高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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「部分否定」はnotの後に形容詞のevery、both、allと、副詞のalways、necessarily、completely、quiteの計7つがある時。
「部分否定」はnotの後に形容詞のevery、both、allと、副詞のalways、necessarily、completely、quiteの計7つがある時。
2022年2月3日(木)
裾野市民文化センター
「ダイヤモンド富士」
 今日は「節分」。あすはいよいよ立春だね。そしてもう一つ、2月になり山中湖では恒例の「ダイヤモンド富士」が始まった。真っ青に澄み切っていた空が急に暗くなって富士山頂に太陽が沈んでいく現象だ。燦然たる光の巨大な玉をダイヤモンドにたとえたもの。さらに暗い湖面には反射光で黄金の橋がかかって眼前に迫ってくる。こんな大自然のページェントが山中湖の西端から始まって東端の「きらら公園」まで3週間見られる。一昨日1日は「大池浜」に行ってみたら観察できたよ。ちょうど餌の時間で浜辺にコブハクチョウが数10羽集まってきた。
 この日は道路の凍結に気を付けながら「篭坂峠」を越えて富士吉田の「富士山研究所」を訪問した。ここには「火山」「土壌」のほかに「植生」の学者もおおぜいいる山梨県立の立派な施設だ。私はここの「富士山科学カレッジ」の聴講生になってもうすぐ2年目が終わる。さらに続ければ「ネイチャーガイド」の資格がもらえるらしい。コロナ渦でほとんどの講習会がリモートになったので久しぶりの訪問だ。図書室で「トリュフは富士山周辺で発見できますか?」と尋ねたら「1〜2度聞きましたが・・」と言って、しばらくすると「地下生菌図鑑」という素晴らしい解説本を探しだしてきてくださった。日本ではショウロ(松露)というらしい・・・

 2年生のKA君は前回、長文「タイタニック号の遭難事故」を読んで和訳も内容理解問題もほぼ完ぺきだった。語句補充問題ではI did not put out the light; it went out of itself. (電気は私が消したんじゃない。ひとりでに消えたのです)put outは他動詞「消す」でgo outが自動詞「消える」 of itselfは「ひとりでに」。今日は「東海大」の英文を訳した。Japanese students are like students all over the world in a number of respects. 「日本の学生は多くの点で世界中の学生と似ている」。respectは「尊敬」の意味と「点」と2つの意味を持つ。respectivelyは「それぞれに」の意味。分析するとreが「再び」-spectは「見る」だから、「もう一度見直す」→「尊敬する」、「もう一度しっかり見る所」→「要点」のように意味が2つ生まれた。語源を調べると面白いよ。
 ICさんは前回から「it中心の構文」をはじめた。「それ」と訳さない「距離」「時間」「状況」などの文や、「形式主語」「形式目的語」になるitも重要だ。It is〜that・・(・・なのは〜だ)の「強調構文」を見破る力も養おう。Now it’s the laboratory staff who are learning sign language.(手まね言語を学んでいるのは今では研究所の職員のほうだ)。今日はIt seems that・・の構文を勉強した。It appeared that they made no effort to preserve privacy in the hospital. (その病院ではプライバシーを守る努力をしていないように思われた)で、動詞appear(現れる)もlookのように「〜のように見える」→「〜らしい」の意味だからseemと同じ働きだ。
 YAさんは前回「法政大」の英文を和訳した。He suggested they ring the bell and get the nurse to come down and let them in. 「彼は、ベルを鳴らしてお手伝いさんに降りてきてもらい中に入れてもらおうよ、と言った」の訳のほうがよかった。suggestは「提案する」だから、彼のセリフはShall we ring and・・・?と言い換えられる。「A and A’のルール」でいうと、letがcomeと並列しているね。今日は「重要構文シリーズ」最終回「文修飾の副詞」を勉強してよく理解できた。英訳では「僕の車の修理ができたかどうか電話できいてくれませんか」が難しかった。動詞ask(〜をたずねる)は後にif(〜かどうか)をおく。ask人to〜では「人に〜するように頼む」の意味になってしまう。だから Will you ask them on the phone if they have finished repairing my car ?
 御殿場教室のWAさんは木曜日の「裾野教室」にも出席することになった。しかし、高校でコロナ陽性者が増えたため自宅での学習になったので、プリントを郵送してあげたら解答して返送してくれた。それでその「木曜日」第一回「否定構文」のプリントを添削して今日返却しながら説明した。I do not always take the train.(私はいつもその列車に乗る、というわけではない)は中学でもやった「部分否定」の構文で、「100%じゃないよ」の意味になる。「いつも乗らない」と訳すと「0%」になってしまうね。notは「動詞」を否定するんじゃなくて「文」全体を修飾して「〜ということではない」となる。形容詞のevery(1)both(2)all(3〜)と副詞のalways、necessarily、completely、quiteの計7語を覚えよう。今日は「二重否定」 never・・without〜(・・すれば必ず〜する)、「強調構文」It is not until〜that・・(〜して初めて・・した)などを勉強した。 

 ご父兄の皆様・・・今日からしばらく「裾野教室」は5:30開始となりました。「蔓延防止対策」の一環でセンターが20時閉館になったためです。さいわい4人ともほぼ時間通りに出席できて一安心です。みなさん夕食の時間とも重なりますが、うまく対処して20日までの3週間を乗り切りたいと思います。よろしくお願いいたします。 尾上
2022/02/03 (Thu) 23:11


「あなたは最善を尽くすだけでいい」 All you have to do is do your best.
「あなたは最善を尽くすだけでいい」 All you have to do is do your best.
2022年1月30日(日)
御殿場市民会館にて
「LPレコード、ハムレット」
30年前、デジタル化の波のため音源がCDばかりになって以来ほとんど聞かずに本棚のすみに立てて並べてあったたくさんのLPレコードを久々に引っ張り出してかけてみる気になった。吹奏楽に打ち込んでいたころに買い集めた名曲集やソ連時代のロシア民謡、オーケストラや室内楽、オペラの名曲などなど。中でも教師になりたての頃に買ったシェークスピアの戯曲「ハムレット」は3枚組で思い出深い。オフィーリアの狂乱の場面は吉原高校の文化祭に上演した英語部の指導で使用したから実に懐かしい。
 CDやMDに置き換わる前のこんなアナログレコードを懐かしむファンが増えて、生産が途絶えていたレコード針がネット販売で手に入るようになった。早速昔の「ナガオカ針」を買って古いプレーヤーに付け替えてみたけれど出力が弱く音量が出なくて困っている。新品プレーヤーも販売されていて値段も手頃なんだけど、55年も前の大学時代にロシア合唱団の通訳のアルバイト料で買ったもので、思い出深く捨てるには惜しいからなんとか修理して復活させたいものだ・・・
 
 3年生のTU君は前回、「野口英世」の英文でAdversity perfects a man. は「逆境は人を完成させる」、の意味だった。manを「男」と訳すのは特別な場合。他動詞のperfectは後にアクセントが来るよ。今日は英作文で「道案内の会話文」をやった。和訳では「独立分詞構文」でイデイオムを含む英文を無難に訳すことができた。Talking of〜(〜といえば)Considering〜(〜を考慮すれば)broadly speaking(概して言えば)など。
 1年生のMUさんは前回「学習院大」の英作文が難しかった。「この手紙がロンドンに着くまでにどのくらい時間がかかりますか」は、How long will it take this letter to get to London? で、構文「It takes人(手紙)+時間 to〜」 を使うとよかった。今日は「不定詞」の慣用表現をいくつか勉強した。You have only to do your best.(あなたは最善を尽くすだけでいいんだ)は、All you have to do is (to)do your best. (すべきことは最善を尽くすだけだ)と言い換えできる。isの主語はall(すべてのこと)で関係詞thatが省略されているね。

 ご父兄の皆様・・・今日の御殿場教室は、実は昨日29日(土)に予約してあったのに私が失念していたので、当日になって会館から電話がありいつもの日曜日に切り替えてくださったので無事実施できました。昨年末に予約した際いつもの使用が不可というので前日の土曜日に変更しようとして、その時生徒さんの都合を確認したことも忘れていました。1年生のMUさんにLINEで知らされてやっと思い出した次第です。なんとも不手際をお詫びいたします。
 突然の予約変更は、27日から県内一斉に始まった「蔓延防止対策」の影響でほかの団体の予約がキャンセルになったおかげのようです。少人数の「UG会」なら御殿場市民会館は対策に関係なく今まで通りに実施できそうです。 尾上
2022/01/30 (Sun) 23:30


名詞reflectionは@反射A反映B反省など意味が「拡張する」
名詞reflectionは@反射A反映B反省など意味が「拡張する」
2022年1月27日(木)
裾野市民文化センター
「日本のトリュフ」
 昨秋、世界の三大珍味の一つ「トリュフ」を友人に一個送ってもらったので食べてみた。スライスしてパスタにのせてみたけどピンとこない。シイタケのような味だからこれは偽物かな?海老名市に住む山の花友UEさんが近所の林で見つけたものの一つ。「冬トリュフ」といって今が一番味がよいという。今日も秦野で探したと言っていた。YouTubeで「トリュフ探し」の人のビデオを見たら、平地のドングリの林の中で枯葉の下を探っていくつも見つけていた。本場欧州では土中に隠れているので犬や豚を使って匂いを覚えさせて見つけるらしい。
 日本のトリュフは「松露」と呼ばれて、松林の土の上に出てくるので昔「江の島」の浜でも見つかったそうだ。「鳩サブレー」で有名な「豊島屋」の本店では羊羹に混ぜて名物「松露羊羹」を今も作っている。高級フランス料理にトリュフはスライスしたりすりおろしてトッピングにして香りを楽しむ。昨秋「英虞湾」旅行で宿泊した「志摩観光ホテル」のランチで、「ステーキ」にトリュフソースがかけてあったけど味も香りもピンとこなかった。イタリアからの輸入物は10グラム2500円もする貴重品でみなさんありがたがるけどね・・・ 

 2年生のKA君はin charge of (〜を担当して)、at a loss for〜(〜に困っている)のような前置詞句のイデイオムをいくつか勉強した。特にPeace is of great importance. (平和はとても大切だ)はsomething of〜(〜なもの)と同じと思えばいい。「富山大」の英文に苦労した。As a reflection of a person’s thoughts and feelings, the contents of a dream are of great interest to psychologists. 「人の思考と感情の反映として、夢の内容は心理学者にはとても興味深いものだ。」で、名詞のreflectionは@反射A反映B反省など意味が「拡張する」ので、適切な訳語をみつけないといけない。
 ICさんは前回「並べ替え問題」が難しかった。「戦争は勝っても負けてもほとんど同じくらい悲惨なものだ」は、It is almost as disastrous to win a war as to lose one. という「比較構文」だけどas fast asやas old asのように間が1語だけと思って接続詞asの位置を間違えたね。「勝つことは同じくらい悲惨だ」を書いてから、「負けることが悲惨であるのとくらべて」のようにas (it is) to lose oneと続けるよ。今日は「岩手大」の英文を和訳した。In the old days, it used to be thought that a school had only to make children learn to read, write, figure, and memorize a certain number of facts about the world.「昔は学校というものは、子供たちに読み書きそろばんを学ばせ、世の中について一定数の事実を覚えさせればそれだけでよい、と考えられていた。」
 御殿場教室の3年生SI君は前回「愛媛大医学部」の長文を読んで設問に答えた。パラグラフが7つもあってかなりの長さなので、冒頭の文Extinction is a fundamental part of nature(絶滅は自然界の基本の一部)でテーマをつかんだらすぐに 「5つの設問」に答えることに専念すればいい。該当箇所が6〜7行のパラグラフ全体だから難しかったね。今日は「動名詞」を使った英文訳で、There is, however, no telling what is the number of others which cannot be seen even through a telescope. 「しかし、望遠鏡を使っても見えないほかの星たちの数がどれくらいなのかはわからない」。There is no -ingはイデイオムで「〜できない」の意味。
 同じくTU君は前回、和訳でA car draw up・・が難しかった。「車が引き上げた」ではなくて単に「止まった」ということ。pull inと同じく、昔の乗り物の船を岸に引き上げる、つまり「止める」のイメージなんだね。同様に「電話を切る」をhang upというのも、昔の壁掛けの電話機は口の位置にある器具に受話器をぶらさげれば通話が切れたからだよ。今日は「滋賀県立大」の英作文問題で学生の会話文を英訳した。「あまり遠くへはいけないわね」ーー「そうなんだ」は、"You can’t go so far."ーー" No, we can’t." 易しそうだけど注意が必要だ。

 ご父兄の皆様・・・(1)今日は「UG会予定表2月〜3月」を赤い紙で配布しました。3年生は「大学入学共通テスト」を終えていよいよ「私大入試」「国公立2次試験」が始まります。自宅で学習する日々が実力維持や増強になって見事栄冠につながるよう祈っています。1・2年生は3月始めには「学年末テスト」を終えて進級の準備をします。「春休み」には4日間の「UG会・春期講習」を計画しておりますのでぜひ参加をお待ちしております。
(2)裾野教室は「予定表」に少し変更があります。2月の3日、10日、17日(木)は「コロナ蔓延防止」が今日から2月20日まで県下一斉に発令された関係で、20:00閉館となりました。この同じ会場で実施するために17:30開始としたいのでご了解いただき送迎をよろしくお願いいたします。裾野教室は来週から3回5:30〜8:00PMとなります。 尾上
2022/01/27 (Thu) 23:54


「山本さんは学者というよりむしろ文筆家だ」Mr.Yamamoto is not so much a scholar as a writer.
「山本さんは学者というよりむしろ文筆家だ」Mr.Yamamoto is not so much a scholar as a writer.
2022年1月23日(日)
御殿場市民会館にて
「乙女キャンプ場」
 ウォーキングやジョギングではあまり汗もかかないので、登山に行くほどの時間がない時でも私はなるべく坂道を上るようにしているよ。御殿場市の「乙女キャンプ場」は「金時山」の登山口の一つでもあって御殿場駅から歩いてきた登山者はここから登る。昨日も駐車場から歩き始めたら、最近の「キャンプブーム」でオートキャンプに来た車やテントで20箇所のサイトがいっぱいだった。深夜は零下になる寒さにもかかわらず週末を富士山の見える山で過ごそうという家族連れが楽しんでいた。
 「巨木の森」「昆虫の森」の標識を見ながら上っていく。日当たりのよい斜面では紅梅が1,2輪咲き始め、桜の園もあと2か月もすれば花盛りとなりそう。夏になればラン科のクモキリソウやエビネも咲く楽しい坂道だけど、キャンプに来た人たちはここまで登ってこない。テントを張ってテーブルを出してBBQをやるけどそれが野外活動のようだ。近くの「八景の湯」に行って露天風呂を楽しむ人もいる。私はキャンプ場の最高点から国道を越えて「金時山」の登山道に入り「乙女トンネル」の上の「乙女の鐘」が今日のゴールだ・・・
 
 3年生のSI君は前回「法政大」の英文「亡き母」を和訳した。She had survived my father by nearly thirty years. は「母は父よりも30年くらい長生きした」で、「サバイバルゲーム」のsurviveが目的語をとって「〜を超えて生きのびる」の意味なんだ。by〜は「差」を表すよ。今日は「独立分詞構文」の英文を和訳した。「学習院大」のI generally rise from bed about that indistinct interval, which, properly speaking, is neither night nor day.「はっきり言えば夜でもないし昼間でもないような、そういう不明瞭な時間帯の頃に私はたいてい起きだしている」。that〜which・・はsuch〜as・・と似ていて、「・・のようなそういう〜」と訳そう。
 1年生のMUさんは前回英作文をやった。「彼は人に笑われるのが嫌いだ」は、He hates being laughed at by others.で「受け身」の動名詞が難しかったね。「人に」は「ほかの人に」だからby other peopleで普通by othersというよ。今日は「比較・比例」を勉強した。「山本さんは学者というよりむしろ文筆家だ」は、Mr.Yamamoto is not so much a scholar as a writer. だ。こんな「比較構文」を学校で暗記させられるけど、「なぜだろう?」と考えよう。最後はas he is a writerの略で、「彼が文筆家をやっているのとくらべて」の意味。前は「それほどたくさん学者はやっていない」と直訳できるでしょ。つまり、学者としては少なくて文筆家が多い、ということなんだ。
 裾野教室の2年生ICさんが参加した。「全文修飾の-ly副詞」はよく理解できたが、英文「エリー湖の水質汚染」の下線部和訳が難しかった。It is not until dead fish and water birds are seen at the river’s edge or on the seashore that people realize what is happening. 「死んだ魚や水鳥を川岸や海岸で見かけて初めて、人々は何が起こっているのかを理解する」。接続詞SV〜を一つの単位(節)として分析できれば、until〜とthat〜とwhat〜がそれだ。It is とthat・・で「強調構文」になっていることに注意。

 ご父兄の皆様・・・オミクロン株の感染者が急激に増加の一途で、いくつかの高校でも陽性の生徒がでて学級や学校の閉鎖が続いていますね。静岡県も知事が「蔓延防止の措置」を申請して、近日中に発令されそうです。昨年9月の「緊急事態宣言」の時には、「裾野市民文化センター」が市外の人に貸出禁止になったため、やむなく隣の「商工会ビル」の会議室をお借りしました。
 しかし、夜間は職員も帰って無人になりALSOKの警備に代わって使い方が複雑で、なおかつビル内外がうす暗いし費用もセンターの3倍もすることから、どこか別の民間の会議室を探しています。センターから5キロ先ですが「御殿場高原ホテル」の会議室かコワークスペースを検討しています。広く明るくて清潔な空間のほうがいいですね。 尾上
2022/01/23 (Sun) 23:56


コロナ蔓延で裾野教室はまた変更かな?
コロナ蔓延で裾野教室はまた変更かな?
2022年1月20日(木)
裾野市民文化センター
「水ケ塚から高鉢へ」
 暦の上で今日は「大寒」。でも風がなければ富士山一合目「水ケ塚」の駐車場もよく晴れていてマイナス3度でも寒くない。スノートレッキングがやりたくて、我が家を出て30分足らずで白銀の世界に着いた。6日の積雪がほとんど消えてスカイラインも注意すればノーマルタイヤでも走れる。しかしそこから先は無理だった。日陰の道にスリップ注意の看板がいくつも立ててあるので車を置いてそこから歩くことにした。
 五合目に通じる13キロのドライブウェイは冬季はゲートが閉まってそこを登っていくのが楽しいんだ。春になって雪がだいぶ消えた頃、全部歩いて往復したこともあるけど今日は2キロ先の高鉢駐車場まで行ってみよう。スパイク付きのブーツだから安心だけどやはり凍った路面は滑る。雪の上に動物の足跡が縦横にびっしりと続いているよ。大きいのはシカ、小さいのはウサギかな。クマは見たことがない。目の前をシカの親子が横切って行った。甲高い声で子供たちに注意を促している・・・

 2年生のKA君は「英検準一級」の第4問「英作文」のために練習問題をやってみた。「日本の会社が外国人をもっと雇用するべきだ」のテーマが与えられて、賛成の意見を書いた。文脈や構成はうまくできたので、高い評価が出るだろうけど細分については注意が必要だ。名詞の単数・複数、動詞の進行形や完了形の使い方など。本試験まであと少し練習をやってみよう。
 YAさんは「アメリカの教育制度」の和訳が難しかった。When students graduate from high school, they haven’t memorized as many basic rules and facts as students in other countries have. 「生徒は高校を卒業した時、ほかの国々の生徒が覚えているほどたくさんの基本的規則や事実は覚えていないのだ。」で、「比較構文」のnot as〜as ・・は「・・ほど〜ではない」だね。接続詞のasのあとは前と同じSVが入るはずなのでhave memorized の略だね。
 御殿場教室の3年生SI君が出席した。「共通試験」はほぼうまくできたらしい。今日からは私大や国公立2次に向けて長文読解や英作文に集中しよう。「滋賀県立大」の英作文は「カナダ人留学生と日本人大学生の会話」で平易な英文が間違いなく書けるようにすればよかった。「(両親がカナダから訪ねてきたら)もちろんキャンパスも案内するよ。いっしょに案内してくれない?」は、Of course, I will show them around on the campus. 最後は「依頼」だから"Will you join us?”
 同じく3年生のTU君は「東京理科大」の英文「民主主義の実現」を和訳した。They also must work for democracy, keeping themselves informed of important issues and exercising their right to vote so that they will keep effective control of government. 「国民は民主主義のために(教育を受けるだけでなく)さらに行動もしなければいけない。政府をうまく制御し続けられるように、重要な案件は常に知らされるようにし、投票権を行使することで。」 このofは「目的語」を示すから「政府を制御する」と訳すよ。リンカーンの演説Government of the people, by the people・・「人民の人民による・・・政治」は誤訳で、「人民による人民統治」が正しいのだ。 尾上 
2022/01/20 (Thu) 1:00


 英語は語順で意味が変わる言語。
 英語は語順で意味が変わる言語。
2022年1月16日(日)
御殿場市民会館にて
「スノートレッキング」
 私の妻は脚が弱くて週に3回の午後、歩行訓練のためにリハビリにいく。その間に私は登山やサイクリングなどをするように心がけている。体温を上げると「免疫力」が増えてウイルスに強くなるというよ。昨日は富士山五合目の「太郎坊」に行った。「スカイライン」の道路際の空き地はすでに5台も駐車していた。昔はここに市営のスキー場があったが知る人ぞ知るいいゲレンデなんだ。スキーを担いで下ってきた2人組、「二子山」まで登ってきたという夫婦や男性グループなどとあいさつを交わした。
 カラマツ林を抜けると眼前に真っ白な「富士山」が広がった。「大石茶屋」を過ぎたあたりで雪質がザックザックという氷の音からキュッキュッというパウダースノーの心地よい音に変わった。標高1700mの「二子山」あたりまで来ると一面に「シュカブラ」ができていて強風が作り出した雪の造形美に見とれてしまう。富士を背景に記念写真を撮ったらさあ下って行こう。持参のプラスチックの「そり」に乗るといきなり滑り出した。左右の足で制動を効かせようとするけど雪面が凍っていてうまく止まらないよ・・・

 1年生のMUさんは前回「オオカミは悪魔?」を読んで下線部訳To survive is as much their right as it is ours.が難しかった。as〜asは「比較構文」で、後のasは接続詞「〜とくらべて」前のasは副詞で「同じくらいに〜」の意味だから、「生き残ることが私たちの権利であるのと同じくらいに彼ら(狼たち)の権利なのだ」。今日は「否定」を勉強した。「彼はめったに誤りを犯さない」はseldomを使って、He seldom makes an error. でいいわけだけど、問題は否定の副詞seldomで始めよ、なので「倒置構文」にしないといけない。つまりSeldom does he make an error. となる。次に「ほとんど時間は残されていない」もLittle time is left.でいいけど、そのかわりにHardly any time is left. とも言えるね。これを「There構文」に書き換えると、やはり「倒置構文」になってThere is hardly any time left. となる。「倒置構文」とは「疑問文」と同じ語順なのだ。
 2年生のWAさんは前回「仮定法」の英作文をやった。「北九州大」の「もう何日かここに滞在してその川で魚釣りができたらいいのにと思う」は、I wish I could stay here another few days and enjoy fishing in the river. 「数年をもう一回」と考えてanother few years という。「4年ごとに」をevery four yearsというのと似ているね。今日は「重要構文」シリーズ最後の第101課「文修飾の副詞」をやった。Fortunately he wasn’t killed in the accident. 「幸運なことに、彼は事故で死ななかった。」のように「形容詞+ly」の副詞を「文頭」に置くと、後のSV〜全体を修飾するのだ。副詞のneverの位置でHe wasn’t fortunately killed〜でもいい。しかし「様態」のslowlyとかpolitelyのように文の最後においてはいけない。動詞を修飾するだけだから「幸運な殺され方をしなかった」の意味になってしまって変だ。英語は語順で意味がすっかり変わることが多い言語なんだ。
 今日は「大学入学共通テスト」の2日目で、3年生のSI君とTU君が受験した。終了後は早速各自の予備校に行って「自己採点」をやったようで今日はお休みした。どの科目も実力がしっかり発揮できているといいなあ。 尾上
2022/01/17 (Mon) 0:00


「数量詞の遊離」。all(3〜)both(2)each(1)は副詞の位置に移動できる。
「数量詞の遊離」。all(3〜)both(2)each(1)は副詞の位置に移動できる。
2022年1月13日(木)
裾野市民文化センター
「一富士二鷹三茄子」
 「高原ビール・時の栖」は我が家から南に6キロ。年末から人気のイルミネーションが始まって夕方頃には県内外から来た車で駐車場がいっぱいになる。40年前の「旧富士牧場」の頃からある桜並木が、この冬の時期は光のトンネルになって点灯されると実に美しい。家内の歩行練習にもちょうどいいし、ランチの時間にはいろいろな店が選べて楽しいのでドライブがてらよく出かける。日帰り入浴のできる「茶目湯殿」に併設の和食処がお気に入りだ。吹き抜けの大きな古民家を移築して利用している。
 「お江戸日本橋」のような大きな赤い「太鼓橋」の向こうに「富士山」がそびえ、橋のたもとに大きな「タカ」の作品となぜか巨大なナスの張りぼて。そうか、これは「初夢の橋」だったのだ。お正月にはちょうど縁起の良い取り合わせだね。最近はそのもう少し先にある「高原ホテル」まで歩いて一休みする。待ち合わせにも利用できる広いロビーにはソファーや肘掛け椅子がたくさんあって、軽食やドリンクバーのある読書コーナーもお気に入りだ。有料だけど数人で会議をしたり高校生が受験勉強している姿も見かけるよ・・・
 
 2年生のKA君は「英検準一級」の受験対策に専念した。今週末には大学入学の「共通試験」が実施されるが、ほぼ同じ日程で「英語検定」第3回も一次試験筆記テストが実施される。第1問は「語彙力」でかなり難しいレベルの単語知識を求められる。ここで合格点が調整されるようだ。第2問、第3問は「長文読解」でかなり長めの英文を読み4択の設問に答えないといけない。最後の第4問は「英作文」で、与えられた「テーマ」に沿って自分の意見を述べる。今日はこの「英作文」を実際に書いてもらい添削してみた。構成はうまくできていたが、文法のミスが多かった。指定の語数を満たすためには、such as・・(例えば・・)のように実例を列記したりその注釈をつけたりすればいい。がんばってください。
 ICさんは前回「仮定法」の英作文で「東北大」をやった。「もしあの時私たちの一人一人が事態の改善にもっと努力していたなら、こんなにひどい批判を受けないだろうに」は、前半が「昔」のことで、後半が「今」のこと。If each of us had tried harder to improve things at that time, と「過去完了形」でよかった。代名詞のeachを「移動」(正確には「数量詞の遊離」と言ってall、both、eachだけができること。)してwe eachとやったのは惜しかった。allやbothと同じだけど副詞のneverと同じ位置にしないといけないから If we had each tried〜となるんだ。後半は「助動詞+原形」になるからwe would not be criticized severely like this. 「ひどい批判をうける」は「厳しく批判される」と言い換えると英語らしい。今日は「代名詞」の用法でthat of 〜(〜のそれ)やthose who〜(〜する人々)を勉強した。「明治学院大」の英文はNone of these seriously weakens the national consciousness of the Swiss. 「これらの事柄の内のどれも、スイス国民の国家意識をひどく引き下げることはない」。
 御殿場教室のWAさんがこちらにも毎週参加するようになった。前回は「仮定法」の英作文で、「たとえ失敗してもいいから、とにかく全力を尽くしてやるだけやってみなさい」は、前半の「〜してもいい」は助動詞のmayではなくて「〜しても問題ではない」の意味だからIt doesn’t matter if you should fail. と続ける。「万が一」の意味で助動詞のshould(仮定法未来)を添えよう。そこで文を区切って後半を「命令文」にすればいい。Try to do your best any way.今日も「仮定法」の英作文で「武蔵大」の「常識のある人なら、その理屈はおかしいということがすぐにわかるだろう(が)」は、やはり「〜であったならば」の意味だから動詞に「仮定法」を使って〜would soon understand・・とするといい。主語はA man who has common senseでも通じるけど通常A man of common senseでオーケー。目的語は「間違っているかもしれない」だからthat the reasoning may be wrong. 尾上
2022/01/13 (Thu) 23:56


英語力は一生の宝物
英語力は一生の宝物
2022年1月9日(日)
御殿場市民会館にて
「長安寺に初詣」
 「箱根駅伝」のコースを見に4日箱根宮ノ下に行った時には仙石原の「長安寺」に立ち寄った。早春はミツマタやショウジョウバカマに始まり、季節を通して時々の花に囲まれた「花の百ケ寺」の古刹なんだ。横浜の曹洞宗「総持寺」の末寺で、福井県の大本山「永平寺」の末寺でもある。山門から入り「茅の輪」をくぐり本尊に合掌した。大みそかには信者が除夜の鐘を突き、縁起の良いダルマを配ってもらえるそうだ。本堂は紅白のしめ縄や杉玉で飾って、孟宗竹を切って作った「笑い竹」の花差しを配布してくれた。
 6日は御殿場でも10センチくらいの初雪が積もって、それが昼間に融けては夜になると凍るものだからしばらく車に乗るのを控えめにしている。裾野教室には御殿場線で「岩波」まで行って歩いた。昔はスパイクタイヤだったから安心だったけど、それが30年前に禁止になってからはスタッドレスstudlessになった。つまり「鋲を打たない」という単純な意味で、タイヤの溝が深いだけだから多少摩擦面が大きいというだけ。御殿場のように氷が張ったような道路にはきわめて効果が薄く、軽い衝突事故も経験した私にはスタッドレスも信用できない・・・

 1年生のMUさんは「様態・方法」に関する英文を書く勉強だった。「物事を実際あるがままに見るようにしなさい」は、Try to see things as they really are.で、「〜のままに」や「〜のように」が「様態」のasだ。次の「助動詞」の問題は、すでに学校でも既習だけどやはり難しいね。特に「助動詞+have+-ed」が覚えにくい。cannot have said (言ったはずがない)のような「過去の事柄の推量」と、should have studied (勉強すべきだったのに)のような「過去の行為の非難」との2つに注意。
 2年生のWAさんは前回「助動詞+完了形」の英文を和訳した。Up to this point she may have been an eager tennis player. 「この時点まで、彼女は熱心にテニスをやっていたかもしれない」。playerは「選手」じゃなくて「やる人」のことだし「CDプレイヤー」は機械だ。pianistもふつうに「ピアノを弾く人」のことで、プロの演奏家とは限らない。今日は「夢」の英文で、Some dreams may be so real and clear that we are not sure that we are dreaming.で、so〜that・・構文は2つの訳し方がある。後半に重点があるなら「とても〜なので(その結果)・・・だ」。前半を中心にするなら「・・・するほど(程度)に〜だ」。ここでは前文と対比すると「程度」が正解だ。「夢を見ているとは信じられないほど生き生きとはっきりした夢もあるかもしれない」。
 3年生のSI君は前回「テレビの良い面」がとてもうまく訳せた。「イギリス人が天気の話を好むわけ」の方は、They also do not like casual conversations to become too serious. がSVOCの文型だと気づかなかったね。I want you to be happy. と同じ文型だから、「彼らは普段の会話があまり深刻になりすぎるのを好まない」。likeのかわりにpreferを使っても同じだ。今日は「長文読解」を中心に勉強した。今週末にはいよいよ「共通試験」があって、文法・作文よりも「読解問題」中心になるようだ。まず1問を15分くらいで解答するにはどうしたらいいか。全体をざっと読む時間がなければ「設問」の箇所だけを解答するしかないね。残った10〜15分でそのチェックをする方法だ。「HIV抗体検査」の英文では、positive resultが「陽性」の訳語が思いつくとよかった。「コロナ渦」で、この2年間さんざん聞いてきたよね。「ウィルス感染」とか「パンデミック」は入試問題になりそうなテーマだよ。
 TU君は前回「疑問詞+to〜」を使う英文和訳がほぼ正解だった。professionallyは「プロ」つまり「職業上で」、old sayingは「古いことわざ」でproverbともいう。resource materialは「資料」と訳せばよかった。今日は「鳥取大」の長文で「延命治療」を読んだ。「ホスピス」hospiceの単語が初めてだった。それは「末期患者の医療施設」のことで、「緩和ケア」によってNo pain, much gain. 「苦もなく得るもの多し」というタイトルに象徴されている。古い諺でNo pains, no gains. 「苦あれば楽あり」をもじった言い回しだね。あと5日でいよいよ「共通試験」に臨むことになるので、特に英語と数学は記号化した学問で「記憶力」以上に「計算力」を試される。試験直前まで今の勉強法を変えずに続けていってほしい。
 
 ご父兄の皆様・・・明日は「成人の日」。今日のうちに成人式を開催した市や町も多かったですね。御殿場でも今日市主催の式典が行われ、先ほど塾の終了時間にお母様とご挨拶に来てくださった「津田塾大」のTUさんも20歳になったそうです。「東京外語大」のYAさん、「明治大」のNAさん、「独協大」のARさん、「神奈川工大」のMAさん、「建設会社」のTAさん、「九州大」のKA君、みなさんおめでとうございます!!
 英語の勉強、今もやってますか?読解の力、作文の力、話し聞く力は必ず一生の宝物になります。高校時代に苦労して培った英語力を少なくとも維持しできればさらに伸ばせれば、職業上でも日常生活でも予想以上の豊かな人生になることを保証します。新婚旅行にNYやロンドン、パリ、ローマもいいですね。海外出張や海外勤務もいまは普通です。20年前、息子の交通事故の時には私も、アメリカの州政府の運輸局長に交渉したり抗議をするのに会話力が役に立ちましたよ。皆さんからのいい知らせを待ってます!! 尾上
2022/01/09 (Sun) 23:50


夢は無意識の脳が演ずる舞台
夢は無意識の脳が演ずる舞台
2021年1月6日(木)
裾野市民文化センター
「箱根駅伝」
 正月恒例の「箱根駅伝」が2日往路、3日復路で開催されて、また「青山学院大学」が優勝したね。2位の順天堂大学に11分もの大差をつけて断トツ1位だった。原監督はユニークな「青山メソッド」にますます自信を得たようだ。監督は学生を単に指導するのでなく、自分たちで討論し目標を設定し自主的に学ぶような環境を作ってあげることが肝心らしい。集団の中で各自が心から楽しみ達成感を感じられることだ。ゴールでの胴上げでは若い学生と一緒になって興奮していたね。
 熱い大会が終わった翌日の4日、箱根の国道1号線の駅伝コースに行ってみた。第5区は「小田原・風祭」でタスキを交換して、「湯本」駅前からいよいよ山登りにかかる。ほとんどが箱根山の急な坂上りで、「芦ノ湖」までの20kmを走る選手が一番の期待の星だ。「宮ノ下」の「富士屋ホテル」付近に駐車して、「蛇骨川」の渓流に沿って1号線を登って行った。登山電車の線路を「小涌谷駅」で横切り、「ユネッサン」「岡田美術館」まで1時間ほど歩いた。こんな急な坂をかなりのスピードで走っていったのか・・・

 2年生のKA君は前回「まちがい探し」の問題で、There is nothing for it but to take the second best measure in such a case. が難しかった。nothing but〜は「〜以外何もない」だから、「そのような場合には次善の手段をとる以外にそのための方法はない」。今日は英作文で「横浜市立大」をやった。「日本は経済的にはどんな国にも劣らないめざましい発展をとげた。」では「比較級」の構文を使って失敗した。「〜より劣る」はinferior to〜もあるけれど、「どんな国とも同じくらい〜」だから「原級」のas〜asでよかった。Japan has made economical development as remarkably as any other country. 「比較級」ならno less remarkably than・・でも「・・に劣らず〜」の意味になるけど難しいね。
 ICさんは前回「法政大」の英文でHe suggested they ring the bell and get the nurse to come down and let them in. の和訳が惜しかった。「チャイムを鳴らして、お手伝いさんに降りてきてもらい中に入れてもらおうよ、と彼は提案した」で、彼のセリフを直接話法で言い換えれば、”Shall we ring・・・?” のことだ。動詞のringもgetもletも「原形」なのはアメリカ英語の用法だったね。イギリスならshouldを補うのだ。今日は「夢」を研究した心理学者フロイトについての記述で、Dreams are a stage on which the unconscious can act out its needs, fears, desires, and hopes while the conscious mind sleeps. を和訳した。後半を「意識の脳が眠っている間に」と訳せば前半は、「夢というのは無意識の脳が、必要なことや恐れていること、願っていることや希望することなどを演技で示すことのできる舞台なのだ」。heartは「心」、mindは「頭」つまり「頭脳」brainと考えるといい。 尾上
2022/01/07 (Fri) 0:02


きちんとした日本語で訳すことの難しさ
きちんとした日本語で訳すことの難しさ
2022年1月1日(土)
「裾野教室で冬期講習中」
 「シモバシラ」
新年あけましておめでとうございます。皆さんの元日はどんな風でしたか?私はいつものように「金時山」に登ってご来光を迎え新たな一年に祈願しました。コロナが早く収まって元の幸せな日常に戻ることができるようにと、麓の「公時神社」にも近所の「二の岡神社」にもしっかりお願いしてきました。UG会の皆さんの学習成果の向上と成功、私自身の体力、気力の維持ももちろんですよ。
 年末の月曜日はとびきり寒かったね。近所の「秩父宮記念公園」に行って家内と散策しました。門松のほかに草花は期待できなかったけどロックガーデンで真っ白な「冬の花」をたくさん見つけて驚いた。「シモバシラだよ!」それは霜柱じゃなくて枯れて茎だけになったシソ科の花の名前なんだ。根っこが生きていて水を吸い上げ、枯れた茎の割れ目から噴き出してまるでソフトクリームのように真っ白な「しもばしら」に包まれる。美しいね・・・

 冬期講習の前半2日が終わった。2年生が3人、1年生が1人。全部で4人だけど講師の私は150分大忙し。2年生のICさん、YAさん、WAさんは「名詞・冠詞」と「代名詞」の文法、作文、和訳をやった。これは共に高校の授業では扱ってくれない単元だ。たいてい夏や冬の休み中の自習課題にあてられ独学するしかない。その意味でも大切な前半2日間だった。後半は「関係詞」をやるので頑張ってほしい。
「文法」の授業は文科省の高校指導要領から外れているので、大学進学コースの生徒のため高校で単位を増加して授業しているのだけど、ALTの英会話授業があって1年生で週2時間やるのが精いっぱい。私の高校の頃は3年間かけて学習した内容なのに、それを三分の一の時間で終わらせるのはどだい無理な話なんだ。
 1年生のMUさんは「態」と「不定詞」をやった。基礎的問題から大学入試問題まで網羅しているので、たくさんの難問にもめげずに挑戦するガッツが求められるが1年生ながらよくついてくる。英会話問題は得意だけど英文和訳には苦労している。きちんとした日本語で訳すことの難しさにびっくりしている。UG会では本当のバイリンガルに育ってほしいから日本語にも神経を使うんだ。あと2日頑張りましょう。 尾上
2022/01/01 (Sat) 16:27


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