「吉田登山道のサラシナショウマ」
コロナ感染対策のため延び延びになっていた「富士山科学カレッジ」がやっと開催されるというので、早朝富士吉田まですっ飛んでいった。私も含め10人の受講生が指導員の案内で、あいにくの雨で気温も18℃と肌寒い中を「富士山科学研究所」近辺の「植生観察」をやった。噴火の後の溶岩の上にまずアカマツやツガが育つ理由や人間の営みと自然の共生関係などを教えてもらった。
ここは「青木ヶ原樹海」と似た環境で、古来「溶岩樹型」をお祭りした「お胎内神社」に続く樹林のせまい道を、ヘルメットをかぶり防止マスクをしてビニール傘を木の枝に絡ませながらたどって登ったり下ったり。私の密かなお目当て「山野草」は暗い樹林のなかではなかなか見つからない。少し日の当たるところでホトトギスとミヤマウズラをやっと見つけ、登山道の「中ノ茶屋」近くまで来たら明るい林の中に真っ白に波打つようなサラシナショウマの大海原が・・・
2年生のTU君は前回新たに「語句整序と和文英訳」の問題集を始めた。第1課は「Itを含む構文」で、特に「強調構文」のIt is 〜that・・・が要注意だね。元の文の一部を「切り取って」文頭に移動する働きだから「分裂文」という風に英語学では言っているよ。日本語にも「・・なのは〜だ」のように、最後に移動させるから「分裂文」と言えるんだ。
今日は「猫のしっと」という面白い英文を読んだ。「『ジェラシーという解釈』を具体的に説明せよ」という問題だから、「〜が〜にジェラシーを感じるという解釈」と答えよう。下線部のA closer look at such cases reveals that not all telephone calls get this treatment. は動詞のrevealが「〜を明らかにする」の意味だけど、主語が名詞のlookだから和訳しにくいね。そう、こういう文を「無生物主語の文」と呼ぶよ。主語を「条件」や「理由」に置き換えて目的語が主語になるように和訳しよう。「そういう場合をもっと詳しく見れば、すべての電話対話がこのような扱いを受けるわけではない、ということがわかる」。これを英語でパラフレーズすればIf you look at such cases more closely, you will find that・・・とわかりやすくなるね。 尾上
(追記)このカレッジには私のような高齢者がほとんどだけど、吉田市内や遠く韮崎市の高校生も参加していた。話しかけたら「韮崎高校」の女生徒は吹奏楽部でフルートを吹いてますとのこと。ノーベル賞の「大村智博士」の母校だから地質学や生物学に興味があるのかな。午後からは「座学」になって、「スーパーコンピューターによる富士山噴火のシミュレーション」と「ドローンを利用した植生の空中観察」について、所の研究員から最新の研究成果を聞くことができた。実に面白い。
この春、「山梨県富士山科学研究所」が募集したポスターを御殿場市内でみつけたので問い合わせたら、県外者だけれど受講が認められて「富士山科学カレッジ」年間6回の講座を受けることになった。「富士山ガイド」のエキスパートを養成するのが目的らしいけど、忍野の高座山や富士山麓でたくさんの珍しい山野草を見つける楽しみをさらに深く掘り下げ広げるチャンスと思い応募したんだ。この講座の単位を修得すると来年は「大学院」が待っている。









