「金時山のコイワザクラ」
いよいよ250回目の「金時山」に登った。今度は「箱根仙石原」からではなく、北側の「足柄峠」の方からにした。こちらのコースは昨年秋の大雨のせいで大規模な崖崩れが発生して登山口のゲートには「登山禁止」の立看板が立っている。12個あるアルミ製の階段が2番から4番まで土砂崩れで流されてしまった。それでもしばらくしたら臨時の登山道が並行して作られて、ロープやはしごを使って登る人たちが結構いるよ。
40年前に御殿場に越してきて、子供たちと家族で初めて登ったころはそれと同じようにロープと鎖を頼りに崖を登るような難コースだった。その魅力は何といっても珍しい山の花の豊かさで、直立した岩場が多いから5月にはイワカガミ、6月にはオノエラン、7月にはイワタバコ、10月にはイワシャジンが咲くのだ。そして4月は、今年の暖冬のせいで桜の開花が早かったから、ひょっとしてもうコイワザクラも咲いているかな?と期待して登ったら・・・
TU君が模擬試験のため欠席したので今日は一人きり。新3年生のSI君は前回「助動詞may」を使う入試の英文を和訳した。Noguchi, who through devotion to science lived and died for humanity, is also one of the great characters Japan may well be proud of in her recent history. 「野口英世は、科学への献身を通して人間愛のために生きてそして死んでいった人だが、彼もまた日本が近年の歴史の中で当然誇りにしてもよい偉大な人物のひとりなのだ。」助動詞may wellは「〜するのも当然だ」の意味。herはJapanのこと。海や船と同様に国名も女性名詞で代名詞はsheやherで受けるよ。
今日は「助動詞」の文法作文をやった。「助動詞+完了形」のいくつかを整理しておこう。must have -ed(〜したに違いない)、may have -ed(〜したかもしれない)、can’t have -ed(〜したはずがない)のように、昔のことに対する@「推量」の気持ちを表す。一方、should have -ed(〜すべきだったのに)とneed not have -ed(〜する必要はなかったのに)は、昔のことに対するA「非難・後悔」の気持ちを表すんだ。さらに「仮定法」で勉強したwould、could、mightの後にhave -edをつけると、「〜だったのに」とか「〜できたのに」のように昔の事実に対するB「仮定」の気持ちを表す場合もあった。最後にwill have -edなら「〜してしまっているだろう」となってC「未来完了」も表せたね。 尾上
(追記)汗をかきかき重い脚を持ち上げて70分かけてやっと「金時山」の山頂1212mへ。ここに山小屋が二軒並んでいて必ずどちらかに立ち寄ることにしている。今日は「金時娘」の小屋が閉まっていたので神奈川県側の「金太郎小屋」に入った。仙石原のご夫婦が2代目で経営して登山道の整備にも尽力している。熱い甘酒を注文して味わいながら世間話をするのも山の楽しみだ。「コイワザクラ、もう咲いているようですよ・・」というからすぐに確かめに行くと、あったよ!山頂から少し下った大岩の陰に40本も50本もピンク色の可愛いサクラソウが今年も見事に咲いていた。
定年退職した15年前、登山を始めるようになって「金時娘」の小屋で売っていた「金時山の花」という小さな図鑑を買った。南足柄市の愛好家高田和彦さんが編集執筆したもので写真もすべて自分で撮ったもの。この冊子で「オノエラン」の純白の花を見たのがきっかけで私は「野の花」にはまってしまった。すぐに高田さんに電話して「オノエといいますが、私の名前のついたオノエランが見たいので」と案内をお願いしたら「じゃあ、明日の朝一緒に登りましょう」と言ってくれた。コイワザクラも同様、秘密の場所に高田さんに案内されて巡り会えた山の花は数知れない。









