高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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省略と挿入
省略と挿入
2013年12月13日(金)裾野市民文化センターにて。
一日木枯らしが吹いて一段と寒くなったね。来週には御殿場でも初雪があるかも。みなさん、風邪など引かないように。M君が申し込んでくれて冬期講習参加はこれで2年生2名。もうすこし増えるといいな。
3年Sさんは晴れて聖心女子大合格の通知が届いたそうで、おめでとう。先週で「文法作文シリーズ」が完了したところで、今日は「英検準1級」の過去問を解いてみた。問1の「空所補充」の問題文は読みやすいと思うけど、選択肢の4つの単語が高3レベルを超えているね。問2の「空所補充」のほうが説明文が長くてかえって内容理解しやすい。70%強できれば合格だからなんとか頑張ってみよう。Y君は83課「省略」84課「挿入」。ここでいくつかのパターンをしっかり身につければ格段の進歩だ。YさんとT君は77課「無生物主語の文」。「させる」のmake と同じようにつかう動詞:cause, allow, enable, prevent, bring, take, leadなどに馴れてしまえばいい。M君は79課「強調」。語句を追加して強調する方法と、前置してIt is と thatの間に挟み込む方法を学ぶ。尾上

(追記)もうひとつ水族館を見てみようと、小田原から西湘バイパスに乗りキラキラ光る海を見ながら江ノ島に行ってみた。ツワブキがあちこちに咲いて温かな湘南海岸には冬はないのかな。七里ヶ浜にはウエットスーツを着たサーフボーダーたちの黒い影が20も30も。定年過ぎのような腹の出たオジサンがボードを抱えて浜辺に向かっている姿。・・・長谷寺と大仏の間の路地を入ったところにできた「鎌倉能舞台博物館」にちょっと立ち寄り古典文化のにわか勉強。舞台脇に能面と衣装が展示されていて、3間3間の能舞台の前で学芸員の熱心な説明に興味が湧いた。狂言の野村萬斎が出演して、来年も数回ここで上演されるという本物の「能」を一度見てみたいものだ。・・・海の向こうに富士山から箱根までくっきりとっみえる好天気だけど、江ノ島は海風が強烈で飛ばされそう。ウインドサーファーが猛烈な勢いで波乗りを楽しんでいる。リニューアルした「新江ノ島水族館」はクラゲの展示がウリ。黄色、赤、青など色も多彩。巨大なものや長い脚を持ったものなど優雅な泳ぎが美しい。稚魚の状態からの成長過程も実物で見ることができる。先週の「沼津港深海水族館」と同じように、ここでもお客は若い男女のカップルばかりで私たち老年組は少数派。2Fから1Fまで通しの大きなガラス水槽は上からも下からも見ることができるし、素早い動きの小魚の群れと巨大なエイやウミガメが悠々と泳ぎまわる中で、酸素ボンベをつけて潜ってきた調教の女性が特殊巨大ガラスの向こうでウミガメと一緒に泳いだりウツボをだっこするパフォーマンスに子供たちも大喜び。沖縄の「美ら海水族館」がそのアイデアやスケールの大きさで大変な人気で、家内が見に行こうよとせがんでいるが、これが全国の水族館に刺激を与えて高度の技術を駆使して展示方法を競っているのだね。
2013/12/13 (Fri) 23:22


倒置と省略
倒置と省略
2013年12月9日(月)三島ゆうゆうホールにて。
パリへ修学旅行に行ったN君、S君が姿を見せない。1週間たつからもう帰ってきただろうけど。1年のTさん、廊下を走って到着。今すぐに行くところがあるので、と言ってプリントだけ受けとって早退。
M君と裾野のY君が81課「倒置構文」と「省略」を勉強。第1文型SVMと第2文型SVCは、強調のためMVSおよびCVSのように倒置することがある。ただし第3文型SVOはOを文頭に出すだけでSの位置はかわらない。もうひとつ、否定の副詞や目的語を強調して文頭にだすと、疑問文のような倒置、つまりbe動詞や助動詞のcan, will, やdo/does/did、完了のhaveなどがSの前にでる、つまり倒置になることを知っていたかな?
Yさんは「疑問」の総復習。疑問詞what・・、 how often・・、 What・・like? のほかに、間接疑問、付加疑問、イデイオム How come SV〜?(どうして〜になったの?)Why not V? や Why don’t you V・・?など。易しそうで意外に盲点があったね。 
先週募集要項を配付したように、冬期講習は年末の28,29日と元日の1日,2日のそれぞれ午前中です。曜日の関係で今年は元日も含めて4日間。さっそく2年のY君が申し込んでくれた。3年生は2人が推薦で大学合格したし、もう一人のYさんもこの期間では都合がつかないらしいから、2年生だけになるかな。 尾上

(追記)TVでも取り上げて、家内もせがむので「沼津港深海水族館」に行ってみた。平日とあって家族連れが少ない反面、手をつないだ若いカップルの多さになるほどと納得。深海は美しくロマンチック!目の前に広がる駿河湾の200〜800mの深海にこんな珍しい生き物たちが住んでいるとは。最深部は2500mというから日本一深い湾。富士山5合目くらいの深さ。まずは巨大なタカアシ蟹がのっそりと動く姿。深海の暗がりを再現して照明を落としているからよーく目をこらさないと見えない。すいすい泳ぐヒカリキンメダイの群れは真っ暗闇にホタルが飛ぶ様に似ている。目の下に青白い光を発して美しい。エビ、ナマコ、ヤドカリ、イソギンチャク、アンコウなども日頃みかけるものとは大きさも色も異なって興味深い。空想上のUFOのような8角形のメンダコ(面蛸?)がかわいい。真上に飛び出した大きな目とひらひらした耳(?)が何ともユーモラス。8本脚が全部大きな水かきでつながっているので移動がとても早い。おみやげ用のマスコットには一番人気らしい。
 2Fは巨大な生きた化石魚「シーラカンス」coelacanthが、冷凍した2体の実物と3体の剥製で展示されているからすごい。アフリカのマダガスカル島付近の深海で今でも泳いでいるというが、捕獲されるいきさつなどの展示も興味深い。これは必見です!
2013/12/09 (Mon) 23:40


期末テストを終わって
期末テストを終わって
2013年12月6日(金)裾野市民文化センターにて。
K高校のM君もパリに修学旅行中。Y君が部活の関係で三島にふりかえて、三島のM君が参加したので今日は4人。みんな期末テストを今日終えたばかりでだいぶお疲れ。でも、ヤル!
YさんとM君は79課「強調」。一般動詞、名詞、否定語句、疑問詞、比較表現がそれぞれ強調形をもつことを学ぶ。いわゆる「強調構文」の方が単純で覚えやすい。T君は75課「名詞構文」。succeed > success、 important > importanceのように、動詞や形容詞を名詞形に代えると、「接SVO」の文を名詞中心の簡潔な表現に言い換えられるが、語彙力が豊富でないとなかなか難しいね。
3年のSさんはいよいよ文法作文のシリーズ最後のユニットに到達。第20課「動詞の語法」。目的語をとるかとらないか、補語をとるかとらないか、目的語はto不定詞か、ing動名詞か、that節か、などなど、なかなか一筋縄ではいかない変わった動詞の使い方。TOEFLのテストにも通ずるね。「英検準1級」合格も目指してガンバレ! 英語はこれからが楽しくなる。 尾上

(追記)昔話、その3。あの歴史に残る「大学紛争」が始まりかけていた頃の1966年、私は外語大4年生になった。就職活動も気になるし卒論も書かねばいけないが、ちょっとすごいアルバイトを手に入れた。10月に来日するモスクワの「ピャトニツキー民族合唱団」の全国ツアーに同行して1ヶ月通訳する仕事だ。授業をしばらく休ませてもらい東京、京都、大阪、鹿児島をはじめ全国13都市での演奏会に同行した。・・・
ホテルで夜中に「お湯がほしい」というリクエストが多く、50人全員が寝静まるまで安眠できず、朝も早起きの団員に起こされる過酷な日々が始まった。テレビ局に出入りしたのも初めて。日本テレビの朝番組に出演する日はホテルで寝坊していて、一人置いて行かれてしまった(大失敗!)。飛行機に乗ったのもこのときが初めて。YS11という国産初の小型プロペラ旅客機で、重量級のロシア人ばかりで離陸に苦労したらしい。鹿児島空港に到着したときには、鹿児島大学の合唱団が歓迎のコーラスを聴かせてくれたのが思い出深い。前年のオリンピックに合わせて開通したばかりの新幹線「こだま」にも乗ってロシア人たちは感動。名古屋、静岡から東京に戻った。ロシアの民族楽器を使って歌い踊る20数回のコンサートを大好評のうちに終えて、ドルーク(親友)になった合唱団の人々を横浜「大桟橋」に見送った。私も新婚旅行で乗ったことがあるが、ロシア船「バイカル号」で帰国の途についた。津軽海峡を通ってナホトカからシベリア鉄道でモスクワまで10日間の長旅だ。・・・
その頃は「カリンカ」「バイカル湖のほとり」「ウラルのぐみの木」「ヴォルガの舟歌」などロシア民謡がまだまだ人気が高く、ダークダックス、ボニージャックスなどグループサウンズが全盛の時代だった。新宿や池袋の繁華街には「歌声喫茶」があって若者たちが集まってはアコーデオンに合わせて合唱を楽しんでいた。私も店で歌集を買って仲間になったものだ。来日の合唱団は日本とソ連(ロシア)の国交が回復して10年の記念に「日ソ交流協会」が招聘したもので、銀座の「石井音楽事務所」が担当した。社長の石井好子さん(今は亡き名シャンソン歌手)から「卒業してもこんなやくざな仕事をやるんじゃないよ、尾上クン・・」、と言われたが、とても充実した1ヶ月だった。
「後日談」・・・その15年後、島田市から御殿場に転勤で引っ越してきたら、我が家のウラの林の中に石井好子さんが別荘をお持ちで、しばしばスーパーで出会うことになるとは!
2013/12/06 (Fri) 23:58


修学旅行はパリ
修学旅行はパリ
2013年12月2日(月)三島ゆうゆうホールにて。
会議室入り口に下げる看板代わりのカレンダーを一枚めくった。今年最後は「浅間山」の雪景色。今年は東の「浅間隠山」からも西の「高峰高原」からも見たなあ。いまでも「浅間山」は噴火の危険のため登山禁止になっている。
K高校の2年生N君、S君は今日から修学旅行に出かけた。なんとパリですよ。いいなあ。M君は期末テストが始まり今日は自宅。出席者は3年Yさんと1年Tさんの2人だけ。Tさんも明日から期末テストなのでテスト対策。「分詞」「関係詞」をプリントで勉強。主文のSとVの間に関係詞節を埋め込む文の構成が少々苦手だね。Yさんはいつものようにプリントで入試問題に取り組む。「時・条件」を表す接続詞を中心に。本来は副詞や動詞、名詞なのに、後ろにSVを従えるとOnce、Suppose、provided、unless、as far as などは「条件」、The moment、The first timeなどは「時」をそれぞれ表す接続詞の働きなのだ。 Yさんも3日後には期末テストが始まる。ガンバレ! 尾上

(追記)元UG会員の育子さんが外語に合格したというので昔話をしましょう。私は1963年東京外語大に入学。ロシア語科はわずか40人、男30人と女10人の単一クラスだった。一期校の東大に落ちた者の集まりで、二期校コンプレックスをいだく元気のない連中だった。高校時代にAFS(アメリカンフィールドサービス)で留学経験した者が3人もいたし、早稲田を卒業してきた年長者もいた。外語になじめずに半年でやめて医学部に受験しなおした女子もいたし、2年生に進級できずに一緒に机を並べる者も男女大勢いた。4月最初の授業で佐藤教授は「トルストイ」の童話を原書でいきなり与え「さあ読もう・・」と。文法書は英語で書かれたものしかない時代で、露会話の先生はルーマニア人だし、そういう無謀で集中的な勉強のおかげでも興味が深まった学生たちは1年と少々でなんとかロシア語をマスターして会話もできるようになった。
2年生の時は1964年東京オリンピックの年。チャンス到来と思いきや、選手村の通訳に採用されるのは3年生以上というきまり。しかたなく学費稼ぎに英語の家庭教師とか銀座「リトル・トーキョー」のビアガアーデンのボーイもやったし、新橋の「日本貿易振興会」(ジェトロ)でロシア経済関係の新聞切り抜きをやっていた。夏休みには大好きなホルン一つ抱えて、夜行列車に乗って札幌まで一人旅をし、北大の芝生で吹いたっけなあ。
3年生になると「言語文化コース」と「国際社会コース」に分かれた。(昨年の学部改編で今はそれぞれが入学時からの学部制にかわっているが)、私はロシア語そのものに興味が強かったので前者を選んだ。学生課の紹介で「安宅産業」のロシア語通訳に採用され8月、2000トンの貨物船に乗って富山県の伏木港から船出。日本海を北上し間宮海峡(タタール海峡)を通って4日かけてシベリアの「ラザレフ岬」に到着。初めてのロシア、初めての海外体験に感激したものだ!ここで買い取ったシベリアの材木を積載する際の交渉、出港前の取引会議の通訳が仕事だったが予想以上に楽なものだった。暇なときは港近くの村に行ってロシア人の「船員クラブ」で遊んだ。日本の船員の社会はまだまだ階級制度が厳しく、1等航海士、2等機関士とか甲板員に区分けされていたが、私は行き帰り依頼主の社員と同じ待遇で、船長と一緒に優先的に食事や入浴ができた。帰国前には日本が恋しくてたまらず、京都の舞鶴の港が近づくとリアス式の緑濃い入り江がとても眩しく映った。稼いだバイト料で初めての背広とステレオセットが手に入った。同級生の中には日本の「蟹工船」の通訳に採用され、根室港を起点に2ヶ月もアリューシャン列島のほうまで出かけた強者がいた。続きはまた次の機会に。勉強も好きだったけど、アルバイトでも貴重な人生経験をした。
2013/12/02 (Mon) 23:47


強調構文
強調構文
2013年11月29日(金)裾野市民文化センターにて。
2年Y君は79課「強調」。一般動詞、名詞、疑問詞など語句の前後に強調語を加える場合と、文の一部を切り裂いて、文頭に移動しIt is と that の間にはさむ方法。例えば It is your decision that is the most important.となる。切り裂いた文だから英語学では「分裂文」という。受験英語でいう「強調構文」では漠然としているね。「・・・なのは〜だ。」という日本語に相当する。日本語の分裂文は強調語句を文尾に移動する。これと似たような表現に What is the most important is your decision.がある。こちらの方が文尾に移動しているから日本語と同じ。「疑似分裂文」と呼ばれている。
M君は77課「無生物主語構文」(1)と(2)。「主語(S)のために目的語(O)が・・・になる、」という和訳に相当するから、原因・結果の文と言っても良い。 make のように「〜させる」という動詞のバリエーションを頭に入れよう。Yさんは75課「名詞構文」。特に「接+SVO」の節で、動詞や形容詞を名詞に置き換えた表現には注意が必要。T君は73課「否定表現」。not やnoを使わずに否定的な意味になる表現法を学んだ。様々なイディオムに注意。
3年Sさんはシリーズ最後の単元「疑問」。ほぼすべて正解が出せた。英作文では「福島大」と「大阪大」の過去問に挑戦。70%〜80%の得点が出せた。コツがつかめてきたようでこれから楽しみだ。
1年のSさんは来月からしばらく休会。フェンシング部の活動がかなりハードで、この勉強会に出席するのが難しくなったためと、お母様が教室まできて説明してくださった。とても努力家なので心配せずしばらく様子を見てあげてください、とお話しした。 尾上

(追記)元UG会員の育子さんが私の母校・東京外語大の後輩になることになった。彼女の長年の「想い」(?)がとうとう実現して私もとても嬉しい。在籍中もよく母校の同窓会報を貸してあげて彼女の熱をあおってきたのかも。現役では実現できず獨協大フランス語科に進学したが今回、外語大の言語文化学部3年の編入試験に合格したのです。この夏フランス留学から帰国したばかりなのによく準備したなあ、と驚いている。教育一家の血筋のためか、大学院生のお姉さんとともに本当に学問好き。育子さんと裾野教室で同時期にUG会員だった生徒たちも皆とても優秀で、奈良女子大・津田塾・ICUなどの難関をみごと突破した。私も誇らしい。
 私が卒業した頃の外語大は北区西ヶ原にあって山手線・巣鴨駅から歩いて通った。ロシア語科大先輩の明治の文豪「二葉亭四迷」が眠る「染井霊園」を通り抜けるのが近道だった。「ソメイヨシノ」桜は江戸時代このあたりに植木屋がたくさんあったためとか。移転した今のキャンパスが西武線「多磨霊園」の駅から歩いて5分、というのもなにやら因縁かな。1学年が400人くらいのこじんまりした学園で、正門前の「武蔵野女子高校」とまちがえそう。実は2才年下でこの高校の3年生だったのが今の家内。当時は王子駅から今も唯一残る都電で通っていた。3年後偶然再会しアルバイトでロシア語を個人教授したのがなりそめ。新婚旅行にも「シベリア」を選び、イルクーツクやハバロフスクでのショッピングで少々役にたった。結婚のきっかけなったほかに私のロシア語はどこに生かせたか?それはまた次の機会に・・・。育子さんの外語大合格を祝し、ますます学問の追究を楽しんでほしい。
2013/11/29 (Fri) 23:29


そろそろ期末テスト
そろそろ期末テスト
2013年11月25日(月)三島ゆうゆうホールにて。
 ひさびさの低気圧接近で夕方から雨風が強くなった。会議室の窓を雨がたたきつける。3年のSさんがホール入り口で待っていた。今日のプリントをもらって家でやってきます。進学先も合格したので今月で退会させてください、とのこと。これからも英語を大切にね。
 K高校2年生は来週から修学旅行のため明日から期末テストでN君とS君はお休み。1年生のTさんも来週の期末テストの勉強に取り組み自習とする。
 2年のM君は77課「無生物主語構文」。 基本の動詞はmake「させる」。This medicine will make you feel better.「この薬を飲めば貴女は気分が良くなるよ。」では主語が「原因・理由・条件」を意味し、目的語・補語の部分が「結果」を表している。だから「結果構文」というのが正式。しかし、「無生物」が「人」に働きかける文で、日本語に直訳すると不自然なので受験英語の世界では「無生物主語構文」と名付けている。同種の動詞を注意して覚えよう。cause(〜させる) enable, allow(可能にさせる)、prevent(不可能にさせる)、remind(思い出させる)など。
 3年Yさんも17課「無生物主語」。受験レベルになると更に難しい動詞がたくさん登場。drive(前進させる、人をかりたてる)、save(人に〜をあたえない)、derive(人から〜をうばう)など、前置詞と共に覚えよう。YさんはZ会の教室にも参加しているそうでとても頑張っている。最近どんどん正解が出せるようになった。「でも、模試になると得点が伸びない。どうしたらいいですか?」というので、「最近やっと上り調子になってきたから、これからは違うと思うよ。焦らず続けて・・」
 裾野教室のSさんが参加。「仮定法未来」と「仮定法現在」を初めて学ぶ。前回の「今」の仮定と「昔」の仮定を基本とすると、少々細かなバリエーションだ。今日も部活がきつかったらしく、ウトウトがでてしまう。月曜でも金曜でも来れる日に参加してください。でもおうちの方の送迎が大変だね。 尾上

(追記)御殿場市板妻で開催中の「農協祭」に行ってみた。「かかしコンテスト」から始まり、人気キャラクター「海女ちゃん」や「半沢直樹」が面白い。ずらっと並んだテントの中では農産物・畜産物の展示即売やB級グルメのいいにおい。若者たちが元気よくお客の呼び込みをやっている。会場は農協の「種苗センター」で各農家から委託された「早苗」を育てている所。その無数の温室を利用して今日はおまつり。「御殿場コシヒカリ」が県内でも評判とあって威勢がよい。そして一番のイベントは「品評会」で入賞した各農家の作物の格安販売。午後2時スタートだというのに30分前にはもうそれぞれの優秀作品の前にオジサン・オバサンが立って、抱え込むように手でおさえて所有権を主張している。私の今日のお目当ては「聖護院カブ」。3個1束でたった200円。オバサンが最優秀と2等の頭をなでているし、3等はオジサンの両手の中。仕方なく残り物のよさそうな一つを私も抱え込んで、スタートの合図を待った。そして見事ゲット!ついでに「柚子」と「唐辛子」も200円。「聖護院カブ」は直径20cmくらいの丸い大きなカブで、京都ではこれをうすーく輪切りにして塩漬けにする。日高や羅臼の昆布と共に漬けると高級な「千枚漬」で、デパートの漬け物売り場ではたいした高値の高級品だ。この2年ほど年末になると私の手作りで、親戚・友人にお裾分してほめられたい一心でガンバル。・・・7年ほど前、ひょんなきっかけで、農協主催の「農業大学校」に入学し3年間農作業を実習して以来農業が面白くなった。作物がとれると「調理実習」もあった。頭巾とエプロンをして最初に作ったのは「大根キムチ」。以来、いろんな漬け物にチャレンジしてきた。2年半前、家内が大病を患って台所に立てなくなったことで、こういう経験が今俄然役立っているのです。「男の手料理」というけどいろんな工夫ができてなかなか面白いよ。
2013/11/25 (Mon) 23:14


冬期講習&12月、1月の予定
冬期講習&12月、1月の予定
2013年11月22日(金)裾野市民文化センターにて。
 T君が沖縄・九州の修学旅行からもどり「熊モン」のパイをいただいた。みんなにもおすそわけ。おいしいね。Yさんは東京渋谷の「国連大学」で行われた「モギ国連」の大会に学校代表で参加し、全国の代表たちと英語でディベート力を競ったという。今年は大阪教育大附属の高校性ペアが優勝した。NYの国連本部に行って世界大会に出場するそうだ。若者にグローバルな意識を持ってもらう素晴らしい企画だね。海外からの帰国子女が得意な分野だろうし、東京・大阪の都会人間の方が純朴な地方出身者よりも発言力が強いだろうとは想像に難くない。Yさん、よくヤッタネ。おまけに「英語検定2級にも合格しました。」と。すばらしい!
 3年Sさんは「時・条件」。未知の様々な接続詞がまだまだあるね。till, untilは「〜まで(ずっと)」と継続の意味。「〜までに」は完了の意味で before, by the time を用いる。時間構文「〜するとすぐに・・」も難しいね。 No sooner ・・than SV や hardly ・・when SV の構文もちょっと離れていると忘れるね。期末テストの範囲だからしっかり復習しなくちゃ。来週またやってみよう。
 Y君は77課「無生物主語構文」の(1)と(2)。「物Aが物Bに〜やらせる」という英語表現は日本語にすると不自然だ。「原因」Aによって「結果」Bが生まれる、と言い換える方がいいので、この種の構文を英語学では「結果構文」と呼ぶ。こういう言い換えは難しいので、よく練習しておきたいね。M君とYさんは先週の75課「名詞構文」に取り組む。T君は71課「二重否定の文」。1年のSさんが休み。部活で遅くまで忙しいらしい。
 今日、プリントを2枚配付した。黄色の紙で年末年始の「冬期講習」案内。ピンクの紙で「12月、1月の予定」。予定変更を口頭や板書で連絡しても場所や時間を間違える人がいると判明したので、送迎をしてくださるご父兄にも確実に伝わるよう隔月で連絡プリントを手渡すことにした。冷蔵庫の上にでも貼っておいてください。 尾上

(追記)「オリエント急行」に乗った。箱根の仙石原にある「ルネラリック美術館」に併設のカフェがなんとあの本物の豪華列車のサロンカーを利用しているのです。80年前の絨毯とソファーにどっかりと腰をおろして、銀のポットで注いだコーヒーのおいしいこと。窓脇の壁に埋め込んだガラスのレリーフも天井のランプもルネラリックの傑作ばかり。今話題になっている九州一周の豪華列車「ななつぼし」のオリジナルかもしれない。
 昔、ロンドンのビクトリア駅からドーバー海峡を越えてパリ・ジュネーブ・ベネチアを通りヨーロッパ大陸を縦断し、アジアの入口トルコのイスタンブールまで4―5日かけて走っていた「オリエント急行」を知ってるかな?アガサクリスティ原作のサスペンス映画「オリエント急行殺人事件」の舞台にもなっている。名探偵ポアロ氏が見事ナゾを解明するよね。
 40年近く前、まだ子供が小学校の頃、ヨーロッパ7カ国ひとり旅をした。大学の後輩がロンドンに、先輩がドイツに駐在だったのでそこを根城に、以前からあこがれていた「オリエント急行」の路線を乗車してみたかった。もうすでに時刻表から消えていて、豪華車両はロンドンの大手旅行会社「クック社」の所有から離れてなんとタイの鉄道で使われていた。だからもっぱらローカル線で乗り継ぐのんきな旅だった。まずパリからロンドンへはドーバー海峡をナイトフェリーで越えた。真夜中にはるばる船底まで降りていって、連結用の車両がならぶ何通りものレールを確かめた。「オリエント急行」の一等車の乗客だけは、自分の車両で眠ったままでイギリスの国鉄に接続されるという仕組みだった。ナポレオンが馬で越えたという峠では、フランスからイタリアへロープウエーを3台乗り継ぎし、アルプスの氷河の上の山小屋で役人からビザをもらい国境を越えたのもスリル満点の楽しい思い出。トリノ・ミラノからイスタンブールまではまだ1−2日あるので、ユーゴスラビア(旧)のベオグラードでストップ。ウイーン、ザグレブ、ミュンヘンを観光してからフランクフルトの先輩宅に戻った丸一ヶ月にわたる欧州旅行でした。
2013/11/23 (Sat) 0:41


名詞構文とは
名詞構文とは
2013年11月18日(月)三島商工会議所にて。
 今日は久しぶりに大賑わい。裾野クラスのY君と1年のSさんが参加して8名。一人あたりの指導時間が均等になるよう配慮して見て回った。Sさんは「仮定法構文」に取り組んだ。 学校ではまだ未習なのでむずかしい。条件のIf 節のなかで、動詞の形が過去形だったら「今の事実」のウラガエシ。「今、仮に〜だとしたら」の意味。過去完了形だったら「昔の事実」のウラガエシ。「あの時、〜だったとしたら」と覚えるだけでよい。基本はその2つしかない。帰結文は、助動詞 would, could, mightのいずれかを用いて、プラス動詞の原形なら「今〜だろうに」、プラス動詞の完了形なら「昔〜できたのに」となるだけ。Sさん、基本はしっかり理解できた。仮定法はもっとたくさんの問題にあたってみよう。
 同じ1年のTさんは「譲歩の接続詞」の勉強。 Though S V C = C as S Vと Whether A or B 、whoever= no matter who S V など。書き換え問題、和訳問題ともよく正解が出せた。 
 3年のNさんは第17課「無生物主語」。文法の力もかなり向上して入試問題もほぼ正解が出せる。語句整序もとてもいいね。Yさん、先週は体調悪く欠席した分「程度・目的・結果」に挑戦。今日は今までの内で最高の正解率、80%に届きそうで私も驚いた。これまでずっと50%くらいだったのに。文法問題も語句整序もすばらしい。長いトンネルを抜け出し、楽しみになってきた。
 2年生は4人とも進度が異なる。N君は比較、俗に言う「鯨の公式」。S君は「原級・比較級の形で最上級の意味を表す表現」、M君とY君は75課「名詞構文」。2通りあって、(1)は動詞を名詞化して熟語表現にかえたもの。take a bath, make a decision など。(2)は、接SVO〜の名詞化。特に V の名詞形を中心にくみたてたもの。 His success in business とか her good knowledge of economicsなど。「彼がビジネスで成功すること」「彼女が経済学を充分知っていること」のように、SVOに置き換えて和訳すること。Y君は時折失敗するが、パラグラフをほぼ正確に把握できる。文脈を読み取り、不明な箇所は質問してくる。こういう態度ならますます向上できるね。たのしみ。 尾上

(追記)午後からの3時間登山に、久しぶりに「乙女峠」まで行った。御殿場市営の「乙女キャンプ場」に隣接して「富士山」が展望できる広場と駐車場がある。ここに車を置いてハイキングコースをいくと2時間たらずで「金時山」に行ける。土曜日とあって、オートキャンプのテントサイトは10組くらいでほぼ満杯。家族で協力しながら今夜のテントを張っている。ログハウスのロッジを借りたグループはもうバーベキューの準備に夢中。みんなニコニコ。富士山や愛鷹山の眺めもよく、「いい日に来ましたね」。たくさんのあじさいに囲まれた急坂を登っていくと「巨木の森」がある。20m以上はあろうかというトウヒかツゲの木の枝にカラフルなロープが何本も下がっている。所員の指導でこれにぶら下がって登ろうとしているヘルメット姿の小学生たち。大きなハンモックに乗っかってゆらゆらのんびり、という子たちもいたよ。さらに登っていくと、このコースと平行して走っている国道138号線を横切っていよいよこんもりした山道に入る。賑やかな話し声がおりてくるな、と思うと3人の山ガールたち。金時山から下りてきた。このコースでくるグループはめずらしい。さて、今日は「金時山」に行く時間はないので「登山口」を素通りして可憐なリンドウを愛でながら林道を行くと再び国道にぶつかる。ここが「乙女トンネル」入口で、目の前にドライブイン「ふじみ茶屋」がある。私たち夫婦のお気に入りの店で「てんぷらざるそば」がとてもおいしくてリピーターになっている。今日は店内も満員の盛況で、お茶うけに自家製の「みそおでん」を注文。串に刺したコンニャクが特製の甘い味噌と調和してとてもうまい。たかがドライブインとあなどるなかれ。メニューのどれも味付けに手抜きがない。金時山からおりてきたリュック姿の夫婦たちがちょっと立ち寄ってコーヒーを楽しんでいる。若いペアは裏山にのぼって「乙女の鐘」をついて「富士山」を拝んでは願をかけている。私もこの3年、家内の元気回復を祈願してここで祈ったものだ。交通の便もよく、目の前のバス停から新宿、横浜に高速バスで直通で帰れる。
2013/11/18 (Mon) 23:57


結果構文のおもしろさ
結果構文のおもしろさ
2013年11月15日(金)三島ゆうゆうホールにて。
 裾野文化センターが「市民芸術祭」で1週間貸し切りのため使用できず、こちらで裾野クラスを実施することになった。しかし6人中たった一人、3年のSさんだけが出席。T君は修学旅行中。Y君は明日の登山の準備で学校に居残り。Yさんは明日東京で「模擬国連コンテスト」(?)に参加するための準備。1年のSさんは明日のフェンシング大会に備えて強化練習。というわけで唯一M君が三島の高校帰りに寄ってくれるかと期待したが8時過ぎてもなかなか現れない。ひょっとして裾野のセンターに行ってるのではないかな、と思い電話したら案の定だった。お父様が「今送り届けたところです」とのこと。時すでに遅し。会場や期日の変更は、本人だけでなく送迎してくださるご家族にも連絡しないといけない、というのが今日の教訓。このブログ日記を利用する方法もあるが、もっともいいのは前日か当日に電話しておくこと、かな。
 1対1の勉強会になって、Sさんとたっぷり話す時間がもてた。聖心女子大教育学部に合格内定しているらしい(?)ことを今日初めて確認。おめでとう。「進学後もこのUG会にきてもいいですか?」と。(えっ、本心で?大学生に英語学・言語学を教える機会ができて、本当に来てくれたら大歓迎です。一緒にNewsweek などを読むのもいいね。10年ほど前、近所の女子で高校時代に英語を教えた縁で、北里大学の4年生の時進学のため私の教室で勉強。原書で Nature を一緒に読んでいたら希望の東京医科歯科大大学院に合格してしまったよ。恐ろしいほどの難関をよくクリアしたよね。)SさんはTOEFLを受験してアメリカ留学の資格を是非とりたいと言っている。1回検定料250ドルは親の負担でも少々大変。過去問の問題集をたくさん買い込んだようだから、今からコツコツ準備して、自信が持てる頃受験するといいね。
 3年の今日のテーマは「無生物主語」。The extra money will make repairs possible.(その余分のお金で、修理が可能になるよ。) のように、使役の make が「原因・手段・条件」を主語にし、「結果」を目的語にとる構文。日本語では「人」が「人」に何かを「させる」のだが、使役動詞 make は「人」ではなくて「物や事=つまり無生物」でも「人」に働きかけるので、「無生物主語の構文」という名前を日本人の文法家がつけた。英語学では原因・結果の文なので「結果構文」と呼ぶ。 make のほかにも cause, enable, prevent, remind, drive, fail, lead, bring, take など、たくさんの他動詞の意味と用法に注意しよう。
ちなみに see もこの構文に使われて New York saw its first new Year’s ball drop in 1907. (ニューヨーク市では、新年の(ガラス)玉が落とされたのは1907年のことだった。)となる。これは私の修士論文のテーマになったもの。2001年、東大駒場の「日本英語学会」大会で研究発表したちょっと自慢の思い出。面白い題材が一杯だよ。「言語研究」のおもしろさ。 尾上

(追記)真っ白な冠雪が美しい富士山5合目に行った。11月に入って不安定な天気ばかりで予定が立てにくいけれど、朝の内だけは昨日に続いて真っ青な空。1500mの登山口「太郎坊」駐車場から2000mの「双子山」まで90分ほど。柔らかな風と陽射しのおかげで汗をかくくらいの登山びより。「富士山」の左に「宝永山」「上双子山」「下双子山」と青空の下に山が4つ並ぶのが面白い。まだ雪は8合目あたりまでだけど、このあたりも日陰には雪だまりができて凍っている。やはり冬だね。ここから見ると駿河湾が大きな池のようにキラキラ光って見える。山頂はさすが強風がきついので早々に下山して、景勝地「幕岩」を通るコースに回る。「宝永山」噴火の時の溶岩が渓谷のように固まって、岩の壁と河床になっている。雪解けの時には滝のように水が流れるかもしれない。案内板がリニューアルされて英語も添えられている。「世界遺産」に登録された恩恵かもしれない。双子山分岐のあたりで、遠足中の裾野の中学生の行列に出会った。100人以上の若者たちが笑い声もたてずおしゃべりもせず全くの無音で軍隊のように整然と登っていく姿に唖然。これじゃ、山登りの楽しみを覚えないね。「山なんか大嫌い!」と思い込む生徒を作ってしまうよ、引率の先生たち!カラマツの葉もすっかり散って、すでに冬景色になった明るい樹林をどんどん下っていくと登山口に戻る。
2013/11/16 (Sat) 0:03


時間構文 No sooner 〜 than
時間構文 No sooner 〜 than
2013年11月11日(月)三島商工会議所にて。
 10分前に4F会議室につくと3年Nさんが先に来ていて自習中。すぐに帰る用があるとかで今日のプリント「原因・結果・程度」を15分ほど仕上げて早退。すでに看護学科に合格内定しているけど英語への情熱は衰えない。学力もますます向上しているから、英検やTOEFLなどにも挑戦するといいね。
 1年Tさんは「時間構文」 No sooner had I left home than it began to rain、 と、「〜するかぎり」の As far as I am concerned, など副詞節の勉強。2枚目の長文問題にもすこし取り組む余裕があった。
 2年M君は第73課「否定語を含まない否定表現」。例えば He is the last person to tell a lie. ウソをつきそうな人の中では一番最後。つまり「絶対ウソつかない人」。 He is anything but a hero. でbut はexcept 「〜を除いて」の意味の前置詞だから、英雄以外なら何でもありの人。つまり「けっして英湯などではない。」と否定の意味になる。裾野のY君も先週の分を三島に参加して同じ73課を勉強。英作文で「私は彼が学校止めたのはなぜかわからない。」に It was 〜 that の強調構文を使うとすると、〜に why をはさめばよいからI don’t know why it was that he quit school.となる。N君は63課「比較構文」 not so much A as B (AというよりむしろB)、と The longer S V , the happier S V. (長く〜すればするほど、ますます幸せに・・)の勉強。S君は65課、いわゆる「鯨の公式」 no more 〜 than ・・(〜でないのは・・・と同様だ)の勉強。数字を強調する no more than 100 yen との違いに注意しよう。 No more の no は形容詞で more(たくさんのもの)の逆を意味するから「わずかしかない」ということ。ちなみに no less than は less (すくないもの)の逆の意味で「たくさんある」の意味、 as much as とおなじことになる。じっくり頭にたたきこもう。 尾上

(追記)裾野の十里木高原から愛鷹山系最北の「越前岳」に登った。土曜日の午後2時、登山口には下りてくる人たちが10人も20人も。午前中には団体バスのグループもいたそう。もう何度もきているけど、ここがそんなに人気のあるコースになったとは知らなかった。「富士山ブーム」のせいかな。たしかに、真正面に富士山と広大な裾野をいちばん間近に見ながら登っていける数少ない山だし、頂上につけば眼下に駿河湾の大海原が望める展望の良さ。コース脇の沢は大岩についた苔の緑が鮮やか。そこを覆うようにちょうど見頃のもみじやかえでが赤や黄色の錦織。美しい!
 下山してくるペアに聞いてみると山頂の空模様もいまいちだし、遅い出発なので今日は途中でオシマイにする。下山して須山の保存食料品店「珠山」に立ち寄った。ここは県道から1本入った道にちいさな看板を立てて、全国の珍品をこじんまりと扱うお店。中学の音楽の先生を6年前、中途退職して長年の夢を実現した土屋八重子さんの経営。懇意の大工さんに頼んで屋敷の隅に8畳ほどの可愛いロッジを建ててもらった。市街地から10キロ以上も離れているけど、なじみのお客が立ち寄ってくれる粋なお店だ。いつもはトンカツソースとか土佐のショウガ糖、乾麺などを買っているが、この日は台所の食器用フキンを買った。吸湿性の良いものを以前から探していたけど市販されていなくて、なんとここで発見!お土産にして家内がおおいに喜んだが、奈良市の蚊帳のメーカーの奥さんの考案だそう。麻が混ざっている。白の無地もいいけど、花や蝶々のデザインの草木染めもとてもいい。ドライブの折には一度立ち寄ってみて。電話080−4521−1719、須山の「珠山」(すやま)です。
土屋先生とは以前から私の特技である「吹奏楽指導」でのおつきあい。実は土屋先生には優秀なお嬢さんが2人いて次女の育子さんがH高校時代、お母様の推薦で私のUG会の会員だった。獨協大学に進学して今フランス語科の3年生。とても意欲溢れた努力家で、検定試験にはどんどん合格するし奨学金も獲得して、昨年9月から1年間フランスの「ナント」というロアール川の河口の町にある学校に留学していて先頃帰国した。留学中はパリ、ロンドン、スイスにまで足を伸ばして見聞を広めた。まだまだ飛躍しようと次の目標を定めて努力している、とのお話だった。いいね、若い内はこうでなくっちゃ。元気なおばあさまから手作り農園の立派な白菜と大根をいただいた。
2013/11/12 (Tue) 0:23


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