「地蔵堂・夕日の滝」
「金時山」の隣の「矢倉岳」の登山口の一つ「夕日の滝」に行ってみた。キャンプ場から奥に進むと豪快な水音が聞こえてくる。滝つぼの上23mの高さのオーバーハングした岩の合間から透明の幅広い水が帯状にまっすぐに流れ落ちる様は豪快で美しい。この時期に夕日が半円形の滝口にかかって美しいからついた名前らしい。最寄りのバス停「地蔵堂」は南足柄市の矢倉沢地区にあって、足柄峠の「万葉公園」から小山町に下る県道と、矢倉沢トンネルの「金時見晴らしパーキング」を抜けて仙石原に下る昔の林道との分岐点だ。一週間前に「足柄峠」に駐車して最短距離で「矢倉岳」に登った時、出会ったハイカーから「地蔵堂」の「万葉うどん」がおいしかった、と聞いていたのでそれを味わいたいのも目的の一つだった。
地蔵堂の「地蔵尊」に参拝してからその隣にある田舎風の茶店に入った。看板には「足柄古道・万葉うどん」とありカレーうどんを注文したら美味しいこと。セルフの竹串のおでんにも手が伸びてウマイ!登山者だけでなく一般の観光客も次々と入店してきた。「夕日の滝」は「金時山」の登山口でもあって、足柄峠コースの途中にある「猪鼻砦」に直接取りつくことができるそうだ。いつかそのコースでも登ってみたい。。。帰り道に山北の豆腐屋「絹華」に立ち寄って「湯葉」と油あげを購入。30年も前、東京の大学院に通っていた時帰り道に東名の松田ICで下りてここに立ちよったなあ。ここの店主は研究熱心で古来の「黄檗豆腐」を復活させている。京都の「黄檗宗万福寺」で作っていた秘伝の豆腐で、大豆の濃厚な味わいが楽しめるそうだ・・・
「英字新聞を読む会」に送った19日の「ジャパンタイムズ」はFor kids, Japanese food ‘is a doorway to exploration’(子供たちには、日本料理が探検の入り口)。LAに住む日系人ナオコ・タケイは「寄せ鍋」の料理本を全米に広めた作家で昨年11月に’A very Asian Guide to Japanese Food’を出版した。そこにはレシピが2つ紹介されている。One recipe is for Japan’s favorite comfort food — onigiri (rice balls) — and the other is for yose-nabe, a style of hot pot where strict adherence to culinary rules pales in comparison to the addition of your favorite ingredients. (一つは大好きな癒しの食べ物ーオニギリ。もう一つは「寄せ鍋」で、自分の好きな具材を加えられて料理法にあまり縛られないですむ料理だ)。
アメリカの家庭に韓国料理やマレーシア料理の紹介する企画で始まった「アジアの料理案内」シリーズの第6回目がこの「日本料理」で、静岡出身でオレゴン州のイラストレーターYoko Baumとの合作だ。 The resulting book is a wonderful introduction for youngsters and everyone around the world looking to deepen their knowledge of a cuisine they may not know much about, to Japanese kids themselves in need of some emphasis on what is so special about homegrown cuisine that they may otherwise take for granted.(世界中の人々に未知の料理を紹介し、日本の子供たちには当然と思っている自国の食べ物に特別の意味を教えることができる素晴らしい入門書だ。)著者は最後にBut it is really the food that opens up that door to expand your curiosity.”(その扉を開けて好奇心を刺激するのはそういう食べ物だ)と結んでいる。 尾上
