「真鶴半島のスイセン」
早春の花が待ち遠しくて湘南の海に行ってみた。小田原から湯河原に向かう海岸のハイウエーはすばらしい!穏やかな大海原の向こうに伊豆半島の熱海、伊東や城ケ崎の方まで見渡せる。切り立った崖の下をくねくねいくと、湯河原の手前で一般道に出て「JR真鶴駅」の前から「真鶴港」に下っていった。のどかな漁港の風景は大好きだ。新婚の頃住んでいた東伊豆町の「稲取漁港」を思い出す。サザエやキンメダイが特産で、私の「稲取高校」の生徒の中には漁師の子供がいて、箱に一杯のサザエをもらって閉口したことがあるよ。この真鶴半島を先端まで行くと「ケープ真鶴」という名のレストランがあった。そこでランチに出たのはエビ・イカ・ハマグリ・サザエの姿焼き、ウマイ!青い大海原を見ながら海の幸をたくさん頂く幸せ!
ここには幕末の頃に外国船打ち払いの砲台があった、という石碑あり。真鶴半島も東京湾の入り口になるからね。最先端は「三ツ石」という岩礁が波に洗われている景勝地だ。そこまで急な階段で下る斜面には早咲きのサクラとスイセンの花々が光っていた。。。さて今日のもう一つの目的地に向かおう。森の中の「中川一政美術館」で大好きな「薔薇の絵」にまた対面した。椿や百合の絵も素晴らしい。箱根と芦ノ湖の絵も豪快だ。独学孤高の画家・中川一政は後半生この真鶴を愛し住んで港の風景や採れた魚介類のデッサンを多く残した。数十年前に前回訪問した時には、偶然女優の「中川安奈」が来ていて祖父の絵をじっと見つめていたなあ。映画「敦煌」(井上靖作)のヒロイン役が素晴らしかったのにガンで早世してしまった・・・
2月14日はバレンタインデーだったね。横浜の姪がいつも送ってくれるが、今年もおいしいベルギーのチョコレートで美しく飾りつけ上品な味だった。それで昨日の「英字新聞の会」のLINEには次の記事を送った。How giving chocolates on Valentine’s Day is evolving in Japan (バレンタインデーのチョコの上げ方が進化中)という見出しで、「義理チョコ」が少なくなって「自分チョコ」が増えてきているそうだ。For one, fewer people are handing out chocolates to others at work, which had been a widespread practice over the past few decades.(一つは、職場の仲間にチョコを上げる人が少なくなっている。この数十年広まっていたのだけれど。) had been は「過去完了形」で過去より昔(〜していた)を表す。これが2020年の「パンデミック」以前の半分に減ったわけを「日本生命」の調査が説明している。
“This is thought to be due to the further decline in the culture of giri choko as remote work further takes root, as well as the increasing prioritization of chocolates to partners and reward chocolates (to oneself) due to the increasing prices,” (この理由は、(コロナ渦で)リモートの仕事がいっそう根付くにつれて、ますます「義理チョコ」文化が衰えたせいだと思われます。物価上昇のせいで愛する人や自分自身へのご褒美を最優先する状況が増えてきたこともありますが。)冒頭はIt is thought that this is due to〜というのと同じ。動詞is thoughtをseemsに置き換えればわかりやすい。接続詞のasは比較級の語句があると「〜するにつれて」の意味。ここではfurther(さらに)がfarの比較級で2度使われているね。A as well as Bは「BはあたりまえだけどAまでも」とAを強調する前置詞のひとつ。逆順でNot only B but also Aというのと同じです。 尾上
