今日は珍しく女子クラスの教師をやった。つまり出席者6人が全員女子だったということ。新卒で始めて教壇にたったのが女子だけの吉原高校だったっけ。男子はMA君、SU君、NU君ともに学校祭の体育大会で欠席した。いつもあと片付けやら後夜祭があったりしてなかなか下校できないのだ。2年のTACさんも体育祭だったけど何とか遅刻して現れた。ほほを日焼けで赤く染めて。今日は第7回「動名詞」の文法・整序・作文を勉強した。「その試験を受けなきゃならないと思うと悲しくなるよ。」機械的に翻訳すればWhen I think that I have to take the exam, I feel sad.と書ける。そこで、これを原因・結果の構文「無生物主語の文」に置き換えてみる。「・・・という思いが私を悲しませる。」つまり、The thought of having to take the exam saddens me.同じ2年のTAYさんは「分詞」。「〜してもらう」have + 物 + -edや、「〜の状況で」with + 物 + -ed (-ing)の難しい構文がよく理解出来ていた。3枚目の英文和訳はかなり難しい入試問題も含まれていて、実力を鍛えるのにいいね。じっくり考えて「適切な」日本語におきかえてほしい。OSAさんは「不定詞構文」want人 to〜、advise 人to〜、think 人to〜など、第5文型SVOCを勉強した。O(目的語)とC(補語)が主語と述語の関係であることが基本。知覚動詞のsee、hearや使役動詞make,letの時は特別で、Cに当たる不定詞にtoが不要。和訳では「接続詞+S+V」を一つの単位として文(節)の区切りをつけて訳してみれば意外と簡単。自信を持って!
1年のTAMさんも「不定詞」の上級編。助動詞のwill、should、canなどの働きをする不定詞 be+to〜がまだ未習だったね。この項目はかなり奥が深いのでさらに研究が必要だね。3年のYAさんは英検準1級の模試問題をやってみた。やはり語彙レベルが高いね。リーディングの問題は3問に2問が正解だったから、「合格ライン70%強」はもう一息だ。6月に受験予定なので次回も模試をやってみよう。大学帰りのSUさんが出席したので、TOEFLのITP版をやってみた。リスニングと文法・構文と読解問題の3ステップ。ここでもかなりの語彙力が必要だが、高得点の希望はもてるよ。大学で選択したロシア語の授業の話は面白いね。私と同じ東京外語で30年以上も後輩の古川先生の授業を受けているそうだ。 尾上
(追記)ヤマシャクヤク(山芍薬)が見たくて愛鷹山系の「黒岳」1086mに登った。数年前に山頂で偶然発見して以来、私だけの秘密の花園になっている。昨年は5月に二度も登ったのに一番いい開花の時を逃したので、今年こそはと初夏らしいさわやかな日の午後決行した。裾野市須山の町外れの山神社が登山口で、その駐車場には10台以上も車が並んでいた。ここから1時間ほどで山頂だが、30分ほど登って尾根道の「富士見平」に出る手前に、無人の山小屋「愛鷹山荘」が建っている。先日、3年会員のYU君とMA君が高校の山岳部の新人訓練に来てここでテントを張ったらしい。今年は始めて1年生に女子生徒が7人も入部して、突然華やかな部活に変わったそうだ。ヤマガールたちの後進指導も大変だろうなあ。とくにトイレがむずかしい。男は「キジウチ」(雉撃ち)、女は「ハナツミ」(花摘み)といって、林や藪の中で用を足すのが共通語。登山ブームのあおりで最近は「お持ち帰り」の山も増えてきたけどね。5年ほど前に家内と登った岩手県遠野にある花の名山「早池峰山」はそうだった。北海道の「利尻山」の登山口には「お持ち帰り」の「廃棄ボックス」が設置してあったなあ。
急な傾斜をタチツボスミレ、クワガタソウ、ギンリョウソウを見ながらさらに登ると、立派なカメラを首からぶら下げた男性が降りてくる。ヤマシャクがお目当てかな、と思い「なにかいい花の写真が撮れた?」と聞くと、「いやあ、マムシグサしか見なかったなあ」とのこと。見つからなくてよかった!たくさん咲いているはずなのに、気づかないとは・・。山頂手前あたりまで来ると予想通り大きなつぼみをつけたものが私には10株ほども見つかった。山頂に着くと見晴らしが一気にひらけ、たいていの登山者はそこからギザギザの危険地帯「鋸岳」の縦走路を展望し、広大な裾野・御殿場と箱根連山と眼前に聳える「富士山」のド迫力に満足してしまうのでしょう。ところがツウ(?)の私は違うのだ。反対斜面の藪の中にじっと目をこらすと見えてくるのは真っ白なヤマシャクの花。陽当たりのよいこの斜面には4株のヤマシャクヤクが美しく開花していたよ。白衣のような6弁の中に紫の軸と黄色の雄しべを覗かせてなんとも美しい!園芸種の八重咲きの芍薬とは全く雰囲気が違って私はとても気に入っている。苦労して登ってこないと出会えない貴重な山の花なのだ。
