裾野市民文化センター
「箱根で初詣」
正月明けの3連休、芦ノ湖畔の「箱根園」に駐車して自転車をおろし、箱根神社に向かってサイクリング。和風建築の旅館「竜宮殿」を過ぎて右下に湖岸が見えるようになると「つつじ庭園」で人気の「山のホテル」に来る。そのすぐ先が「箱根神社」だ。駐車場に向かう自家用車の渋滞を横目に、急な石段を登って拝殿の前に出たら大変な人込み。もう9日というのにまだ初詣の参拝者が長い列をなしていたので恐れをなして遠くから手を合わせてすませた。仙石原の「長安寺」でもお参りできたからよしとしよう・・・
「大学入試共通テスト」が昨日の文系科目と今日の理系科目で実施され2日間の全日程を終えた。「共通一次試験」、「センター試験」などで英語は様々な改変を加えられ、これで3回目になる「共通テスト」は困った問題点が多すぎる。いちどは民間の「英検」などの検定試験で代用させようとしたけれど、高校教育サイドや受験生からの反対が多くてとん挫したのだ。やはり「入試」となれば「公平・公正」でないといけない。
経済界や政界から求められて、高校の英語は「実用英語」に舵を切ったようだ。「リーデイング」は発音・語彙・語法・文法・作文が削られて、すべて読解問題ばかりになった。それも200点から100点へ半減。「リスニング」は50点から100点へ倍増。その結果、英語教育が求める4技能のうち「読む」「聞く」しか試験していないよ。「書く」「話す」は無視していいの?この現状を憂える声が大きくなって、せめて「センター試験」のようなオールラウンドに授業や学習の成果を見る試験に変えてほしいものだ。
文系なので早めに試験場を出られた3年生のICさんが「UG会」に一人出席した。今日は文法で、「要求・提案・主張の内容は動詞の原形」を勉強した。This uncivilized environment demanded that every person share in developing it and in fighting for their own survival.の動詞はdemand(要求する)だから、「こういう未開の環境で求められたことは、」の内容にshare(分担する)の「原形」が使われているね。「すべての人がその環境の開発と、自分たちの生存のための戦いに参加してほしい、ということだった」。読解では「中央大」の「脳死」が難しかった。1000語もある長文で、第1文Natural and inevitable though it may be, death confuses us nowadays.がまず理解しにくい。英文エッセイではしばしば冒頭の一文が「主題」とか「要旨」になっている。だからしばらく読み進めてから第1文に戻ってみると理解できることが多いよ。第2文には「死は決定しにくい問題を多く含む不可解な経過のように思われる」とあるから、「今日、自然でさけられないものだけれど死には困惑させられる。」と和訳できる。Though it may be natural and inevitable,のような「譲歩文」は「補語」を接続詞thoughの前に移動できるし、それがasに置き換わることもあるのだったね。 尾上
