裾野商工会館にて
「キポキポのひまわり畑」
山梨県の「南部町」で温泉宿「佐野川温泉」を営む私の実弟が、「ウナギを焼くから遊びにおいで」というから昨日家内とドライブがてら出かけてみた。河口湖町の「富士山研究所」にも寄って気になる「ジンバイソウ」の花も見ておきたいので富士山の北麓に向かって遠回りすることになった。「道の駅富士吉田」の裏道に入ると「富士散策公園」に沿ってシラカバの美しい林が広がってその向こうに富士山がそびえているお気に入りの場所だ。ここで早いお昼を食べていると「キポキポ」という看板が気になった。
最近このあたりがずっと工事が続いているなと思ったら新たに「ファミリー向け」の広大な施設が完成していた。入ってみるとこの「恩賜林組合」といういかめしい名前の建物を中心に四方に道が広がっていた。広大な敷地が昨年オープンした「キポキポ」という新築の森林学習館を中心に、遊園地のような遊具の広場や広い芝生広場、薬草園などに活用されている。「芝桜」の広場に行って見るとそこは広大なひまわり畑になっていて、色とりどりのひまわり、ひまわり、ひまわり・・・
2年生のKA君は前回英訳で「人ごみの中であなたがわかるかしら」は、「疑問文」ならCan I find you in the crowd? やWill I be able to〜? でいいね。「自問自答」ならI wonderで初めて「〜かどうか」と続けるからif I will be able to〜とするよ。今日は語句の「挿入」を勉強した。文頭で言うべきことを、文中にカンマとカンマで区切ってはさみ込む用法だ。What is stressful for one person, after all, is not necessarily stressful for everyone.の修飾語after allも文頭で言っておけばよかった語句だ。動詞isの主語がwhat〜personだとわかれば、「結局、一人の人にストレスになることが必ずだれにもストレスになるというわけではないのだ。」という「部分否定」の文だね。
YAさんは疑問詞や関係詞の「移動」を勉強した。中学でもやった「間接疑問文」のDo you know what will happen next? (次に何が起こるか知ってる?)に対してはYes, I do. と答えるね。しかしWhat do you think will happen next? (次に何が起こるとおもう?)と聞かれたら「はい、思います」なんて答えないから、knowのかわりにthinkやsay(軽い意味の動詞)を使うときは疑問詞のwhatが「文頭に移動」するんだ。古い教科書や古い先生はdo you thinkの「挿入」と説明しているのでダマされてはいけない。英作文は「青山学院」や「静岡大」の入試問題を4題やって素直に書けていた。
ICさんも同じ疑問詞や関係詞の「移動」を勉強した。You’d better take this medicine which the doctor said would do you good.で、関係代名詞のwhichはwould do の主語なのに「先行詞」this medicineの直後に置きたいのでthe doctorの前に移動したものだ。「君に効くと先生が言っていたこの薬は飲んだ方がいいよ」。これもthe doctor saidの「挿入」と説明する参考書があるから困ったもんだ。「挿入」という操作は前後にカンマを置いて、読むときも区切りを入れたり抑揚をつけたりするものだから。He made, in fact, every effort to avoid a war. (彼は事実、戦争を避けようとあらゆる努力を傾けた)のように。
ご父兄の皆様へ・・・今日は何年かぶりに「裾野商工会館」をお借りして実施しました。20〜30人も入れる広い会議室ですが、ここは古い建物で職員が帰った後夜間はALSOKに警備を依頼しているため5時半には説明を聞きに行きました。9:30の終了時には自分で消灯、警備切り替え、施錠が必要で覚えるのが大変でした。「裾野教室」は来週もこの会場になりますが、借用料金も高いので早く「市民文化センター」に戻りたいです。12日には「緊急事態宣言」が解除になることを切に願っています。 尾上
(追記)「恩賜林組合」とは聞きなれないね。沼津牛臥浜の「御用邸公園」や箱根芦ノ湖「恩賜箱根公園」はもと皇室の「避暑地」だったけど、この山林はなぜ皇室と関連があるのかな?ネットで調べてみると、「明治維新」で昔は地域の入会地であった山林の国有化が行われ、その後大部分が皇室の御料地に変えられた。山梨で大水害のあった110年前に皇室から山梨県に払い下げられたから「恩賜」と言われたそうで広大な面積の山林管理が「富士吉田市」「山中湖村」「忍野村」により運営されている。
「キポキポ」という名の「森林学習館」はコロナ対策で臨時休館になっていた。ネットで見てみると、「イトーキ」という家具メーカーが建設したそうで、いくつかの大学の図書館やホールの設計も手掛けている。親子で遊びと学習ができるように木材をふんだんに使った美しい空間が広がっているよ。館外には「薬草園」や芝生の広場と遊具公園が広がりBBQのできる施設もある。まだできて1年だけどコロナが収まればますます人気が高まるだろうな。









