御殿場市民会館にて
「日本初スキーの地」
この冬の「スノートレック」もこれで最後かな、と思い富士山御殿場口「太郎坊」に向かった。路肩にもまだ雪が残っているのでゲートより手前の空き地に駐車して歩き始めた。かなり積もった雪をブーツで踏みながら一歩一歩登って「新五合目登山口」駐車場についた。青空に真っ白な富士山がくっきりとそびえ、スタート地点の大鳥居の横に「日本スキー発祥の地」の標識が立っている。ここには1975から90年まで「御殿場市営スキー場」があり簡易のリフトも設置されていて私の息子たちもよく遊びに来た。
実は公式には新潟県が最初で、上越市に「日本スキー発祥記念館」がある。日露戦争の後明治44年の冬、日本陸軍が雪山訓練としてオーストリアからスキーの指導者レルヒ少佐を新潟県に招いて日本の兵士たちに教えたのが最初となっている。ところが「太郎坊」の標識には、その前年に横浜のオーストリア人クラッセルが冬の富士登山を目指して8合目からスキーで滑降したのが日本最初と書いてある。近くにある人工スキー場の「イエテイ」にもそのような解説の展示があるそうだ・・・
TU君は前回「動名詞」を使った英文をたくさん和訳しどれもほぼ正しかった。upon alighting from the plane and entering the airport terminal, は「飛行機から降りて空港ビルに入るとすぐに」の意味。As soon as he alights〜のこと。今日は「奈良女子大」の英作文で、かなり長い日本文にてこずった。「相手も英語を母国語とする人間じゃないと、どうせお互い下手なんだからという安心感があってか、けっこう堂々と英語が話せたりします」、は3つの文をどういう順に並べるかがむずかしいが、原則として日本語とは逆にすればい。(1)I can speak English more boldly, (2)probably because I feel relaxed to find that we are both poor speakers (3) when the other person is not a native speaker of English. のように。
1年生のMUさんは前回「関係詞」の問題がまだ難しかった。Don’t put off till tomorrow what you can do today.「今日できることを明日まで延ばすな」。whatはsomething whichのことだから「こと」「もの」「姿」と訳せるといい。今日は「依頼・勧誘・推測」の意味の表現、What do you say to -ing(〜するのはどうですか)、Would you do me a favor by ing(〜していただけませんか)などよく理解できていた。英作文では「世の中には私の知らない本がまだまだ存在しているに違いない」は、There must be still more books in the world that are strange to me. で文字通りのexist(存在する)よりも「ある」とか「見つかる」と言ったほうが普通だね。
裾野教室の2年生ICさんは前回、「鳥取大」の英作文がうまく書けていた。「それを拾い上げようとしたらまた一冊落ちてしまった」は、When I tried to pick it up, another dropped. 2文をつなぐ接続詞のwhenが必要だ。pick upのような熟語は他動詞の時目的語の「代名詞」を間にはさむこと。今日は関係詞whatの用法を勉強した。Manga are to the Japanese film industry what best sellers are to Hollywood.を見れば、ああ、あれか!「AのBに対する関係はCのDに対する関係とおなじ」という定番の和訳を思い出す。
しかし、わかりにくいね。Whatは何の意味なの?じつは、Manga are important to〜as best sellers are important to〜と言い換えられるから、両者共通のwhatは「重要なもの」something importantだと答えればいいのだ。この英文は「ハリウッド(アメリカ映画界)がベストセラー小説をすぐ映画化するのに対して、日本映画産業は人気漫画を映画化したものが多い」、という意味だ。テレビや映画で人気だった子供向けの「ドラえもん」「アンパンマン」や、医者が江戸時代にタイムスリップする話「JIN-仁」も、もとはといえば漫画本でヒットした作品だったよ。 尾上









