裾野市民文化センター
「ダイヤモンド富士」
今日は「節分」。あすはいよいよ立春だね。そしてもう一つ、2月になり山中湖では恒例の「ダイヤモンド富士」が始まった。真っ青に澄み切っていた空が急に暗くなって富士山頂に太陽が沈んでいく現象だ。燦然たる光の巨大な玉をダイヤモンドにたとえたもの。さらに暗い湖面には反射光で黄金の橋がかかって眼前に迫ってくる。こんな大自然のページェントが山中湖の西端から始まって東端の「きらら公園」まで3週間見られる。一昨日1日は「大池浜」に行ってみたら観察できたよ。ちょうど餌の時間で浜辺にコブハクチョウが数10羽集まってきた。
この日は道路の凍結に気を付けながら「篭坂峠」を越えて富士吉田の「富士山研究所」を訪問した。ここには「火山」「土壌」のほかに「植生」の学者もおおぜいいる山梨県立の立派な施設だ。私はここの「富士山科学カレッジ」の聴講生になってもうすぐ2年目が終わる。さらに続ければ「ネイチャーガイド」の資格がもらえるらしい。コロナ渦でほとんどの講習会がリモートになったので久しぶりの訪問だ。図書室で「トリュフは富士山周辺で発見できますか?」と尋ねたら「1〜2度聞きましたが・・」と言って、しばらくすると「地下生菌図鑑」という素晴らしい解説本を探しだしてきてくださった。日本ではショウロ(松露)というらしい・・・
2年生のKA君は前回、長文「タイタニック号の遭難事故」を読んで和訳も内容理解問題もほぼ完ぺきだった。語句補充問題ではI did not put out the light; it went out of itself. (電気は私が消したんじゃない。ひとりでに消えたのです)put outは他動詞「消す」でgo outが自動詞「消える」 of itselfは「ひとりでに」。今日は「東海大」の英文を訳した。Japanese students are like students all over the world in a number of respects. 「日本の学生は多くの点で世界中の学生と似ている」。respectは「尊敬」の意味と「点」と2つの意味を持つ。respectivelyは「それぞれに」の意味。分析するとreが「再び」-spectは「見る」だから、「もう一度見直す」→「尊敬する」、「もう一度しっかり見る所」→「要点」のように意味が2つ生まれた。語源を調べると面白いよ。
ICさんは前回から「it中心の構文」をはじめた。「それ」と訳さない「距離」「時間」「状況」などの文や、「形式主語」「形式目的語」になるitも重要だ。It is〜that・・(・・なのは〜だ)の「強調構文」を見破る力も養おう。Now it’s the laboratory staff who are learning sign language.(手まね言語を学んでいるのは今では研究所の職員のほうだ)。今日はIt seems that・・の構文を勉強した。It appeared that they made no effort to preserve privacy in the hospital. (その病院ではプライバシーを守る努力をしていないように思われた)で、動詞appear(現れる)もlookのように「〜のように見える」→「〜らしい」の意味だからseemと同じ働きだ。
YAさんは前回「法政大」の英文を和訳した。He suggested they ring the bell and get the nurse to come down and let them in. 「彼は、ベルを鳴らしてお手伝いさんに降りてきてもらい中に入れてもらおうよ、と言った」の訳のほうがよかった。suggestは「提案する」だから、彼のセリフはShall we ring and・・・?と言い換えられる。「A and A’のルール」でいうと、letがcomeと並列しているね。今日は「重要構文シリーズ」最終回「文修飾の副詞」を勉強してよく理解できた。英訳では「僕の車の修理ができたかどうか電話できいてくれませんか」が難しかった。動詞ask(〜をたずねる)は後にif(〜かどうか)をおく。ask人to〜では「人に〜するように頼む」の意味になってしまう。だから Will you ask them on the phone if they have finished repairing my car ?
御殿場教室のWAさんは木曜日の「裾野教室」にも出席することになった。しかし、高校でコロナ陽性者が増えたため自宅での学習になったので、プリントを郵送してあげたら解答して返送してくれた。それでその「木曜日」第一回「否定構文」のプリントを添削して今日返却しながら説明した。I do not always take the train.(私はいつもその列車に乗る、というわけではない)は中学でもやった「部分否定」の構文で、「100%じゃないよ」の意味になる。「いつも乗らない」と訳すと「0%」になってしまうね。notは「動詞」を否定するんじゃなくて「文」全体を修飾して「〜ということではない」となる。形容詞のevery(1)both(2)all(3〜)と副詞のalways、necessarily、completely、quiteの計7語を覚えよう。今日は「二重否定」 never・・without〜(・・すれば必ず〜する)、「強調構文」It is not until〜that・・(〜して初めて・・した)などを勉強した。
ご父兄の皆様・・・今日からしばらく「裾野教室」は5:30開始となりました。「蔓延防止対策」の一環でセンターが20時閉館になったためです。さいわい4人ともほぼ時間通りに出席できて一安心です。みなさん夕食の時間とも重なりますが、うまく対処して20日までの3週間を乗り切りたいと思います。よろしくお願いいたします。 尾上
