新学期も二週目に入って春休みの課題テストの結果も出て、それぞれの高校でも授業が意欲的に回転し始めているようだ。しかし、早い学校では来月早々に文化祭や運動会が計画されているから、実はあまり落ち着いて授業に取り組める状況ではない。しっかり自分の学習計画をたててコツコツ実行するのが大切な時期だ。
新入会のTAMさんは1年生。前回に続いて「文の種類」を勉強した。(1)平叙文(2)疑問文(3)感嘆文(4)命令文の4つ。肯定と否定は意味の違いだけだから4つのどれにも存在する。長文で「日本と英国の書籍出版・販売の違い」について読んだ。少々高いレベルだけど挑戦だ。2年TACさんは「完了形」の復習。「私がそこに着くか着かぬうちに演奏会が始まった」は「時間構文」と呼ばれる難解な構文で、I had hardly arrived there when the concert began. と書く。「ほぼ同時だった」という意味。NU君は第83課「主語とbe動詞の省略」84課「挿入」を勉強した。読解問題ではとても大切な項目だ。SU君は第90・91課で動詞イディオムをいくつも勉強した。ダッシュやカンマを多用した英文の読解に苦労した。規則を覚えるには積み重ねが重要だ。TA君は第6回「仮定法(2)」で文法をさらに深めた。MA君も同じ。落ち着いてじっくり考えれば出来るのに早々捨ててしまってはもったいない。YAさんは第7回「名詞・代名詞」。「おたがい」のeach other や one anotherは副詞句でなくて代名詞。「おたがいに」と覚えると失敗するよ。love each other はlove himと同じ、talk to each other は talk to him と同じ。動詞が自動詞なら前置詞が必要になる。 尾上
(追記)富士霊園に墓参に行って、豪華絢爛ともいうべき桜並木を堪能した。「日本さくら名所100選」の一つだとか。我が家から15km、車で約30分の地点なので近くて都合がよい。北側の一番高所の7区だから御殿場の市街地全体を望むことが出来るし、箱根連山と我が家近くの仏舎利塔が真正面。さらに丹沢山系やはるか相模平野方面も望むことが出来る。富士山は丁度山陰になりわが墓所からは見えないが。・・・山梨県との県境になる三国連山の中間に「大洞山」がある。篭坂峠からも三国峠からも行ける。山稜のハイキングコースではそろそろブナの原生林が美しい新芽をふき出す頃だ。その広大な斜面を50年ほど前に三菱地所が開発した。すぐ隣接した「フジスピードウエイ」が盛んに爆音を轟かしている。300年前、「宝永山」の大噴火によってこのあたりは広大な火山灰の斜面になった。深いところでは3mにもなったらしい。だから水はけが良い分大雨で地滑りが起きる箇所もある。政治家や文人・俳優など有名人の墓所もあるようだが、墓石や墓所の形状やサイズが統一されているから「人間死んだらみな平等」でとてもいいことだ。ハイキングの気分で気楽に墓参ができる。
