そろそろ期末試験が始まるので、試験対策に切り替える生徒が増えてきた。1年のTAMさんは「助動詞」が主な試験範囲なので、先週の約束通りプリント4,5枚を用意しておいた。昔の内容に判断を加える「助動詞+完了形」が間違えやすいね。2年のTACさんがリーダーのドリル問題に取り組む様子を見て時々ヒントをあげた。OSAさんも「話法」の書き換えや英作文が難しいので問題の解き方を見てあげた。TAYさんは前回の第8課「代名詞」を添削して説明をやった。「なんやかやで・・」は「次々のことがらで・・」と考えればwith one thing after anotherが書けるし、「国によって異なる」はdiffer from one country to anotherとなる。「お互いに」のone another と混同しないこと。each otherと同様、動詞や前置詞の目的語になることが多い。
3年MA君は「It構文」。Rumor has it that・・(うわさによると・・)やmake both ends meet(帳尻をあわせる。家計をやりくるする。)など、まだまだ覚えてほしいイディオムがあるね。TA君は金曜にやり残した「時制」の文法・並べ替えをやって作文問題にも取り組んだ。SU君は長文問題で「黒沢監督」を読んだ。客観問題はほぼ出来たが、私が下線をひいて追加した部分和訳が難しかったね。describe A as B(AをBだとして説明する)の受身形はA is described as Bとなるよね。He remained modest.は「いつまでも控えめな人だった。」ということ。
大学生SUさんは大学の英語で提出したエッセイ「アパート選び」を見せてくれた。英国人教官が添削してくれてアドバイスが書いてあるが、何と書いてあるのか判別困難。良いのか悪いのかもっと親切に書いてほしいね。しかしSUさん、充分な語数でしっかり書いているからいい評価がもらえていると信じていいよ。英作文が苦手でろくに書けない学生の方が多いんだから。今日もTOEFLの長文に取り組んだ。「空間と時間の概念、昔と今」を8分で読み切れとは無茶だねえ。「空間はthree dimensionsに存在する」とは3次元(3D)のこと。「立体映画」の呼び名だよね。 尾上
(追記)「小山高校」で私の教え子が2人も教師をしているという情報をFACEBOOK上で発見。先日「金時山」に登った帰り道に立ち寄ってみたが、6時間目の授業中で会えなかった。共に沼津東高の吹奏楽部出身で一人は社会科のE先生。「一橋大学」を出て教員になり吹奏楽部の顧問。もう一人は今年転任してきた音楽のM先生。「学芸大学」と大学院をへて本県の教員になった。吹奏楽の経験ある指導者を2人もかかえた高校は珍しくよその高校から羨ましがられている。つい最近「定期演奏会」を成功させて、今は夏のコンクールに向けて猛練習中のようだ。E先生は今もトランペットを吹いているらしいが、後輩のM先生はユーフォニウム専門でかって「国立音大」の入試にも合格した高い技量の持ち主だ。東高時代は一回り大きなチューバを吹いていた。・・・思い出すのは2001年の春、そのM君を始め当時の東高吹奏楽部員32名とアメリカに演奏旅行したことだ。沼東創立100周年の記念行事として、沼津市の姉妹都市カラマズー市にホームステイさせて頂いて、地元の3つの高校の体育館で合同コンサートをやった。日米親善に貢献して生徒たちは現地でたくさんの友人を作ったし英会話の勉強にもなった。帰途、大都市ニューヨークにも立ち寄り、「自由の女神像」を見たりブロードウェーの「オペラ座の怪人」をナマで見て、視野を広げたくさんの思い出を作った。この経験がこれからM先生の教師人生にも生きるといいな。・・・その前年、2000年夏のコンクールは、米国人作曲家E・デルボルゴに私個人が委嘱した「A REMEMBRANCE」(追憶)が審査員からとても高い評価を頂き、熱いパッションと高いスキルの素晴らしい生徒たちにも恵まれ、県大会で県代表になり東海大会でも初の栄誉ある金賞に輝いた。私の30年の指揮者生活でも最初で最後の好成績だった。そのごほうびの意味も込めたアメリカ遠征だったが、訪問先のK市ではデルボルゴ氏にもNYから飛んできて頂きご自身の曲を指揮して頂いた。そのコンサートで生徒たちと味わった深い感動がいまも懐かしいなあ。
