「湯坂道を下って湯本へ」
先日は天気予報に裏切られて午後から雨になり、箱根旧街道のトレッキングができなかったのでリベンジに出かけた。逆のコースで歩いてみようと考え、登山電車の「小涌谷駅」に駐車して、帰りは湯本からここまで電車に乗ってこようという計画だ。まずは「鷹巣山」の登山口に向かうと、急な坂の途中にある友人のKAさんの家の前を通ったので寄ってみた。もう80歳すぎの元銀行員の老人で、数年ぶりに顔を見ると相変わらず元気でニコニコしながら玄関に出てきて上がって行けと勧められた。
ミカンをたくさん頂いてすぐに登山に向かった。「千条の滝」(ちすじのたき)は小さいながらも「白糸の滝」のように美しい名所だ。前夜から温度が急に下がって登山道は大きなシモバシラが盛り上がっている。「鷹巣山」は昔ここに秀吉軍を迎え撃つために北条氏が築城した。枯れ枝の合間から小田原の街と真っ青な湘南の海がちらちら見える。次の「浅間山」804mには広場から「二子山」の展望もよく、多くのグループがお弁当を広げていた。さあ、湯本に向かって昔の東海道を下って行こう・・・
3年生のSI君は前回「使役動詞」 letを使う英文「テレビの影響」の和訳が難しかった。They must be taught to control it instead of letting it control them. 「子供はテレビに支配されるのではなくてテレビを支配するように教えなければならない」。後半は代名詞がわかればlet TV control children「テレビが子供を支配するのを許す」ということ。今日は「話法」の書き換え問題をたくさんやった。“Have a cigarette,” he said. “No, thanks, ”I replied.を間接話法で言い換えれば、He offered me a cigarette, which I refused with thanks. 「彼はタバコをどうぞと言ったが、それを私は感謝しつつ遠慮した」。
TU君は前回seem to have -ed(〜だったようだ)の構文の英文を和訳した。「野口英世」の英文でWhat little money he earned he seems to have spent in drinking.が難しかった。他動詞spent の目的語が倒置で文頭に出ているんだ。このwhatはwhatever(どんな〜でも)のことだから、「父親は稼いだわずかな金をすべて飲酒に使ってしまったらしい」。今日は「比較」の書き換え問題をやった。You cannot make me change my mind just as you cannot make the sun turn back. (太陽をひっくり返せないように、君は私の決心をかえさせることはできない)をno moreを使って書き換える問題は難しい。「クジラの公式」を思い出せば、「クジラが魚だという話は馬が魚だというのと同じでそれ以上のものではない」A whale is no more a fish than a horse is. から書けばいい。You can no more change my mind than you can make the sun turn back.
2年生のWAさんは「否定」の英作文をやった。「文学に関する書物を暇つぶしに読む人はほとんどいない」は、Few peopleを主語にして〜read a book on literature to kill time. と続ける。「学問について」はaboutのかわりにonを使うよ。今日はTo my disappointment,(私ががっかりしたことには)が次の文を修飾する用法を勉強した。感情の名詞surprise(驚き)joy(喜び)sorrow(悲しみ)などとともに使う。To my regret, a pure love of knowledge seems to be diminishing among students throughout the world. 「私が残念に思うことに、知識を純粋に愛する気持ちが世界中の学生たちの間で消えつつあるように思われる」。「名詞構文」love of knowledgeは「知識愛」でもいいけど動詞のloveに戻すとknowledgeが目的語になるから「知識を愛する気持ち」とするといい訳だ。
1年生のMUさんは前回「目的・結果」のいろいろな表現法を勉強した。「〜するために」は「不定詞」ならin order to〜やso as to 〜。「節」ならso that S may V〜で書く。「その大学に入るために彼は夜も昼も勉強した」は、He studied day and night with a view to entering the college.のように「動名詞」を使う表現も覚えよう。今日は「文の種類」4つを整理して覚えた。1,「平叙文」はSV〜. 2,「疑問文」は助動詞+SV〜? 3,「命令文」は V〜. 4,「感嘆文」は What(How)〜SV〜のように語順が異なる。「肯定文」「否定文」は意味の違いで「文の種類」ではないし、どの「種類」にも肯定と否定があるでしょ。海外留学計画についてアドバイスを求められた。私の答えは「大学に入ってからの方がいい」。 尾上
(追記)90分も歩くと車の音が聞こえてきて、「湯本城跡」から今も残る石畳みを踏みながら急坂を下ったところが「湯坂道」の終点だ。今の東海道に合流し石造の「旭橋」を越えて「湯本」の温泉街に入っていく。かなり多くの観光客でごった返す表通りを避けて裏道にある中華料理の店「日清亭」に立ち寄った。私のお気に入りの特大の「角煮ラーメン」を所望したけど、今日は売り切れというので「焼豚麺」で我慢した。店の入り口で手打ちの実演を見せている、滑らかな細麺のおいしい店なんだ。
帰りは「小涌谷駅」まで登山電車で帰ろう。週末で若者や家族連れの旅行者がマスクをしてたくさん乗っている。岩をくりぬいたままの狭いトンネルを抜け、名所「出山の鉄橋」で早川の急流を眼下に見おろしグイグイと登っていく。特に急な坂では「スイッチバック」を3回も繰り返すのが珍しいね。明治時代には国府津駅から分かれて湯本まで「馬車鉄道」が走っていたが昭和になってから電化と共に延長し、スイスアルプスの鉄道の技術を導入して「強羅」までの登山鉄道が完成したそうだ。もうすぐ100年になる。









