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2012年9月21日(金)裾野市民文化センターにて。明日は秋分の日。朝夕涼しい風が吹き込んでやっと秋めいてきた。3年生が頭を抱えた難問:神戸外国語大入試「デイスカッションが単に時間切れで終わったということだけは避けなければなりません。You must avoid that the discussion is over simply because of the lack of time.と直訳調で書いてみたがふたりとも自信がない。avoid that〜という語法は聞いたことないでしょ。 avoid 〜ingなら覚えているよね。stop 〜ingと同じように動作を避けるのだから、「ということ」を接続詞のthatとせずに、「いう」を「言う、説明する、言い訳する」と解釈して、avoid explaining that 〜とすればよくなる。ほかにもfinish, give up, escape, put offなど「止める」の意味に近いものはほぼ動名詞を目的語にとる。だからgive up the discussion(デイスカッションを終えた)とするのはもっとよい。英語は人間を主語にする方を好むから。この問題点は、英語の語法だけでなく日本語解釈の難しさかなあ。英文和訳の基本は「問題の和文の述語(動詞)に着目し、その英語動詞に対して前に来る主語と、後に来る目的語を決めることから英文の構成が始まるのです。つまりSVOが基本。出題者もそこのところが聞きたい。語彙力テストではないのですよ。さらに聞きかじりの単語を使うと思わぬヤケドをします。頻度の低い(:難易度が高い)単語は用法が当然限られているのでアブナイ。小さな子供が生意気に大人のまねをするとおかしいのと同じです。和文英訳中心の授業はおもしろいね。自己の言語や文化を英語の物差しで自分で分析し直すところから始まるので、英文和訳のように、受け身で教えられるだけではつまらない。尾上
(追記)昨日「金時山」に登った。先月「奥穂高」登頂に成功した仙石原のKさんを誘って、林道の矢倉沢峠から出発。ホトトギス、マツムシソウ、シロヤマギク、トリカブト、クサボタンが咲き乱れる楽しい山道。山頂の祠には青のイワシャジン。「金時小屋」で金時娘の妙子さんと息子が大きな声で「ひさしぶり!」と迎えてくれた。氷イチゴを飲みながら54回目と記帳。
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