3年のSさんは「動名詞」に関係する入試問題に取り組む。動名詞の受動態や完了形、動名詞の意味上の主語など。たくさんの慣用句のなかでもThere is no V-ing (〜することは不可能だ。)は難しい。今日の英作文はテーマ作文。日本語で与えられた状況について「滑稽な」点を英語で説明せよ、というもの。英語で書くことに抵抗を感じなくなったようで、向上がますます楽しみだね。
2年生のYさん、T君も参加して2年生が4人そろった。接続詞 as soon asや if に代わる接続詞をいくつか勉強したあと、今日から仮定法の構文に入る。仮定法の動詞は「事実と反対の事を仮定してのべる」気持ちをこめることができる大切な表現。中学の時に I would like to read this book. とか Could you help me with this work? が「ていねい」な表現、として教わったのはこの仮定法の動詞のこと。「もし許してくれれば・・読みたいんだけど。」「もしその気持ちがあれば・・・助けてもらえるだろうか?」というへりくだった気分を込めることができる。「法」とは文法用語でムード、つまり気分のことなんだ。「これは仮の話なんだけどね・・」という気分。間接話法なんかのような方法(〜のしかた)という意味じゃないよ。
1年Sさんは「助動詞」の上級編。過去のことについての推量を、助動詞+完了形で表す。 may well(=するのももっともだ) やmay as well (〜したほうがましだ)などむずかしい助動詞をいくつか学んだ。 尾上
(追記)きのう両国国技館の東隣にある「江戸東京博物館」に行った。もう開館20年になるそうで特別展「花開く江戸の園芸」がお目当て。200年前の幕末には100万人もいたという世界一の大都市江戸。その江戸文化の華「お花見」は徳川幕府の政策で、庶民の娯楽の場として隅田川河畔や上野山、飛鳥山にサクラを植樹したことにはじまる。「堀切菖蒲園」「向島花屋敷」「駒込六義園」などの有名な庭園はこの時期造園されたものだそうだ。50年前、私の母校の外語大は駒込に近く「六義園」にはなんどか散策に訪れたし、巣鴨駅から大学へ行くのに「染井霊園」の中を抜けて通った。江戸時代、ソメイヨシノの桜で有名な土地に世界一植木屋が集中していたとは知らなかった。松・梅・桜など樹木だけでなくアサガオ・キク・ハナショウブなど流行に敏感な江戸の庶民は、これらの「行楽地」を訪れて花々を愛でお茶をいただき、鉢植えをおみやげにもち帰って我が家でも咲かせようとしたという。明治維新という政治の大転換があっても、今日の私たちとなにも変わらない市民生活だよね。育てた自慢の花を見せ合う「花合戦」の番付表や、花と美人の浮世絵、栽培のノウハウを書いた園芸書、早咲きのための温室「ムロ」などなど。おもしろかった!人気の高い企画展らしく老若男女おおぜいの観覧者の中に、白ブラウスの女子高生がひとり熱心に展示に見入っている姿が印象的だった。
