裾野市民文化センターにて
「紅花ヤマシャク」
梅雨の晴れ間、真夏のような太陽が照りつける日、箱根の山仲間KAさんも誘って家内と「山中湖」へドライブに行った。「篭坂峠」を越えると、「ミズキ」「ヤマボウシ」「ヤブデマリ」などの高木が白い花を一斉に咲かせて美しい。「北富士演習場」の近くに駐車して歩きだした。この周辺はミズナラなどの原生林で山野草の多い所だ。忍野の友人GOさんがインスタに投稿した「紅花ヤマシャクヤク」の写真に魅了されて翌日すぐに飛んできてしまった。
終わりかけのオレンジ色のレンゲツツジ、白い花がいっぱいのモリイバラを見つけては写真に収めて林の中をしばらく進む。頭上は小鳥たちの大合唱で「あれはキビタキ、今のはイカルかな?」と箱根ビジターセンターの元職員のKAさん、望遠レンズを空に向けている。ウグイスのさえずりだけは私でも分かる。広い窪地に来ると先方の緑の草むらの中に赤い点がちらほら。昨年GOさんに案内されてきたから、私には見えるけどKAさんにはなかなか見つからない。だいぶ近づいて行って「ヤマシャク、あった!・・・
2年生のKA君は「否定」の意味を持つイディオムをいくつか勉強した。In the zoos of earlier days, the environment was anything but natural. 「初期の動物園では、その環境が自然な姿とは決していえなかった。」ではanything but〜(〜以外のすべて)が強い否定のneverと同じ意味になっているね。The heat was more than I could bear.「その暑さは私には耐えられるものではなかった。」でも、more than〜は「〜以上」ではなくて「〜を超えている」の意味だから「否定」で和訳するとピッタリだ。ちなみに英語では「100以上」は100 or more、「100以下」は100 or lessというしかない。
ICさんは前回「不定詞」の副詞的用法を勉強した。「結果」用法とはShe grew up to be a beautiful lady. の不定詞をand she became a beautiful ladyのように言い換えできる場合のこと。He went to China as a soldier, never to come back. も同様にand he never came backと同じ意味なんだ。今日は「無生物主語構文」を勉強した。His income enables his family to live comfortably.は「収入が〜を可能にする」でも理解できるけど、「彼の収入のおかげで、彼の家族は楽な暮らしができる。」のように、目的語の「人」を主語「〜は」に据えて言い換えたほうがいい日本語だ。
YAさんは前回、長文で「情報とは」を読んだ。第1パラグラフに「正しい情報は安心のタネ、間違った情報は失望を生む」 may lead to disappointmentと書いてある。英文は出だしの文を一番難しく書く傾向があるんだ。だから次の第2文、3文を先に読んで具体的に理解してから、もう一度前の文に戻ってみればわかりやすくなるよ。今日は「否定表現」の英文で、It was not long before another war broke out.「もう一度戦争が始まるまでさほど時間はかからなかった」が難しかった。anotherはan+otherだからたくさんある内の「もう一つ」。the otherは2つしかないうちの「残りの一つ」。
ご父兄の皆様・・・6〜7月の「UG会計画表」発行が遅れて申し訳ありません。夏休みに入った7月末の裾野教室が変更になって、本日生徒たちの要望で29日(木)を27日(火)に入れ替えましたので次回配布いたします。毎年この時期に中学校の「吹奏楽コンクール」が3日間実施され全館貸し切りになります。 尾上
(追記)濃い緑色の葉に囲まれて一株に一輪、大きな球形のシャクヤクの花が割れて、中の黄色い雄蕊と赤い雌蕊が覗いている。和菓子のようでなんとも美しい。林の向こうから「カッコウ!カッコウ!Cuckoo!Cuckoo!」と懐かしい声が何度も続けて響きわたる。スマホをビデオカメラに切り替えて、ヤマシャクヤクの紅花を横から上からじっくり写しながらカッコウの声も一緒に録音できるようにしてみたらうまくいったよ。
最近わが御殿場市内ではカッコウの声が聞こえてこない。ここ北富士演習場のような1000mくらいの高いところに移動してしまったのか、林の近くで明るく開けた場所が好きらしい。実物を見たことがないけど35センチもある大きな鳥だそうだ。ほかの鳥の巣に卵を見つけて蹴落として、そこに自分の卵を産み育ててもらうズルイ習性をもつそうだからホトトギスに似ているね。
