily(楽に切れる)は他動詞が自動詞のようにつかわれる例だ。イディオムとして覚えておこう。「with+名詞+過去分詞」の形を「付帯状況」の表現と呼ぶ。He sat at the table with his arms folded.「腕を組んでテーブルに座っていた。」後半をSVを用いてパラフレーズすれば while his arms were foldedとなる。 尾上
(追記)大学時代の仲間4人で「笹子雁ケ腹摺山」1357mに登った。「がんがはらすりやま」とは変な名前の山だが由来は、渡り鳥の雁が山にぶつかりそうになって飛ぶさまが腹を摺るくらいだから、という文字通りの説がある。この大月市近辺には同じ名前の山が3つもあって今回は一番低いものにした。この展望のよい山頂は中央自動車道の「笹子トンネル」のほぼ真上に当たる。
9名の死者が出た「天井板落下事故」が起きたのはここ。12月でもう2年になるが記憶に新しい。笹子峠は江戸・新宿から甲府に至る甲州街道の最大の難所。この山の下には、JR中央線と国道20号が走り、わざわざこの旧道の峠を越える車は滅多にない。この峠にもトンネルがあって「笹子隧道」という。有形文化財に登録されたレンガづくりのいい風情がある。昭和13年に完成して20年間、幹線道路として笹子から西側の甲斐大和(昔は初鹿野)までくねくねしたつづら折れの山道を抜けていった。日光の「いろは坂」に負けないくらい紅葉の美しい山道だ。
山を降りたあといつもは皆で温泉に入って打ち上げなのだが、この日はお勉強。大月市郊外にある「山梨県立リニア見学センター」に閉館間際に立ち寄った。実際の走行試験は15時までなので見れなかったが、新しい駅のできる甲府を中心にしたジオラマや「中央新幹線」の未来図を見たり、磁気で浮かんで走る一人乗りのミニリニアモーターカーに乗ったりして大いに楽しんだ。1時間少々で品川から大阪まで行けてしまうというが、実際に完成して営業が始まるのは20年も先だから、その頃にはお互い生きてはいないだろうね。
