三島の夏祭りが近づいて、夜になるとお囃子の練習がしきりに聞こえる。今日は欠席が多くて、出席が3人だけだった。学校行事などで夏休みは変則的に忙しくなるね。2年生のTACさんは明日から夏休みで、大学見学に参加して筑波大に行ってくるそうだ。UG会の夏期講習にも参加希望してくれた。学力アップのチャンスにしようね。今日はいつもの重要構文と英文和訳で「関係副詞」をやった。We cannot imagine a life, at least a civilized life, where there is no paper.「カンマ、カンマはカッコのこと」(補助説明)と覚えておけば、この関係副詞whereの先行詞が a life だとわかるよね。「生活という場」だからwhereなんだね。(紙のない生活なんて、すくなくとも文明生活ならば、想像つかないね。)時間不足だったけど、次の上智大の過去問もカンマが多用されているし、and の用法にもよく注意して的確な和訳をやってみてほしい。英作文のプリントも今回から「解法のテクニック」シリーズに変わった。10分くらいで書いてみて欲しい。
3年NU君は重要構文93課「形容詞のイディオム」をたくさん勉強した。文が3行にもわたる長さのときはSVのペアをしっかり見つけないと意味不明になる。動詞がis、wasや -s なら単数名詞、are、were なら複数名詞をSだと思うこと。NU君も夏期講習に希望してくれたから期待に応えたいな。TA君は「分詞」の復讐。代表的な10個の例文を和訳してみた。現在分詞-ing(〜している)と過去分詞(〜された)が(1)形容詞のように名詞を修飾する場合と(2)文全体を修飾する副詞として働く場合:別名「分詞構文」、の2つをしっかり区別すること。だいぶ忘れていたね。次回は並べ替えと作文に取り組んでみよう。 尾上
(追記)いつもの山の仲間が2人私を置いて1泊2日で「木曽駒ケ岳」に出かけた。中央アルプスの最高峰で2956mもある。今年は2月の大雪のせいでまだ残雪が多いらしい。早朝東京を発てばJR飯田線「駒ヶ根駅」からのバスで、昼前には「しらび平」のロープウエイ乗り場に着ける。ここから山頂駅のある「千畳敷カール」まではほんの10分たらず。2640mの高所だからもうあと300m3時間登るだけだ。山歩きが苦手の人でもロ―プウエイを降りたその場が別世界。ぜひ一度は訪れてみてほしい山のひとつです。氷河が削り取った広大な圏谷(カール)には雪解けとともに見事な氷河時代のままの花園が出現するんだよ。白山イチゲ・信濃キンバイ・深山シオガマ・千島キキョウ・黒ユリなどなど白・黄・赤・紫の色とりどりの貴重な高山の花々が足元に咲き乱れるお花畑の中を散策しながら登っていく、まさに桃源郷のような世界なのですよ。
家内の体調も心配で今回参加出来ない私はバーチャルで旅している。かれらの登山計画表ももらっているので、いまごろどの辺をあるいているかな、きっと花の写真を撮るのに夢中で、なかなか先に進めないでいるだろうな、と想像している。6年前のこの時期に家内と友人のKさんをつれて「宝剣岳」を縦走した時の感動は忘れがたい。「木曽駒山頂」の小屋に1泊した早朝、ご来光の神々しくも美しかったこと。やっぱり山は小屋泊しなくちゃ。ピンクのコマクサの咲き乱れる花畑から見上げると、「千畳敷カール」の象徴のように全体に君臨するような三角の白い岩峰が聳えるている。あれに登ろう!・・直立した岩壁をクサリ頼りに四肢でよじ登り、巨岩と絶壁のあいまをおそるおそる後ろ向きに降りて、なんども冷や汗をかきながら無事に着いた先がその名も「極楽平」。心底ほっとしたよ。私のちょっと無謀な計画に2人の女性たちは以外に積極的でおおいに楽しんでいた。真っ青な空とはるか眼下のカールと、岩と岩の合間ごとに首をもたげる青色の千島キキョウの高貴な姿には危険を忘れさせる魅力があったんだ。女性はいざとなると強いね。
