「十二ケ岳の岩稜」
春の登山シーズンが始まって今週はどこに登ろうかと思案した。昔「甘利山ロッジ」のご主人からいただいた小冊子「山梨百名山手帳」(2006年発行)を開くと、私が今までに登った山が53座チェックしてある。高さ日本一の「富士山」や2位「北岳」4位「間ノ岳」など3000m超の南アルプスにも登ったし、「甲斐駒ケ岳」や「仙丈ケ岳」「鳳凰三山」は日本百名山でもあってとても思い出深い山だ。今月3日に登った大月の「岩殿山」634mも低山ながら山梨百名山の一つなんだ。
花に出会える山が好きだから久しぶりに「御坂山系」の西端にある「十二ケ岳」を選んだ。「河口湖」を抜けて「西湖」に向かいおぼろげな記憶をたよりにキャンプ場のあたりに登山口を探した。その北側にそびえる「十二ケ岳」で「コイワザクラ」(小岩桜)の群落に出会ったのは、「手帳」を見ると2008年5月18日とある。年々開花の時期が早まって「金時山」でも咲いていたからきっとこの山でも咲いているだろうと信じて登ってみたら、「ほら、やっぱりあった!」・・
2年生のKA君は前回「重要構文」のまとめ問題をやった。「挿入2」の項目ではテキストの説明がマチガイなので、What do you think will happen next? は「疑問詞」のwhatが文頭に「移動」する、と訂正します。Do you knowならそのままなのにthinkだと意味が「軽い」のでYes-Noで答える必要がないからなんだ。関係詞でもI bought the book which my teacher said was the best. はwhichが先行詞の直後に「移動」したもの、と訂正します。古い文法説明のままのテキストが多くて困る。今日は「二重否定」構文をやってみたらどれも正解が出せた。
ICさんは前回「動詞の構文」でregard A as B(AをBだとみなす)を勉強した。似た表現にlook on A as Bやsee A as Bもthink of A as Bやconsider A as Bもあるよ。今日は「否定構文」でIt was not until〜that・・・の慣用表現を勉強した。He did not know the fact until yesterday. 「昨日までその事実を知らなかった」は「昨日になって初めて知った」のように「強調」して和訳してもよい。英語で表現するなら上記の「強調構文」に直してIt was not until yesterday that he knew the fact. (その事実を知ったのは昨日になってからだった。)といえる。
今日から2年生のYAさんが入会して一緒に勉強することなって3時間、熱心にプリントに向かった。学校でもやった「部分否定」をもう一度整理してみた。中学でやったnot always〜(いつも〜であるわけではない)の仲間を並べてみると、not necessarily(必ずしも・・・)とnot quite(完全に・・・)も「副詞」の場合で、やはり100%であることを否定しているね。さらに「形容詞」の場合は1every 2both 3allにnotがつくと、「すべてが〜であるわけではない」となる。以上合計で6語が「部分否定」に該当するわけだ。
ご父兄の皆様・・・次回の「裾野教室」は5月7日(金)に変更します。6日(木)が4連休の翌日で繰り下げの休館日に当たるためです。よろしくお願いいたします。 尾上
(追記)「十二ケ岳」は山頂の標識に1683mと書いてあって驚いた。5年前の紅葉の季節にも一度登っているのにこんなに高い山だとはすっかり忘れていた。最後の急傾斜ではロープを頼りに何度もよじ登らなければいけないけど体力がずいぶん落ちたなあ。前回は2時間くらいだったのにこの日は3時間近くかかって山頂で遅い昼食になった。週末のため登山者が多く、4〜5組のチームが富士山と眼下の「西湖」の展望を楽しんでいた。ドローンを飛ばしているグループもいたよ。
さて気になる「十二ケ岳」の名前の由来は、実は12個のダンゴ山が連なった山脈の最高所なんだ。ここから「一ケ岳」までを縦走するのは13年ぶりで果たして無事に通過できるかどうか?一番の難所は隣の「十一ケ岳」への10mほどの崖下り。見るとほかの誰しもヘルメットをかぶっているのに用意してなかったのは私だけ。ほぼ垂直の岩場をクサリとロープにつかまりながら足の置き場を探しながら降りていかないといけない。ゆっくり、ゆっくり慎重に。
崖を降りきると今度はブラーンブラーンと揺れるアルミのつり橋で谷底を渡る。「ひとりずつ渡れ」と書いてある。目の前にまた見上げるような高い崖が現れてロープをたよりによじ登る。登り切れば「十一ケ岳」山頂だ。逆コースで来たチームが私を見おろしながら待っている。こんな危険な岩場にもピンク色の可憐な「コイワザクラ」がいくつも咲いているじゃないか!
