今年のノーベル物理学賞に3人の日本人が決定した。「ブラヴィー!」(伊語でブラボーの複数形)とても嬉しい。それもいつもの京都大学関係でなく名古屋大と徳島大の出身者で、なかでも我らが静岡県・浜松出身の天野教授には快哉を叫びたい!
ちなみに、磐田南高出身の天野先生は東京外語の後輩でスペイン語専攻だった。御殿場南高校時代空き時間に彼からスペイン語も教わったし、一緒に「チョムスキー言語学」を勉強して新宿まで小田急バスで夜間講座に通ったっけなあ。血縁関係があるのかどうか聞いてみたい。
YU君には米Newsweekと英BBC放送の「日本人にノーベル物理学賞」の記事コピーを渡してすこし読んでもらった。大学ではそろそろ来年の入試問題を作成中だからこういう時事英語Current Englishが出題されることが往々考えられる。ちょこっと目を通しておきたいね。LED(発光ダイオード)はLight Emitting Diodeの略だし、半導体はsemi-conductor、青色発光の原石は窒化ガリウムGallium nitride。そして電球はlight bulb、ノーベル賞受賞者はNobel laureateという。(栄誉の月桂冠ローレルを頭にのせた人、の意味。)
2年EC君は「複合関係詞」whatever、whereverなどを勉強した。独協大の英文がとてもうまく和訳できていた。ずいぶん力がついてきた感じがする。英作文はまだまだ語彙・イディオムが不足で高い得点に結びつかないが構文はしっかりしているから根気よく楽しみながら書く練習を続けることだね。KI君も同じ単元と「命令文+and/or」を勉強した。英文SVOMで、Mが「前置詞+名詞」の場合、直前の名詞を修飾する「形容詞句」なのか、動詞を修飾する「副詞句」なのか判別が難しいね。I can’t imagine life without reading.では前者。I write it upon the blackboard with chalk.は後者でしょ。書いた日本語の不自然さに気づくようになるといいね。
3年のYAさんが3ヶ月ぶりに復帰。「上智大の入試に合格しました!」と嬉しい報告をしてくれた。念願の法学部・国際法とはなんとすばらしい!米国に留学中のお姉さんと同じ大学・同じ学科とのこと。上智大と英検が共同開発したあらたな英語能力判定試験TEAPにむけて頑張った甲斐があったね。UG会でも春期講習を含めて何回か練習してみたけれど、かなり難易度の高い問題ばかりで合格点になかなか達していなかったのに。この夏の過ごし方がよかったんだね。大学入学後の講座に向けてさらに英語力をつけたいということなので私も楽しみです。ほかの受験生の入試レベルで一緒に頑張って、「国際法」に関する新聞記事なんかも英語で読んでいこう。 尾上
(追記)台風一過だけど天気のはっきりしない午後、人の顔が見たくて箱根の「大湧谷」に行った。ロープウエー終点の駐車場から、箱根最高峰「神山」へのハイキングなら「ゲート」をくぐって噴煙の立ち上るなかを登っていくが、たいていの観光客が製造直売の「黒たまご」を求めて「冠が岳」中腹に見える黄色い小屋に次々と向かっている。この5分たらずの緩やかな上りの遊歩道はいわば「国際通り」なのだ。上下1列ずつですれ違うようなせまい道だから下ってくる人々の顔や衣服や靴などが観察できるし、人種や年齢を想像するのも面白い。もちろん観光旅行に来ているから子供連れや夫婦、恋人同士は楽しそうによくおしゃべりしている。台湾か中国本土か香港かはわからないけど中国語が大きな声で一番よく聞こえる。この日はハングルは聞こえず、売店横の噴煙立ち上る「湯釜」の周りで「黒たまご」をむいて食べている人、記念写真を撮りっこしている大勢の人の中からスペイン語が聞こえてきた。富士山はもちろん金時山も今日は残念ながら雲の中だけど。
元の道を下りかけて、老年のかっぷくのよい夫婦らしき2人を追い越したら話し声が聞こえた。「あれ、ロシア語かな?」と思って振り返り Вы говорите по русски? (ロシア語で話しているの?)と話しかけてみた。2人はニコッと愛想よく笑ってДа.ダー(そうよ)。私に「ロシア人なの?」と聞く。(すごい褒め言葉だなあ。シベリアに行くと私のようなアジア系の顔はいくらでもいるからね。ロシア語を喋る日本人と出会うとは予想もしなかったらしい。)私:日本人ですよ。どこから来たんですか?――「イスラエルから。昔はモスクワに住んでいたけどね。あなたロシア語上手ね。どこで勉強したの?Зачем(何のために)?」私:Спосибо! スパシーバ(ありがとう)。東京の大学でもう50年も前のこと。ロシア貿易の仕事をするためでした。あなたは団体旅行ですか?――「25人のグループで東京に来てこれからバスで京都・大阪に行ってそこから飛行機でイスラエルに帰るのよ。」――200mほどの短い「国際通り」だからそれでおしまい。Очень приятно! 「お会いできてよかった!」とお互いにあいさつしてわかれた。ロシア系のユダヤ人たちはニューヨークにも大勢いたけど、祖国イスラエルに戻ったひとも多いんだな。今日は予期せぬ楽しい出会いだった。
帰り際、仙石原・台ヶ岳のススキが原の湿原脇で停車。私の秘密の一角がピンク色の絨毯だよ。双眼鏡で覗いたら「ヤマラッキョウ」の大群落じゃないか!散りばめられた白い点々は?「ウメバチソウ」の清楚な姿にまた出会えた!









