「上野公園から後楽園へ」
「おそれいりやの鬼子母神」って聞いたことある?「恐れ入りました」と詫びるときにふざけてそう言う。上野・入谷の「鬼子母神」には30分くらいで着いた。本当の名は「真源寺」という小さなお寺で、なんと沼津東高の下にある「光長寺」の末寺らしいよ。恒例の「朝顔市」で夏にはおおぜいの人でにぎわうそうだ。さらに「言問通り」を進むと「鶯谷」駅前で左折し、「新坂」を上ると「国立博物館」の裏手に出た。銀杏の大木が黄色く色づいて美しい。「科学博物館」の前に立つ「野口英世」の大きな銅像を初めて見た。
大噴水のある広場は白いテントに占領されて中のステージでは若者たちが歌ったり踊ったりしている。よく見ると「ベトナム・フェスティバル」と書いてある。子供たちや華やかなアオザイを着た娘たちが出演のスタンバイをしている。コロナ対策で鎖国状態の東京なのにずいぶんたくさんの在日ベトナム人がいるんだね。青空の下でお弁当を食べたらさあまた歩こうか。この公園は全体が「寛永寺」の境内で名所旧跡が多い。徳川幕府に庇護された「五重塔」と小さな「東照宮」が鎮座するので見ていこう・・・
2年生のKA君は「独立分詞構文」でGenerally speaking(一般的にいえば、)で始まる英文を和訳した。We cannot talk usefully about a language without talking about culture, for they are inseparable. (文化を語らずに言語を語ることはできない。なぜなら二つは分離できないから)。forの前で区切って「なぜなら」と訳す。andやbutと同じく「等位接続詞」だから。カンマのないbecause・・の文は「従位接続詞」だから「・・なので」と主文を修飾する。今日はbe ignorant of〜(〜に無知だ)のような「形容詞」のイデイオムをたくさん勉強した。If you are, or soon will be, responsible for elderly parents, get together as soon as you can to plan a strategy for the next decade.でもbe responsible for〜を使っているね。「年老いた両親に対して今責任があるとか、もうじきそうなりそうならば、次の10年の対策を練るためにできるだけ早く(兄弟で)集まったほうがいい」。接続詞のorが動詞will be(未来)とその前のare(現在)を並列しているね。
ICさんは前回「否定」で英作文をやった。「高知大」の「彼はその演説を理解しようとつとめたが、ほとんどついていけなかった」は、He tried hard to understand the speech, but he could hardly do so. がいい。do soはunderstand the speechの繰り返しを避けるための「代動詞」。望んだけど実現しなかったから不定詞を「完了形」にしてHe wanted to have understood the speech. と言ってもよい。今日は後の文を修飾する働きのTo my surprise,(私が驚いたことには、)やTo the great joy of his mother,(彼の母がとても喜んだことには、)などを勉強した。
YAさんは前回「動名詞」を使った表現でIt is no use 〜ing (〜するのは無駄だ)とThere is no 〜ing (〜することはできない)を勉強した。「君たちが弁解しても無駄です」は、It is no use your making excuses. で「意味上の主語」yourが必要だった。今日は文法でbe in love with〜(〜に恋している)be of great importance(とても大切だ)のような「名詞」を使ったイデイオムを勉強した。さらに「リスニング問題集」の勉強の仕方を教えてあげた。「センター試験」の過去問だけどCDを使って独学する方法だ。絵を見て答えを選択する第1問からひとまとまりの文を聞いて設問に答える第4問まで少しやってみた。繰り返しやればかならずマスターできる。貸してあげるから冬休みに集中して挑戦してごらん。 尾上
(追記)上野公園の階段を降りると目の前に蓮の池が現れる。これが「不忍池」(しのばずのいけ)だ。徳川幕府は京の都を懐かしみ、上野の山を比叡山としこの池を琵琶湖として「竹生島」にみたてた小島を作った。「六角堂」にお参りして池の中道を進むとその西側は「池之端」の名で、東大の東側にあたり「池之端門」がたつ。本郷通りにある正門や赤門は何度も見ているけど、この裏門は初めてだ。東大の院に進学したKA君は、「これが一番近い。上野駅から歩いてきてこの門から入った。」(裏口入学かな?)
東大の構内を通りぬけて「春日通り」を西へ進む。急な坂を下って「白山通り」に出ると目の前に「遊園地」のジェットコースターが突進する。「後楽園球場」前の広場ではイベントがあり長い列の若者たちをかき分けて、隣の「小石川後楽園」にやっと辿り着いた。ここは昔「水戸藩」の上屋敷で今は東京都の公園だ。シルバー150円で東門から入場し、まだ紅葉の美しい池の周りや「円月橋」を散策して西門に至った。食事処「涵徳亭」に腰を落ち着け、窓越しに広大な庭園をながめつつ生ビールで乾杯だ!









