OSAさんが米国テキサスにホームステイ体験してきた。が、明日のテスト勉強があるからみやげ話を聞く間もなかった。プリントは「It中心の構文」を勉強した。TACさんも同じ第5章に入って「It seems that 〜」の重要構文も勉強した。東北大の過去問でWe sometimes forget that literature for children differs from literature for adults in degree, but not in kind.・・が難しいのは but の働きだ。In kind がin degree との対比で butでつながっている、とわかれば「子供向けの文学は大人向けのものと程度が異なるのであって文学の種類が異なるのではない、ということを私たちは時々忘れている。」and やbut の扱いに徐々に慣れていこう。
3年MA君も1ヶ月ぶりの出席だ。8月は沼津のS予備校で英・数などの夏期講習に参加した。成果が充分あったようでよかった。今日は第12課の「比較」をやった。文法力はまだ70%くらいかな。little, less, leastの語形変化なんかで手こずってはいけない。英作・並べ替えでもっと着実に書けるように練習していこう。
TAMさんは「課題テストの勉強をさせてください・・」と。範囲は「不定詞・分詞・動名詞と助動詞」だから大変だ。それぞれの慣用語法の辺をしっかり覚えるといいと思うよ。TAYさんから「今週学校でスピーチコンテストがあるので指導してください。」という要望あり。手書きの原稿にいくつか修正のアドバイスをして読みの練習をした。単調にならないように各文ごとで中心になる1語に抑揚をつけよう。新情報や固有名詞ははっきりゆっくり発音するといいね。日本人はsの発音があいまいでfやthとの区別がはっきりしない。チンパンジーのように上下の歯をかみ合わせて「ス」「ズ」としっかり摩擦音を作ることだ。やってみて。 尾上
(追記)英語学習で電子辞書が完全普及した今日、ペイパーの辞書をひく生徒は見かけなくなったなあ。教師の私も愛用者のひとりで紙のものと併用している。一長一短あるけれどその便利さにはかなわない。短時間ですぐに語義がわかるから苦労知らず。忙しい現代生活にはピッタリだ。ところが紙の辞書をひくには薄い紙を行きつ戻りつ、イライラしながら何度もめくり目的の単語に達するのに1分も2分もかかる。その手間を解消してくれる電子辞書はスグレモノ。
しかし、10年・20年前には「教室に持ち込むと取り上げるぞ!」と目くじらを立てる同僚もいたなあ。(今もどこかにいるかも・・・)。「英英辞典」をひけ、「大辞典がよい」などと「これこそ英語学習の本道」と唱える先生も大勢いた。いずれも英語学習に苦労する一般生徒への無理解が原因だ。
この半世紀、世界にも類を見ないほど多種多様で使いやすい学習用の「英和辞典」「和英辞典」は、日本の出版文化が生み出した宝物だ。受験の世界では長らく定評のあった「辞書の研究社」の「新英和中辞典」に対抗して、そのライバル「言語の大修館」から87年に「ジーニアス英和辞典」が出版された。最新の言語学を応用した画期的な企画で販売戦でも成功し、IT時代を先取りした大手メーカーの電卓に採用されたから、これが今の高校英語学習の主流になったというわけ。振り返るとこれが「バブル絶頂期」の遺産で、それ以後20年不景気も災いして出版業界は先細りの一方だ。当然、民間に頼りきりの「辞書の改訂や発展」もストップしている。
ちなみに、市販の電子辞書をいろいろ調べてみると、今年発売されたカシオの「Ex-word文系大学生モデル」がよさそう。ジーニアスと新英和の両方が入って、それぞれの和英も収録されている。価格はAMAZONなら2.8万円。高校生にも十分だし私の好きなリーダーズも入っていて将来ずっと使える。もうすこし欲張って「英語コンテンツ充実モデル」(2.7万円)もいいね。「高校生モデル」はジーニアスだけだが音声機能などがついていて2.4万円。しかしシャープなら同程度がもっと安く手に入る。旧モデルになればさらに半値以下だし、紙の辞書を自宅で併用するなら、ジーニアスか新英和の辞書が入っていさえすれば十分だ。
