「忍野のムラサキセンブリ」
忍野のGOさんや山梨市のAMさんが、インスタグラムで「ムラサキセンブリが咲いた。白花も見つけた・・」と美しい写真を見せてもらっては今年も見ずには過ごせない。さっそく篭坂峠を越えて「山中湖インター」に近づくと、ファナックの黄色い建物群が見えかくれする。付近を走る会社の車も車体にFANUCと書いてありすべて「まっ黄色」だ。林の中の「ファナック通り」を通り過ぎて行った。
忍野中学の裏山にその美しい花が咲いているはずだ。「杓子山」登山口に停めてある数台の車を見過ごして、凸凹の山道をグングン登っていく。大雨でえぐられた溝にはまらないように慎重に。この道は山のススキを刈り取りに軽トラックが入る林道だから私のクラウンでもなんとか登ってこられる。いつものゲートの前に車を止めて急斜面を歩き始めた。
キク科のシロヨメナとトリカブトがまずお出迎え。森から出るとパッと展望が開けて山頂まで見渡せる。ピンクのアザミやヤマラッキョウ、ナデシコ。青いトリカブト、リンドウ、オヤマボクチなどが左右のススキの間に咲いて素晴らしいお花畑が広がる。お目当ての紫センブリはいつもの山頂まで行かずに、下り道の意外な場所ですぐに見つかったよ。紫の星の形をした上品な美しさ・・・
2年生のTU君は、長文で「ソクラテス」を読んだ。直接教えるのではなく、逆に相手から学ぼうとする風変わりな哲学者だった。下線部Obviously he would not have become a famous philosopher had he remained a mere listener to others. 「彼がもし他の人の言うことを聞くだけにとどまったとしたら、明らかに有名な哲学者にはなっていなかっただろう。」は、動詞の形態を見れば「仮定法」だとわかるね。特に後半はIf he had remainedのifが省略されて「倒置」になっているよね。No3のプリントは「仮定法」で、そこでも「倒置」の文が試された。He wouldn’t have been late for the meeting had it not been for the car accident.「車の事故がなかったならば・・」のように後半は「従属節」なのでカンマをつけないで一気に読むんだ。
今日はTU君の紹介で友人の2年生が見学に来たので、たっぷり3時間同じ問題をやってもらった。接続詞「たとえ〜でも」はeven if やeven thoughで始めればよい。でも後置にしたければカンマをつけないでいい。これを「複文」と呼んで「主文」+「従属節」の関係になる。「従属節」を強調して主文より先に言いたいときは、ふつうカンマで区切るわけだ。さらに文と文がandやbutでつながる場合は、ピリオドで2つの「主文」に切り分けてもいいから「重文」とよんでいるよ。「英文読解」のためにはいくつかの「ルール」があって「従属接続詞」は四角□で囲む。and やbutなどの「等位接続詞」は三角△で囲むと英文が読みやすくなる。一番単純で一番難しいルール「A and A’」は重要だ。今日出てきたね。まだまだ教えたいことがある。ぜひ入会して学んでください。 尾上
(追記)黄色い車のFANUCがどういう意味かネットで調べてみたら、「Fuji Automatic Numeral Control」の頭文字からつけた呼び名で、訳せば「富士自動計算制御」となる。もとは電気メーカー「富士通」の一部門であった「自動計算制御部」が50年前独立し創業して、東京日野市から工場をこの忍野村に全面移転した。ここは国内でも世界でもトップのシェアを誇り、自動車組み立てなどの産業ロボットの製造工場なのだそうだ。
森と湧水の自然豊かな「忍野村」を、なるべく破壊せずに工場を設置するのに大変な苦労をしたらしい。針葉樹の林の中に黄色い工場群がばらばらに点在しているのはそのためで、樹木でも土でも必要なら少し移動させるだけだったという。最近の大企業による「自然保護」の取り組みを、徹底して実践した創業者の「稲葉清右ヱ門」がつい今月95歳で亡くなった。









