「三頭山は都民の森」
山梨百名山の54座目、「三頭山」(みとうやま)に登った。西原峠から大沢山をへて山頂に至る尾根道はすべて美しいブナの森で、昔訪れたことのある青森の「白神山地」よりもすばらしい印象だった。峠からはずっと東京と山梨の県境なのに出会う人はだれに聞いても「都民の森の登山口からです」という。JR線「武蔵五日市駅」からバスで来れば登山口から2時間ほどで登れる人気のハイキングコースだけれど、私は西側の上野原の山奥から登ったからかなりのロングコースでほぼ一人登山になった。
中央高速の上野原ICから奥多摩の「小菅」に向かう県道沿いの西原(さいばら)地区に「びりゅう館」という道の駅がある。この4月にイワウチワやヒカゲツツジを探して登った「坪山」と同じ登山口で、そこに駐車して「西原小学校」と「宝珠寺」の脇から急坂を登り始めた。この県道の6キロ先にある下山口の「鶴峠」に折り畳み自転車をデポして(預けて)おいて、縦走してそこに下山した後はスイスイとスタート地点の「びりゅう館」に戻ってこようという計画なんだ・・・
2年生のKA君は前回「動詞+分詞」の構文を勉強した。The Japanese market remains closed to foreign businesses.は「受動態」のis closedにremain(〜のままでいる)の意味を加えた形なんだね。「日本の市場は外国企業に対して閉ざされたままだ」。今日は、10月に受検予定の英検の対策をやりたい、というので4番の「英作文」をやって添削してあげることにした。過去問で「市町村が観光地に博物館や娯楽施設を増やすことに賛成?反対?」に、120語で解答する問題。個人的体験を含めると書きやすくなるよ、とアドバイスした。
ICさんも前回「動詞+分詞」の構文で、Most of us feel relaxed when we see the green of grass or trees. を訳した。これはare relaxedのbe動詞をfeel(〜と感ずる)に置き換えたものだから、「私たちのほとんどは草や木々の緑を見るとリラックスした気分になる」でいい。今日は「同格」の構文を勉強した。英文和訳で難しかったのはHis most important tool, the one that distinguishes him from all other animals, is his speech. で、「カンマカンマをカッコに入れ」れば主語と同格の関係になっていることがわかる。「人間の最も大切な道具は、それは人間と他の動物たちとを区別する道具のことだが、人間のことばなのだ。」
YAさんは前回長文問題で「カリフォルニアの大気汚染」を読んだ。In order to decrease air pollution and keep petroleum from being used up, はkeep A from 〜ing(Aが〜しないようにする)に注意して「大気汚染を減らしたり石油が使いつくされないようにするために」で、次回からこういう重要なイディオムをたくさん勉強します。今日は前置詞のas、from、intoを含む動詞イディオムの構文をいくつか勉強した。The snow prevented the train from running. は上で述べたkeep の場合と同様に(Aが〜するのをさまたげる)の構文で、さらに「雪」のような「無生物主語」は原因や理由になることがわかれば「雪のせいでその列車は走れなかった」と訳せる。
ご父兄の皆様へ・・・今日は赤色のプリントで「10〜11月予定表」を配布しました。9月中は「緊急事態宣言」のために実施時間や会場が変わっていますが、10月からは元の通りの時間帯に戻ることを期待して記入してあります。
裾野教室は来週23日(木)、祝日(秋分の日)のために「商工会館」が休館なので、「三島市民文化会館」(ゆうゆうホール)をお借りします。三島駅南口から徒歩5分で列車やバスの便もいい会場です。5:30〜8:00で実施します。駐車場の割り当てが2台分しかないので、送迎は会館前の路上でお願いします。 尾上
(追記)バスの便がないような山奥の縦走ではグループで2台の車を出して一台は下山口に置いておくと便利だけど、一人登山では自転車が便利なんだ。かつては群馬県の百名山「妙義山」の中道コースを登山した時も「中之嶽神社」に下山した後、登山口の「妙義神社」まで並行している広い自動車道をスイスイと持参の自転車で下ってきた。丹沢の「檜洞丸」や精進湖の「三方分山」でも、甲府・昇仙峡の「羅漢寺山」でも下山に利用してとても気分爽快だった思い出がある。折り畳み自転車は便利だよ。
三頭山の山頂1531mはその名のごとく三つあってそのうち「西峰」が展望広場になってベンチもあり、天気が良ければ「富士山」や「三つ峠」も正面に望めるはず。この日はずっと雲に包まれて近くの山々も見えず残念。昼食を終えて東京側に下っていくほかの登山者と別れ、たった一人反対側の「鶴峠」に向かって下山し始めたらやっと陽がさしてきてブナの森が明るく広がってきた。時折、真っ白な花弁に斑点の入ったヤマジノホトトギスや紫色のトリカブトに癒されて2時間もくもくと歩いたよ。
