高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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カンマの働きに気をつけよ
カンマの働きに気をつけよ
2014年3月17日(月)三島商工会議所にて
 雪がやっと溶けて急に暖かくなったね。裏庭でフクジュソウの光沢のある黄色い花を17輪も発見。夕方「時の栖」の横を通ったらもう桜が2分咲き。同じ御殿場市でもずいぶん気候が違う。三島会場・裾野会場それぞれ3人ほど余裕があるので、新会員を募集することにした。20日(木)三島と21日(金)裾野・御殿場の朝刊に折り込みで広告を入れる予定。
 今日は三島の4人に裾野のTA君、YAさんが加わった。MA君は3年第2回。有名な映画監督「黒沢明」の製作手法の話。Describe A as B(AをBだと説明する)が受動態になっていて和訳に苦労したね。TA君もこの和訳には苦労した。やはりSVを中心に文構造をしっかりつかむことが大事だよ。YAさんはここをクリア。英作文「彼がもう少しで自動車にひかれそうになった」では、「10中8,9(ほとんど)死ぬところだった」としてHe was almost killed by the car. と 副詞almost やnearly を使うんだ。長文は富山医薬大の難問「生命と神」に取り組んだ。代名詞 it やthat の指すものを明確にしないと文意がつたわらない。
 SU君は85課「挿入」と86課「同格」を勉強した。和訳は良くできた。部活で遅刻してきたNU君は77課「無生物主語構文」その(1)だけやった。「人が人に〜やらせる」ならいいが、「物事が人に〜やらせる」というのは変だ!と思ったら、「物事で、人は〜となる」と訳してみよう、という趣旨の構文の話。This medicine will make you feel better. (この薬で気分がなおるよ)「原因―結果」の構文ともいえるね。78課その(2)も自宅でやっておいてね。
 TAさんは4月からあたらしいテキストに入る。文法・作文をもうすこし掘り下げてみよう。今日は動詞や形容詞のイディオムをたくさん覚えた。長文は「元米国コロンビア大学のドナルド・キーン先生」の日本人評。外人への対し方が変だ!という話は面白い。先生は3・11がきっかけで最近日本に帰化したんだよね。カンマの扱いに要注意。
今週は20日(木)にもう一回、商工会議所で三島教室を開くので参加してください。先月休講の代替です。 尾上

(追記)40年前ドイツ旅行の帰りに買ったチェロも弾かなくなった今、甲陽学院と東京外語大で共通の後輩、澤真幸君のもとに預けてある。先日、澤君からメールが届いた。「チェロ発表会にデビューしました。オッフェンバックのデュオを私が1番、師匠が2番で・・・」。昨年、久しぶりに電話で誘い出して新宿のピカデリーで映画のオペラ「リゴレット」を一緒に見たときにそのチェロの話になった。さっそく御殿場の拙宅まで受け取りに来てくれて貸与したばかりなのにその上達の早さよ!添付のステージ写真には懐かしの我が愛器の姿もみられて感動!・・・澤君は私が中1,中2の2年間住んでいた同じ兵庫県宝塚市の出身で中学から6年間、西宮の甲陽学院に通った。幼い頃からバイオリンを習っていたから東京外語・英米科に入学後すぐオーケストラに入団した。数ヶ月後にファゴットというとても高価な珍しい楽器が団に加わった時、「澤君、この楽器やってみない?」と私が薦めたら、即答で「ウン!」。それ以後40年もファゴット(別名・バスーン)一筋できたのに、なぜ今鞍替え?70・古希の手習い?・・・澤君は大学卒業後ある都市銀行に就職し、英語力を生かして外国為替の部門で大活躍した。フルート吹きの団員と結婚してロンドンに駐在。その頃1976年夏、私はヨーロッパ一人旅で澤一家に居候してお世話になった。車でモーターウェイ(高速道路)をすっ飛ばし、オックスフォード大学や文豪シェイクスピア誕生の町ストラットフォードにも連れて行ってもらった。ロンドンのナショナルオペラで一緒にモーツアルトの「魔笛」も見た。パパゲーノが首つり間際に「ワン、ツー、ツーアンドハーフ・・」と、ドイツ語でなくて英語で歌うのが面白かった。
2014/03/17 (Mon) 23:54


平成26年度予定表 4月〜5月
高校英語UG会 三島・裾野・御殿場               平成26年3月10日発行

三島会場 (月)4月7日〜 三島商工会議所 
裾野会場 (金)4月4日〜 市民文化センター
御殿場本部(木)4月3日〜 尾上自宅  

三島3月20日(木)補講やります。
2月24日(月)欠講の代替です。

備考 UG会主宰 尾上敏起(オノエトシオキ) 
    携帯 090−9190−4765
Eメールアドレス: HCD01740@nifty.com          
本部: 御殿場市新橋1269  〒412−0043 
   0550(83)9776
    高原ビール「時の栖」前の農免道路を6キロ北、
   「矢崎一休荘」の裏門前
ブログ日記:http://www.alfoo.org/diary49/HCD01740/       (月、金) 英語の勉強について & 
        尾上の近況・趣味・友人など
Facebook: 高校英語ug会@三島・裾野                      
新入会員募集中!
4月から新学年がスタートします。
お知り合いの生徒さんを御紹介ください。
2014/03/15 (Sat) 9:54


英文を書く楽しみ
英文を書く楽しみ
2014年3月14日(金)裾野市民文化センターにて
 昨日も今日も雨。アウトドアスポーツが無理なこんな時にはオペラか映画。ベッソン監督の3年前の映画「アウンサン・スーチー」をレンタルビデオで見た。今でも軍政下のミャンマー(ビルマ)でこんな迫真の映画作れるわけない、と思ったらどうも隣国タイでロケされたようだ。映画の影響力は絶大だ。ノーベル平和賞も受賞したスーチーさんが首相になる日はきっと来ると思う。
 TA君のお母様が相談に見えて、志望大学の過去入試問題集を貸してくださった。見てみるとセンター試験とほぼ同じレベルで、4択問題が中心だから特別な対策はいらなそうだ。YAさんもTA君も「重要構文101」が前回終わったので今日から3年の分野に入る。センター対策と私大・国公立二次対策の二本立てで毎回指導していくので、しっかりついてきてください。入試問題には知的関心をくすぐる面白い題材がたくさんあるから、英語の勉強が余裕で「楽しみ」になるようがんばろう。今日2年生は2人とも「タイタニック号の遭難」を読んだ。昔デカプリオ主演の映画で話題になったね。TA君は和訳で苦労した。いつも言うように英文は「接SVO」が基本だからまずVを見つけることから始めよう。単語を増やさなきゃね。「いつヤルの、今でしょ!」今日プリントに出てきた単語は今日の内に寝る前に覚えなさい。1に復習、2に復習、だよ。「やりっ放しにしたらもったいない!」それが3年生英語のスタート!
 かなりのレベルに達したYAさんは「英作文」にますます磨きをかけたいね。和訳では「日本語」を直訳調に単純に移し替えるとヤケドする。自分の単語力で勝負しようとせずに、日頃使っている平易な英文に引き込んで素直に書いていくワザを身につけるといいね。所詮、100%完璧な翻訳なんて無理だから70〜80%を目指せばいいのです。ピアノの練習と同じ。練習するぶんだけ上達するよ。
 高校卒業生のSUさんが今日も勉強に参加。2月の韓国滞在記を英文で書いてきたので添削した。素直な易しい英文でとてもよく書けている。英検準1級の第4問よりもよい。その成功の理由はきっと、実体験だから中身が濃くて書くのも楽しいからでしょう。日本文でも英文でも大切なのは中身だよね。少々の間違いは気にする必要なし。
 今日は「ホワイトデー」とか。女性二人にささやかなお返しをした。 尾上

(追記)もう3年になるのか・・・。3.11の体験をだれでも自分なりに記録したり、だれかに語り継ぐことは大切だと思う。君はその時どうしてた?まだ中学生だったから学校で授業中か部活中?3年生は高校入試の合格発表を待っていた時期かな。高校3年生は国公立大学の後期試験の前日だから狼狽しただろうなあ。私はどうしたかというと、買い物から「前田脳外科」に車で戻る途中で2時46分、138号線「二の岡」の交差点で急停車。信号が突然消えた。目の前の高い電柱が時計の振り子のように左右に揺れ私はまるで大波に揺られる小舟の中。地面の下に沈んでしまいそうな不安。かなり長い時間続いた。とてつもない大地震が起こったらしいがしかし周囲は何の物音もなく静かだった。市街地の外れで人家もすくないか。カーラジオではなんと報道していたのか覚えていない。病院に戻ると脳の大手術をおえてまだ1ヶ月の家内は意識がもうろうとして何も恐怖を感じずにすんだようだった。ベッドがやはり小舟のようにゆさゆさと揺れただろうに。・・・岩手、宮城、福島の大津波の被害も報道されるなか、タイ・プーケット島の津波被害の記憶もまだ新しいのにこの人命被害の大きさは想像に絶した。翌12日、そして14,15日と福島の原発が謎の爆発を起こしたとの報道には私もうろたえた。東電の事故によるその後の「計画停電」も覚えているでしょう?電気が使えないということがどういうことか、肌身で感じた時期だったね。季節は春とはいえまだまだ肌寒くて夜も真っ暗で、病院のエアコンが動かないから布団をたくさん重ねたり。電気毛布もなくて昔の生活を思い出したよ。それこそ「パラダイムの転換」を求められたね。・・・去る11日、箱根「ガラスの森美術館」が「被災地を忘れない!」キャンペーンでワンコイン寄付で入館出来る、という広告が入った。こういう形で貢献できるなら、と仙石原の友人・加藤さんをケータイで誘ったら「今、岩手県の大槌町にいます。後片付けの手伝いです。・・」スゴイ!ボランティアに出かけていた。東日本大震災、私も忘れないようにするよ。
2014/03/14 (Fri) 23:46


新会員募集中。
新会員募集中。
2014年3月10日(月)三島商工会議所にて
 ひさしぶりに澄みわたった西の空を眺めながら三島に下っていった。夕焼けに染まった越前岳、位牌岳の愛鷹山の峰々が雪の筋で白く輝いて美しい。急に日が長くなったようで、この会議所裏の白滝公園あたりは夕暮れの風情がなんとも。ひんやりとした早春の風がここちよい。
裾野教室からYU君、TA君、YAさんが参加して今日は7名で大忙し。NU君も久々に出席して75課「名詞構文」。動詞rest(休む) はtake a restといいかえ、decide (決心する)はmake a decisionといいかえられるということを勉強した。SU君は83課「主語とbe動詞の省略」。When left at home, the dog sits on the doorstep,・・(家に残されたときに、その犬は・・・)で、left の前にhe is の省略と見る力をつけよう。TA君は101課「文修飾の副詞」。Fortunately SV〜で 文頭の副詞 –lyは後の文全体を修飾して、「幸運なことに、・・・だ」となる。YAさんも101課を終わって2年生が修了。前回の早稲田の長文「歴史の発見」を添削解説した。MA君は3年の第1回。「タイタニック号の遭難」を読んだ。YU君は第3回。「集団の中での身の置き方」を読んだ。他人との間に「近すぎもせず、遠すぎもせず」という距離を選ぶらしい、とは面白い。長文は大阪医大の過去問を読んだ。いつもより易しめかな。
1年のTAさんは「動詞中心の慣用句」をたくさん勉強した。学校の授業では「話法」まで学習。残りの文法は2年に持ち越したそうだ。今日のプリントでも関係副詞のhow や付帯状況の with の働きなど、もう少し深く勉強していこう。来月から2年生、文法作文を詳しくやっていきます。
「4、5月の予定表」と「春期講習のご案内」を赤と黄のプリントにして皆さんに配付した。新会員募集中です。 尾上

(追記)今は改修中で6月まで借用できないが、それでも半年後までの予約を受け付けているので臨時通路を通って事務所に行った。いつもの大きな階段を上って「ゆうゆうホール」に入ると大ホールのロビー左手の壁に数枚のパネル写真が飾ってある。その中の一枚に恥ずかしながら私も写っている。ホールの開館3周年記念のコンサートはベートーベンの第9「合唱付き」だった。合唱は三島の名門「グロリア」を中心に市民から募集した。1984年の4月とあるから丁度30年前、私がまだチェロを弾き始めて6,7年だった。そのころは髪が白かった(!)のですぐ見分けがつくよ。3プルート目(前から3列目ということ)の内側(客席から見えない方、譜面をめくる役)で弾いているからまだよっぽど下手だったんだね。三石精一という読響の名指揮者を呼んでいた。99年まで20年間所属していた「駿河フィルハーモニー」(今の名称は三島フィル。沼津フィルも、富士フィル、伊東の伊豆フィルもここから分岐したから駿河フィルが静岡県東部の本家なのです。)は、改築前の「三島公会堂」時代からずっとこのホールを主会場にしてきた。アマチュアだからいろんな職種の人の集まりで、御殿場・富士病院の若林院長(現御殿場市長の父)はバイオリンの名手、ずっとコンサートマスター(一番手前に座っている)をやっておられた。同じチェロを隣で弾いていた韮山高校と暁秀高校の数学教師・故花本成蹊先生も懐かしい。私も水曜の夕方になるとでっかいチェロケースを後部座席に寝かせて、三島市加屋町の「善教寺」によく練習で通ったなあ。本堂のご本尊の前でガンガン音を響かせていたのだ。浄土真宗の親鸞さんだからきっと賑やかなのがお好きなのでしょう。ご住職が後援会長、その弟の土山さんがホルン吹きで事務局長をやっておられた。次回は41回目(なんと41歳になったのだ!)で、6月1日(日)にこのホールで「ベートーベン特集」だそうだ。第3番「英雄」と沼田園子(熱海在住)のソロでVnコンチェルトもある。ホールの改装第1日目だし是非聞きに行ってみよう。
2014/03/11 (Tue) 0:01


哲学思考の大切さ
哲学思考の大切さ
2014年3月7日(金)裾野市民文化センターにて
 昨夜からまた雪!5センチほど積もったが昼には青空に変わった。三島沼津でも降ったらしい。TA君、YAさんがお休み。三島のMA君が参加して今日は4人。構文101の最後の課「文修飾の副詞」〜lyの用法を学んだ。文全体をIt is lucky that 〜というべきことを、手短にluckily と置き換えが出来る。今日の長文は上智大の過去問で777語のかなり長めで大変。内容も「12世紀ルネッサンス」で、あまり聞いたことのない内容だね。構文はつかめていたからほぼ訳せた。YU君の長文は富山医薬大の過去問「生命と神」。長さは上智大の半分くらいだけど哲学的な内容で、語学力以上に内容を理解するのに苦労する。 3年SUさんにはNewsweekの今週の記事The Face Behind Bitcoin「ネット通貨ビットコインのウラの顔・・考案者は米国在住の日系人」のコピー4枚を宿題に。読んでみて。せっかく苦労して積み上げた立派な英語力が記憶から消えてしまわないように、日頃ネットを活用して面白そうな読み物を楽しみ、気楽にエッセイを書いて私に見せてください。6月の英検目指して今日も予想問題に取り組んだ。まだまだ難しいけど第4問の英作文は合格点が取れそうだね。 尾上

(追記)宮城野の「明星ケ岳」は山頂下の大文字が真っ白に浮き出てとても美しかった。雪に埋もれてなければ山頂から縦走して塔ノ沢の「阿弥陀寺」に一気に下るコースも楽しい。江戸末期、皇女和宮にゆかりのお寺だ。住職が琵琶を弾いて聞かせるそうだ。前回そのコースでいつもの箱根の友人と登ったのは忘れもしない3年前の2月1日のこと。順調に歩けていつもより早めに帰宅したら家内が廊下で気を失って倒れている。脳卒中だった。幸いすぐ近所の脳神経外科に搬送し、名医のおかげで大手術にも成功し命拾いした。半年にわたる入院を卒業した後もずっとリハビリに専念中で週に3回、筋トレとマッサージに通院している。宿泊で旅行にも行けるほどにずいぶん回復したが今でもまだ右手足のシビレが直らず火の扱いと包丁は持たせられない。それで幸か不幸か私の新たな趣味が一つ増えた。「男の手料理」だ。家内の「お手伝い」じゃなくて買い物から食材管理、調理や片付けまで全部責任を持つということが意外と楽しい。包丁も上野「かっぱ橋」の専門店で横浜の姪に頼んで仕入れてもらった。なんと自分の名が彫り込んであった!まるで調理師か板前になった気分だ。味の素のCookDoなどはレシピが書いてあってとても便利で私のお気に入り。書斎に加えて台所が私の新たな城になった。
2014/03/08 (Sat) 10:03


桃の節句
桃の節句
2014年3月3日(月)三島商工会議所にて
 「お雛まつり」というのに天気がぐずついて、朝から雛あられをポロポリ。
午後、買い物がてら「浅間神社」まで出かけ、境内の「湧き水」を汲んできた。富士山の湧水だからとてもおいしい。カルキが気になって紅茶もコーヒーも水道水では最近飲めなくなった。30リットルのポリタンクで週に1回行けば間に合う。
 先週は突然の休講だったので2週間ぶりにみんなの顔がみれた。その振り替えとして20日(木)に実施することで参加者の了解をもらった。TAさんは「動詞+前置詞」の形のむずかしい用例をたくさん覚えた。特に、deprive人 of 物(人から物を奪う)や cure 人 of病気(人から病気を治療する)など。MA君は99課「不定代名詞」one. the other, some, othersなど、100課「指示代名詞」 that, thoseの働き。長文は早稲田の過去問「歴史の発見」を読んで下線部役に取り組んだ。Only を含む語句は強調して文頭に出すと、疑問文の語順のように倒置されることを覚えていたかな?否定語のNeverやHardly とかLittleの場合と同じだよね。TA君も昨日に続き100課の勉強をやった。構文101もあと1課を残すのみ。英文が2,3行の長めになるとむずかしいね。英文はSVOが一つの単位になっているから、まず動詞・助動詞やto〜・〜 ingをチェックしておくことが大切。SU君は期末試験の最中ということでプリントはおあづけにしてテスト勉強に集中した。NU君はテスト勉強のためか欠席だった。先週はせっかく来てくれたようだけど休講で申し訳なかったね。 尾上

(追記)ほとんどの高校で卒業式があったようだ。大学に進学したらすぐにオリエンテーションがあるからその先の進路を考えなくてはいけない。就職か大学院進学か。私も大学時代に進路で悩んだ50年前を思い出す。私の父は得意な英語力を生かして軽金属の貿易会社で長年働いていた。インドやパキスターンにたびたび出張したし、小学校の頃はよく消印済みの外国切手をみやげに持ってきてくれた。しかし毎晩仕事上のおつきあいで帰宅が遅く、子供たちと一緒に夕食を囲むことなど週に1回あるかないか。商社マンというのは華やかな職業である一面、デメリットも多いなという直感があった。自分の家族を持てば単身赴任も大変なことだし、ただ海外勤務が出来ればいい、というものでもないことが段々わかってきた。4年生になって指導教官が推薦してくださった一流商社をお断りした。替わりに同級生のT君がそこに就職した。彼は私と逆の立場で岐阜の教師の息子だったとは面白いね。広大なロシアの油田のパイプライン建設で大活躍したそうだ。・・・私は友人の影響もあってむさぼるように読書していた。高校は男子だけの受験校で純粋培養的に世間知らずですごしたためか、大学時代の前半は何に対しても貪欲だったような気がする。岩波新書は毎月出版されればほぼすべて買い込んだ。全部読んだわけではないが。その頃、芥川賞になった柴田翔の小説「されど我らが日々」は20才の私に衝撃的だった。その影響のためか「国語教師になろう、後輩たちに読書の大切さを教えよう」と決意したある日、すぐに東海道線の夜行列車に乗って母校のある西宮に行き、恩師にお会いしアドバイスをいただいたのが懐かしい。曰く、「尾上君、君の外語大では英語か社会科の教員資格しか取れないけどそれでいいのです。国語に限らずどんな科目を教えるのも教育という一点では同じことですよ。」その通りだった。
2014/03/04 (Tue) 0:22


代名詞は名詞に置き換えると?
代名詞は名詞に置き換えると?
2014年3月2日(日)裾野市民文化センター
 28日(金)の振り替えだった。YAさんが期末試験直前で欠席。SUさんは先週卒業式を終えて今日はピアス姿で登場。女の子だなあ。自動車の教習所にも通い始めたそうだ。しかし英語の勉強は油断できないよね。大学の授業が始まるまでに英語力が落ちないよう、今日も英検準1級の予想問題に取り組んだ。Newsweek の最新号から2,3コピーをしてプレゼント。米国時間の今夜は「アカデミー賞」の発表があるのでノミネイトされたケニヤ出身の女優Lupita Nyong’oの話やオバマのおかげで自動車のGMが破産を免れたという話。暇な時間に読んでください。
2年のYU君は構文101課が終わったので今日から3年の内容へ。易しめの入試長文を短時間で読み取る練習に切り替えた。英作文と難解長文は継続で今日は「京都大学」に取り組んだ。代名詞 them の指すものが難しい。
2時間経過したところで欠席予定だったTA君が到着。99課「不定代名詞」を勉強した。接続詞の while が「〜のあいだに」の意味のほかに、but に似たような「ところが一方で」の意味にもなることを覚えた。英文の読解は一歩一歩、たくさんの用例に出会うことが大切だね。 尾上

(追記)箱根・宮城野から残雪の「明星岳」に登った。ストックをついて一歩一歩登っていくが一週間前の大雪で膝上までズボズボ埋まってしまって実に歩きづらい。長靴の隙間から入った雪が靴底でとけて靴下はビショビショ。60分歩いたところで下山してくる若者一人。ここまでずっと足跡がついていたのはこの人のものだったのだ。「斜面がパケットになっていて最悪。大文字まで行くのがやっと、とても頂上には行けませんよ。」とのこと。そうか、今日は断念しよう。大文字から山頂まではほんの10分ほどなのに。残雪がこんなに深くなくて時間的に可能ならば、山頂から縦走して塔ノ沢の「阿弥陀寺」に下ろうと思っていたのに。ここは3年前の2月、家内が脳卒中で倒れた日以来のコースで思い出ひとしおだ。
2014/03/02 (Sun) 23:30


学年末試験
学年末試験
2014年2月28日(金)裾野市民文化センターを変更
 気温が急上昇して屋根の雪もほとんどがとけて消えてきた。今週末は関西に旅行する予定でいたので今日は休講。この分は3月1日(日)に変更してある。大雪の後遺症がまだ残っているし週末の天気も悪そうなので、急遽旅行を中止した。国公立の前期試験が終わって3年生はそろそろ卒業式。1・2年生は期末試験が終わったか、直前かでしょう。UG会の2年生で進度の早い人は次回から3年生のテキストに移行する。新1年と新2年は4月から新年度をスタートする。3月末には「春期講習」のお知らせと新入会員の募集をするために、新聞に折り込み広告を依頼する予定でいる。三島も裾野もそれぞれ2〜3人増えるといいな。 尾上

(追記)昨日の雨もあがって朝から温かな陽射しもさしてきたので、家内と歩行練習がてら「アウトレット」に昼食に出かけた。二の岡の我が家からは4km。東山の「秩父宮邸」の前は桜並木になっていて花見の季節にはライトアップもある。さらに北に向かって「とらや工房」や「観音堂」「福音教会」「うなぎの菊川」の前を歩いていけば散歩に丁度いい距離だ。次男がオハイオ州立大留学時代にお世話になった恩師の別荘もこの道沿いにあった。「桜の園」で知られた昔の新劇女優・東山千栄子が戦後ずっと住んでいたお宅の前も通る。帰りはシャトルバスで御殿場ICまで楽に帰ってこられる。昔はよく歩いたが、今の家内にはきついので最近は車でいってしまう。・・・Mangia Mangiaでパスタを頂いてから、家内のお気に入りのLaura Ashleyに寄ったり私の好きなAdidas を眺めたりしている時にNorth Face の前で2年の会員TA君とYAさんのお母さんたちにバッタリ!いやあ、世間は狭いね。御殿場にようこそ!いつも雲の中で嫌われて、一昔前には沼津・三島から御殿場にのぼってくる人なんて特別だったんですけどね。このアウトレットと高原ビールのおかげでかつての辺境の地が都会色、国際色豊かな町に変貌をとげました。帰りがけにGAP に寄ったら、卒業生の元会員KI君とお母さんにバッタリ!卒業以来1年ぶりだねえ。第1希望の山梨大に進学して好きな「醸造学」の勉強とクラリネットに没頭している。その楽器はお母さんの高校時代のもの。かつて私の指揮する御南高吹奏楽部の部員だった。今日はなんという素晴らしい日なの? Faushon の紅茶とパンをおみやげにうきうきと。
2014/02/28 (Fri) 23:37


突然の休講でごめんなさい
突然の休講でごめんなさい
2014年2月24日(月)三島商工会議所をキャンセル
 家内の体調がすぐれず心配なので三島教室を急遽中止した。期末試験の大事な期間で、予定していた生徒さんには申し訳ないと思う。振り替えを来週の水曜か木曜に実施する予定。高校入試の期間中で学校も部活も休みだから参加できることを期待して。私の方はすこぶる健康で、先日新たに購入したタニタの体重計では身体年齢が55才とでた。えー、本当かなあ?実は何年も前から、新年のカレンダーに書き込むときにマイナス20才にして「〜才誕生日」としている。これで自分がだまされている。若さの秘訣だ。好奇心も向上心も、山登りでも高校生には負けないぞ。 尾上

(追記)菜の花、水仙、梅の花を求めて早春の湘南海岸を歩いた。とても楽しいコースだったので、みなさんにもおすすめしたい。JR大磯駅にいつもの大学時代の友人3人が東京、横浜、千葉から集まった。月一回のトレッキングの例会だが、私の知人で米国コネチカットから法政大に留学中の学生マシュー君も誘ってみた。東海道の一里塚「化粧(けわい)坂」にある「高来(たかく)神社」から急坂をのぼって「高麗(こま)山」。「関東ふれあいの道」のコースを通って「浅間山」。先日の大雪は温暖な湘南地方にも爪痕を遺しまだあちこちで道をふさいでいたけど、その残雪の上にもう薄いピンクの花を咲かせた桜の木を3本発見して感激した!やっぱり春だ!そして一度登り返すと広々した「湘南平」に到着。赤白のテレビ塔と相模湾の大海原、白銀の大山と丹沢の山々など360度の大パノラマが真っ青な空の下に望める絶景地だった。・・・昼食後は山を下って再び東海道の松並木に出た。ここは明治時代の元勲たちが保養地にしていた別荘がずらっと並んでいる。東から「山県有朋」「大隈重信」「鍋島直大」「西園寺公望」そして初代内閣総理大臣「伊藤博文」の順でびっしりと。これはなかなかの歴史散歩ですっごく面白い。仲間同士で寄り集まったんだね。私の住む御殿場も避暑地として、東山湖や二の岡神社を中心に多くの政界・財界の名士たちが別荘を建てた。西園寺卿はここにも別荘があった。・・・この後は湘南ビーチに出て西に向かい、「こゆるぎ浜」の波打ち際を波の音を聞きつつ歩くのも楽しかった。海風も温かでハングライダーに挑戦する若者の姿も。国道に戻るとその先には戦後処理の首相「吉田茂」の別荘が開園中なので立ち寄って開放的な明るい庭園を巡ってみた。5年前に焼失したお屋敷は再建中だが由緒ある「兜門」の見事さにはきっと感激するよ。講話条約調印のサンフランシスコの方角に向いてステッキをついた首相の銅像が丘の上に立っていた。1号線をはさんで向かいにある「城山公園」もいいところ。旧三井財閥当主の広大な別荘を神奈川県が管理している。展望台を中心に森の小径を愛犬と散歩できる市民の憩いの公園だ。うらやましいね。
2014/02/24 (Mon) 21:55


and が一番むずかしい
and が一番むずかしい
2014年2月21日(金)裾野市民文化センター
 2月末はどこでも学年末テストが始まる。TA君、YAさんが試験勉強でお休みしたので今日の出席は2人。YU君は最後の101課「文修飾の副詞」を勉強した。英文解釈では、接続詞 and の扱いをもっとマスターできるといいね。動名詞のfinishing がその前にある trying と並列で、さらに前にある getting とも並んでいることを見抜けなくては。 3個以上の並列はA, B and C となるよね。文法作文でも「接続詞―条件・譲歩」を勉強した。よく理解出来ていた。解釈は上智大の過去問、777語にわたる長文:「12世紀ルネッサンス」を読んだ。It is not until 〜 that SV・・(〜して始めて・・する)のバリエーション It is only when 〜 that S V ・・が登場したね。
3年SUさんからソウル旅行のおみやげを頂いた。韓国人のペンパルに再会し旧交を温め、英会話に自信をつけてきたようだ。若い内に「なんでも見てやろう」と飛び出していくのは大賛成だ。今日も英検準1級の予想問題に取り組んだ。第1問の語彙選択は語彙レベルが高すぎるね。第2問の文章は短くまとまっていて読みやすいが、第3問の長文は語彙レベルもたかくて内容理解に苦労する。第4問はもらったEメールに返事を書く自由作文。65点の内14点もあるからここで点を稼ぐといいね。合格には70%以上の得点が必要だが、先月の受験では50%くらいの正解で残念ながら不合格だった。次回6月の受験をめざして、明日の卒業式のあとも貴重な時間を生かして前向きに英語を勉強していこう。インターネットを積極的に利用するといいよ。 尾上

(追記)ちょっと古い本だけど「大使館なんかいらない」を読んだ。すごく面白い。超エリートの集団と思われる外務省は想像を超えて階級制度の厳しい世界で、大学2年終了の時点で上級試験を受け合格すればそのまま大学中退(大卒ではないのだ!)で入省する人こそ優秀で、またその時の試験成績で一生の格付けが決まるのだそうだ。たとえば皇太子妃雅子様の父君・小和田恒氏は外務審議官や国連大使を歴任した有名人だが、そういう「キャリア」と呼ばれるエリートたちの中にも格差があるということ。著者は医師として外務省へ出向し、海外勤務したときの印象を赤裸々に報告している。大使や公使の多くが実は公私混同で吝嗇な欠陥人間であったという様子が、内部告発のように著者の見聞録として少々大げさに描写されている。かつて小泉内閣のときに指名された田中真紀子外務大臣がいみじくも言っていたよね。「外務省は伏魔殿なんです!」と。外交機密費とかいう国家予算で、得体の知れない大組織が国民の目の届かないところで動めいているようだ。私はと言うと、大学に入ったばかりの頃将来は外交官になることが夢だった。しばらくすると忘れていたが今思うと夢破れて正解だったなあ。
2014/02/21 (Fri) 23:26


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